新型カローラスポーツは、2018年6月にトヨタから発売されたモデルです。
トヨタのカローラはセダン車ですが、カローラスポーツはハッチバックモデルを採用し、よりスポーティで実用性の高い見た目や内装を実現しています。
今回は新型カローラスポーツについて、カローラとの違いやマイナーチェンジによる変更点の比較、グレードごとの特徴を詳しく紹介します。
カローラスポーツの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
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目次
カローラスポーツとは
新型カローラスポーツとは、2018年6月にトヨタが発売したカローラのハッチバックモデルです。
カローラはトヨタの中でも歴史の長い車のひとつ。
1966年にセダン車として発売され、現在は12世代目です。
12世代目からカローラシリーズの販売がスタートし、カローラスポーツはカローラシリーズの中でも最初に発売されたモデルです。
スポーツと名がついているとおり、走行性能の高さが魅力のひとつ。
またスポーツモデルながらも室内空間を広く設計しているため、実用性にも優れています。
ただカローラはセダンという印象が依然として強いため、カローラスポーツの見た目には違和感を感じるかもしれません。
カローラとカローラスポーツの違いは?
カローラとカローラスポーツの大きな違いは、バックドアの種類です。
カローラスポーツのバックドアには、ミニバンやSUVによくみられるハッチバックを採用しています。
ハッチバックとは、跳ね上げ式または横開き式のバックドアを持つ車種のことで、人が乗るスペースと荷室が分かれていないという特徴があります。
荷物の出し入れが便利な点は、大きな魅力です。
また、カローラスポーツはスポーツモデルであるため、走行性能や走りやすさはカローラを上回っています。
運転が好きで、走行性能を重視する人はカローラスポーツが向いているでしょう。
新型カローラスポーツのマイナーチェンジによる違いとは?
新型カローラスポーツは2018年6月に発売されましたが、2022年10月に大きなマイナーチェンジが実施されています。
2022年のマイナーチェンジによって、何が変わったのでしょうか。
ここでは3つの変更点を紹介します。
- マイナーチェンジによる変更点
-
- メーターパネルのサイズアップ
- ボディカラーの追加
- 直列4気筒 2.0L直噴エンジン(Dynamic Force Engine)を採用
それぞれ詳しくみていきましょう。
メーターパネルのサイズアップ
2022年10月のマイナーチェンジでは、G”Z”、Gグレードのメーターパネルが進化しました。
カローラスポーツの最上グレードであるG”Z”では、TFTパネルが7インチから12.3インチに拡大。
全面が液晶表示になり、サイズアップにより表示内容が増えました。
GグレードではTFTパネルが4インチから7インチに拡大。
メータ表示が見やすくなったことで、運転の快適度も向上するでしょう。
ボディカラーの追加
マイナーチェンジによって、ボディカラーに新色が追加されました。
追加されたボディカラーは以下のとおり。
- 追加されたボディーカラー
-
- オレンジマイカメタリック
- ダークブルーマイカメタリック
今までのカラーに加えて、バリエーションが広がったため、車選びが楽しくなるでしょう。
直列4気筒 2.0L直噴エンジン(Dynamic Force Engine)を採用
カローラスポーツのマイナーチェンジで特に注目されたのが、直列4気筒 2.0L直噴エンジン(Dynamic Force Engine)を採用したことです。
直列4気筒 2.0L直噴エンジンを採用したことで、新旧のカローラスポーツの燃費性能には以下のような違いが生まれました。
【ガソリン車】
スペック | 旧型 | 新型 |
エンジン | 直列4気筒 DOHC 1.2L 直噴ターボエンジン |
直列4気筒 2.0L直噴エンジン 「Dynamic Force Engine」 |
最高出力 | 85kW(116ps)/ 5,200〜5,600rpm |
125kW(170ps)/ 6,600rpm |
最大トルク | 184Nm(18.9kgm)/ 1,500〜4,000rpm |
202Nm(20.6kgm)/ 4,900rpm |
トランスミッション | Super CVT-i | Direct Shift – CVT |
WLTCモード 燃費量 |
15.2〜16.4km/L | 17.2〜18.3km/L |
参考:[最新自動車情報]
新型エンジンに変更したことで、高速燃焼技術、可変制御システムの採用され、排気・冷却・機械作動時などの様々なエネルギーロスを少なくして熱効率を向上させることに成功しています。
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新型カローラスポーツのグレート別基本スペックを紹介
新型カローラスポーツにはガソリン車、ハイブリッド車それぞれ3つのグレードがあります。
- 3つのグレード
-
- G”X”
- G
- G”Z”
ここからは、各グレードをカテゴリごとに比較していきます。
- カテゴリごとの比較
-
- 価格
- 車両サイズ
- 燃費量
- インテリア
- エクステリア
それぞれ詳しくみていきましょう。
価格
新型カローラスポーツの、グレードごとの価格情報は以下のとおりです。
【ガソリン車】
G”X” | 2,200,000円 |
G | 2,450,000円 |
G”Z” | 2,640,000円 |
参考:[トヨタ自動車]
【ハイブリッド車】
ハイブリッドG”X” | 2,460,000円 |
ハイブリッドG | 2,700,000円 |
ハイブリッドG”Z” | 2,890,000円 |
参考:[トヨタ自動車]
エントリーモデルのG”X”の価格が200万円以上する点から、やや高級なモデルといえるでしょう。
車両サイズ
カローラスポーツのグレードごとの車両サイズは以下のとおりです。
【ガソリン車】
全長(mm) | 4,375 |
全幅(mm) | 1,790 |
全高(mm) | 1,460 |
最小回転半径(m) | G”Z”= 5.3 G/G”X”=5.1 |
車両総重量(kg) | G”Z”= 1,665 G/G”X”=1,635 |
【ハイブリッド車】
全長(mm) | 4,375 |
全幅(mm) | 1,790 |
全高(mm) | 1,460 |
最小回転半径(m) | G”Z”= 5.3 G/G”X”=5.1 |
車両総重量(kg) | G”Z”= 1,655 G/G”X”=1,625 |
参考:[トヨタ自動車]
ハイブリッド車、ガソリン車、グレード別の差はさほどありません。
小回りのしやすさでは、最小回転半径が小さいGとG”X”グレードが優っているといえるでしょう。
燃費量
グレード別の燃費量は以下のとおりです。
【ガソリン車】
G”X” | G | G”Z” | |
WLTCモード(km/L) | 18.3 | 17.2 | |
市街地モード(km/L) | 13.4 | 12.8 | |
郊外モード(km/L) | 18.8 | 17.6 | |
高速道路モード(km/L) | 21.4 | 20.0 |
【ハイブリッド車】
G”X” | G | G”Z” | |
WLTCモード(km/L) | 30.0 | 29.5 | 27.2 |
市街地モード(km/L) | 27.9 | 27.8 | 26.2 |
郊外モード(km/L) | 33.4 | 32.9 | 30.0 |
高速道路モード(km/L) | 29.0 | 28.3 | 26.1 |
参考:[トヨタ自動車]
ハイブリッド車の方が燃費量は良いことが分かります。
環境に良い車を使いたい、燃費量を重視して車を選びたい人はハイブリッド車を検討してみてください。
インテリア
インテリアのグレード別の違いはガソリン車もハイブリッド車も同じです。
ここではグレード別のインテリアの違いを紹介します。
G”X” | G | G”Z” | |
ディスプレイオーディオ | ディスプレイオーディオレス | 8インチディスプレイオーディオ | |
メーター | アナログメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ | 7.0インチTFTマルチインフォメーションディスプレイ(スピードメーター表示) | 12.3インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ(メーター照度コントロール付) |
シフトノブ | ウレタンシフトノブ | 本革巻きシフトノブ | |
シート | スポーティシート(ファブリック) | スポーツシート(ファブリック) | |
インサイドドアハンドル | ブラック | シルバー加飾 | |
ドアアームレスト表皮 | ファブリック | ステッチ付合成皮革巻き |
参考:[トヨタ自動車]
グレードが高くなるにつれて、素材が本革になったりステッチ付合成皮革巻きになったりと、見た目の高級感が上がります。
G”Z”とG”X”グレードではインテリアの印象が大きく変わるため、一度ディーラーなどで車を見てみると良いでしょう。
エクステリア
エクステリアは、車に乗る人以外にも見える部分です。
グレードによって差が出やすいエクステリアの特徴は、事前に確認してどんな装備が欲しいかを確認しておくのがおすすめです。
グレード別のエクステリアの特徴は、以下のとおり。
G”X” | G | G”Z” | |
ランプ類 | 3灯式LEDヘッドランプ LEDターンランプ LEDクリアランスランプ |
Bi-Beam LEDヘッドランプ LEDターンランプ LEDクリアランスランプ&LEDデイライト |
|
フォグランプ | なし | LEDフロントフォグランプ | |
フロント部分 | フロントロアグリル(ブラック) フロントフォグモール(ブラック) |
フロントロアグリル(艶あり・ブラック) フロントフォグモール(艶あり・ブラック) |
フロントロアグリル(艶あり・ブラック) フロントフォグモール(シルバー) |
リヤ部分 | リヤバンパーロア(艶あり・ブラック) | リヤバンパーロアモール(シルバー) | |
タイヤ・ホイール | 195/65R15 タイヤ&15×6(1/2) J スチールホイール(樹脂フルキャップ付) |
205/55R16 タイヤ&16×7J アルミホイール(センターオーナメント付) |
225/40R18 タイヤ&18×8J アルミホイール(切削光輝+ダークグレーメタリック塗装/センターオーナメント付) |
参考:[トヨタ自動車]
まとめ
今回はカローラスポーツについて、マイナーチェンジによる変化やグレードごとの特徴、違いを紹介しました。
カローラスポーツはカローラシリーズの中でも最初に発売されたモデルです。
スポーツモデルとして高い走行性能や操縦安定性を兼ね備え、室内空間を広く設計している点から実用性の高さも魅力のひとつ。
2022年10月のマイナーチェンジにより、エンジンの変更やメーターパネルのサイズアップが加わり、さらに使いやすくなりました。
カローラスポーツを購入する際は、グレードによってインテリアやエクステリアの特徴が異なるため、比較してから決めるのがおすすめです。
本記事がカローラスポーツの購入に役立てば幸いです。
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