C-HRはトヨタ自動車が販売する、コンパクトSUVです。
ハイブリッド車、ガソリン車それぞれ用意しており、特別仕様車やGRスポーツなど、グレードのバリエーションが豊富な点が魅力のひとつ。
C-HRはコンパクトSUVの中でもカッコいい見た目が人気ですが、その中でも特に見た目にこだわりがある人にはGRスポーツがおすすめです。
GRスポーツは、見た目だけでなく運転の快適さや走行性能を向上させるチューニングが施された特別なグレードです。
今回はC-HRのGRスポーツに関して、基本スペックの紹介や他のグレードとの比較、新型・中古車価格を紹介していきます。
CH-Rの購入を検討する人で、グレードに悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
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目次
C-HRのGRスポーツとは
まずはC-HRのGRスポーツについて、C-HRとGRスポーツそれぞれの知識をおさらいしましょう。
ここでは下記の2つについて説明します。
- C-HRのGRスポーツの基礎知識
-
- C-HRとは
- GRスポーツとは
それぞれ詳しく見ていきましょう。
C-HRとは|2023年7月上旬に生産終了
C-HRは、トヨタ自動車から2016年12月14日に発売されました。
コンパクトSUVとして、ヤリスクロスやRAV4よりも先に販売が開始されており、SUVの人気を支えた車のひとつとして有名です。
2019年10月にはマイナーチェンジが行われ、特別仕様車も発売されています。
マイナーチェンジから4年が経過する2023年は、フルモデルチェンジが期待されていましたが、日本での生産は2023年7月上旬に終了することが発表されています。
一方で欧州トヨタでは、2023年6月26日に新型トヨタC-HRのワールドプレミアを行うことを予告。
日本での生産は終了しますが、C-HRは引き続き海外での生産が進められるようです。
GRスポーツとは|スポーツカー仕様のパーツブランド
GRスポーツは、トヨタ自動車が提供するスポーツカー仕様のパーツブランドのひとつです。
GRには3種類のグレードが分かれており、それぞれチューニングのレベルや「GR」というブランドの中での立ち位置が異なります。
- GRの3つのグレード
-
- GRMN
- GR
- GRスポーツ
GRMNは市販車の頂点を目指すグレードで、スポーツカー仕様の中でも最上レベルのチューニングが施されています。
販売台数も限定されているため、過去販売されたGRMNの車はすぐに完売。
中古車市場でも依然として人気のGRブランドのグレードです。
GRブランドの中では真ん中に位置するグレードのGRは、本格スポーツ仕様の車を求める人に向いています。
ボディ剛性の向上を目指すチューニングや搭載するエンジンは、普通の車種のグレードでは見られないほどの性能の高さです。
GR スポーツは手軽にスポーツカー仕様を楽しめる、GRブランドの中では下位に相当するグレードです。
トヨタ自動車によると、GRスポーツは”ライフスタイルに合わせて走りを楽しむエントリースポーツモデル”だそう。
GRやGRMNと比べて、ベースモデルとの価格差が少なく、購入しやすい点も魅力のひとつです。
GRブランドのそれぞれの特徴を比較しながら、GRブランドの車を選んでみるのもおすすめです。
C-HRのGRスポーツの基本スペックを確認
C-HRのGRグレードは、ハイブリッド車とガソリン車があります。
ここではそれぞれの車体サイズや燃費量、排気量などの基本スペックを一覧にまとめました。
ハイブリッド車 | ガソリン車 | |||
駆動 | 2WD | 2WD | 4WD | |
変速 | 電気式無段変速機 | CVT | 6MT | CVT |
全長(mm) | 4,390 | |||
全幅(mm) | 1,795 | |||
全高(mm) | 1,550 | |||
車体総重量 | 1,725 | 1,685 | 1,675 | 1,775 |
WLTCモード(km/L) | 25.0 | 14.9 | 15.4 | 14.4 |
市街地モード(km/L) | 24.1 | 11.1 | 12.2 | 10.8 |
郊外モード(km/L) | 27.6 | 15.6 | 15.6 | 15.0 |
高速道路モード(km/L) | 23.9 | 16.9 | 17.2 | 16.0 |
総排気量(L) | 1.797 | 1.196 |
引用:[トヨタ自動車]
データを見てわかるように、GRスポーツのガソリン車とハイブリッド車の違いは燃費性能や総排気量です。
車体サイズはほぼ同じで、総重量のみ搭載するエンジンの違いなどの関係で異なっています。
C-HRのGRスポーツの中で比較するのであれば、燃費量や価格を見るのがおすすめです。
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C-HRのGRスポーツが他のグレードと違うポイント
C-HRのGRスポーツはスポーツカー仕様のチューニングが施されていることから、他のグレードと違うポイントがあります。
ここではC-HRのGRスポーツと他のグレードとの違いを以下のカテゴリに分けて紹介します。
- C-HRのGRスポーツと他のグレードとの違い
-
- エクステリアの違い
- ホイールの違い
- インテリアの違い
- パフォーマンスの違い
それぞれ詳しくみていきましょう。
C-HRの他のグレードとGRスポーツ|エクステリアの違い
C-HRのGRスポーツが他のグレードとのエクステリアの違いは以下のとおりです。
- エクステリアの違い
-
- Bi-Beam LEDヘッドランプ
- LEDフロントフォグランプ
- 大開口アンダーグリル
- アンダーガード
- LEDサイドターンランプ付オート電動格納式リモコンドアミラー(ブラック)
- リヤコンビネーションランプ
引用:[GRスポーツ]
たとえば、フロント部分の大きな変化といえば「大開口アンダーグリル」です。
他のグレードであれば、黒とシルバーのシンプルなデザインですが、GRスポーツ大開口アンダーグリルは右上にGRスポーツの赤と黒のロゴが目立っています。
さらに、LEDサイドターンランプ付オート電動格納式リモコンドアミラーも、GRスポーツにはボディと違う色のブラックが装備されています。
ボディと違う色を楽しめるだけでなく、ブラックのミラーがボディ全体の色を引き締めてくれるでしょう。
C-HRの他のグレードとGRスポーツ|ホイールの違い
C-HRの他のグレードとGRスポーツの違いは、タイヤサイズです。
C-HRの他のグレード | 225/50R18 |
GRスポーツ | 225/45R19 |
GRスポーツのタイヤは他のグレードよりも大きいため、車の見た目を比較してもタイヤやホイールに目がいくはず。
さらに、ホイールにはGRスポーツ専用の2つの特別デザインが施されています。
- GRスポーツ専用の2つの特別ホイールデザイン
-
- 19×7 1/2J専用アルミホイール(切削光輝+ブラック塗装/センターオーナメント付)+ダークスモークメッキホイールナット
- 19×7 1/2J専用アルミホイール(ダークスパッタリング/センターオーナメント付)+ダークスモークメッキホイールナット
2つ目のデザインであるダークスパッタリングの加飾は、66,000円(税込)のメーカーオプションです。
どちらのホイールデザインも、他のグレードにはない見た目を演出できるため、タイヤやホイールデザインを重視したい人に向いているでしょう。
C-HRの他のグレードとGRスポーツ|インテリアの違い
C-HRの他のグレードとGRスポーツのインテリアの違いは、以下のとおりです。
- インテリアの違い
-
- GR小径本革巻き3本スポークステアリングホイール(シルバーステッチ+GRエンブレム+スポーク部:ダークシルバー塗装)
- パワーウインドゥスイッチベース加飾(ブラック+ピアノブラック)
- 専用スポーティシート(GRエンブレム付+シルバーダブルステッチ付) /シート表皮(メイン部:パーフォレーション付ブランノーブ®/ サイド部:合成皮革)
- 快適温熱シート(運転席・助手席)
- アルミペダル(アクセル・ブレーキ・クラッチ[6MT車のみ])
- 専用スタートスイッチ(GRロゴ付)
引用:[GRスポーツ]
インテリアで大きな違いといえば、GRスポーツ専用のスポーティシートです。
背もたれ部分にはGRスポーツのエンブレムが施されており、シート表皮は弾力性があり、上質な肌触りが特徴のブランノーブ®が採用されています。
また、ブレーキやアクセルのペダル部分の素材もスポーツ仕様に変化。
アルミペダルになるだけで、レーシングカーのような見た目に一瞬で変化させてくれる点はGRスポーツならではの魅力といえるでしょう。
C-HRの他のグレードとGRスポーツ|パフォーマンスの違い
GRスポーツはパフォーマンスの違いに特徴があります。
他のグレードとGRスポーツの機能面の違いは、以下のとおりです。
- パフォーマンスの違い
-
- GR専用剛性アップパーツ
- ブレーキキャリパー(ホワイト塗装〈フロント・リヤ〉/GRロゴ付〈フロントのみ〉)
- 6速iMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)を採用
- TNGA
引用:[GRスポーツ]
TNGAとは「Toyota New Global Architecture」の頭文字で、「もっといいクルマづくり」を実現するために掲げられたトヨタの設計思想を指します。
GRスポーツはTNGAをベースに、下記の3つの項目を達成できるようにチューニングを行い、パフォーマンス性能を向上させました。
- TNGAをベースに設定した3項目
-
- レスポンス:ドライバーの操作に対して車両が即座に反応する
- リニアリティ:ドライバーの操作量に対して車両が忠実に応答する
- コンシステンシー:ドライバーの操作に対して常に一貫した車両の応答がある
パフォーマンスの向上は、実際に乗り比べてみるのが1番わかりやすいでしょう。
販売店で試乗して、GRスポーツの走行性能を実感するのがおすすめです。
C-HRのGRスポーツの新車価格
C-HRのGRスポーツの新車価格は以下のとおり。
車の種類 | 駆動 | 変速 | 新車価格 |
ハイブリッド車 | 2WD | 電気式無段変速機 | 3,155,000円 |
ガソリン車 | 2WD | CVT | 2,825,000円 |
6MT | 2,792,000円 | ||
4WD | CVT | 3,023,000円 |
引用:[トヨタ自動車]
C-HRのGRスポーツは、C-HRの他のグレードと比較しても高額です。
なぜなら、C-HRのGRスポーツは上で説明したようなエクステリアやインテリアの装備に違いがあり、スポーツ車仕様のチュニーニングが施されているため。
それぞれの特徴を細かく比較した上で、GRスポーツの魅力に惹かれた人はGRスポーツの購入を検討するのがおすすめです。
C-HRのGRスポーツの中古車価格
中古車サイトではC-HRのGRスポーツを限定した結果が得られなかったため、C-HR全グレードを踏まえた中古車価格を紹介します。
平均価格 | 価格帯 | |
カーセンサー | 205.2万円 | 119.8~432 万円 |
グーネット | 207.7万円 | 119.8~338.2万円 |
中古車サイト内でC-HRのGRスポーツを限定して検索すると、平均価格は230〜300万円ほどがほとんどのようです。
GRスポーツの中でも、ハイブリッド車かガソリン車かでも値段は異なりますし、中古車であればオプションの有無でも値段が前後します。
中古車の購入で失敗しないコツは、基準を定めて同程度の条件の車を細かく比較することです。
走行距離や修理歴など、外せない条件を決めてから、複数の中古車サイトの車を比較しましょう。
まとめ
今回はC-HRのGRスポーツについて、基本スペックや他のグレードの比較、新車や中古車価格の調査を行いました。
C-HRのGRスポーツは、スタイリッシュなC-HRの見た目をさらにスポーティーに変化させるだけでなく、スポーツカーのような走りやすさを備えています。
他のグレードよりも価格は高額ですが、パフォーマンスの向上レベルやインテリア、エクステリアの変化を比較すれば、手に入れたくなる人がいるでしょう。
C-HRは2023年7月下旬に生産終了しているため、今からC-HRのGRスポーツを手に入れたい人は中古車を探すのがおすすめです。
中古車を購入する際は、値段だけに惑わされず、修理歴やオプション内容、取引に必要な金額も把握してから決めましょう。
あなたにとって特別なC-HRのGRスポーツが見つかれば幸いです。
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