ヤリスクロス

トヨタのヤリスクロスは2020年8月に発売されたSUV車です。

SUVの新しい形を目指して開発されたヤリスクロスは、これまでのSUVにはなかった魅力も豊富で、多くのファンを獲得しています。

ヤリスクロスには4WDと2WDの駆動が分かれており、自分が購入する際はどちらが向いているの?と疑問を持つ人もいるかもしれません。

車の利用シーンや運転する場所、車に何を求めるかにより2WDと4WDの向き不向きは異なります。

今回は、ヤリスクロスの4WDの実力や2WDとの違い、実際の口コミを元にしたヤリスクロスの魅力を詳しく解説します。

ヤリスクロスの購入を迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

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目次

ヤリスクロスの4WDの魅力3選|アウトドアが多い人は4WDがおすすめ

ヤリスクロスには、ハイブリッド車・ガソリン車の他に、2WDと4WDという選択肢があります。

実際にヤリスクロスの購入を検討する場合、2WDと4WDはどちらがおすすめなのでしょうか。

結論、迷ったら4WDがおすすめです。

ここではヤリスクロスの4WDの魅力を3つ解説します。

ヤリスクロスの4WDの魅力
  • 雪道の突破力が高い
  • ぬかるんだ道での走行性能が高い
  • 後部座席の乗り心地が良い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ヤリスクロスの4WDは雪道の突破力が高い

ヤリスクロスは、ガソリン車・ハイブリッド車ともに4WD・E-Fourを選べます。

4WDとE‐Fourのメリットは雪道での突破力が高い点。

ガソリン車には路面に合わせて4WD性能を最大限に引き出せる走行支援システムが備わっており、滑りやすい路面、凸凹の大きい路面など、路面状況の異なる道でもスムーズに走行できます。

ハイブリッド車E‐Fourは、運転シーンによって2WDと4WDを使い分けることが可能。

発進時や雪路などは4WD、通常走行時や減速時は2WDに切り替えるなど、運転のしやすさと燃費を考えた走行をアシストしてくれます。

また、雪道では雪による足回りの損傷が心配ですが、最低地上高が160mm〜170mmと高いわりにぐらつきが少ないため、雪道でもボディを守り、安定した走りを叶えてくれるでしょう。

ヤリスクロスの4WDはぬかるんだ道での走行性能が高い

ヤリスクロスの4WDの機能はあくまでも生活四駆といわれるレベルです。

たとえば、ヤリスクロスのガソリンモデルに搭載される4WDのシステムは、通常走行時には前輪駆動のFF(2WD)として機能しており、ぬかるみなどの悪路を走行する際は後輪へ駆動力を伝えるクラッチが作動して4WDになるというもの。

緊急退避用として活用されることが多い印象です。

常に4WDでの走行を行わず、場所によっての使い分けができる点から、市街地でオーバースペックになりすぎない対策がされています。

一方、常に4WDを維持するハイラックスやランドクルーザーなどの車と比較すると力不足を感じてしまうかもしれません。

自分の車をどんな場面で運転するのが多いかを把握した上で、ヤリスクロスが向いているかを検討してみてください。

ヤリスクロスの4WDは後部座席の乗り心地が良い

ヤリスクロスの4WDをおすすめする理由の一つは、後部座席の乗り心地です。

ヤリスクロスは2WDと4WDで車の基盤となるサスペンションの装備が異なります。

ヤリスクロスのサスペンションの装備
4WD:ダブルウィッシュボーンサスペンション形式
2WD:トーションビーム式

ダブルウィッシュボーンサスペンション形式のメリットは、剛性を確保しつつも振動を軽減できる点です。

トーションビーム式を採用する2WDよりも振動を防ぎ、静粛性を高められるため、後部座席に人を乗せることが多い人は4WDの方が向いているといえるでしょう。

ヤリスクロスの4WDと2WDの比較|街中運転が目的なら2WDで十分

ここまで4WDの魅力を解説しましたが、2WDにはどんな魅力があるのでしょうか。

ここからは、ヤリスクロスの4WDと2WDの比較として、2WDの強みとなる3点を解説します。

ヤリスクロスの4WDと2WDの比較
  • 4WDよりも燃費性能が高い
  • 4WDよりも車両本体価格が安い
  • 市街地での運転が多い人にとって使い勝手が良い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ヤリスクロスの2WDは4WDよりも燃費性能が高い

2WDと4WDを比較して、2WDのメリットになるポイントは、燃費性能の高さです。

ヤリスクロスの4WDと2WDの燃費性能のデータを比較しました。

グレード ガソリン車 G
駆動 2WD 4WD
WLTCモード(km/L) 19.8 18.2
市街地モード(km/L) 15.0 14.0
郊外モード(km/L) 20.8 18.9
高速道路モード(km/L) 22.2 20.4

引用:[トヨタ自動車]

4WDの燃費性能は14.0〜20.4km/Lという数値で、2WDは15.0〜22.2km/Lと、2WDの燃費性能の方が4WDよりもやや高いことが分かります。

燃費性能の高さは、消費するガソリン量などにも関わってくるため、燃費性能の良い車を選んだ方が車の維持費を抑えられるでしょう。

車を選ぶ際に、燃費性能を気にする人であれば、2WDのヤリスクロスの方がおすすめかもしれません。

ヤリスクロスの2WDは4WDよりも車両本体価格が安い

ヤリスクロスをできるだけ安く手に入れたい人にとって、2WDは魅力的です。

同じグレードのヤリスクロスの価格を2WDと4WDで比較すると、以下のとおり。

グレード 駆動 新車価格
ガソリン車 G 2WD 2,020,000円
4WD 2,251,000円

引用:[トヨタ自動車]

Gグレードの2WDと4WDでは23万円以上の違いがあることが分かります。

23万円あれば、別のオプションを追加することもできるでしょう。

自分が運転するシーンを想定した際に、4WDが必要ないと感じる人は2WDでお得にヤリスクロスを手に入れるのがおすすめです。

ヤリスクロスの2WDは市街地での運転が多い人にとって使い勝手が良い

ヤリスクロスの4WDと2WDを検討している人は、自分が車を運転するシーンを想定して選びましょう。

たとえば、基本的に市街地での運転しかしない人や、旅行したとしても高速道路の走行だけ。未舗装されている道路を走行する予定のない人は、2WDの機能だけで十分です。

降雪地帯での運転を想定する人や、趣味で山や海に行くことが多い人は4WDを検討するのがおすすめです。

中古車の購入を検討している人におすすめなのが、「個人売買サービス」の利用です。

なぜなら個人売買サービスを利用すれば、消費税を支払わずにお得に車を手に入れることが可能だから。

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雪道の運転はヤリスクロスの4WDと安全性能が大活躍

雪道での運転が多い人は、ヤリスクロスの4WDがおすすめです。

上記でも紹介したとおり、ヤリスクロス4WDは雪道でもタイヤが空回りするのを防いでくれます。

4WDという駆動だけでなく、ヤリスクロスに搭載された安全性能があれば雪道の運転をさらに快適にできるでしょう。

雪道の運転サポート機能は以下のとおりです。

機能 概要 標準搭載
ダウンヒルアシストコントロール スイッチひとつで降坂時の車速を低車速にキープ  ガソリン4WD

ハイブリッドE-Four

TRAILモード 空転したタイヤにブレーキを掛け、反対側のタイヤに駆動トルクが掛かるよう制御

接地するタイヤに最適な駆動トルクを配分し悪路からの脱出を実現

マルチインフォメーションディスプレイの背景が変化

ハイブリッドE-Four
SNOWモード アクセル操作に対するトルクを制御

雪路など滑りやすい路面でのスムーズな発進・走行をサポート

マルチインフォメーションディ スプレイにアイコン表示

ガソリン4WD

ハイブリッドE-Four

マルチテレインセレクト 路面状況に応じた走行支援を選択(MUD & SAND/NORMAL/ROCK & DIRT)

駆動力・4WD・ブレーキを最適に統合制御

オフロード・滑りやすい路面での走破性を向上

システ ムの作動状況をマルチインフォメーションディスプレイに表示

ガソリン4WD

引用:[トヨタ自動車]

表で紹介した機能を活用すれば、雪道でもスリップするリスクを抑えられるでしょう。

ヤリスクロスで後悔しないためのリアルな口コミ9選を大公開

ヤリスクロスは新しい形のSUVとして新たなファンを獲得しています。
依然として高い人気を誇るヤリスクロスですが、人によってはデメリットに感じる点も。

ヤリスクロスで後悔しがちなポイントやデメリットとして挙げられることが多い意見をまとめました。

デメリット
  • 個性的なエクステリアが苦手
  • インテリアのチープさが気になる
  • 大人には後部座席が狭く感じる
  • 視認性が低く運転しづらく感じる
  • 静粛性が低く乗り心地が良くなく感じる
メリット
  • カラーバリエーションが豊富
  • 手に届きやすい価格帯
  • 優れた走行性能
  • 荷室が広い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

口コミ1:個性的なエクステリアが苦手

ヤリスクロスの外装で最もよく聞かれたのが「フロントマスクが個性的」というものでした。

やや離れ目でシャープにつり上がったようなヘッドライトが、「爬虫類のように見えて苦手…」との意見も。

フロントグリルも個性的なので、なんとなく気になるという方もいらっしゃいました。

また、ヤリスクロスはヤリスから派生したSUVですが、ヤリスのデザインが好きだったのにヤリスクロスではデザインが生かされていないという点をデメリットに挙げている方もいます。

逆に、「このエクステリアだからこそ好き!」という人が多数いるのも事実です。

ヤリスクロスは、シャープなヘッドライトに象徴されるように、全体的なデザインもスッキリとしています。

SUVにありがちな丸みのあるフォルムがあまり好みでないという人からは好印象なデザインです。

コンパクトカーであるヤリスから派生したヤリスクロスは、ヤリスの人気のポイントでもあるコンパクトさ・スマートさが存分に生きたクルマだといえるでしょう。

口コミ2:インテリアのチープさが気になる

ヤリスクロスの内装で多かった意見が「チープ」というもの。

室内に使われている材質やシフトノブの材質など、高級感のある外装とのバランスがとれていないという意見もありました。

インテリアについては、グレードによってシートのファブリックやデザインなどが大きく異なるため、一概に「チープ」「安っぽい」とはいえません。

内装色やシート素材の違いは、グレード別に以下のとおりです。

グレード X G Z Z

“Adventure”

GR SPORT
内装色 ブラック ブラック ブラック・カーキ サドルタン ブラック
シート表皮 ファブリック 上級ファブリック 合成皮革+

ツィード調

ファブリック

合成皮革 エアヌバック®+合成皮革
フロントシートタイプ ヘッドレスト一体型 ヘッドレストセパレート型 専用スポーティシート(GRロゴ付)

引用:[トヨタ自動車]

特にXグレードのシートは、フロントシートがヘッドレスト一体型なので、コンパクトな室内では圧迫感を抱きやすいかもしれません。

ダークブラウンやサドルタンの内装は、高級感があって気に入っているという人もいるため、グレードによって印象が異なる可能性が高いです。

そのため、内装の評価が気になるという方は、グレード別のインテリアを実際に見てみるがおすすめです。

口コミ3:大人には後部座席が狭く感じる

ヤリスクロスの後部座席がコンパクトな点も、後悔しがちなポイントとして多く挙がりました。

ヤリスクロスの特に後部座席は大人の男性が座ると、前の座席と膝の間にこぶし1つ入るかどうかというところなので、たしかに狭さは感じざるを得ません。

ヤリスクロスの全体サイズと室内サイズは以下のとおりです。

GR SPORT Z”Adventure” U

X

G

Z

全長(mm) 4,185 4,200 4,180
全幅(mm) 1,765
全高(mm) 1,580 1,590
室内長(mm) 1,845
室内幅(mm) 1,430
室内高(mm) 1,205

引用:[トヨタ自動車]

ヤリスクロスの室内幅は1,430mm室内高も1,205mmとかなりコンパクトなつくりなので、狭いと感じる人もいるようです。

チャイルドシートを後部座席に取り付ける場合は、サイズによっては前席に足が当たるなど狭さを感じそうです。

後部座席側のドアの開閉角度もあまり広くないため、大人だと乗り降りのしにくさを感じる可能性もあります。

反対に運転席は、シートが回転しながら傾くターンチルトシート機構が設定されています(※G、Xにメーカーオプション)ので、乗降時の足腰への負担は最小限に抑えられています。

後部座席に人がほとんど乗ることがないという方や、後部座席に乗るのは自分で乗り降りができる小学生くらいのお子さんだという場合は、後部座席の狭さや乗り降りのしにくさは比較的感じにくいかもしれません。

前席と後部座席の距離が近いことで、後ろにのせた荷物に手が届きやすかったりお子さんのケアをしやすかったりするというメリットもあります。

口コミ4:視認性が低く運転しづらく感じる

ヤリスクロスはボディの形状が原因で運転しづらいと感じる人もいるかもしれません。

ヤリスクロスはSUVのため、前が若干出っ張ったノーズの長いデザインになっています。

そのため、ヤリスクロスの前に軽自動車やコンパクトカー、ミニバンなどの前が見やすい車に乗っていた方には特に「運転しにくい」と感じさせてしまう原因になっているようです。

また、リヤウインドーの傾きがやや急なため後方の視認性が落ちているのも「運転のしづらさ」の原因の一つとして考えられます。

こちらはバックモニターを取り付けるなどして緩和することができます。

ただし、運転のしづらさは、慣れれば問題なく乗れるという人も。

ヤリスクロスに限らず、一般的にSUV車はリヤウインドーの視認性が落ちます。

ヤリスクロスだから後方が見づらいというよりも、SUV車は全般的に見づらい傾向にあるということを頭に入れておくとよいかもしれません。

口コミ5:静粛性が低く乗り心地が良くなく感じる

静粛性に関する口コミ

  • エンジン音がうるさく感じ車内の静粛性が低い
  • 乗り心地があまりよくない
  • 高速道路走行では、話し声やラジオが聞き取りづらい

 

ヤリスクロスの静粛性が低い理由は、エンジンにあります。

SUV車であるヤリスクロスは、オフロードモードを使えば、ぬかるみや雪、ゴツゴツとした悪路も安定走行が可能にしつつも、燃費の良さも叶えたクルマです。

高出力化と燃費向上をダブルで叶えたのが、TNGAの思想に基づいた直列3気筒1.5L直噴エンジン。

コンパクトながらパワーある走りを実現する3気筒のエンジンを採用しているため、車内のエンジン音はどうしても大きくなりがちということがあるでしょう。

ガソリン車はエンジン音が大きいので、音が気になるという方はハイブリッド車を選ぶのもおすすめです。

走行時の乗り心地については、トヨタのSUVの中でも高級グレードのハリアーやRAV4に比べると、良いとはいえません。

乗り心地にこだわりたいという方は、ヤリスクロスを検討される際、ぜひ試乗をすることをおすすめします。

ハンドリングが良く、安定性も高くて小回りもきいていて運転しやすいという方もいらっしゃるので、音や振動、運転のしやすさなどはトータルで考えるとよいでしょう。

燃費が良いため、街乗りには十分な走行性能と捉えている方も多いようです。

ヤリスクロスの燃費については、「ヤリス・ヤリスクロスの燃費情報を徹底まとめ!カタログ燃費・実燃費も紹介」もご参考ください。

口コミ6:カラーバリエーションが豊富

ヤリスクロスの魅力は何と言っても豊富なカラーバリエーション
ブラスゴールドメタリックのように、他の車種ではなかなかお目にかかれないような個性的なカラーがあるのも魅力の一つです。

ヤリスクロスのグレード別のカラーバリエーションは以下のとおりです。

ヤリスクロスのモノトーン色】

GR SPORT Z”Adventure” Z G X U
プラチナホワイトパールマイカ<089> ◯△
シルバーメタリック<1L0> ◯△
マッシブグレー<1L6> ◯△
ブラックマイカ<209> ◯△
センシュアルレッドマイカ<3T3> ◯△
ベージュ<4V6> × ◯△
グレイッシュブルー<8W2> × ◯△

◯:標準設定

△:注文時に設定必要

※Zグレードの内装色がカーキの場合のみ、全カラー設定が必要

引用:[トヨタ自動車]

【ヤリスクロスのツートーン色】

GR SPORT Z”Adventure” Z G X U
ブラックマイカ<209>×マッシブグレー<1L6>[M23] × ◯△ ×
ブラックマイカ<209>×プラチナホワイトパールマイカ<089>[2PU] ◯△ ×
ブラックマイカ<209>×センシュアルレッドマイカ<3T3>[2PN] ◯△ ×
ブラックマイカ<209>×ベージュ<4V6>[2SG] × ◯△ ×

◯:標準設定

△:注文時に設定必要

※Zグレードの内装色がカーキの場合のみ、全カラー設定が必要

※<>内はカラーコード、[]内はツートーンカラーのカラーコード

引用:[トヨタ自動車]

上記の表の中のうち、オプション料金が発生するのは以下のカラー・組み合わせです。

カラー オプション料金(税込)
プラチナホワイトパールマイカ<089> 33,000円
センシュアルレッドマイカ<3T3> 33,000円
ブラックマイカ<209>×マッシブグレー<1L6>[M23] 55,000円
ブラックマイカ<209>×ベージュ<4V6>[2SG] 55,000円
ブラックマイカ<209>×プラチナホワイトパールマイカ<089>[2PU] 77,000円
ブラックマイカ<209>×センシュアルレッドマイカ<3T3>[2PN] 77,000円

オプション料金の追加の有無を確認したうえで、自分の好きなデザイン・カラーを選んでみてください。

口コミ7:手に届きやすい価格帯

ヤリスクロスは手が届きやすいお手頃な価格であることが魅力的だという声も多いです。
トヨタのSUV車の価格の一例(税込)を見てみましょう。

車種 車両本体価格(税込)
ヤリスクロス 1,907,000~3,156,000円
ライズ 1,717,000~2,338,000円
カローラクロス 2,184,000〜3,459,000円
C‐HR 2,392,000~3,155,000円
RAV4 2,938,000~5,633,000円

引用:[トヨタ自動車]

ヤリスクロスはトヨタのSUV車の中では比較的手が届きやすい価格であることがわかります。

コンパクトカーであるヤリスは1,501,000~2,694,000円(税込)なので、ヤリスとさほど変わらない値段で本格的なSUVが手に入るという点も魅力のようです。

ボディカラーのバリエーションも多く、自分の好みに合わせたカスタマイズも可能なのがヤリスクロスの特徴の一つ。
本体価格は抑えめにして、必要な機能だけオプションで付けるのもおすすめです。

 

口コミ8:優れた走行性能

ヤリスクロスは、悪路に強いSUV車ならではの4WDシステムを、ガソリン車、ハイブリッド車から選べます。
ガソリン車4WD、ハイブリッド車E‐Fourは、砂利道や雪道、ぬかるみなど、悪路もスムーズに走行できます

ガソリン車には路面に合わせて4WD性能を最大限に引き出せる走行支援システムが備わっており、滑りやすい路面、凸凹の大きい路面など、路面状況の異なるケースもそれぞれ最適なシステムで走り抜けることができます。

ハイブリッド車E‐Fourは、2WDと4WDを賢く使い分けることが可能。
発進時や雪路などは4WD、通常走行時や減速時は2WDに切り替えるなど、運転のしやすさと燃費を考えた走行をアシストしてくれます。

低重心・高剛性ボディのおかげで、フットワークの良い走りを実現。
最低地上高が160mm〜170mmと高いわりにぐらつきが少なく、安定した走りを叶えています。

口コミ9:荷室が広い

満足度が高く、ほぼデメリットが挙がらなかったのが「荷室」です。

ヤリスクロスの荷室に関しては好意的な意見が多く、このクラスにしては荷室のスペースが広く思っていた以上に荷物を載せることができると感じている方が多いようです。
ヤリスクロスは5人乗車時でもクラストップレベルの390L、リヤシートを倒せば1,102Lに容量が広がります。

また、リヤシートは4:2:4分割可倒式6:4分割アジャスタブルデッキボードなので、荷物の高さや長さに合わせてフレキシブルに使い分けが可能。
※Xグレードのみリヤシートは6:4分割可倒式

4人乗車時にリヤシートのセンターのみ倒して釣り竿やサーフボードなどの長い荷物を積み込むこともできます。
リヤシートの真ん中を倒すと、リヤセンターアームレストに変身。
アームレストにはボトルホルダーが2個付いているので、4人乗車時も快適に過ごせます。

ハンズフリーパワーバックドアをオプションで付ければ、両手がふさがっている状態でも、足をさっとかざすだけでラゲージが開き、楽に荷物の積み込みができます。

4:2:4分割可倒式・ハンズフリーパワーバックドアはトヨタのコンパクトSUVでは初めての装備です。

 

トヨタのヤリスクロスを選ぶべき人とは?

人によってはデメリットに感じる点もあるヤリスクロスですが、一方で人気も高く、ファンが多いクルマでもあります。
つまり、「乗る人を選ぶクルマ」ともいえ、ヤリスクロスが向いている人にはお気に入りの一台になる可能性も高いでしょう。

そんな、ヤリスクロスを選ぶべき人はこんな人です。

  • 荷物の出し入れや荷物の量が多い
  • 大人5人で乗ることはほぼ無い
  • 街乗りが多い
  • 人とかぶらない個性的なクルマに乗りたい
  • リーズナブルな値段で最新の機能を備えたクルマに乗りたい

何と言っても荷物の積み込みやすさ荷室の使いやすさがバツグンなヤリスクロス。
大きい車は必要ないものの、荷物がたくさん積める車が欲しい方にはぴったりです。

5人乗車時でも荷室の広さは十分ですが、後部座席のスペース自体は大人にとってはやや狭いので、基本的には前席しか利用しないという方や、後部座席には自分で乗り降り可能なお子さんが乗るという方などは不便を感じにくいでしょう。

燃費が良いので街乗りなど近距離移動が多いという方にもおすすめです。
高速道路走行でも快適な走りが自慢のヤリスクロスですが、長距離ドライブ時の車内の音が気になるという方は、ハイブリッド車を試すなどしてぜひ試乗を。

カラーバリエーションが豊富なので、自分らしいクルマに乗りたいという方にもぴったりのクルマです。

低価格帯のヤリスクロスですが、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を備えており、最新の安全技術で運転をサポートしてくれます。
SUV車ならではの後方の視認性が気になる方は、駐車アシスト機能をオプションで付けることもできます。

もっとおトクにヤリスクロスを購入したい!という方は、ぜひ中古車もご検討ください。
こちらのコラムでは、ヤリスクロスの中古車について詳しくご紹介しています。
中古車のトヨタ「ヤリスクロス」を徹底解説!おトクな買い方や注意点は?

 

まとめ

トヨタ自動車が誇る人気のSUV車「ヤリスクロス」。
多くの人から支持されるクルマですが、人によっては、デメリットに感じる部分も。
原因としては、SUV車全般にいえる運転のしにくさなどもあるようです。

ヤリスクロスで後悔しがちなポイントやデメリットでは、外観の個性が強すぎるといった点や、インテリアの高級感に欠ける点、室内の狭さ・うるささ、運転のしづらさなどが挙げられています。

ただし、それらのデメリットも、人によっては特に気にならなかったり、逆にメリットと捉えている人も多いようです。
個性的なエクステリアは、人とかぶりたくないという方にはぴったりですね。

このクラスではトップレベルの荷室の広さ・使いやすさを誇るので、ラゲージスペースを頻繁に使うという方には非常におすすめのクルマです。

 

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