トヨタで人気のミニバン、ヴォクシーについて、燃費が気になるという方も多いかと思います。カタログに書かれている燃費と、実際の燃費とでは異なります。

車の購入を検討する際には、カタログに記されている燃費だけではなく、実際の燃費を知っておくことも大切です。そこで本記事では、ヴォクシーのカタログ燃費だけではなく、実燃費についても紹介していきます。ヴォクシーの燃費が気になるという方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

ヴォクシーの燃費は?

ヴォクシーの購入を検討する際、気になるのが燃費です。もともとヴォクシーは、特に燃費が良いという車種ではありませんでしたが、モデルチェンジを繰り返して新型ヴォクシーの燃費はミニバンの中でも良いといわれています。

まずは、カタログ上の燃費がどのようになっているのかを見ていきましょう。

グレード カタログ燃費 エンジンタイプ
HYBRID S-Z 7人乗り 23.0km/L ハイブリッド
S-Z 7人乗り 15.0km/L ガソリン

カタログに記載されている燃費はすべて、WLTCモードとなっています。カタログを見れば、どのグレードでも14.0km/L以上となっていて、かなり燃費が良いことがわかるでしょう。ミニバンにおいては、燃費が悪い場合は10.0km/Lを切ることもあります。

また、ハイブリッドとガソリン車でも、燃費は大きく異なります。ただし、燃費の良いハイブリッドはその分本体価格も高くなるため、一概にどちらが良いとは言えません。

燃費が良ければよいほど、年間維持費は少なくなるため、初期費用との釣り合いをよく考えてから購入を決定すると良いでしょう。

ヴォクシーの実燃費

続いて、ヴォクシーの実燃費についてみていきましょう。

カタログ燃費はあくまで理想的な走りをした場合の燃費性能なため、実燃費を見ることで実際の生活をした際のおおよその燃費を知ることにつながります。

現行型のヴォクシーの実燃費については、以下のようになっています。

グレード 実燃費 エンジンタイプ
HYBRID S-Z 7人乗り 20.7 km/L ✳︎ ハイブリッド
S-Z 7人乗り 13.86 km/L ガソリン

※実燃費データ収集サイト「e燃費」より実燃費データを引用
✳︎:HYBRID S-Z 7人乗りは実燃費の記載がなかったため、ガソリンモデルのカタログ燃費と実燃費を参考に同じ割合で計算

これをみると、実燃費においてもミニバンとしてはかなりの低燃費を実現している車と言えるでしょう。

また、一般的に実燃費はカタログ燃費に対して7〜8割となることが多い中、ヴォクシーに関しては実燃費においてもカタログ燃費から大きなズレのない数値を出している点も注目に値すると言えます。

ミニバンを買いたいけれど燃費が気になる、といった方にもヴォクシーはとてもおすすめな車です。

ヴォクシーの燃費に関する口コミ

それでは、実際にヴォクシーを購入した人は、どのように感じているのでしょうか。実際によくみられた主な口コミを以下に抜粋してみます。

口コミから見た燃費
・ハイブリッドなら燃費がいい
・燃費重視の走りでカタログ燃費に迫れる
・ガソリン代が安い
・パワー不足を感じることがある

先ほど述べたように「燃費重視の走りでカタログ燃費に迫れる」ことが実際のユーザーの実感としても感じられていることがわかります。

そしてそれに伴い、「ガソリン代が安い」といった口コミも目立ちました。

ただ一方で、あまり良くない口コミとして「パワー不足」を感じる口コミもありました。燃費がいい一方で、パワー面では他のミニバンと比較して力不足を感じる部分もあるのかもしれません。

燃費を左右するポイント

ヴォクシーに限らず、車の燃費は

燃費を左右するもの
・走行シーン
・エアコン
・車内オーディオの使用状況
・車内重量

などによって大きく左右されてしまいます。

荷物を載せたり人が乗ったりするため、カタログ燃費より実燃費の方が悪くなってしまうことは仕方ないものですが、できるだけ低燃費で車を走らせるために工夫できるポイントは多くあります。

また、ヴォクシーには、意識することで燃費が向上する走行方法なども存在します。

燃費が悪いと感じたらチェックしたいポイント

まずは、実際にヴォクシーで走行していて燃費が悪いと感じた際にチェックすべきポイントを5つご紹介していきます。

①市街地ばかりを走っていないかどうか?

先代より燃費性能が大きく向上しているヴォクシーですが、市街地を走行していると燃費はどうしても悪化してしまいます。

その理由は、市街地は信号や渋滞など、ブレーキを踏む回数がどうしても多くなってしまい、一定の速度で走りにくいからです。モーターを充電するためにはガソリンを使って走ることになるので、発信と停止を繰り返す市街地では、燃費を伸ばすのはとても難しいのです。

これは使用スタイルによって変えづらい点ではありますが、燃費がカタログ燃費などと比べてあまり良くない原因として、市街地走行が多いことが影響することは覚えておきましょう。

②エアコンを過度に使用していないか?

エアコンの使用も燃費に大きく影響してしまいます。

エアコンを使用する頻度が高い夏や冬は、そうでない季節に比べて燃費が落ちていることが往々にしてあります。

市街地での走行を例にとると、エアコンの使用によって実燃費が5km/L程度平均して落ちるとも言われているため、燃費が悪化していると感じた場合には不要なときまでエアコンをつけっぱなしにしていないかを確認してみると良いでしょう。

これも季節によってはどうしても改善が難しい項目ではありますが、燃費悪化の原因として理解するとともに、窓を開けるなどして他の方法で温度を調整できないか考えてみるといいでしょう。

③外付け・後付けオーディオは使用していないか?

エアコン使用と同様に、オーディオやカーナビの使用によっても燃費悪化の可能性はあります。

ただ、純正で装備されているオーディオやカーナビについては、エアコンほどのエネルギーを使用しないため影響は小さいと考えていいでしょう。

しかし、外付け(後付け)でオーディオやカーナビを搭載すると状況は一変します。車の走行中に外付けのスピーカーなどを一緒に使用していると、純正オーディオの約10倍以上のエネルギーを消費する場合もあり、燃費を大きく落としてしまう可能性があります。

燃費が悪いと感じた場合は、一時的にオーディオやカーナビの使用を停止してみるのも有用な手立てと言えます。

例えば、カーナビであればスマートフォンの地図アプリを使用したり、オーディオであれば純正のものを使用するか、ハンドスピーカーなどを車内に置いて車のバッテリーを使用しない形を導入するなど、代替方法を探してみるといいでしょう。

④停車中のアイドリング

グレードにもよりますが、アイドリングはそれなりに多くのガソリンを消費すると言われています。

またヴォクシーの場合、家族を車で待機させる場合などに、アイドリングをしつつテレビやオーディオを視聴させておくなど、アイドリングだけに止まらず他の機能を並行して使うといった場合もあるでしょう。

その他、車内温度を快適にするために冬場や夏場はエンジンをかけてアイドリングをしている時間が長くなりがちなため、さらに燃費が悪化する傾向にあります。

このように、アイドリングはこれまで紹介した要素と合わさって使用されることが多いため、気付かぬうちに燃費をさらに悪くしてしまっている可能性が考えられます。

できるだけエンジンをかけたらすぐに走り出すことを意識したり、長時間停車する時はエンジンを切ることを意識したりすることで、燃費の効率は良くなっていくでしょう。

⑤タイヤの空気圧不足

タイヤの空気圧が不足すると、燃費は悪化してしまいます。具体的には、指定空気圧より50kPa低くなると、市街地で約2%、郊外で約4%も燃費が悪くなるというデータがあります。

一般的な車は1カ月で5〜10%も自然に空気圧が抜けるといわれていますから、定期的にタイヤの空気圧をチェックすることは必須となります。

また、外気温変化もタイヤの空気圧には大きく影響します。定期的にタイヤの空気圧をチェックすることにより、低燃費を維持できるだけでなく、予期せぬパンクや摩耗のチェックも同時にできることになるので、事故やトラブルも未然に防ぐことに繋がります。

燃費がよくなる走行

ヴォクシーに限らず、車には日常の走行で意識するだけで燃費がよくなる走行方法があります。意外と「こんなことを意識して走行するだけで燃費が良くなるのか」といった、目から鱗のような走行方法もあるかもしれません。

ここからは、燃費がよくなるヴォクシーの走行方法をご紹介しますので、今後走る際に意識してみてはいかがでしょうか。

高速道路では燃費がよくなりがち

市街地のように停止や発進を繰り返すことが少ない高速道路では、燃費が向上しやすいです。というのも、高速道路のような一定速度で走行を続けるような状態は、スムーズにモーターの充電が進むことになります。

また、ヴォクシーのエンジンは高速道路で加速しても負担があまりかからないようなものになっています。

さらにハイブリッドモデルなどは、走るとモーターの充電をしてくれる仕組みになっているためより燃費良く走行することが可能です。ガソリン(燃料)とモーターの両方の使用効率が高くなり、結果的にヴォクシーは市街地よりも高速道路の方が燃費が良くなるといえるでしょう。

中長距離の移動の際は、高速料金を考えると一見下道の方がお得なように思えます。しかし、高速道路は目的地に早く到着するだけでなく、燃費を考えた走行方法としてもおすすめであることを考えると、案外高速道路を利用した方が安く済むかもしれませんよ。

アクセルの踏み方を変えて見る

アクセルの踏み方を変えることで、燃費良く走行できるかもしれません。

基本的に急発進、急停車、急ハンドルといった「急」のつくような運転は燃費を悪くすると言われています。

そこで、運転する時の急アクセルをやめ、発進する時はゆっくりアクセルを踏み込むようにして徐々にスピードを上げていきましょう。同様にブレーキを踏む際にも、ゆっくりとブレーキをかけることを意識しましょう。

さらに、車を停止する時もできるだけ早いタイミングでアクセルを踏むのをやめ、エンジンブレーキを使って停止するようにしましょう。

これは高速道路での走行が低燃費である理由でもありますが、アクセルとブレーキを頻繁に使う運転は燃費を悪化させる元になってしまうので、とにかく燃費良く走るためには走行速度を一定にして、アクセルとブレーキをできるだけ使わない運転を心がけましょう。

ヴォクシーの燃費を抑えるグッズ

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ネット通販やカー用品専門店を見てみると、燃費向上グッズがかなり多いことに気づきます。中には「本当にこんなもので燃費が向上するのか」と疑問に思うような商品もありますが、実際に燃費向上の効果が出ているグッズも少なくありません。

まずは、どのような商品があるのかを把握し、気になる商品は使用してみるのもいいのではないでしょうか。さまざまな商品を試して愛車に合ったグッズを手に入れて、ぜひ燃費を向上させてみてください。

グッズ①タイヤ

燃費を向上させる車関連のグッズといえば、低燃費タイヤが挙げられます。低燃費タイヤを利用するだけでは劇的に燃費が良くなるということはありませんが、低燃費タイヤと併せて燃費をよくする運転をすることによって、燃費の向上が望めるでしょう。

ただし、低燃費タイヤは普通のタイヤに比べると高額になってしまうため、よく考えてから導入しましょう。

グッズ②エアクリーナーのスプレー

エアクリーナーのスプレーは、エアクリーナーに吹きかけるだけで簡単に燃費の向上が見込めるカー用品です。カー用品専門店であれば大抵のところで販売されています。そのほか、ネット通販でも購入することができ、値段もそこまで高いものではありません。

使える回数と燃費向上の効果があることを考えると、安いといえるでしょう。燃費向上を考えているのであれば、ぜひ一度使用してみてください。

グッズ③アーシングキット

購入したそのままの状態よりも、アーシングキットを利用してアースを増やすことで、燃費の向上が見込めます。キットには車種別の取り付け方などの説明書も付属しているので、だれでも簡単に取り付けることができます。

また、アーシングキットは車にとってパワーの向上やオーディオの音質改善、ヘッドライトの香料を増加させるなどさまざま効果が見込めます。燃費の向上以外にも車にとっていいことずくめになるキットなので、ぜひ一度使用してみてください。

ガソリン代を節約

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ガソリン代についても、燃費だけがすべてではありません。運転の仕方や支払い方法によってはガソリン代を安く抑えることもできるので、覚えておくといいでしょう。

例えば、急発進や急加速はやめておく、アイドリングは必要ないときは控える、適切なオイル交換をして無駄な低燃費を避ける、荷物を軽くして余分な負担を車体に掛けないなどが考えられます。

ちょっとしたことに気を付けるだけで、燃費が全然違ってくるので、燃費の悪さが気になっているという方はぜひ試してみてください。

また、現金ではなくクレジットカードで支払うことによって割引されるガソリンスタンドもあるため、そのようなところを探すのもおすすめです。クレジットカードで支払えば、カードのポイントもたまって、一石二鳥といえるでしょう。

燃費を向上させるためにメンテナンスは必須

車は定期的なメンテナンスをすることで、燃費をよくすることが可能です。例えばタイヤ交換や、劣化したワイパーのゴムの交換、バッテリー交換などの場合、ディーラーやカーショップに依頼できるのはもちろんのこと、自分でメンテナンスをすることで金額を節約することもできます。

メンテナンスの注意点

自分で車のメンテナンスがしたいのであれば、ネット通販やカーショップで部品をそろえる必要があります。

ただ、自分でやるのは、いいことばかりではありません。しっかりと商品情報を確認しておかなければ、「せっかく買ったのにヴォクシーに合わなかった」ということもあるため、注意が必要です。

また、ネット通販の場合、劣化している粗悪な品質の商品が届くこともあるため、安ければいいというものでもありません。ネット通販で注文する際は注意しましょう。

自分でメンテナンスできるアイテムとして、具体的には、バッテリーやタイヤ、ワイパーのゴム、ブレーキパッド、エアロやシートカバー、アフターパーツ、ドレスアップパーツなどがあります。カスタマイズできるアイテムも多数販売されているので、ぜひチェックしてみてください。

ヴォクシーについて

ヴォクシーとは、トヨタが販売するミニバンの中でも人気の車種で、2022年にフルモデルチェンジをしています。ヴォクシーはミニバンの中ではかなり燃費の良い部類ではありますが、ミニバンだけにその魅力は燃費以外の部分にも多くあります。

外装もかなり先鋭で独創的な作りになっていて、若者に人気です。車に格好良さを求めながらも、家族を乗せて快適にドライブできるファミリーカーとしての役割も担っています。

スタイリッシュなデザインは男性だけでなく、女性にも人気があります。これまで、多くのマイナーチェンジやフルモデルチェンジなどを繰り返してきましたが、どのモデルでも多くの大勢のファンを獲得しています。「街中を走っているとヴォクシーをよく見かける」という方も少なくないでしょう。

ヴォクシーの特徴

ヴォクシーは、乗り心地の良さでも人気を集めています。ゆったりとくつろげる広い車内と、乗り心地の良さが特徴の車です。

また、フルモデルチェンジによって高さが増したため、視界が良くて運転しやすいのもヴォクシーの利点といえるでしょう。運転席から広い範囲を見渡せるように工夫されたつくりから「運転しやすいように」という配慮が感じられます。

さらに、多くの安全性能を装備しているのも、ヴォクシーの特徴のひとつです。予防安全装備から衝突安全装備まで、トヨタの技術が詰め込まれています。

まとめ

ヴォクシーの燃費は、決して悪くありません。カタログに記載されている燃費もミニバンにしては良い値となっていますが、カタログ燃費は実際の燃費とは違ってきます。

しかし、ヴォクシーの場合は、実際の燃費もかなり良く、とくに高速の燃費はカタログ記載に近い数値が出ます。

ヴォクシーは、「家族全員で乗れて、居住性に優れた車がいい」「カッコい良いデザインは譲れない」「燃費が良くないと困る」「たくさんの荷物を載せたい」というさまざまな要望を、何ひとつあきらめることなくかなえてくれる車です。

特に燃費がいいミニバンを求めているのであれば、ぜひヴォクシーを検討してみてください。