トヨタのミニバンとして2代目となる70系ヴォクシーは、2007年6月〜2013年12月まで販売されていました。7人乗りと8人乗りの型式があり乗り合わせられる人数も多く、ファミリー使用を想定したデザインの車として人気があります。

では実際、2013年式のヴォクシーの利用者はどのような評価をしているのでしょうか。
そこで本記事では、ヴォクシーの利用者の口コミをまとめていきます。

ヴォクシーが気になっているという方はぜひ本記事を参考にしてみてください。

ヴォクシー2013年式に関する主な口コミ
・シャープになったエクステリア
・燃費性能が向上した
・座り心地の良い8人乗りシート
・乗り心地の向上がさらに向上した70系ヴォクシー
・独特の丸みを帯びたデザイン
・ハイブリッドモデルはない
・サイズが大きすぎずちょうどいい
・力強いエンジンが嬉しい
・荷室が広くて嬉しい

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目次

口コミ①|シャープになったエクステリア!

70系後期型ヴォクシーの口コミとして多かったのが、後期型へのモデルチェンジによるエクステリアの変化と燃費性能の向上に関するものです。

まずエクステリアに関して、70系前期型のグリルがないかっこいいデザインのフロントマスクは、一部からは人気が高い一方で、見た目が他の車種と大きく異なり目立つがゆえに購入検討から外したという人も多くいました。

そこで、70系後期ではそれまでのデザインの認識を改めてフロントグリルを再び設置、標準系ではメッキグリルを与えてより落ち着いた印象になりました。

エアロ系は若者向けのアグレッシブなデザインとし、フォグランプベゼルをルーバータイプに変更しました。その他、前後ランプ・バンパー・ホイールのデザインも変わって、これらも落ち着いた洗練されたデザインに落ち着きました。

このようなエクステリアの変化には好感の声が大きく、口コミでも「シャープになってかっこよくなった」などという声が見られました。

口コミ②|燃費性能が向上した

ヴォクシーは70系後期にモデルチェンジをした際、燃費性能が向上しました。エンジンについては、ZSグレードに提供されていたバルブマチック仕様がついに全車に採用され、「走行が滑らかになった」という口コミも多く見られます。

FF車で最高出力158ps[116kW]/6,200rpm、最大トルク20.0kg・m[196N・m]/4,400rpmというカタログスペック自体は変わりませんが、10・15モード燃費がこれまでの14.2km/Lから14.4km/Lに改善したことにより乗っていても非常に心地よい車になりました。

また、制御面ではこれまでと比較して性能を下げることなく、エンジン回転数に対するトルクの値に調整が加えられたことで、スタート時「ガクッ」となるような勢いが抑えられており、滑らかな発進・停止が可能となりいい意味で大人しい走りが可能となりました。

こうした燃費性能面での変化は運転性能の向上にも直結しており、滑らかで疲労の少ない運転を実現し「運転しやすくなった」「長距離でも街乗りでも全然疲れない」などの口コミも増えました。

口コミ③|座り心地の良い8人乗りシート

インテリアでは2列目シートアレンジが大幅に変更され、今までになかった7人乗り仕様がさらに加えられるとともに、8人乗り仕様が6:4分割のチップアップシートに変更されていました。

ミニバンクラスは8人乗りが主流となっていますが、実際に限度いっぱい8人が乗るという場面はそれほど多くありません。

7人乗りの追加によって座席間にゆとりが生まれ、8人乗りを選択する必要のない人がよりゆとりのある座席を実現している7人乗りを選択することができるようになったのは大きな変化と言えます。

こうしたシートの変化に対して、口コミでは「座り心地が良くて疲れない」・「7人乗りが登場したことで座席にゆとりが生まれて乗り心地が向上した」といった口コミが見られました。

また、2列目および3列目シートのセンター席に3点式シートベルトとヘッドレストが新しく採用されたことついては、ほどなくして制度を法律により定める動きがありました。ヴォクシーではこうした法律への対応をいち早く行い、後期型へのモデルチェンジの際にシートアレンジを変えています。

その他、車内空間に関しては、2列目中央の背もたれを折りたたむことで後席へ簡単に行き来できるようになりました。

さらに、チップアップできる8人乗りは2列目をより前方にスライドさせられるようになりました。
これにより必要に応じて3列目の座席空間を広げることができるだけでなく、3列目シートを使用しない際は荷室を以前より広く使用することができるようになり積載能力が向上しました。

そのため、荷室の積載能力などを重視する場合は8列目のほうがおすすめできると言えます。

口コミ④|乗り心地の向上がさらに向上した70系ヴォクシー

ヴォクシー70系後期では、シート以外の部分でも乗り心地向上のための改良がなされています。
例えば、ステアリングホイールは楕円の3本スポークタイプとなり扱いやすくなりました。

足まわりのチューニングに関しても標準系・エアロ系とも変更が加えられ、エアロ系では電動パワステに変更されました。

これまでの前期70系では標準系をメインとして誰しもが扱いやすいように、軽快な味付けとなるよう調整されていました。しかし、今回特にエアロ系の調整がなされ、エアロ系に適した運動能力が備わるように改良されたことで、特にカーブの際などの突っ張ったような感覚が薄れ、取り回しがさらに簡単になりました。

電動パワステについても、どの速度域でも適度に軽くスッキリとしたフィーリングとなるように改良が施されています。

一方で、70系前期である程度完成されていた標準系に関しては、無理に改良するのではなく足回りの変更はほんの少しにとどめ、結果的に標準系とエアロ系どちらも高いレベルでの走りが実現することとなりました。

口コミ⑤|独特の丸みを帯びたデザイン

前述でエクステリアが前期型よりシャープになったと解説しましたが、それでも80系ヴォクシーと比較すると全体的に丸みを帯びたデザインは維持されています。

そのため、丸みを帯びたデザインが好きという方にとっては、80系以降のヴォクシーよりもこちらの70系をおすすめします。

実際に口コミでも「丸みを帯びているデザインが可愛らしいくも洗練されている」といった意見が見られました。

口コミ⑥|ハイブリッドモデルはない

ヴォクシー70系のラインナップにはハイブリッドモデルが用意されているため、燃費を重視する方からは「ハイブリッドモデルがないのが残念」と言った意見がみられました。

ヴォクシーにハイブリッドモデルが用意されるのは翌年発売の80系からとなるため、燃費を重要視する方はヴォクシー70系ではなく80系を検討するのがおすすめです。

しかし、ガソリンモデルで良いという方はガソリンモデルで比較すれば決して悪い燃費ではないため、70系も十分選択肢に入れて良いかと思います。

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口コミ⑦|サイズが大きすぎずちょうどいい

車のサイズ自体は他のミニバンと比較すると小さめとなっています。

そのため、特に街乗りなどではあらゆる面で取り回しが容易で「大きすぎずちょうどいい」と言った意見も見られるサイズ感となっています。

具体的には、70系ヴォクシーと次世代の80系ヴォクシーは両方とも全幅が1700mmを上回っているので、3ナンバー規格となります。

しかし、80系ヴォクシーは全長が4700mmを上回っているので縦横ともに3ナンバーサイズになる一方、70系ヴォクシーは5ナンバー規格となっています。

そのため、駐車場の関係で5ナンバーサイズのほうが都合がいいという方は70系ヴォクシーを選択した方が良いと言えるでしょう。

また、駐車場などに限らず大きすぎる車に不安を覚える方はミニバンの中でも比較的小さめなヴォクシー70系はとてもおすすめできる選択と言えます。

口コミ⑧|力強いエンジンが嬉しい

70系ヴォクシーは、その力強さが際立つスペックとなっています。
実際に口コミでも、「ミニバンとは思えない力強さ」と言った口コミが多く見られました。

実は、組み込まれているエンジンは70系・80系とも2.0Lの3ZR-FAEですが、80系ヴォクシーは出力、トルクともに抑えられています。70系ヴォクシーのほうが出力は6ps、トルクは0.3kg・m高いのです。
トランスミッションもSuper CVT-iという同じ諸要素で構成されていますが、70系ヴォクシーの変速比/減速比が2.396~0.428/5.470であるのに対して、80系ヴォクシーは2.517~0.390/5.182となっています。

つまり、80系ヴォクシーの方がより滑らかな走りを意識されている関係でエンジン出力やトルクも70系より抑えられているため、走りの力強さに関しては70系の方が優っているともいえるのです。

好みによって分かれる点ですが、より滑らかな走りを求めるならば80系、ミニバンながらも力強い走りを実感したいのならば70系がおすすめです。

口コミ⑨|荷室が広くて嬉しい

70系後期のヴォクシーは新しく7人乗りモデルが登場したり8人乗りモデルも座席を従来より前に移動させて荷室をより広く確保できるようになったりと、荷室の広さを重視する人には嬉しい改良が多く施されたモデルとなりました。

口コミでも、「荷室が広くて使い勝手が良い」と荷室の広さは好評です。

荷室に関しては、ラゲッジスペースだけでなく床下収納も用意されています。
そのため、後部座席をフルに使用している際にも床下収納を駆使してしっかりと荷物を積載することが可能です。
また、荷室の床面が低く作られているため、重い荷物の積み下ろしをする際にもストレスなく積載することが可能です。

ファミリーカーとして人気な70系ヴォクシー

ヴォクシーはトヨタのミニバンとして、初代の60系ヴォクシーが2001年に売り出されました。そんなヴォクシーはファミリーカーとして世間一般の評判も高いです。その後、2007年6月に2代目となる70系が新しく登場しました。

その後モデルチェンジを重ねて、現在では4代目となる90系ヴォクシーまで販売されています。

70系ヴォクシーの性能

70系ヴォクシーは、強い印象を与えるように工夫された短い文句である「父になろう」という広告で、2007年6月〜2013年12月まで販売されていました。このとき、Z・ZS・煌(きらめき)・ZS煌など、複数のグレードが新しく登場しています。

70系ヴォクシーのZSには、燃費性能を向上させるバルブマチック付きの新しい技術が実用化されたエンジンが初めて組み込まれました。特別仕様車の煌は初代となる60系ヴォクシーから、3代目となる80系ヴォクシーまで続いた人気グレードです。

なお、70系ヴォクシーはガソリン車のみとなっています。

特別仕様車「煌Z」

流行に左右されない特別仕様車となっていた「煌(きらめき)」シリーズと同じく、「ZS」が基礎とされたモデルです。ボディカラーは特別設定色となるアイスチタニウムマイカメタリックを含めて全部で4色が設定されていました。

エクステリアには、シャンパンゴールドリングを施したプロジェクター式ディスチャージヘッドランプ、メッキ処理を施したヘッドランプガーニッシュ、高輝度シルバーメタリック塗装を施したフロントグリルなどが特別装備として備えつけられています。

インテリアには、豪華な雰囲気の合成皮革を組み合わせたシート表皮、シルバーの刺し目を飾りのために付け加えられた本革巻きパドルシフト付3本スポークステアリングホイール、ダークメタル調塗装に専用の装飾的要素が追加されたセンタークラスターを採用しました。

紫外線(UV)の透過率を低減させたガラス(グリーン・フロントドア)を使うことによって、車内の快適性がさらに上がったといっても過言ではないでしょう。

ミニバンで評判のアイテムともいえるパワースライドドアは、両側イージークローザーと挟み込み防止機能付が取り付けられています。

駆動方式は2WDと4WD、7人乗りと8人乗りが用意されています。価格についても、以前の特別仕様車よりもお買い得な設定となっていたといえるでしょう。

まとめ

70系ヴォクシーは様々なグレードが用意されているだけでなく、バルブマチック付きの新しい技術が実用化されたエンジンなど、燃費性能や運転性能でも以前と比べても特に目立つ車です。

安全装備の面などでは80系ヴォクシーのほうが優れている点も多いですが、70系には70系ならではの魅力があります。
7人乗り・8人乗りがラインナップされているので、家族全員で出かけられるファミリーカーを探している方は検討してみてください。

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