1996年に誕生したカローラは、「地球人の幸福と福祉のためのカローラを」を念頭に、安心・実用・扱いやすさを優先したクルマです。現在に至るまで、常に時代の変化に応じた価値を創造し続けています。歴代のモデルが培ってきたブランドイメージを継承しながら、時代の要請に合わせて進化する車種なのです。

11代目となる、ステーションワゴンの「カローラフィールダー(FIELDER)」は、カローラの原点に戻りました。「大人4人が、安心・安全、快適に長距離を移動できるミニマムサイズのクルマ」をテーマに全てが見直され、日本の市場環境にベストフィットするコンパクト車として開発されました。

多くの人に愛される「カローラフィールダー」は、「EX」の1グレードで設定されており、エンジンは1.5Lガソリン車、ハイブリッド車からチョイスできます。

カローラフィールダーを購入したいけれど、「ガソリン車とハイブリッド車にどのような装備の違いがあるのか」や、「どれを選べばいいか分からない」などといった悩みがある方も多いでしょう。

本記事では、そういった方の疑問を解決するために、カローラフィールダーの特徴やおすすめしたい点を紹介します。

グレード構成

車のグレード選びの際には、まずグレード構成を把握しましょう。

トヨタのステーションワゴン「カローラフィールダー」には、ハイブリッド車と1.5Lガソリン車があります。ハイブリッド車には、モーターとエンジンの長所を最大限に活かしながら、低燃費と優れた走りを両立するTHS-IIハイブリッドシステムが搭載されています。

ハイブリッド車の駆動方式は2WDのみで、搭載されているトランスミッションもCVTのみです。

一方、ガソリン車には2WDと4WDの2種類の駆動方式がラインナップされており、トランスミッションは2WDにCVTとMT、4WDではCVTのみとなっています。

カローラフィールダーのグレードは「EX」のみと、非常にシンプルなグレード構成となっているため、装備されている内容で迷うことはありません。

カローラフィールダーのグレードをチョイスする際には、まずハイブリッド車かガソリン車かを決定しましょう。そして、ガソリン車であれば駆動方式やトランスミッションをチョイスすることになります。

安全装備が充実「EX」

【EX】 燃費(WLTCモード) 価格
1.5L(2WD)MTガソリン車 17.2km/L ¥1,709,400
1.5L(2WD)CVTガソリン車 19.8km/L ¥1,829,300
1.5L(4WD)CVTガソリン車 15.6km /L ¥1,973,400
1.5L(2WD)CVTハイブリッド車 27.8km/L ¥2,292,400

「EX」はカローラフィールダー唯一のグレードという位置づけではありますが、最新の予防安全技術「Toyota Safety Sense」を標準搭載したグレードです。元々の装備だけでも十分安心・安全で楽しいカーライフを楽しめるグレードとなっています。

そのため、カローラフィールダーの「EX」は次のような方に方におすすめの一台です。

カローラフィールダーの装備内容

ここからは、カローラフィールダーの装備内容を見ていきましょう。

エクステリア・足回り・メカニズム・視界

カローラフィールダーは、装飾的要素が追加されたフロントアッパーグリルや黒色のフロントロアグリルが装備され、スポーティとスタイリッシュを兼ね備えたステーションワゴン感を表現しています。

足まわりは樹脂フルキャップが付いた15インチのスチールホイールが採用されており、アルミホイールのオプション設定はありません。

アイドリングストップ装置はハイブリッド車・1.5L(2WD)CVTガソリン車に装備されています。

ヘッドライトはマニュアルレベリング機能が付いたプロジェクター式ハロゲンヘッドランプです。LEDフロントフォグランプ・リヤフォグランプ(右側のみ/バンパー埋め込み式)は販売店装着オプション装備として設定されています。

UVカット機能付のフロントドアガラス・リヤドアガラス・リヤクォーターガラス・バックドアガラスが標準装備されており、メーカーオプション装備としてUVカット機能付のプライバシーガラスも設定されています。

操作系・メーター類・快適装備

カローラフィールダーは、アンサーバック機能が付いたプッシュボタンスタートシステム+スマートキー、ドライバーの体格に合わせて高さや前後位置を調節可能なチルト&テレスコピックステアリングが標準装備です。

ハイブリッド車のウレタン3本スポークステアリングホイールは先進性を意識した高輝度シルバー塗装がされたデザインとなっており、つとめて自然にガソリン車との差別化が図られています。

また、DISPステアリングスイッチがハイブリッド車に装備され、ステアリングホイールから手を放すことなくディスプレイ表示を切り替えることが可能となっており、アクセシビリティーが配慮されています。

メーター類では、ハイブリッド車はタコメーター+TFTマルチインフォメーションディスプレイが付いた2眼メーター、ガソリン車はドライブモニターが付いた単眼メーターが標準装備となっています。

なお、1.5L(2WD)CVTガソリン車はタコメーター+マルチインフォメーションディスプレイが付いた3眼メーターが、パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)とのメーカーパッケージオプションとして設定されています。

エアコンでは、ハイブリッド車は花粉除去モードが付いたオートエアコン&プッシュ式ヒーターコントロールパネル+ナノイー、ガソリン車はマニュアルエアコン&ダイヤル式ヒーターコントロールパネルが標準装備されています。

カローラフィールダーで、ハイブリッド車とガソリン車がはっきりと差別化が図られているのは、メーター類・マルチインフォメーションディスプレイ・エアコンのスペックです。

安全性能

カローラフィールダーにはハイブリッド車・ガソリン車の両方にトヨタの予防安全技術パッケージ「Toyota Safety Sense」が標準装備されています。

これらにプラスして、ハイブリッド車は車両接近通報装置、1.5L(2WD)CVTガソリン車はシフト操作ミスにおける急発進や急加速を抑制するドライブスタートコントロールが搭載されます。

さらに、ハイブリッド車、1.5L(2WD)CVTガソリン車にはパーキングサポートブレーキ(静止物)がメーカーオプションとして設定されています。

これはアクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和し、被害の軽減に寄与するシステムで、ぜひ追加すべきオプションであるといえます。

なお、1.5L(2WD)MTガソリン車はパーキングサポートブレーキ(静止物)のオプションが設定されていないため、注意が必要です。

カローラフィールダーの「Toyota Safety Sense」の内容

カローラフィールダーに搭載されている「Toyota Safety Sense」は、レーザーレーダーと単眼カメラを併用した検知センサーと、それに基づく統合的な制御により、事故の回避や衝突被害軽減に貢献しています。

カローラフィールダー全車に標準装備されている「Toyota Safety Sense」には、以下の3つの機能が含まれています。

3つの機能
プリクラッシュセーフティ
レーンディパーチャーアラート
オートマチックハイビーム

プリクラッシュセーフティ

低速から高速まで幅広い速度域で作動し、2種類のセンサーが車両などの障害物を検知します。

進路上の車両や歩行者(昼間)をレーザーレーダーと単眼カメラで検出して、衝突の可能性があると判断した場合には、警報を発して回避操作を促します。警報ブザーが作動している時にブレーキを踏むと、強力なブレーキアシストが作動するといった機能も備えています。

もしブレーキを踏めなかった場合でも、自動(被害軽減)ブレーキが作動します。

例えば、停止車両に対して自動車の速度が時速30kmの場合や、歩行者(昼間)と自動車の速度差が時速約20kmの場合に、衝突回避または被害軽減をサポートするのです。

また、付帯機能として先行車発進告知機能があります。信号待ちや渋滞で先行車に続いて停止し、先行車の発進に気付かずそのままでいる場合に、ブザーとディスプレイ表示でお知らせします。

レーンディパーチャーアラート

道幅約3m以上の車線を約時速50km以上で走行時に作動します。道路上の白線(黄線)を単眼カメラで認識して、ドライバーがウィンカーを操作せずに逸脱する可能性がある場合、ブザーとディスプレイ表示による警報でドライバーに知らせます。

オートマチックハイビーム

ハイビームとロービームを自動で切り替え、夜間の歩行者などの早期発見をサポートするほかに、対向車とすれ違う際に、切り替え忘れを防ぎ、手動操作の煩わしさを軽減する機能も備えています。

前方にクルマがいないときはハイビームで遠くまで見渡せ、先行車や対向車のランプ、街路灯などを検出すると、自動でハイビームからロービームへ切り替えます。

「Toyota Safety Sense」以外の安全装備

カローラフィールダーに搭載される安全装備には、「Toyota Safety Sense」以外にどういったものがあるのでしょうか。

パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)

カローラフィールダーは全車にメーカーオプションとして、プリクラッシュセーフティと並んで、先進安全技術の中核となる「パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)」が設定されています。

アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和して、被害の軽減に寄与するシステムです。車庫入れなど、静止物への接近を表示とブザーでお知らせします。

ソナーはコンビニエンスストアなどのガラスもしっかりと検知します。

低速走行時(時速15km以下)に進行方向にある静止物を検知している場合、エンジン/ハイブリッドシステム出力を抑制して、さらに距離が縮まると自動(被害軽減)ブレーキが作動します。

ドライブスタートコントロール

シフト操作時の急発進・急加速を抑制して、衝突時の被害軽減に寄与します。

例えば、後退時に衝突して慌てたドライバーが、アクセルを踏み込んだままシフトを「R」から「D」へ変更した際、表示で促すとともに、エンジン/ハイブリッドシステムを抑えます。

充実したエアバッグシステム

カローラフィールダーにはSRSエアバッグ(運転席・助手席)以外にも、側方からの衝撃から乗員を守るSRSサイドエアバッグ(運転席・助手席)とSRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)が全車に標準装備されています。

オプションの「パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)」の追加は必須

カローラフィールダーに搭載されてている「Toyota Safety Sense」は、アクセルの踏み間違いや踏みすぎを抑制する装置にあたるパーキングサポートブレーキ(前後方静止物)が標準装備として設定されていません。

そのため、標準装備だけのカローラフィールダーは「サポカー」となりますが、パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)をメーカーオプションで追加することで「サポカーSワイド」になるため、オプションの追加は必須といえるでしょう。

まとめ

カローラフィールダーはモノグレードながらハイブリッド車とガソリン車で装備内容にわずかな差があるので、燃費性能や環境性能以外の点においてもそれぞれの装備内容を確かめておくことが重要です。

また、ガソリンMT車ではペダル踏み間違い時加速抑制装置にあたるインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]が追加できないなど、トランスミッションによっても追加できるオプション内容に差があります。

そういった点も考慮に入れて、自分のカーライフに最適なカローラフィールダーを選んでください。素敵なカーライフを送るためにも、ぜひ自分に合ったグレードを探す参考にしてください。