RAV4「アドベンチャー」は、力強さと機能性を兼ね備えたトヨタの代表的なクロスオーバーSUV「RAV4」の1種です。特にオフロード性能に優れた走行性能を誇っていて、2019年に発表された新グレードです。
アドベンチャーとRAV4のその他グレードとの具体的な違いはどのようなところでしょうか。走行性能に特徴があるというのは魅力と感じながらも、漠然としか理解できていない方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、RAV4アドベンチャーの魅力や特徴について具体的に紹介していきます。実際にどのような方におすすめの車種なのかについての基本について解説します。
中でも特別仕様車として設定されている「RAV4アドベンチャー”オフロードパッケージⅡ”」について特に細かく紹介していきます。
RAV4アドベンチャー”オフロードパッケージⅡ”の購入を予定している方はもちろん、オフロード車に魅力を感じている方、興味のある方はぜひ参考にしてください。
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目次
RAV4のオフロードパッケージとは?
RAV4のオフロードパッケージは、力強いSUVにニーズがあることを考慮したトヨタが、2019年4月に新たに追加した「アドベンチャー」をベースに、2020年10月に追加設定した特別仕様車です。
RAV4ってどんな車?
トヨタが販売しているSUVの代表者であるRAV4は、1994年に初代が発表されました。2代目以降は、世界市場のニーズを調査し、世界を中心に販売されてきましたが、日本市場でも2019年に発売されたモデルが人気となりました。
これぞSUVという力強さを感じさせるデザインや優れた走行性能で知られています。幅広い年齢層に支持されており、豊富なグレードラインアップを販売してきたことも特徴の1つです。
現在購入可能なRAV4のグレードには、オフロード性能に特化した「アドベンチャー」と、アドベンチャーをベースにした特別仕様車である「アドベンチャーオフロードパッケージ」という2つがあります。それぞれの特徴を確認していきましょう。
オフロードパッケージって何?
RAV4に対しより力強いSUVを求めているニーズがあることを調査したトヨタは、新たに「アドベンチャー」というグレードを追加しました。これは優れた走行性能を誇るとても力強いSUVのグレードとして幅広く認知されました。
トヨタはさらに、2020年10月に「アドベンチャー」をベースに特別仕様車「アドベンチャー オフロードパッケージ」を追加設定しました。力強い走行性能をもとに、アグレッシブさを感じさせる外観デザインに洗練され、特徴であった走破性もさらに高まっています。また、オフロードパッケージ専用の内装や特別仕様車ならではのボディカラーも魅力です。
RAV4アドベンチャーとオフロードパッケージは何が違う?
RAV4アドベンチャーは、オフロードパッケージとは何が違うのでしょうか。
まず、RAV4アドベンチャーの特徴としては、エクステリアやインテリアが魅力的であることと、走行性能や安全装備にも優れていることが挙げられます。
このRAV4アドベンチャーをベースとしたオフロードパッケージは、さらに力強くなったといえるでしょう。アドベンチャーとオフロードパッケージの違いは、6個あげることができます。2つのグレードの違いについて詳しく見ていきましょう。
- フロントマスク
- 同じエクステリアに見える2つのグレードですが、正面から見るとフロントマスクに違いがあることがわかります。オフロードパッケージはグレーメタリックのプレート、アドベンチャーはシルバーです。
- ホイール
- アドベンチャーのホイールは19インチですが、オフロードパッケージはオフロード仕様であるため、ホイールサイズは少しだけ小さい18インチを採用しています。また、塗装はマットブラックで、ハードな印象がオフロード感を演出しています。
- リアエンブレム
- リアエンブレムは、アドベンチャーはマット素材、オフロードパッケージは「山」のシルエットが追加されています。見た目からも特別仕様車であることがはっきりとわかるでしょう。
- ルーフレール
- RAV4アドベンチャーのルーフレールはフラットタイプですが、オフロードパッケージのルーフレールは、ブリッジタイプとなっています。
- インテリア
- ともにブラック基調のインテリアですが、アクセントカラーが異なります。アドベンチャーはオレンジを、オフロードパッケージはレッドをアクセントカラーに取り入れています。オフロードパッケージのほうがよりスポーティーな仕上がりであるといえるでしょう。
- ボディカラー
- アドベンチャーのボディカラーは計8色ですが、オフロードパッケージは以下のモノトーン3色に限られます。オフロードパッケージには、ホワイトを含む人気カラーを揃えていることが特徴です。人気カラーは以下の通りです。
・スーパーホワイトⅡ
・グレーメタリック
・アティチュードブラックマイカ
RAV4のオフロードパッケージの特徴
オフロードパッケージの特徴を紹介していきます。ここから焦点をあてるのは以下の通りです。
- オフロードパッケージの特徴
- スペック
- 走行性能
- エクステリア
- インテリア
- 乗り心地
- 安全性能
- 色
- 燃費
- 口コミ
RAV4のオフロードパッケージのスペック
RAV4のオフロードパッケージのスペック配下の通りです。オフロード用の特別仕様とあって、走行性能に重きを置いていることがうかがえます。
価格 | ガソリン車:3,884,000円(税込)
ハイブリッド:4,503,000円(税込) |
駆動方式 | M20A-FKS |
重量 | 1,620kg |
全長 | 4,610mm |
全幅 | 1,865mm |
全高 | 1,735mm |
ホイールベース | 2,690mm |
最低地上高 | 210mm |
室内サイズ | 室内長×室内幅×室内高 1,890×1,515×1,230mm |
最小回転半径 | 5.5m |
RAV4のオフロードパッケージの走行性能
専用のダンパーを装着して車高を10mm挙げているオフロードパッケージは、タイヤにもオフロード走行に対応できるようオールテレインタイヤを装着しています。ホイールはマットブラック塗装の、通常のアドベンチャーから1サイズダウンの18インチアルミホイールを採用しています。オフロードでの走破性に大きく振った走行性能を誇ります。
ダイナミックトルクベクタリングAWDで滑りやすい路面であっても実に安定した走行を可能としており、かなりのポテンシャルが期待できるでしょう。これは、グリップの良い舗装路などであればFF(前輪駆動)で稼働しますが、滑りやすい路面などでは必要に応じて瞬時にリヤにも駆動力を配分するという優れモノです。
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RAV4のオフロードパッケージのエクステリア
エクステリアは、ブリッジ型のルーフレール(オプション)とグレーメタリック塗装の専用スキッドプレートを採用しています。アルミホイールには専用のマットブラック塗装を装着しているため、見た目にもオフロード感がたっぷりと表現されています。
専用サスペンションも採用されており、最低地上高は210mmと、アドベンチャーから見ても10mmも高いサイズを確保していることも大きな特徴です。
RAV4のオフロードパッケージのインテリア
オフロードパッケージのインテリアは、合成皮革シートやインパネ、ドアトリムショルダーにレッドステッチを採用しました。
フロントのカップホルダーやセンターのオープントレイは、レッドとブラックのツートーンで仕上げられています。運転席と中央のオープントレイはブラックの塗装と、シックな色合いでエクステリアと同様に大きな存在感を放っています。
RAV4のオフロードパッケージの乗り心地
RAV4オフロードパッケージの乗り心地はどのようなものでしょうか。
オフロードパッケージには、独自機能である「ダイナミックトルクベクタリング4WD」が搭載されています。これにより、悪路ではトルクバランスが自動で調整され、車内の揺れを軽減することを可能としています。
また、道路状況に応じて、ドライバーがスイッチ操作をすることで、走行のタイプを切り替えることができる「マルチテレインセレクト」も搭載しています。4WDの性能を最大限に生かしながら、普段はFFの駆動でも悪路においては走りのタイプを切り替えることにより快適な乗り心地を実現することを可能としました。
RAV4のオフロードパッケージの安全性能
オフロードに特化したパッケージであることから、安全性能も重視してつくられています。衝突防止機能である「プリクラッシュセーフティ」を搭載しているため、万一の際の衝突を防止することも可能です。
また、高速道路での安全な運転をアシストしてくれる「レーントレーシングアシスト」なども標準搭載されており、車線のキープや追従システムも心配する必要がないでしょう。
最新の安全性能が標準搭載されているRAV4オフロードパッケージは、運転する本人はもちろん、同乗する家族や仲間などからもとても喜ばれるグレードといえます。
RAV4のオフロードパッケージの色
RAV4オフロードパッケージのボディカラーは以下の3色です。
- ボディカラー
- スーパーホワイトⅡ
- グレーメタリック
- アティチュードブラックマイカ
どれも人気のカラーですが、中でもダーク系であり大人の魅力が漂う「アティチュードブラックマイカ」が一番人気となっています。
RAV4のオフロードパッケージの燃費
気になるRAV4のオフロードパッケージの燃費はどうでしょうか。WLTCでモードごとの実燃費を見ていきましょう。
WLTCモード燃費 | 15.2 km/L |
WLTC市街地モード燃費 | 11.5 km/L |
WLTC郊外モード燃費 | 15.5 km/L |
WLTC高速道路モード燃費 | 17.4 km/L |
高速道路モードでの走行時に燃費性能は最も良くなります。WLTCモードは、実際の走行シーンを考慮した計測方法であり、いわゆるカタログ燃費でも実際の燃費とそれほど乖離が発生しない方法とされています。
RAV4は低燃費を実現する技術が活かされているといえるでしょう。
RAV4のオフロードパッケージの口コミ
アウトドアもオフロード派も満足できる、週末アウトドアの趣味にはピッタリの車であるといえるようです。
口コミをいくつか紹介します。
- とにかく見た目がかっこいい
- なんといっても見た目が洗練されている。パッと見ただけでオフロード感がガツンと伝わるとてもいいデザイン。長く乗り続けたい。
- とても使いやすい車
- 購入から3年経ちましたが、運転しやすく、とても使いやすい車だと思います。いと思います。購入当初は最初車幅や車高が気になりましたがすぐ慣れました。ごつい見た目にも満足してます。
- 見た目に満足。ただ車高には注意。
- 休日に近所を乗り回したり、たまの遠出に使うなら気楽に乗れる良い車だと思います。アウトドアムードの外観も今風で、迫力がありカッコイイと思います。
車高が高いのは運転しやすいのですが、初めて行く場所は高さ制限がないかどうか、注意が必要。
どこに行くにも使いやすく乗りやすいので、「相棒」のような存在としている方が多く、デザインもカッコよくて洗練されたイメージですから、周りからも自分からも、見た目に思わず見惚れてしまうという声も多いようですね。
一方注意点としましては、「車高が高い」というものがありました。高さ制限のある場所は入れないこともありますので、事前に行き先についても調べておくと安心のようですね。
RAV4のオフロードパッケージはどのような人におすすめ?
まさにオフロード車といえるこの車は、「フロントマスクがカッコいい」「力強さを感じる」「ほどよくごつい感じが良い」といった口コミも多いです。RAV4特別仕様車だけに施されたブラック塗装は、洗練されたワイルドな印象を演出してくれるため、タフな印象も楽しめる車です。
RAV4のオフロードパッケージは、オフロード車が好きな人にはたまらない車であるといえます。見た目が派手ではなく、むしろ無骨さもあるこの車ですが、それが好印象という意見も多く、落ち着いた大人のオフロード車を求める人には特におすすめです。
まとめ
本記事ではRAV4アドベンチャーオフロードパッケージの魅力や特徴について幅広く解説しました。街乗りでも悪路でも、走行モードを切り替えることによりいつでも最適な運転性能を味わうことができるこの車ですが、やはり本領発揮するのはアウトドアです。
抜群の運動性能にカッコいいエクステリアとインテリアも兼ね備えたバランスされたRAV4オフロードパッケージは、実に魅力的な一台で、数多いRAV4ラインナップの中でも特に渋い1台といえます。オフロード好きの方は、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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