ヤリスクロスは、トヨタ自動車が2020年8月から販売するコンパクトSUVです。

2022年8月にはマイナーチェンジが行われ、Zアドベンチャー、GR SPORTの2種類が追加されました。

追加された2種類のグレードのうち、Zアドベンチャーは他のグレードと比較して内装の高級感が増しています。

高級感のある車を求める人にとって、Zアドベンチャーは魅力的でしょう。

今回は、ヤリスクロスのZアドベンチャーについて、内装・外装の特徴や他のグレードとの違い、新車価格や中古車価格まで詳しく紹介します。

ヤリスクロスの購入を検討している人や、SUVに高級感を求める人はぜひ参考にしてください。

ヤリスクロスのZアドベンチャーとは？

ヤリスクロスのZアドベンチャーとは、トヨタが販売するヤリスクロスのグレードのひとつです。

ヤリスクロスは2020年8月にトヨタ自動車が発売を開始したコンパクトSUVで、2022年8月にマイナーチェンジが行われています。

マイナーチェンジの際に、新しく追加されたグレードが「Z”Adventure”（アドベンチャー）」「GR SPORT」の2種類。

アウトドア向けにもかかわらず高級感あふれる見た目が特徴のZアドベンチャーは、他とは違うヤリスクロスを求める人におすすめのグレードです。

ヤリスクロスのZアドベンチャーの基本スペックは以下のとおり。

	ハイブリッド車	ガソリン車
全長（mm）	4,200
全幅（mm）	1,765
全高（mm）	1,590
室内サイズ（mm）（長/幅/高）	1,845/1,430/1,205
車両重量（2WD/4WD）	1,190/1,270	1,140/1,230
乗車定員	5
最小回転半径（m）	5.3
最低地上高（mm）	170
WLTCモード燃費（km/L）	27.8	18.8

引用：[トヨタ自動車]

他のグレードと比較して、どんな装備があるか、何が違うかを比べたうえで、購入を検討してみてください。

ヤリスクロスのZアドベンチャーの内装の特徴・標準グレードとの違いを紹介

ヤリスクロスのZアドベンチャーの内装の特徴や標準グレードとの違いは以下のとおりです。

ヤリスクロスのZアドベンチャーの内装の特徴・標準グレードとの違い

• 高級感のあるシートカラー
• ナノイーXを標準装備
• フロントドアインナーガーニッシュ・フロントコンソールにピアノブラック塗装

ヤリスクロスのZアドベンチャーでは、グレード専用のシート素材とシートカラーが装備されています。

シートカラー

シートカラー	サドルタン
シート素材	合成皮革＋ツィード調ファブリック

引用：[トヨタ自動車]

Zグレードのシートカラーのブラックと比べ、サドルタンはオレンジ系の明るい印象を与えてくれます。

インテリアの雰囲気が明るくなり、高級感ある見た目を演出できるでしょう。

さらに、ZグレードとZアドベンチャーはヤリスクロスの最上級グレードとして標準装備されている機能も充実しています。

車内の空気をキレイにするナノイーXを標準装備していたり、フロントドアインナーガーニッシュ・フロントコンソールにピアノブラック塗装を施していたりと、室内空間を快適にかつ高級感あふれる工夫が充実しています。

車の内装は、運転する人や同乗者の満足度を高める重要な箇所です。

機能の充実度にこだわりたい人は、ヤリスクロスのZアドベンチャーがおすすめといえるでしょう。

ヤリスクロスのZアドベンチャーの外装の特徴・標準グレードとの違いを紹介

ヤリスクロスのZアドベンチャーの外装の特徴や標準グレードとの違いは以下のとおりです。

ヤリスクロスのZアドベンチャーの外装の特徴・標準グレードとの違い

• フロントとリヤに専用バンパーを装備
• ルーフレールが標準装備
• Zアドベンチャーの標準ボディカラーは全色対応

Zアドベンチャーでは、外装にも標準グレードにはない装備が搭載されています。

フロントとリヤに装備される専用バンパーは、シルバーカラーが特徴的で、標準グレードとの違いを明確にしています。

また、シルバーカラーのルーフレールが標準装備されているため、ボディの上部に高級感をプラス。

ルーフレールがあることで、アウトドアでの利用時には車の上に荷物を載せることも可能です。

ボディカラーの選択肢が豊富な点も魅力のひとつです。

ヤリスクロスにはモノトーンカラー8種類、ツートーンカラー5種類のボディカラーを用意しており、Zアドベンチャーでは全色標準装備されています。

Xグレードであれば、ツートーンカラーを選択できないため、ボディカラーの選択肢が多い点は標準グレードにない魅力といえるでしょう。

ヤリスクロスのZアドベンチャーはカスタムを追加してより高級感を演出できる

ヤリスクロスのZアドベンチャーはヤリスクロスの中でも最上級グレードですが、より他と差別化したい人は、さらにカスタムパーツを追加するのがおすすめ。

ヤリスクロスのZアドベンチャーに高級感を追加したい人は、モデリスタを検討してみてください。

モデリスタは、トヨタ自動車が保有するカスタムパーツブランドのひとつで、高級感あるシルバーパーツや先進的なデザインが魅力です。

モデリスタパーツでヤリスクロスのZアドベンチャーに装備できるオプションをいくつかまとめました。

項目	費用（装着費用は除く）（税込）
インテリアパネルセット	30,800円
インテリアガーニッシュセット	16,500円
ラゲージLED	30,800円
インテリアイルミネーション	38,500円

引用：[モデリスタ]

カスタムパーツを装備したい場合は、購入時にディーラーや販売店に設置可否を確認しておきましょう。

カスタムパーツを装備して、自分だけの車をカスタマイズしてみてください。

ヤリスクロスの新車価格を比較｜Zアドベンチャーは標準グレードよりも高め

ここからはヤリスクロスのZアドベンチャーの新車価格を紹介します。

ハイブリッド車・ガソリン車の価格を下記にまとめました。

グレード	エンジン	駆動	新車価格（税込）
Zアドベンチャー	ガソリン車	2WD	2,331,000円
		4WD	2,562,000円
	ハイブリッド車	2WD	2,705,000円
		E-Four	2,936,000円

引用：[トヨタ自動車]

表を見ると、ヤリスクロスのZアドベンチャーの新車価格はガソリン車で230〜260万円、ハイブリッド車で270〜300万円程度であることが分かります。

あくまでもこの価格は新車本体価格であるため、購入時のオプション追加や税金などを含めるとさらに高くなることを把握しておきましょう。

シミュレーションサイト：https://toyota.jp/service/estimate/

購入時までに情報を集めたうえで、販売店に足を運ぶのがおすすめです。

さらに2023年8月現在、ヤリスクロスの新車購入をする場合、注文から納車まで数ヶ月以上待つ必要があります。

なぜなら世界的な半導体不足やヤリスクロスの人気の継続に伴い、需要と供給が追いついていないため。

すぐに車を手に入れたい人にとって、ヤリスクロスを新車で購入するのは価格や納期など、デメリットが多いかもしれません。

ヤリスクロスの中古車価格を比較｜Zアドベンチャーがあるのは2022年8月以降のモデルのみ

ヤリスクロスのZアドベンチャーをすぐに手に入れたい人にとって、新車購入は納期の関係で悩んでしまうかもしれません。

新車が難しい人は、中古車の購入を検討してみてください。

中古車であれば、新車のように生産が完了するのを待つ必要はなく、必要な手続きが終わればすぐに手元に届きます。

ここでは、ヤリスクロスのZアドベンチャーの中古車価格を紹介します。

グレード	中古車価格
ヤリスクロス全体	299〜329万円
Zアドベンチャー（ガソリン車）	279万円
Zアドベンチャー（ハイブリッド車）	299〜329.7万円

引用：[ネクステージ]

データから分かるように、ヤリスクロスのZアドベンチャーの中古車価格は279〜330万円ほどです。

2022年8月から追加されたグレードであるため、中古車といっても使用期間が2年以下で、新品と同じくらいの状態が良いものがほとんどです。

新車の納期を待てない人が中古車を検討する場合もあるため、中古車市場でのヤリスクロスのZアドベンチャーの需要は高いといえるでしょう。

まとめ

今回はヤリスクロスのZアドベンチャーの魅力について、内装・外装の特徴や新車価格、中古車価格まで詳しく紹介しました。

ヤリスクロスのZアドベンチャーは、ヤリスクロスのマイナーチェンジ後から登場した、アウトドア向けにもかかわらず高級感あふれる見た目が特徴の新グレードです。

標準グレードと異なり、特徴的なシートカラーやボディカラー、アウトドア向けの標準装備が魅力です。

標準グレードよりも価格がやや高い点からも、高級志向の内装や外装、安全機能の充実が伺えます。

ヤリスクロスの新車は2023年8月現在、注文から納車まで時間がかかることが予想されるため、すぐに車を手に入れたい人は中古車を検討するのもおすすめ。

自分の求める条件を把握したうえで、納得のいく1台を見つけてみてください。