ランドクルーザー300はトヨタ自動車が2021年6月10日に販売開始したランドクルーザーのモデルです。

ランドクルーザーは、大きなボディと高級感あふれる見た目が魅力で、日本だけでなく世界中で人気があります。

人気のあるランドクルーザーシリーズの中でも、ランドクルーザー300は発売開始と同時に注文が集中し、2024年現在でも3年以上にわたり受注停止になっています。

新車で購入できないため、中古車市場でも需要が急上昇中です。

今回は、ランドクルーザー300の新車、中古車の価格や納車期間、グレード別のスペックについて紹介します。

ランドクルーザーの購入や売却を検討している人は参考にしてみてください。

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目次

ランドクルーザー300を新車で購入する場合の値段は?グレード別の標準価格とスペックについて紹介

ランドクルーザー300のグレードは全部で5種類です。

グレード
1.GX
2.AX
3.VX
4.ZX(ガソリン車・ディーゼル車)
5.GR SPORT(ガソリン車・ディーゼル車)

5種類のうち、ZXとGR SPORTはガソリン車とディーゼル車の2つがあります。

それぞれスペックや性能が異なり、それに伴い標準価格も違います。

ここからはグレード別の標準価格やスペックについて詳しくみていきましょう。

グレード別の標準価格を比較|最低でも500万円以上する

トヨタ公式サイトに発表されている、ランドクルーザー300のグレード別の標準価格は下記のとおりです。

グレード 標準価格(税込)
GX 5,100,000円
AX 5,500,000円
VX 6,300,000円
ZX(ガソリン車) 7,300,000円
GR SPORT(ガソリン車) 7,700,000円
ZX(ディーゼル車) 7,600,000円
GR SPORT(ディーゼル車) 8,000,000円

エントリーモデルであるGXでも、500万円以上します。

最低価格のGXと最高価格のGR SPORTにはどのような違いがあるのか、ここからはグレード別のスペックについて詳しくみていきましょう。

グレード別のスペック比較|一覧表を見て基礎情報を把握

下記にランドクルーザー300のグレードの基本スペックを比較した表をまとめました。

【ガソリン車】

グレード GX AX VX ZX GR SPORT
全長(mm) 4,950 4,985 4,965
全幅(mm) 1,980 1,990
全高(mm) 1,925
馬力(Ps) 305(415)
総排気量(L) 3,444
定員 5人乗り 7人乗り

【ディーゼル車】

グレード ZX GR SPORT
全長(mm) 4,985 4,965
全幅(mm) 1,980 1,990
全高(mm) 1,925
馬力(Ps) 227(309)
総排気量(L) 3,345
定員 5人乗り

ガソリン車とディーゼル車では、馬力や燃費消費率に違いがあり、同じガソリン車の中でもグレードによって車のサイズが異なることが分かります。

特にGXとその他のグレードでは定員が5人か7人かが分かれ、乗る人数によって必要なグレードが変わるので確認しておきましょう。

ランドクルーザー300の魅力を3つの視点から解説

ここからはランドクルーザー300の魅力について、グレード別の燃費性能やインテリア・エクステリアの特徴を紹介します。

ランドクルーザー300の3つの魅力
  • 燃費性能
  • エクステリアの特徴
  • インテリアの特徴

それぞれ詳しく見ていきましょう。

燃費性能

ランドクルーザー300のグレード別の燃費性能の違いは以下のとおりです。

ガソリン車・ディーゼル車それぞれのデータをまとめました。

【ガソリン】

グレード ZX GR SPORT VX AX GX
WLTCモード(km/L) 7.9 8.0
市街地モード(km/L) 5.3 5.4
郊外モード(km/L) 8.2 8.3
高速道路モード(km/L) 9.6 9.7

引用:[トヨタ自動車]

【ディーゼル】

グレード ZX GR SPORT
WLTCモード(km/L) 9.7
市街地モード(km/L) 7.2
郊外モード(km/L) 9.7
高速道路モード(km/L) 11.3

引用:[トヨタ自動車]

グレードごとの燃費性能を比較すると、ガソリン車ではZX・GR SPORT・VXとAX・GXで燃費性能の差が出ることが分かります。

燃費性能は車の維持費に関わるため、できるだけ燃費性能の良い車を選びたいと考える人はグレードごとの特徴を比較してみてください。

エクステリアの特徴

ランドクルーザー300のエクステリアは、本格オフローダーとしての力強さを持ちつつ、大人の深みを印象付ける落ち着いたデザインが特徴です。

ランドクルーザーシリーズの特徴でもある水平基調を引き続き採用しており、スタイリッシュな見た目が魅力の一つ。

ラジエーターグリルやヘッドランプは、前回モデルと比較して高い位置に配置し、オフロード走行時の破損を防いでくれています。

グレードごとにエクステリアの細かい装備や選べるボディカラーに違いがある点も特徴です。

特にGR SPORTモデルでは、フロントデザインにTOYOTAロゴが配置され、各所にGRエンブレムが配置されるなど、他のグレードにはないポイントが多数あります。

グレードごとのエクステリアパーツを比較して、好みの見た目を見つけてみてください。

インテリアの特徴

ランドクルーザー300のインテリアの特徴は、操作性や機能性の高さです。

インストルメントパネルを水平基調にすることで、オフロードなどの路面状態の悪い場所でも快適に運転できるような機能が備わっています。

さらに、車で快適に過ごすための細やかな収納や装備が搭載されている点も魅力です。

主な機能は以下のとおりです。

ランドクルーザー300のインテリアの魅力
  • センターコンソールボックス内に保冷機能のあるクールボックスを設置
  • ナノイーXを全車に標準装備
  • 快適温熱シート・シートベンチレーションを搭載

車で長距離の旅行をする際は、車内での居心地の良さは重要になるでしょう。

グレードによって機能の有無も異なるため、比較する際に確認してみてください。

ランドクルーザー300を中古で購入する場合の値段は?中古車が新車の値段を上回る

ランドクルーザー300はリセールバリューが高い点も人気の秘密です。

この後詳しく説明しますが、ランドクルーザー300は新車の生産が一時停止されています。需要に対して供給が間に合っていない状況のため、新車に代わって中古車の需要が急上昇。

2023年4月時点、ランドクルーザー300の中古車は1,000万円以上の高値で取引されることもあります。

モビリコで販売されているランドクルーザー300の値段の一例を下記にまとめました。

グレード 年式 走行距離 支払い総額(税込)
ZX 2020 1.1万km 961.4万円

参考:[モビリコ]

最上級グレードのGR SPORTの新車価格が770万円なのに対して、中古車が1,000万円以上という状況は、需要と供給のバランスが崩れていることを表しているといえるでしょう。

中古車の人気が高まっている状況で、転売という問題も起こっています。

転売を防ぐために、トヨタではランドクルーザー300を購入する際は、一定期間内(6か月〜1年程度)の転売を禁止する旨が記載された誓約書に同意する必要があります。

つまりランドクルーザー300の中古車市場は、転売が問題視されるくらい需要が高まっているということ。

転売目的ではなく、ランドクルーザー300を売却して別の車の購入を検討している方は、需要が高まっている今がチャンスです。

複数の買取店で査定をしてもらい、できるだけ高値で売却ができるように対策しましょう。

 

中古車の購入を検討している人におすすめなのが、「個人売買サービス」の利用です。

なぜなら個人売買サービスを利用すれば、消費税を支払わずにお得に車を手に入れることが可能だから。

その分、契約書の作成や書類集めなどの手続きが発生するのですが、面倒な作業は車の個人売買サービス「モビリコ」にお任せしましょう。

 

モビリコは、トヨタの正規ディーラーウエインズトヨタ神奈川が提供する個人売買サービスです。

 

掲載している車は厳しい審査を通過した車のみ。

さらに車の個人売買に関する丁寧なサポートを受けながら手続きを進められるため、初めてでも安心して任せられます。

 

まずはモビリコの公式サイトから、気になる車を探してみてください。

 

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  • モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
  • 面倒な作業が多くなりがちな車の個人売買ですが、面倒な作業はすべてディーラーにお任せできます。

ランドクルーザー300に装備できるオプション内容とその価格とは?

ランドクルーザー300は追加パーツをカスタムすることで、自分好みの見た目にできます。

中古車を購入する場合は、付属されているカスタムの価値を踏まえて購入を検討するのもおすすめ。

ここでは以下の4種類のカスタムについて、それぞれの特徴や値段を紹介します。

ランドクルーザー300のカスタムパーツ
  • モデリスタ|高級感のある見た目にしたい方におすすめ
  • GR PARTS|インテリアや外装のワンポイントにおすすめ
  • ランドクルーザー公式エクステリア|特徴的な見た目を目指したい人におすすめ
  • トヨタ公式インテリアT-SELECT|細かなインテリアで車内をもっと快適に

それぞれ詳しくみていきましょう。

モデリスタ|高級感のある見た目にしたい方におすすめ

モデリスタは、トヨタのカスタムパーツのブランドです。

ランドクルーザー300に対応するモデリスタパーツの特徴や値段を下記にまとめました。

商品名 特徴 価格(税込)
MODELLISTAエアロパーツセットA フロントスポイラー
リヤスカート+マフラーカッター
フェンダーガーニッシュ
のセット
375,100円〜
MODELLISTAエアロパーツセットB フロントスポイラー
リヤスカート+マフラーカッター
のセット
218,900円〜
リヤスポイラー 車の後方、リアガラスの上に設置する装飾 51,700円〜
リヤバンパーステップガード リヤバンパーに設置するシルバーのステップガード 38,500円
21インチ アルミホイール&タイヤセット メタリックの光沢が特徴的なホイール 516,450円〜
メタルガーニッシュキット フロント・リヤのドアに設置する保護装飾 55,000円
IR(赤外線)カットフィルム 赤外線カット率60%
車内の温度上昇を緩和し、エアコンの効果を向上する
30,800円
LEDスマートフットライト ドアの開閉に連動しLEDライトが点灯する 24,200円
ラゲージLED バックドアの開閉と連動しLEDライトが点灯する。3段階調整付き 30,800円

モデリスタは高級感のあるカスタムパーツが多いため、シルバーでカスタムを統一し、都会風のデザインにしたい人におすすめです。

GR PARTS|インテリアや外装のワンポイントにおすすめ

GR PARTSはトヨタのスポーツカーブランドのカスタムパーツを販売する会社です。

ホイールのボルトやインテリアパーツでアクセントを加えたい人におすすめ。

カスタムパーツの値段や特徴は以下のとおりです。

商品名 特徴 価格(税込)
GRフロアマット ブラックを基調としたフロアマットにGRのロゴがアクセント 34,100円〜
GRラゲージマット トランクルームの汚れから保護するマット 20,900円〜
GRバルブキャップ GRのロゴが入ったバルブキャップ
見えない場所にこだわりたい人におすすめ
3,960円
GRロックボルト ナンバープレートに取り付けるボルト
GRのロゴが大きな特徴
5,500円
キー付ホイールナット 車のホイールに取り付けるナット 19,800円

内装のワンポイントにGRのロゴがあるだけで、カッコよさが増します。

スポーツカーに憧れがある人は、GR PARTSを取り入れてみてください

ランドクルーザー公式エクステリア|特徴的な見た目を目指したい人におすすめ

トヨタ公式サイトには、ランドクルーザー専用のエクステリアパーツが販売されています。

それぞれのパーツの特徴や値段は下記のとおり。

商品名 特徴 価格(税込)
プロジェクションカーテシイルミ フロントとリヤのドアから、車名ロゴのグラフィックを路面に照射する 33,000円
メッキドアミラーカバー 重厚感のあるシルバーのミラーカバー 11,000円
ルーフレール 車体のサイド上に設置するシルバーの装飾 44,000円

ランドクルーザー専用のエクステリアは、他の車とは違った個性として、需要が高いでしょう。

ちょっとした装備だけで車の見た目が変わるため、気になるエクステリアを検討してみてください。

トヨタ公式インテリアT-SELECT|細かなインテリアで車内をもっと快適に

T-SELECTとはトヨタ純正のカー用品のブランドです。今回紹介するのは4つのアイテムです。

それぞれの特徴や値段は下記のとおり。

商品名 特徴 価格(税込)
ユーティリティ収納BOX 用途や場所に合わせてサイズ調整でき、折りたたみ収納できる収納BOX 2,970円
DC-5.4A-リバーシブルUSB2ポートQC3自動判定 車のソケットを2ポートのUSB電源に自動変換するリバーシブルポート 1,727円
ハンギングベルトブラック 8個のフリーループと2個のカラビナ用ハトメ穴がついたベルト 1,298円
ゴミ箱 ボトル型カーボン調ブラックメッキ ドアポケット等に挿し込んで使用するゴミ箱 2,200円

インテリアをトヨタ純正で揃えたいという方は、T-SELECTのアイテムを検討してみてください。

ランドクルーザー300の納期は最短でどのくらい?人気すぎて2022年に生産停止している

ランドクルーザー300は2022年7月1日に生産を一時停止しています。

トヨタ自動車の公式サイトでは、ランドクルーザー300の生産停止について下記のような発表がされています。

【ランドクルーザーをご検討中のお客様へ】
ご注文停止に関するお詫び
弊社車両をご検討いただき、誠にありがとうございます。
ランドクルーザーは、日本のみならず世界各国でも大変ご好評いただいており
生産能力を大幅に上回るご注文をいただいているため、
現在ご注文を停止させていただいております。

ご注文再開につきましては、今後の生産状況等を踏まえ、改めてご案内申し上げます。
ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りますよう、
よろしくお願い申し上げます。

※上記は2022年7月1日時点の見通しとなります。今後の生産状況によって変更となる可能性がございますので、ご了承ください。

引用:[トヨタ公式サイト]

2024年4月現在、生産開始などの新しい情報は入っていません。

新車の生産がストップしている今は、既に注文している商品ですら納期がかなり長くなっています。

比較.comの情報によると、2023年2月時点の新型ランドクルーザー300の納期は以下のとおり。

地域 納期 届くまでの期間の目安
東京都 一時停止中 購入できても3〜4年は待つ可能性がある
鳥取県 一時停止中 最後の購入者でも4〜5年は待つ

購入者でも3年以上待つ可能性があるランドクルーザー300は、新古車やキャンセル待ちを希望する人もいるほど需要が高くなっています。

もし現在ランドクルーザー300をもっていて、売却を検討している人は複数の買取店を比較して出来るだけ買取金額を上げるのがおすすめです。

まとめ

今回はランドクルーザー300の新車や中古車、グレードによる値段の違いについて紹介しました。

ランドクルーザー300は世界的に人気のあるモデルで、人気のあまり生産が一時停止しています。

新車の生産が止まっている今、中古車の価値が高まり、新車以上の値段で取引されている状況です。

ランドクルーザー300が欲しい方は、新車を探すのではなく、キャンセル待ちや新古車を狙うのがおすすめ

また、ランドクルーザー300の売却を検討している方は需要が高い今がチャンスです。

車を売る場合は、複数の買取店で査定してできるだけ好条件で売れるように、対策しましょう。

中古車をさらにおトクに買うならモビリコ!

  • モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
  • 面倒な作業が多くなりがちな車の個人売買ですが、面倒な作業はすべてディーラーにお任せできます。