スタイリッシュなデザインとシンプルで上品な空間を兼ね揃えた「新型アクア」。

初代発売から10年の時を経て、2021年7月にフルモデルチェンジしました。デザインや燃費、安全性能はもちろん室内空間や乗り心地にもこだわっております。

そんな性能が向上した新型アクアの乗り心地について、本編で徹底解説していきます。

ここからは以下のようなポイントでご紹介していきます。

ポイント
進化した新型アクア「快適ペダル」
安定感のある走行性能や車体の揺れを感じさせない工夫
世界初採用「バイポーラ型ニッケル水素電池」
こだわりの室内空間
短距離走行での乗り心地は?
長距離走行での乗り心地は?
全性能も重要!
新型アクアの良い点
新型アクアの気になる点

乗り心地について徹底解説!

新型アクアの乗り心地の良さについてまとめました。

進化した新型アクア「快適ペダル」

 

進化した新型アクアの走行性能、「快感ペダル」がハイブリッドカーの概念を革新する走行を実現しました。

「Z」「G」「X」に標準されている快感ペダルは、高出力と低燃費を両立する、新開発の「ニッケル水素電池」を採用しています。

アクセルを踏んだ瞬間から、レスポンスが良くスムーズな加速を生み出します。

さらに、バッテリー出力の向上により、市街地走行の多くのシーンをモーターだけで走行可能になりました。低速でも静かで上質な走りをもたらします。

新型アクアのドライブスイッチモードは、「エコ」「ノーマル」「パワー+」の3つからチョイスできます。この「パワー+」をチョイスすると「快速ペダル」が作動します。

加速の力強さが増すとともに、アクセルオフの減速度が強くなるため、アクセルペダルの操作だけで速度調整がしやすいです。

これによって、ペダルを踏み変える頻度が減り、快適な走りが楽しめます。降坂時にもレスポンス良くしっかりと減速感が感じられるため、車速の増加を抑制し安心して走行することができるのです。

安定感のある走行性能や車体の揺れを感じさせない工夫

アクアは、EV走行だとエンジンが一切動かないため路面を滑るように走行します。これは発進する時に強く感じることができ、アクセルを踏み込まなければ「スーッ」っと静かに発進することが可能です。

さらに、足が硬めのためふわふわせず、安定感のある走りができます。それは、コーナリングでも同じで、ロールを抑えているのでカーブでの乗り心地も快適です。

加えて、フルモデルチェンジ後に採用されたタイヤが非常に快適性を高めます。

遮音性のあるブリジストンのエコピアが採用されたため、ロードノイズが軽減されるでしょう。

また、指定空気圧は低めの設定になっており、この数値がアクアの「車重」「動力」「運動性能」とマッチして快適な乗り心地になっていると言えます。

さらに、ショックアブソーバーが新調され、「スウィングバルブショックアブソーバー」が搭載されました。

「スイングバルブショックアブソーバー」が凹凸に対して適切な動きをするため、上品な乗り心地となっています。

この乗り心地は運転していても、後席に座っていても同様に感じることができるでしょう。

世界初採用の「バイポーラ型ニッケル水素電池」

世界でも初採用となった「バイポーラ型ニッケル水素電池」。

「バイポーラ型ニッケル水素電池」は、角型電池をケーブルで配線した従来の構造とは異なり、薄く平たい電池を重ねて”面”で繋げています。

それにより、大電流を流すことができ、同じ空間により多くのセルを詰め込めるということが大きなメリットです。

実際に、新型アクアの「バイポーラ型ニッケル水素電池」は先代の「ニッケル水素」より高出力・大容量化しています。

それに加えて、ニッケル水素よりもアクセルを踏み込んだ時の加速感や、静寂性が良く、先代とは比べ物にならないほどの快適さを実現しています。

こだわりの室内空間

新型アクアは「Z」「G」に標準装備されている「ナノイーX」で室内を快適な空気環境に導いてくれます。「ナノイーX」は運転席側の吹出口から室内へ放出されます。

<運転席周辺>

センターコンソールはシフトレバーやパーキングブレーキを排除し、充実した収納ができるようになりました。

大型のセンターアームレストも高級感があります。センターコンソールを広く使うために、パーキングブレーキは足踏み式になっています。

シフトレバーはセンターコンソールからダッシュボード側に移設され、目を大きく移さずにセレクトできるのがポイントです。

しかも、ハイブリッドらしいバイワイヤー式であるため、小さな動きでもセレクト可能です。そのおかげで自動駐車システムもシフト切り替え不要のほぼ「フルオート」になりました。

<後部座席周辺>

新型アクアは、ホイールベースを5cm伸ばし、後席の居住性を向上させました。

後席は窓が小さいので閉所感はありますが、リヤドアの上半身を後方まで切り開いたおかげで、乗降性が非常に高いです。

<すっきりとした視界>

フロントピラーのスリム化とドアミラーの位置を最適化したため、すっきりとした前方視界を確保しています。

加えて、ワイパーの停止位置もさげることで、運転手の視界をより広げることを追求しました。

三角窓の拡大により右左折時の司会を確保しました。リヤガラス部分やリヤワイパーの払拭範囲を拡大するなど、後方視界にも配慮した造りになっています。

短距離走行の乗り心地は?

ちょっとした買い物や通勤・通学での利用といった短い距離での走行も申し分ない乗り心地です。

市街地など多くのシーンをモーターのみで走行可能になり、低速での走行時でも静かで上質な走りを実現しています。

それに加え、40km/h程度の走行では、風切り音が全く気にならないため、街乗りでは静かで快適な走行ができます。

また、最小回転半径は4.9mを実現し、細い路地に入るときやUターン時、車庫入れや縦列駐車時の取り回しをスムーズに行うことが可能です。

「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アキテクチャー)」サスペンションを採用しました。

それにより、剛性感が高くマンホールや道路の継ぎ接ぎといった路面の凹凸をボディで抑え込むので乗り心地の良さを感じる事ができ、運動性能の高さを味わうことができます。

長距離走行の乗り心地は?


長距離走行でも、新型アクアは安定した乗り心地を発揮します。

長距離走行では、高速道路を使用するシチュエーションも多いでしょう。高速道路かつ長距離運転でもアクアの良さは体感することができるのです。

これまでのハイブリッド車はエンジンをかけると、電気でスタートしてアクセルを踏み込むとエンジンがかかります。そこからさらに踏み込むと威勢よくエンジンがうなります。

そのため、「頑張っている感」が否めませんでした。しかし、今回同じような場面でも「頑張っている感」を感じさせるようなシーンはなく、スーッと加速します。

また、燃費の良さも長距離運転に適している理由といえます。

カタログ表示の燃費では最高で35.8km/L。こまめに給油する必要がないため、快適なドライブを満喫することができるでしょう。

安全性能も重要

乗り心地の良さを感じる上で安全性能も重要になります。

というのも、安全性能があまり重視されていない車に乗っていると、ヒヤヒヤしてしまい、ドライブに集中することができません。

安全性能が向上したアクアで、安心してドライブを楽しんでください。

アクアの安全性能はここまで進化しました。

進化した安全性能
プリクラッシュセーフティ
オートマティックハイビーム
レーンディトレーシングアシスト
レーダークルーズコントロール
パーキングサポートブレーキ(Z、G標準装備。X、Bにメーカーオプション)
ブラインドスポットモニター(Z、G、Xにメーカーオプション)
アドバンストパーク「全車にメーカーオプション)
パノラミックビューモニター(Z、Gにメーカーオプション)
パーキングサポートブレーキ
ロードサインアシスト

アドバンストパーク

スイッチを押すだけで駐車操作をアシストしてくれる「アドバンストパーク」。

駐車したいスペースの横に停車後、アドバンスパークシステムのスイッチを押して停車位置を確認します。

開始スイッチを押すと、カメラとソナーによって周囲を監視しながら、ステアリング・シフト・アクセル・ブレーキ操作を制御し、駐車操作をアシストして駐車を完了させます。

運転手は後退中、ブレーキに足を添えておくだけでいいのです。

パーキングサポートブレーキ

「パーキングサポートブレーキ」は、検知対象を車両周辺まで拡げて駐車シーンの被害軽減をサポートします。

アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和し、被害の軽減に寄与するシステムです。

アドバンスト・パーク装着者では、静止物の検知対象を前後進行方向のみならず、側方も加えた広範囲にまで拡大しました。

アドバンスト・パークアシスト中だけでなく、出庫や後退中のような駐車シーンでも周囲を監視しながら静止物の接近を表示とブザーで知らせます。さらに、距離が縮まると自動ブレーキが作動します。

ブラインドスポットモニター

車線変更時や降車時の危険を知らせてくれる機能が「ブラインドスポットモニター」です。

車線変更時の後方確認をアシストするブラインドスポットモニターに、停車時警報機能が設置されました。

車両を停めて降りる際、開いたドアに対して後方から車両が接近し、衝突する可能性が高いと判断した場合は、ドアミラーに搭載されたLEDインジゲーターの点滅とブザーによって注意喚起します。

新型アクアの良い点

ここまで、新型アクアの乗り心地が快適であることを述べてきましたが、新型アクアの良い点についてまとめてみました。

以下が新型アクアのいい点になります。

加速がいい

新型アクアは、バイポーラ型ニッケル水素電池を採用しているため、先代よりも加速力がアップしました。

さらに、トヨタ初「パワー+」をチョイスすると、加速の力強さが増します。アクセルオフの減速度が強くなるため、アクセルペダルの操作だけで速度調整がしやすいと言えるでしょう。

静寂性が高い

バッテリー出力の向上で、多くのシーンをモーターのみで走行することが可能になりました。

エンジンが一切動かないEV走行だと路面を滑るように走行します。さらに、今回採用されたタイヤは遮音性が高いため、ロードノイズも軽減できます。

車体の揺れを感じさせない

「TNGAプラットフォーム」の採用と、スウィングバルブショックアブソーバーの採用で車体の揺れを感じさせない乗り心地を実現しました。

さらに、硬めの足は安定感のある走りをサポートし、コーナリングでも快適な乗り心地となっています。

燃費がいい

アクアといえば、低燃費。これは新型になっても変わりません。

新型アクアのカタログ燃費は33.6km/L~35.8km/Lです。

トヨタのダイナミックフォースエンジンを搭載したハイブリッドシステムは、抜群の燃費を誇ります。

新型アクアの気になる点

気になる点についてもまとめてみました。

気になる点
室内空間の狭さ
荷台が狭い
電子パーキングブレーキがない

室内空間の狭さ

新型アクアはホイールベースが5cm伸びたため、後席の空間は広くなりました。しかし、コンパクトカーのためまだまだ狭いと感じる方もいるでしょう。また、後席は窓が小さいため閉所感があると感じる方もいるかもしれません。

荷台が狭い

室内の狭さと関係することでもありますが、新型アクアの荷室容量は278Lと少し小さめとなっています。

荷物をたくさん積みたいときには、物足りないと感じる方もいるでしょう。

電子パーキングブレーキがない

センターコンソールを広く使うため、パーキングブレーキは足踏み式になっており、電子パーキングブレーキは採用されていません。

最近では、電子パーキングブレーキの車も多いため、採用されていないと物足りなさを感じてしまう場合もあります。

まとめ

新型アクアは先代よりも「静寂性」「加速力」「車体の振動」どれをとってもパワーアップし、快適な乗り心地を実現させました。

また、室内空間も先代より広々とした造りになっており、すっきりとした視界で運転しやすくなりました。

さらに、充実した安全性能は長距離走行だけでなく、短距離走行でも強い味方です。

新型になっても変わらない低燃費。それに加え、快適な乗り心地や加速力も新型アクアの魅力です。良い点や気になる点もチェックし、ぜひ参考にしてみてください。