トヨタカムリは、2019年にトヨタから発売されたミニバン型の乗用車です。これまでトヨタが発売してきた日本向けのミニバンの中でも大きなサイズ感が特徴です。そのサイズは全長5.3m×全幅1.97m×全高1.99mにもおよびます。

車選びの際は、デザイン性や走行性はもちろん、安全性能もチェックしたほうがいいポイントです。安全に走行し、乗車する方を守るためにもしっかり安全性能は確認しておきましょう。

そこで本記事では、トヨタカムリの安全性能について紹介していきます。トヨタカムリの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

【グレード別】トヨタカムリの安全性能一覧

トヨタカムリに装備されている安全性能は以下の通りです。

機能の内容
プリクラッシュセーフティ(衝突被害軽減ブレーキ)対車両・対歩行者[昼夜]/ 対自転車運転者[昼] 車両・歩行者・自転車と衝突の可能性を検知しお知らせ。ブレーキアシストで衝突回避または被害軽減をサポート。
レーントレーシングアシスト 渋滞時など白線(黄線)が見えにくい、または見えない場合も、先行車を追従してステアリング操作を支援。
レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付) 先行車と適切な車間距離を保つ。
オートマチックハイビーム ヘッドライトの向きを自動で切り替え。
ロードサインアシスト 道路標識を認識しディスプレイに表示させる。
パノラミックビューモニター 車両を上から見たような映像をナビに表示。
デジタルインナーミラー(カメラ洗浄機能付) 車両後方にあるカメラの映像をインナーミラー内に表示。
ブラインドスポットモニター 隣を走る車両が死角に入るとインジケータ―を点滅させてお知らせ
パーキングサポートブレーキ(後方接近車両) 駐車場から後退時、接近してくる車両を検知してお知らせ。
パーキングサポートブレーキ(前後方静止物) 静止物の接近を検知しお知らせ。
SRSエアバッグ(運転席・助手席)+SRSニーエアバッグ(運転席)+SRSサイドエアバッグ(運転席・助手席)+SRSカーテンシールドエアバッグ(前後席) 衝突時に乗車している人を衝撃から守るエアバック。

トヨタカムリには、Toyota Safety Senseや安全装備が多数搭載されていることがわかります。

トヨタカムリに装備されている「Toyota Safety Sense」とは?

トヨタカムリには、安全性能のひとつであるToyota Safety Senseが搭載されています。

Toyota Safety Senseは、交通事故による死傷者ゼロを目指すトヨタが開発する予防安全の機能パッケージです。ドライバーのうっかりや疲れからくるミスをカバーし、事故を未然に防ぐためのさまざまな機能が含まれています。

車種によって搭載されている機能に違いはありますが、ここでは、Toyota Safety Senseの機能について紹介していきます。

プリクラッシュセーフティ

単眼カメラとミリ波レーダーで検知し、事故の可能性がある場合は衝突被害軽減ブレーキが作動する機能です。

単眼カメラは視野が広く、人や先行車を認識します。雨・霧などの悪天候時や夜間など、視界が悪い状況の場合は、環境の影響を受けにくいレーダーでサポートし、遠くの距離も認識します。

プリクラッシュセーフティには、以下の4種類があります。

  • 歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼夜]・自動二輪車[昼]
  • 対車両・対歩行者[昼夜]/対自転車運転者[昼]
  • 対車両・対歩行者[昼]対車両

歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼夜]・自動二輪車[昼]は、前方の車両や歩行者(昼夜)・自転車運転者(昼夜)・自動二輪車(昼)を単眼カメラとミリ波レーダーで検知します。

衝突の可能性がある場合、警報ブザーとマルチインフォメーションディスプレイ表示で知らせます。その際、ドライバーがブレーキを踏んだ場合はプリクラッシュブレーキアシストが、踏めなかった場合はプリクラッシュブレーキが作動します。

衝突の回避もしくは被害の軽減をサポートするのです。プリクラッシュブレーキは、歩行者や自転車運転者に対しては自車が約5〜80km/hの速度域で作動します。車両や自動二輪車に対しては自車が約5km/h以上で作動します。

対車両・対歩行者[昼夜]/対自転車運転者[昼]は、昼間と夜間の歩行者や自動車、昼間の自転車を検知することが可能です。トヨタカムリには、この機能が搭載されています。

対車両・対歩行者[昼]は、昼間の歩行者と自動車に対応。高速域でも衝突回避または被害軽減をサポートしてくれるでしょう。対車両のプリクラッシュブレーキは、幅広い速度の車両に対して対応可能です。

レーントレーシングアシスト

カメラ認識技術の向上により、レーントレース性能が大幅に向上しました。渋滞時など白線(黄線)が見えにくい場合や、見えない場合も、先行車を追従してステアリング操作を支援します。

また、車線をはみ出しそうなときは、ブザー&ディスプレイ表示に加え、ステアリング操作の一部を支援してくれます。白線だけでなく、アスファルトや縁石などの境界から逸脱すると判定した場合も支援します。

さらに、ドライバー異常時対応システムとして、レーントレーシングアシスト[LTA]作動中にドライバーの無操作状態が継続している場合、音と表示と緩減速による警告でドライバーに操作を促します。ハザードとホーンで車外に異常を報知しながら自車線内に減速停車し、自損・加害事故の回避・事故被害低減を支援するのです。

停車後は、ドア解錠やヘルプネット自動接続による救命要請も行い、早期のドライバー救命・救護に寄与します。

レーダークルーズコントロール

低速時でも車間距離を一定に保ち、先行車についていく機能です。高速道路などでの渋滞時に役立ちます。先行車が止まった場合も車間距離を保ったまま自動停車します。先行車がいなくなった場合は、設定速度で走行することが可能です。

レーダークルーズコントロールには以下の機能があります。

  • カーブ速度抑制機能
  • 車線変更時の補助機能
  • 先々行車検知機能
  • 4段階の車間距離設定機能

レーダークルーズコントロールでカーブを走行する際に必要と判断した場合、カーブ速度抑制機能が働き、速度抑制のシステムが作動します。その際、マルチインフォメーションディスプレイでシステムが作動中であることを知らせてくれるのです。

車線変更時の補助機能は、レーダークルーズコントロール使用中にウインカー操作をした際、予備加速を実施しスムーズな追い越しをサポートする機能です。また、車線変更先にいる先行車に追従するために、予備減速もしてくれます。

先々行車検知機能は、停止・発進を繰り返す渋滞時に先行車だけでなくその先の車も検知し認識する機能です。ドライバーの運転負担が軽減できるでしょう。

4段階の車間距離設定機能は、先行車との車間距離を4段階で設定し、もっとも適した車間距離を実現させる機能です。

オートマチックハイビーム

ハイビームとロービームを自動で切り替え、夜間の走行をサポートしてくれる機能です。先行車・対向車のライトを認識し、夜道の視界を確保してくれます。

またハイビームは遠くまで照らすことが可能なので、夜間の走行視野が広がり歩行者の早期発見にも役立つでしょう。

ロードサインアシスト

道路標識をディスプレイで表示し、見落としを防ぐ機能です。速度規制値を超えてしまった場合、表示の点滅で知らせてくれる機能も搭載されています。

トヨタカムリに標準装備されている安全装備

トヨタカムリにはToyota Safety Sense以外にも、標準装備されている安全装備があります。ここではトヨタカムリに搭載されている安全装備について紹介していきます。

ブラインドスポットモニター[BSM]

隣の車線を走る車両をレーダーで検知。ドアミラーでは確認しにくい、後側方エリアに存在する車両に加えて、隣接する車線の最大約60m後方までモニターし、急接近してくる車両も検知します。車両を検知すると、ドアミラーに搭載されたLEDインジケーターが点灯。その際、ウインカーを操作するとLEDインジケーターが点滅し、より注意を喚起します。

パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)

アクセルの踏み間違いや踏み過ぎなどで起こる衝突を緩和し、被害の軽減に寄与するシステムです。
車庫入れなどの運転時、静止物の接近を表示とブザーで知らせます。

前後進行方向にある壁などの静止物を検知している場合、発進時にハイブリッドシステム出力を抑制し、さらに距離が縮まると衝突被害軽減ブレーキをかけます。

パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)

駐車場から後退する際に、自車の左右後方から接近してくる車両をレーダーで検知。ドアミラー内のインジケーター点滅とブザーによりドライバーに注意喚起します。衝突の可能性がある場合は、自動的にブレーキ制御を行うことで接近車両との衝突被害軽減を支援します。

ドライブスタートコントロール

シフト操作時における急発進・急加速を抑制し、衝突時の被害軽減に寄与します。たとえば、後退時に衝突して慌てたドライバーが、アクセルを踏み込んだままシフトを「R」から「D」へ変更した際、表示で注意を促し、ハイブリッドシステム出力を抑えます。

また、後退時、必要以上にアクセルを踏み込んで速度が上がりすぎるのを防ぐために、ハイブリッドシステム出力を抑えます。

衝突安全

SRSエアバッグ(運転席・助手席)+SRSニーエアバッグ(運転席)+SRSサイドエアバッグ(運転席・助手席)+SRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)

前席乗員の頭や胸の上体に作用する衝撃力を分散・緩和させるSRSエアバッグから、後席乗員の頭部側面まで保護するSRSカーテンシールドエアバッグまで、合計7つのエアバッグを設定しています。

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トヨタカムリにオプションで装備できる安全装備

トヨタカムリには、標準装備されている安全装備だけでなく、オプションで付けられる安全装備もあります。

ここでは、トヨタカムリのオプション装備について紹介していきます。

合金鋼チェーン

合金鋼チェーンは26,400円(税込)で装備可能です。素材に合金鋼を採用したことでスチールチェーンの約2倍耐久性がついただけではなく、約3割軽量化されています。

取り扱いしやすいため、装着がしやすいのも特徴。降雪時・凍結時に備えておくと安心です。ただし、アルミホイールにチェーンを取り付けると傷がつく可能性があるので気を付けてください。

キー付ホイールナット

ホイールを盗難から守る装備です。ナットの溝に専用のキーパターンを採用し、専用工具以外での取り外しができないようになっています。

装着後もインテリアを邪魔しません。1台分で16,500円(税込)です。

三角表示板

高速道路で緊急停車する際に必要な装備です。高速道路でやむを得ず停車する際に、走行中の車からの追突を防ぐ役割があります。

高速道路で緊急停車する際は表示材を表示する義務があります。しかし、緊急時にしか使用しないことや車に標準装備されていないこともあり、持っている方は少ないのではないでしょうか。

価格は2,750円(税込)です。もしものときのために持っておくのがおすすめです。

盗難防止機能付ナンバーフレームセット(プレステージ)

ナンバーフレームとは、ナンバープレートの周囲を囲って飾るドレスアップパーツです。このナンバーフレームに盗難防止機能を付け、盗難から守ります。

プレステージはナンバーフレームがクロムメッキ+ゴールド塗装になっており、ロックボルトとのセット価格で8,910円(税込)です。

盗難防止機能付ナンバーフレームセット(デラックス)

こちらはクロムメッキのみのナンバーフレームがセットになった装備です。ロックボルトとのセット価格で6,710円(税込)と、プレステージより購入しやすい価格になっています。

価格はもちろん、自分の車にあったデザインで選ぶのもおすすめです。

ロックボルト

ナンバープレートを盗難から守るための装備です。特殊な形状になっており、専用のドライバーやレンチでしか外せなくなっています。

クロームメッキ仕様なのでサビにも強く、トヨタのロゴが入っているためおしゃれです。価格は2,860円(税込)です。

NEO G-Child baby

側面衝突時に子どもをしっかり守る、サイドガード形状のベビーシート・チャイルドシートです。

シートベルト固定専用仕様なので、スムーズに装着できます。カラーはカジュアル・ナチュラル・モダンの3色で、価格は41,800円(税込)です。

新生児〜4歳まで使用可能です。トヨタ純正なので厳しい安全基準をクリアしています。

NEO G-Child ISO leg

新保安基準に対応したベビーシート・チャイルドシートです。高い安全性と便利さを追求しました。

万が一の衝突時に、本体が前方に沈み込むのを抑えるサポートレッグを搭載しています。子どもの体の移動量が減るので、より安全性が高まります。

シート本体とベースは取り外せるため、ベビーシートからチャイルドシートへの切り替えもスムーズです。

カラーはカジュアル・ナチュラル・モダンの3色で、85,800円(税込)となっています。

ジュニアシート

3歳〜12歳まで使用可能なジュニアシートです。身長に合わせて高さが調整でき、同時に肩幅が自動でスライドするため、子どもの体にフィットします。

ワンタッチ折りたたみ機能が付いているため、収納や持ち運びにも便利。カラーはカジュアル・ナチュラルの2色で、価格は38,500円(税込)です。

レスキューマンⅢ(ハンマー&カッター)

世間一般で「レスキューハンマー」と呼ばれている緊急時のシートベルトのカッター+サイドウィンドウのガラス割りです。

万一の事故で車内にとじこめられた場合の救出、脱出するためのアイテムとして持っておきたいアイテムといえるでしょう。価格は2,530円(税込)です。いざという時に、冷静かつ確実に対処できるように備えておいてください。

トヨタカムリのコネクティッドサービス

コネクティッドサービスを利用すれば、車と通信で繋がることでさまざまなサービスを受けることが可能です。ただし、車種と契約プランによって、利用できるサービスは異なります。

ここでは、トヨタカムリで利用できるコネクティッドサービスの詳細を紹介していきます。

オペレーターサービスまたはオペレーターサービスPlus

24時間365日対応してくれるオペレーターに口頭で行きたい場所を伝えるだけで、希望に沿った目的地をナビに送信してくれます。開いている病院を探したいとき、パンクして修理や移動を頼みたいときに便利です。

オペレーターサービスPlusは、上記のサービスに加えホテルやレストラン・国内航空券の予約代行・レンタカー予約の取次などもオペレーターが行ってくれます。

オペレーターサービスとオペレーターサービスPlusは、どちらか一方のみにしか加入できません。加入する場合T-Connect スタンダードプランに加入したうえで、別途利用料を支払う必要があります。

スマホアプリ「My TOYOTA+」/マイカーサーチ Plus

「My TOYOTA+」を使うと、マイカーの状態をスマホでチェックしたり、過去の運転を振り返ったり、より便利なカーライフをすごしていただくことができます。

マイカーサーチ Plusは、スマホアプリ「My TOYOTA」をダウンロードして使用するサービスです。ドアのこじ開けを検知するとアプリで知らせてくれ、希望によっては車両の位置追跡や警備員の派遣をしてくれます。

また、鍵やドアの開閉状況・ハザードランプ点灯状態をアプリで確認し、閉め忘れ・消し忘れがあった場合はスマホから操作可能です。

車の駐車位置をアプリの地図上に表示できるので、広い駐車場で車を探すのにも役立つでしょう。

ヘルプネット

事故や急病・あおり運転などの緊急時、専門オペレーターが対応してくれるサービスです。警察や消防など、適切な緊急車両を手配してくれます。体調を崩して動けないとき、事故で意識を失ったときなど、万が一のときに役立ちます。

エアバッグが作動した際は自動でオペレーターと接続し自動通報も可能です。緊急車両だけでなく、ドクターヘリの派遣にも対応しています。

eケア(走行アドバイス)

警告が点灯した際は誰でも焦ってしまうものです。警告点灯時にeケアコールセンターに連絡すれば、走行のアドバイスがもらえます。

警告の原因等を教えてもらえるので、大事に至る前に対処することができるでしょう。

トヨタカムリの安全評価

トヨタカムリが獲得している安全評価について紹介していきます。

トヨタの予防安全技術「Toyota Safety Sense」が全車標準装備

トヨタカムリには、トヨタの予防安全技術「Toyota Safety Sense」が全車標準装備されており、「サポカーSワイド」に該当する安全性能を有しています。

通称「サポカー」と呼ばれており、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術を搭載した車の愛称です。政府の交通事故防止対策の一環としてこの愛称が使われています。

サポカーには「サポカー」と「サポカーS」の2種類ありますが、トヨタカムリはサポカーSに分類されます。

サポカーSは、衝突被害軽減ブレーキだけでなく、ペダル踏み間違い時の加速抑制装置が搭載された車に送られるものです。トヨタカムリはサポカーSの中でも機能が多い、「ワイド」に分類されており、衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者・対車両)・ペダル踏み間違い時加速抑制装置・車線逸脱警報・先進ライトが搭載されています。

サポカーSはあくまでどんな安全装備が搭載されているかを示したもので、安全性能を評価したものではありません。ただ、これまで多くの安全装備が搭載されているだけあって安全に運転することができるでしょう。

まとめ

本記事では、トヨタカムリの安全性能について紹介してきました。

トヨタカムリは走行性能やインテリアにこだわるだけでなく、さまざまな安全性能を搭載し、安全面にも配慮されています。また、トヨタカムリはトヨタの予防安全技術「Toyota Safety Sense」が全車標準装備です。

このようにトヨタカムリは非常に安全な車だといえるでしょう。本記事を読んでトヨタカムリが気になった方は、一度試乗してみてはいかがでしょうか。

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