シエンタはコンパクトなボディながら5人または7人が乗車でき、ファミリーカーとして人気の高いミニバンです。
一方、購入を検討するときに気になるのが、「シエンタを所有すると年間の維持費はいくらかかるのか」という点ではないでしょうか。
シエンタの維持費には、ガソリン代だけでなく、自動車税や保険料、車検費用、点検費用、タイヤ・オイルなどの消耗品費もかかります。
そこで本記事では、シエンタの年間維持費をガソリン車・ハイブリッド車に分けて解説します。
年間走行距離別のガソリン代や税金、車検代なども詳しく紹介するので、シエンタの購入を検討している方は参考にしてください。
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目次
シエンタの年間維持費はいくら?
まず、シエンタの年間維持費の目安を確認してみましょう。
年間1万km程度走行する場合、駐車場代を除いたシエンタの維持費は、おおむね年間20万円台~30万円台がひとつの目安です。
| 項目 | ガソリン車 | ハイブリッド車 |
|---|---|---|
| 自動車税 | 30,500円 | 30,500円 |
| 燃料代(年間10,000km) | 約94,000円 | 約61,000円 |
| 任意保険 | 約50,000~100,000円 | 約50,000~100,000円 |
| 12か月点検 | 約10,000~20,000円 | 約10,000~20,000円 |
| 車検・法定費用の年換算 | 約30,000~60,000円 | 約30,000~60,000円 |
| タイヤ・オイルなどの消耗品 | 約20,000~40,000円 | 約20,000~40,000円 |
| 年間維持費の目安 | 約23万~35万円程度 | 約20万~32万円程度 |
※燃料代はレギュラーガソリン170円/L、年間走行距離10,000kmとして試算しています。
※任意保険、整備費、消耗品費などは年齢・契約内容・車両状態・利用状況によって大きく異なります。
※駐車場代、高速道路料金、ローン返済額は含めていません。
※税制上の優遇措置は登録時期や車両によって異なるため、購入時に販売店などで確認してください。
特に大きな差が出やすいのが燃料代です。
現行シエンタではハイブリッド車の燃費性能が高いため、走行距離が長いほどガソリン車との燃料代の差も大きくなります。
シエンタとは
シエンタは、トヨタが販売するコンパクトミニバンです。
2003年に初代が発売され、現在販売されているモデルは2022年に登場した3代目にあたります。
現行シエンタは全長4,260mm、全幅1,695mmという取り回しやすいサイズでありながら、5人乗りと7人乗りが設定されています。
2026年8月以降のモデルでは、排気量は1,490ccで、ガソリン車とハイブリッド車が用意されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 排気量 | 1,490cc |
| 乗車定員 | 5人/7人 |
| 駆動方式 | 2WD(FF)/E-Four |
| 燃費(WLTCモード) | 18.0~28.4km/L |
| 燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
コンパクトで運転しやすく、両側スライドドアを備えているため、子育て世帯をはじめ日常利用しやすい点がシエンタの特徴です。
シエンタの維持費にかかる7つの費用
シエンタを所有する場合、主に次のような費用が発生します。
- ガソリン代
- 自動車税
- 自動車重量税
- 自賠責保険
- 任意保険
- 点検・車検費用
- タイヤやオイルなどの消耗品費
このほか、利用環境によっては駐車場代や高速道路料金、修理代なども必要です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
シエンタのガソリン代はいくら?
シエンタの維持費のなかでも、走行距離によって大きく変わるのがガソリン代です。
現行シエンタのWLTCモード燃費は、モデルによって約18.0~28.4km/Lとなっています。
ガソリン車とハイブリッド車では燃費性能に大きな差があるため、年間走行距離が長い人ほどハイブリッド車の燃料費の安さを実感しやすくなります。
ガソリン車とハイブリッド車の燃費を比較
代表的な2WD車を基準にすると、燃費の目安は次のとおりです。
| タイプ | WLTCモード燃費の目安 |
|---|---|
| ガソリン車 | 約18km/L |
| ハイブリッド車 | 約28km/L |
実際の燃費は、渋滞の多さ、エアコンの使用状況、乗車人数、荷物、運転方法などによって変動します。
そのため、カタログ燃費はあくまで比較の基準として考えておきましょう。
年間走行距離別のガソリン代をシミュレーション
ここでは、レギュラーガソリンを1Lあたり170円として計算します。
計算式は以下です。
年間ガソリン代=年間走行距離÷燃費×ガソリン価格
| 年間走行距離 | ガソリン車 18km/L |
ハイブリッド車 28km/L |
年間差額 |
|---|---|---|---|
| 3,000km | 約28,300円 | 約18,200円 | 約10,100円 |
| 5,000km | 約47,200円 | 約30,400円 | 約16,800円 |
| 8,000km | 約75,600円 | 約48,600円 | 約27,000円 |
| 10,000km | 約94,400円 | 約60,700円 | 約33,700円 |
年間10,000km走る場合、カタログ燃費を基準にすると、ハイブリッド車はガソリン車より年間約3万4,000円燃料代を抑えられる計算です。
5年間では単純計算で約17万円の差になります。
ただし、ハイブリッド車はガソリン車より車両価格が高いため、燃料代だけでどちらが得かを判断するのではなく、購入価格や保有期間も含めて比較することが重要です。
シエンタの自動車税は年間30,500円
自動車税種別割は、毎年4月1日時点の自動車の所有者に課税される税金です。
税額は主に排気量によって決まります。
2019年10月1日以降に初回新規登録された自家用乗用車の場合、税額は以下のとおりです。
| 排気量 | 年間税額 |
|---|---|
| 1L以下 | 25,000円 |
| 1L超~1.5L以下 | 30,500円 |
| 1.5L超~2.0L以下 | 36,000円 |
| 2.0L超~2.5L以下 | 43,500円 |
| 2.5L超~3.0L以下 | 50,000円 |
現行シエンタの排気量は1,490ccなので、自動車税種別割は年間30,500円です。
ガソリン車・ハイブリッド車とも排気量は1.5L以下なので、基本となる税額区分は同じです。
なお、2019年9月30日以前に初回新規登録された1L超~1.5L以下の車は、年間34,500円です。
中古のシエンタを購入する場合は初度登録年月も確認しておきましょう。
シエンタの自動車重量税
自動車重量税は、車両重量などに応じて課税される税金です。
通常は新車購入時や車検時にまとめて支払います。
シエンタはグレードによって車両重量や環境性能が異なり、エコカー減税などが適用される場合もあるため、実際の重量税は車両によって異なります。
そのため、新車購入時は見積書に記載された自動車重量税を、中古車の場合は車検証や販売店の見積もりを確認するのが確実です。
税制や減税制度は変更されることがあるため、購入時点の制度を確認しましょう。
シエンタの自賠責保険料
自賠責保険は、自動車を公道で走らせるために加入が義務付けられている保険です。
一般的には車検時に次回の車検期間をカバーする期間で加入します。
自家用乗用車の自賠責保険料は以下が目安です。
| 契約期間 | 保険料 |
|---|---|
| 12か月 | 11,500円 |
| 24か月 | 17,650円 |
| 36か月 | 23,690円 |
24か月契約を1年あたりに換算すると約8,825円です。
自賠責保険は事故の相手方への人身損害を補償するための制度であり、自分の車の修理費や相手の車・物への損害などは補償されません。
そのため、自賠責保険とは別に任意保険へ加入するのが一般的です。
シエンタの任意保険料
任意保険料は人によって大きく異なります。
主に以下の条件によって保険料が変わります。
- 年齢
- 等級
- 免許証の色
- 年間走行距離
- 使用目的
- 運転者の範囲
- 車両保険の有無
- 補償内容
そのため一概にはいえませんが、シエンタの場合も年間5万~10万円程度を予算として見ておくと維持費を試算しやすいでしょう。
特に新規加入で等級が低い若年層や、車両保険を付ける場合は保険料が高くなる傾向があります。
反対に、等級が高く、運転者の範囲や補償内容を適切に設定すれば保険料を抑えられる場合があります。
複数社から見積もりを取り、補償内容と保険料を比較するとよいでしょう。
シエンタの12か月点検費用
自家用乗用車には、1年ごとの定期点検が定められています。
シエンタの12か月点検費用は依頼する店舗や点検内容によって異なりますが、1万~2万円程度をひとつの目安として考えておきましょう。
点検では、主に以下のような部分を確認します。
- ブレーキ
- タイヤ
- エンジン
- バッテリー
- ベルト類
- 灯火類
- 下回り
点検の結果、オイルやブレーキパッドなどの交換が必要になれば、別途部品代や工賃が発生します。
シエンタの車検費用はいくら?
自家用乗用車の場合、新車は初回登録から3年後、その後は2年ごとに車検を受けます。
車検費用は大きく、
- 自賠責保険
- 自動車重量税
- 検査手数料などの法定費用
- 車検基本料金
- 点検・整備費用
- 部品交換費用
から構成されます。
シエンタの場合、整備内容や依頼する店舗によって異なりますが、1回あたり6万~12万円程度を想定しておくとよいでしょう。
年間維持費として考える場合は、2年分を半分にして年間3万~6万円程度として積み立てておくと、大きな出費に備えやすくなります。
車検を依頼する場所によって金額は変わる
車検を依頼できる場所には、主に次のような選択肢があります。
| 依頼先 | 特徴 |
|---|---|
| ディーラー | メーカー車種への知識が豊富で、整備や保証面で安心感がある |
| 車検専門店 | 料金体系が分かりやすく、比較的短時間で受けられる場合がある |
| カー用品店 | 消耗品交換と合わせて依頼しやすい |
| ガソリンスタンド | 比較的低価格なプランが用意されている場合がある |
価格だけでなく、交換部品の内容や整備範囲まで確認したうえで比較しましょう。
シエンタにかかる消耗品・メンテナンス費
車を所有していると、車検以外にも定期的に消耗品を交換する必要があります。
主なものは次のとおりです。
- エンジンオイル
- オイルフィルター
- ワイパーゴム
- タイヤ
- バッテリー
- ブレーキパッド
年間の支出額は毎年一定ではありません。
タイヤやバッテリーを交換する年は高くなり、特に交換がない年は低くなります。
そのため、年間2万~4万円程度をメンテナンス用として積み立てておくと安心です。
タイヤ交換費用
現行シエンタでは、185/65R15などのタイヤが採用されています。
タイヤは走行距離だけでなく、経年劣化によっても交換が必要になります。
4本同時に交換すると数万円単位の費用になるため、年間維持費を考える際は数年に一度の交換費用も考慮しておきましょう。
エンジンオイル交換費用
ガソリン車ではエンジンオイルを定期的に交換する必要があります。
交換時期は車両の取扱説明書や使用状況によって異なります。
短距離走行を繰り返す、渋滞が多いなど、車に負担がかかる使い方をしている場合は点検時に状態を確認すると安心です。
バッテリー交換費用
バッテリーも数年単位で交換が必要となる消耗品です。
シエンタは年式・グレードによって適合するバッテリーが異なるため、価格だけで購入せず、必ず車両に適合する製品を選びましょう。
シエンタの駐車場代はいくら?
駐車場代はシエンタそのものの性能とは関係ありませんが、車を所有するうえでは非常に大きな固定費です。
自宅に駐車スペースがあれば0円ですが、月極駐車場を借りる場合は地域によって大きく異なります。
例えば、
| 月額駐車場代 | 年間費用 |
|---|---|
| 5,000円 | 60,000円 |
| 10,000円 | 120,000円 |
| 20,000円 | 240,000円 |
| 30,000円 | 360,000円 |
となります。
都市部では、ガソリン代や税金以上に駐車場代が年間維持費を左右するケースもあります。
購入前には、自宅周辺の月極駐車場料金も必ず確認しておきましょう。
シエンタの維持費をガソリン車とハイブリッド車で比較
シエンタを購入するとき、「ガソリン車とハイブリッド車のどちらが維持費を抑えられるのか」が気になる方も多いでしょう。
年間10,000km、ガソリン170円/Lとして燃料代を比較すると以下のようになります。
| ガソリン車 | ハイブリッド車 | |
|---|---|---|
| 想定燃費 | 18km/L | 28km/L |
| 年間燃料使用量 | 約556L | 約357L |
| 年間燃料代 | 約94,400円 | 約60,700円 |
| 5年間の燃料代 | 約472,000円 | 約303,500円 |
5年間では、単純計算で約17万円の燃料代の差になります。
年間走行距離が長い人ほどハイブリッド車のメリットは大きくなる一方、あまり走行しない人では燃料費の差が小さくなります。
そのため、「ハイブリッドだから必ず総額で安い」とは限りません。
車両価格の差も含めて検討することが重要です。
シエンタの5年間の維持費はいくら?
駐車場代を除いた年間維持費を約20万~35万円とすると、5年間では単純計算で約100万~175万円程度になります。
| 保有期間 | 維持費の目安 |
|---|---|
| 1年間 | 約20万~35万円 |
| 3年間 | 約60万~105万円 |
| 5年間 | 約100万~175万円 |
※駐車場代、車両購入費、ローン金利、高速道路料金などは含みません。
例えば月2万円の駐車場を5年間借りれば、それだけで120万円かかります。
車を購入するときは車両価格だけではなく、「購入後5年間でいくら支払うか」という視点で考えることも大切です。
シエンタの維持費を安くする5つの方法
シエンタの維持費を抑えたい場合は、次のような方法があります。
年間走行距離が多いならハイブリッド車を検討する
年間走行距離が多い場合、燃費性能の高いハイブリッド車は燃料費を抑えやすくなります。
一方で、年間3,000~5,000km程度しか走らない場合は燃料代の差が小さくなるため、車両価格まで含めて比較しましょう。
任意保険を定期的に見直す
任意保険は毎年同じ保険会社で更新し続けるのではなく、定期的に見積もりを比較することで保険料を抑えられる場合があります。
運転者の年齢や家族構成が変わった場合にも見直してみましょう。
車検費用を複数社で比較する
車検基本料や整備料金は店舗によって異なります。
ただし、安さだけを優先するのではなく、必要な整備内容や交換部品まで確認して比較することが重要です。
タイヤの空気圧を適正に保つ
タイヤの空気圧が不足すると燃費が悪化したり、タイヤが偏摩耗したりする原因になります。
定期的にチェックすることで、燃料代やタイヤ交換費用の抑制につながります。
急加速・急ブレーキを減らす
アクセルやブレーキを穏やかに操作することで、燃費の悪化を抑えやすくなります。
燃料代だけでなく、タイヤやブレーキパッドの消耗を抑える効果も期待できます。
シエンタの維持費についてよくある質問
シエンタの維持費は月いくらですか?
駐車場代を除き年間20万~35万円程度とすると、月平均では約1万7,000~2万9,000円程度が目安になります。
ただし、自動車税や車検は毎月発生するものではないため、実際の支払い額は月によって異なります。
シエンタの自動車税はいくらですか?
2026年時点の現行シエンタは排気量1,490ccです。
2019年10月1日以降に初回新規登録された自家用乗用車であれば、自動車税種別割は年間30,500円です。
シエンタはガソリン車とハイブリッド車のどちらが維持費は安いですか?
燃料代だけを比較すれば、燃費の良いハイブリッド車のほうが安くなります。
年間10,000km、ガソリン170円/L、燃費18km/Lと28km/Lとして比較すると、年間約3万4,000円の差になります。
ただしハイブリッド車は車両価格が高いため、購入価格を含めた総支払額では保有期間や走行距離によって結果が変わります。
シエンタを年間5,000kmしか乗らない場合のガソリン代はいくらですか?
ガソリン170円/Lとして計算すると、ガソリン車で年間約47,200円、ハイブリッド車で年間約30,400円が目安です。
実際の燃費やガソリン価格によって金額は変わります。
駐車場代を含めるとシエンタの年間維持費はいくらですか?
例えばシエンタ自体の維持費が年間25万円で、月額2万円の駐車場を借りる場合、
年間25万円+駐車場24万円=年間約49万円
となります。
都市部では駐車場代による影響が非常に大きいため、購入前に確認しておきましょう。
まとめ
シエンタの年間維持費は、ガソリン代、自動車税、保険、車検、点検、消耗品などを合わせると、駐車場代を除いて年間20万円台~30万円台がひとつの目安です。
主な費用は以下のとおりです。
| 項目 | 年間費用の目安 |
|---|---|
| 自動車税 | 30,500円 |
| ガソリン代 | 約3万~10万円前後 |
| 任意保険 | 約5万~10万円 |
| 12か月点検 | 約1万~2万円 |
| 車検・法定費用 | 年換算約3万~6万円 |
| 消耗品 | 約2万~4万円 |
特に、ガソリン車とハイブリッド車では燃料代に差があります。
年間10,000km程度走る場合、カタログ燃費をもとにした試算では、ハイブリッド車のほうが年間約3万4,000円燃料代を抑えられます。
一方、年間走行距離が短い場合は差が小さくなるため、購入価格と維持費を合わせたトータルコストで比較することが重要です。
また、都市部で月極駐車場を利用する場合は、駐車場代が年間維持費を大きく左右します。
シエンタの購入を検討している方は、車両価格だけでなく、自分の年間走行距離、保険料、駐車場代まで含めて購入後の費用をシミュレーションしてみましょう。
中古車をさらにおトクに買うならモビリコ!
- モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
- 面倒な作業が多くなりがちな車の個人売買ですが、面倒な作業はすべてディーラーにお任せできます。