人気のスポーツカー86は速く走ることを追求した車です。SUBSRUとトヨタの共同開発で生まれました。そして、2021年には新型のGR86が登場したのです。低重心でワイドスタンスで思うままの走りが86の魅力です。

スイッチ類、軽量化したフロントシート、形や配置はすべて走るために設計されているといっても過言ではありません。そんな中で日常を忘れない便利な収納リやラックスするための音楽などで快適なドライブを実現させています。

すなわち、機能性と日常遣いの快適性という通常であれば両立しえない2つの要素を両立させた車なのです。

かつては40,50代に人気だった車種ですが、上述の通りのコンセプト変化を踏まえ、今では20代の売り上げがトップになる月も発生するなど、若者や女性への人気も高まってきています。

そんなGR86について、「普段使いできるのか」「車高の低さやサイズはどのくらいなのか」「家の駐車場に入るのか」「日本の狭い道路で小回りできるのか」などいろんなところが気になるのではないでしょうか。

そこで本記事では皆さんが疑問に思っているGR86の全長、横幅、全高だけでなく、小回りに重要な最小回転半径なども解説します。

さらに、先代の86とも比較しながら、サイズについても徹底解説します。

ToyotaのGR86を購入しようか検討している方は、本記事を参考にしてみてください。

GR86のサイズについて

  GR86
全長 4,265mm
ホイールベース 2,575mm
全高 1,310mm(アンテナ含む)

1,280mm(ルーフ高)

最低地上高さ 130mm
全幅(横幅) 1,775mm
最小回転半径 5,4m
室内長・室内幅・室内高 1,625mm×1,480mm×1,060mm
荷室サイズ タイヤ4個分(リアシート前倒し時)
タイヤのサイズ (5つのグレード別のタイヤサイズ)

(F)205/55R16(R)205/55R16

(F)215/45R17(R)215/45R17

(F)215/45R17(R)215/45R17

(F)215/40R18(R)215/40R18

(F)215/40R18(R)215/40R18

【長さ】ホイールベース・全長

ホイールベースとは車体の前輪と後輪の距離のことです。 この距離が、乗り心地等を大きく左右します。

ホイールベースが長い場合のメリットは直進安定性が高まること、乗り心地がよいこと、車内空間が広くなり快適になることです。例えば、有名なロールスロイスは車体が非常に長いため乗り心地が良いとされています。

ホイールベースが短い場合のメリットは小回りが効くことです。内輪差が小さく、ハンドルの切り替えをスムーズに行うことができます。全長とは車両全体の長さです。フロントバンパーからリアバンパーまでの長さです。

GR86は全長が4,265mm、ホイールベースが2,575mmとなっています。

様々な車の中でトヨタのプリウスが平均的なサイズといわれています。プリウスは、全長4,575mm、ホイールベース2,700mmです。そのプリウスと比べるとGR86は全長とホイールベースが少し短めでコンパクトなサイズです。

すなわち、少し揺れを感じやすかったり、室内空間の狭さがデメリットと言えるでしょう。
しかし、車幅ではプリウスを上回っているので室内空間はプリウスよりも広く確保できています。

また、小回りのしやすさやハンドル操作のスムーズさに優れているため、狭い道路や裏道など日常利用にも向いています。

【高さ】全高・最低地上高

全高はタイヤの地面に設置しているところから一番高いところまでのことです。また、低地上高は車体の最も低い部分から地上までの垂直距離のことです。

スポーツカーのイメージにあるように車体を低くすることで走行機能が上がります。というのも、重心が低くなることでカーブが安定し、空気抵抗が低くなるからです。また、車高が低いとスマートな印象になります。車高が低いと、見た目と走行性能良くなることが主なメリットとなります。

しかし、底つきしやすいため、地面の凸凹の振動を感じやすくなってしまいます。というのも、コイルスプリングが硬くなっているからです。サーキットでは道路がしっかり舗装されているのであまり気にならなず、スポーツカーの用途では問題にはなりません。

車高が高い場合のメリットはドレスアップ効果が期待できることです。大きなタイヤを付けられるので迫力が生まれます。また、車高が高くタイヤを大きくすることで悪路や舗装されていない道路での運転しやすさが向上します。

さらに、車高の高さは目線の高さにつながり、広い視野で運転することができます。遠くの信号や車がよく見え、燃費の良さにつながったり事故の防止につながるでしょう。

車高を上げすぎると、スプリングが強く段差では跳ねるような乗り心地になっています。重心がずれやすく横揺れします。基準車高から+10mmがいいとされています。

GR86は全高1,310mm(アンテナ含む)1,280mm(ルーフ高)、最低地上高さ130mmです。この高さはかなり低めです。GR86の数値は全部の普通自動車の全高のなかで約トップ10%レベルの低さです。

GR86の特徴は走ることを追求するために生まれた低い車高と、コンパクトでスマートな見た目にあります。

【横幅】全幅

全幅とはドアミラー以外で一番広い車体の幅のことです。

全幅が大きいメリットは全長が大きい場合と同じで、車内空間を多くとることができることです。また、全幅が大きいからこそ、運転しやすいポジションがとりやすくなります。

さらに全幅が大きいことでタイヤの位置が外側にあるようになり、走りが安定しやすいです。直進時でもカーブでも安定した走りで高速走行も安心できるでしょう。風を受けた時にも強く安全性も向上できます。

全幅が大きいデメリットは、道路の狭い日本で運転しにくい、駐車場が見つけにくいことなどが挙げられます。狭い道路ですれ違う時になかなかすれ違えないという状況が発生してしまうかもしれません。

しかし、GR86くらいのサイズであれば問題ありません。

GR86の全幅(横幅)は1,775mmで平均より少し大きめになっています。高速走行でも安定した走りができるように設計されています。また、車内空間が広く自分に合う運転ポジションがとりやすく、日常使いでも快適に運転することができるでしょう。

一方で狭い道路や駐車場に入るかの懸念はありますが、1,800mmまでは使いやすいといえるのでGR86のサイズなら全く問題ありません。

タイヤのサイズ

タイヤも車を選ぶうえでの大事な要素です。

大きさによって、乗り心地、走る速さ、燃費、維持費が大きく変わります。

この4点でタイヤの大きい場合と小さい場合のメリットとデメリットを比較していきましょう。

タイヤを大きくすることをインチアップといいます。タイヤは大きいほど、操縦が安定してコーナリング性能が上がります。

というのもハンドルを切る時のタイヤの変形が小さいからです。さらに、設置面積が増えることで、グリップ力が大きくなります。一方、乗り心地は固くなり、走行音が大きくなります。

また、タイヤの面積が大きい分燃費がかかりやすいです。これは日常的に車を使う人にとってはかなりのデメリットだといえるでしょう。

しかし、操作性は上がるので丁寧に運転すれば燃費を抑えることが可能です。

また、タイヤが大きい場合、タイヤ交換時の金額も高くなります。これも長期的な視点で見ると、デメリットといえるでしょう。

一方、タイヤが小さくなると乗り心地は良くなります。また、タイヤのサイズが小さくなる方が燃費は良くなるといわれてます。

というのも、タイヤの幅が小さくなって転がり抵抗が軽減されるからです。

タイヤが小さいとタイヤ交換の時の金額が安くなり維持費を抑えることができます。

しかし、安いという理由だけでタイヤを選ぶと見た目がバランス悪くなったり足回りが不安になります。タイヤが小さいと、走行安定性が低くなることと見た目のバランスが悪くなることがあるのがデメリットです。

見た目を重視するのか、または乗り心地や料金を重視するのかによってタイヤを選ぶのが良いでしょう。

GR86のタイヤのサイズはグレード別で5種類に分かれています。

タイヤサイズの見方は幅/ゴム部分の厚さ(偏平率)/(タイヤの構造)/金属部分の直径(インチ・リム径)という形になっています。

グレード タイヤのサイズ
RC・6MT (F)205/55R16(R)205/55R16
SZ・6MT (F)215/45R17(R)215/45R17
SZ・6AT (F)215/45R17(R)215/45R17
RZ・6MT (F)215/40R18(R)215/40R18
RZ・6MT (F)215/40R18(R)215/40R18

GR86のタイヤのリム径は16〜18インチです。見た目を重視するなら18インチ、乗り心地や料金を重視するなら小さ目の16インチがいいでしょう。バランス重視なら17インチがいいです。

最小回転半径

「そもそも最小回転半径ってなんだろう」とおもう方も多いのではないでしょうか。最小回転半径実は小回りや走行の安定性などでとても重要な要素です。

サーキット、日常使いそれぞれでの最小回転半径の役割について、そしてそんな2つの用途でのGR86の最小回転半径の特徴について解説します。

最小回転半径とは?

ハンドルを最大限に切った状態で、回ったとき1番外側のタイヤの中心が描く半径のことです。基本的にホイールベースや車長の短い車は最小回転半径が小さくなります。最小回転半径が小さいくるまは小回りがきき、駐車場にも入りやすいです。

日本の道路は狭く、最小回転半径が大きいと通れない道だったり、駐車場にはいらない場合もあります。一般的に最小回転半径が5.5以下なら問題ないので、それ以下の車は安心してください。4.5m以下で小回りがきく車といわれています。

逆に、5.5m以上は小回りが効かない車だといえます。タイヤを小さくすることで最小回転半径を小さくすることができます。その際、見た目のバランスや足回りがわるくならないよう気をつけてください。

GR86の最小回転半径

GRの最小回転半径は5.4mです。他のスポーツカーと比べて最小回転半径は大きくなっています。直進安定性はありますが、コーナリングのスムーズさはいまいちかもしれません。

普段使いではどうでしょうなのでしょうか。一般的な基準である5.5mより小さいので普段使いで駐車場や道の狭さに困ることはないでしょう。しかし、最小回転半径がかわると操作性や小回りの感覚が結構変わります。30cm変わるだけで差が生まれるといわれています。

より最小回転半径を小さくしたい方はタイヤのサイズを小さくすることを検討しましょう。

GR86の室内サイズとその特徴

室内サイズは運転中の快適さに大きく影響します。高速走行するとき、または普段使いのときの快適さや利便性が気になるのではないでしょうか。

GR86の実際のサイズ、そして普段使いを忘れず様々な工夫がされている室内の特徴について紹介します。

GR86の室内サイズ

GR86の室内サイズは以下の通りです。

室内長 1,625mm
室内幅 1,480mm
室内高 1,060mm

GR86の室内の特徴

1つ目の特徴は走ることを追求した細やかな仕様になっていることです。すべてのデザインや機能は早く走ることを基準になっていて、細かなところに至るまで様々な工夫がなされています。

2つ目の特徴は座席周りの収納です。GR86はサーキット専用のスポーツカーではありません。公道走行が可能で気軽にスポーツカーモードも楽しめる車として人気です。

そのため、日常的な配慮を忘れていません。ここからは、より便利で快適に過ごせる収納を紹介します。

走るための工夫が豊富

GR86は走るための様々な工夫がなされています。

ヒップポジションを低くすることでコーナリングの安定性を向上しています。インパネは水平基調になっています。

というのも、車両感覚をつかみやすいからです。スイッチやドアノブも操作性が考慮され使いやすいです。

日常遣いに特化した座席周りの収納

2つ目の特徴は座席周りの収納が豊富なことです。

走ることが第1なのでファミリーカーほどの収納はありません。身の回りのものの収納とドリンク置き場はしっかり備わっています。

さらに、USB端末がふたつあり、ドライブ中にスマホの充電ができます。

GR86の荷室サイズとその特徴

コンパクトなサイズのGR86は荷室が小さいとおもう方も多いのではないでしょうか。遠出が好きな方だったり、ゴルフなどの趣味を持ち大きなものを積みたいという方もいます。

「実際のところどうなっているのか」「荷室のサイズが何リットル容量で、どんなものを積み込むことができるのか」気になっている方も多いでしょう。具体的な数字と、例でたとえながらわかりやすく解説します。

GR86の荷室サイズ

普段使いで荷室の容量が231L(VDA方式)です。リアシート自体がトランクスルーになっていて通常810mmのフロアは、1,435mmまで延長されます。

シートを前倒しにすることで長さ46インチのクラブを収納したゴルフバッグを2個収納できます。交換用のタイヤ付きホイールであれば4本そのまま積むことができます。

GR86は駐車場には入るのか?

全長や全幅から考えて一般車の平均と比べてもコンパクトなサイズなので全く問題ありません。

ただし、車高が低いので段差には注意が必要です。

立体駐車場

まず、注意すべきは高さ制限です。古い駐車場では高さ1.79m以下のところがあります。さらに、機械によって運ばれる立体駐車場では1.55mまでとかなり厳しい基準になっています。

しかし、高さ1.31mのGRは全く問題ありません。

平面駐車場

平面駐車場は広く、外に置く場所も多いので高さやサイズをあまり気にする必要はありません。

メリットは車の出し入れがしやすいことです。

しかし、風雨にさらされるので汚れやすかったり盗難にあう可能性が上がるデメリットがあります。GR86の場合より安全に駐車するなら立体駐車場のほうがよさそうです。

GR86を先代モデルとサイズ比較

GR86は、先代の86と比べて、どの様にサイズが変わったのでしょうか。最後に、GR86を先代の86と比べてみましょう。

  GR86 先代の86
全長 4,265mm 4,,240mm
ホイールベース 2,575mm 2,750mm
全高 1,310mm(アンテナ含む)

1,280mm(ルーフ高)

1,300mm
最低地上高さ 130mm 130mm
全幅(横幅) 1,775mm 1,775mm
最小回転半径 5,4m 5.2m
室内長・室内幅・室内高 1,625mm×1,480mm×1,060mm 1,612mm×1,490mm×1,060mm
荷室サイズ タイヤ4個分(リアシート前倒し時) タイヤ4個分(リアシート前倒し時)

こうしてみると、若干GR86の方がサイズがでかくなっているようです。

まとめ

コンパクトで、走りを追求された人気の車GR86のサイズについて解説しました。

サーキット専用ではなく、日常使いにも適していて、便利な収納やバックシートを収納した後の大容量の荷室はお出かけにピッタリです。

車のサイズというものは実際に乗ってみないとどのようになっているかわからないものです。GR86を購入しようと考えている方は一度試乗してみて下さい。