2001年にトヨタ自動車から登場したVOXY(ヴォクシー)は、興味・関心を長い年月惹き続け、非常に高い人気を保ち続けているミニバンです。

ファミリー層からの人気が高く、家族が増えるタイミングなどで購入するのにも適しています。そのような時期に購入を検討するという方もも多いのではないでしょうか。

2022年にはフルモデルチェンジして、デザインが従来のものとは違う、新しい型になりました。ヴォクシーは人気モデルの一角を支え、これからもトヨタの人気車としての役割を担い続けることになりそうです。

新型ヴォクシーのグレードの中からひとつを選ぶ時は、特に売れているグレードはどれか、どのグレードにどのような機能があるか、各グレードの性能はどのようになっているかなどが気になるところではないでしょうか。

使いやすくなった新型ヴォクシーは言うまでもないですが、それだけではなく先代ヴォクシーも再び注目され始めています。

本記事では新型ヴォクシーのグレード選びについて2つのポイントを解説するほか、人気の高い先代ヴォクシーの特徴についても紹介します。

ヴォクシーの購入を検討しようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

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目次

新型ヴォクシー(90系)の魅力

2022年1月にフルモデルチェンジをしたヴォクシーは、これまでの5ナンバーから3ナンバーサイズに変わりました。

新しく一変した新型ヴォクシーが人の心を惹き付けて夢中にさせるような魅力的なポイントを紹介していきます。

変更した点は以下の通りで、
  • エクステリアが他と比較して異なる個性をもっているデザイン
  • いちばん新しい技術を採用してより便利
  • 進歩してよりすぐれた安全性能

他と比較して異なる個性をもっているエクステリア

新型ヴォクシーは全車エアロ部品が取り付けられている仕様になっています。とりわけフロントデザインが独自の発想で創りだされていることで話題になりました。

フロントランプ・リヤランプほか、エクステリアで特に目立つ点は以下のとおりです。
  • 横一文字になったシャープなポジションランプ
  • 大きく開いたグリルが目を引く、アグレッシブなデザイン
  • リヤのデザインもフロントと同じである横を基調としたデザイン

新型ヴォクシーは外から見た感じが良く、デザインが優れていると定評があります。まちがいなくCMでおなじみの「怪しく光る」が相応しいモデルだということができるでしょう。

最新技術を取り入れより便利に

最新技術(新型1.8Lハイブリッドシステム)を取り入れ、さらに便利になりました。

新型ヴォクシーに組み込まれた、1.8Lハイブリッドシステムの最新技術の中で、

安全性能も正常進化

新型ヴォクシーには、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が最新版になっています。

安全性能について更に細かく見ていくと、

新型ヴォクシー(90系)のグレード

「S-G」と「S-Z」の2モデルが存在しており、それぞれに2WDと4WDが設定されています。

ここからは「S-G」と「S-Z」のそれぞれの特徴、ボディサイズ、燃費性能、グレードごとの価格について紹介します。

特に目立つ点の内容を把握して、自分の目的に合う新型ヴォクシーを選択する参考にしてください。

エントリーモデルの「S-G」

標準装備が備わっているエントリーモデルの「S-G」は、ヴォクシーに初めて乗るという方でも不満なく、快適に運転できるような装備が整っています。

中心となる特徴は下記の通りです。
  • 4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを採用
  • ワンタッチスイッチディアルパワースライドは助手席のみ(オプションあり)
  • ハイブリッド車とガソリン車がある(タイヤとホイールは「S-Z」と同じ仕様)
  • インサイドドアハンドルは内装カラーと同じブラック
  • カップホルダーは2個付きの折りたたみ式サイドテーブル(7人乗りの場合)

利便性を強化した「S-Z」

「S-Z」は、ユーザビリティを以前にもまして強化しているところが特徴といえるでしょう。

外から見た感じはあまり変化あるようには思えない「S-Z」と「S-G」ですが、

以下の特徴が挙げられます。
  • ハイブリッド車とガソリン車ではタイヤとホイールの大きさやデザインが異なる
  • ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドアが両側に設定されている
  • 7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを採用
  • オプティトロンメーターは広い空間を占めて見やすくなっている
  • インサイドドアハンドルがシルバー塗装
  • 運転席と助手席は快適温熱シート
  • 不要なときや使用しないときに、折り畳んでしまえる大型サイドテーブル
  • 左右独立温度コントロールフロントオートエアコン
  • リヤオートエアコン

ボディサイズと燃費性能

新型ヴォクシーのボディサイズは、全長4,695mm・全幅1,730mm・全高1,895mmです。先代ヴォクシーのボクシーと比べて、全長15mm・全幅は5mm小さいサイズになりました。

以下がそれぞれのグレードの燃費をまとめた表になります。

ハイブリッド ガソリン
グレード S-Z S-G S-Z S-G
燃費消費率(WTLCモード) 23.0km/L 15.0km/L
市街地モード 22.2km/L 11.4km/L
郊外モード 25.0km/L 15.3km/L
高速道路モード 22.1km/L 16.9km/L

各グレードの価格表

各グレードの特徴や、ハイブリッド車とガソリン車の燃費性能の違いなどを踏まえたうえで、価格を確かめていきましょう。

新型ヴォクシーの販売価格は以下の通りとなります。

グレード 乗車定員 駆動方式 車両本体価格(税込)
S-Z(ハイブリッド) 7人 2WD 3,740,000円
E-Four 3,960,000円
S-G(ハイブリッド) 7人 2WD 3,440,000円
E-Four 3,660,000円
8人 2WD 3,440,000円
S-Z(ガソリン) 7人 2WD 3,300,000円
4WD 3,588,000円
S-G(ガソリン) 7人 2WD 3,090,000円
4WD 3,288,000円
8人 2WD 3,090,000円
4WD 3,288,000円

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S-Zは7インチのマルチインフォメーションディスプレイが標準装備

S-Z・S-Gグレードそれぞれの性能の違いについて紹介していきます。

まず走りに関わる部分で、タイヤサイズがS-Zの2WD車のみ205/55R17サイズを装着しています。

ホイールデザインも他の16インチとは異なり、外から見た感じの見栄えがして心惹かれるという方も多いでしょう。走り心地がよく、S-Zの2WD車が快適だということは間違いないところでしょう。

トヨタセーフティセンスの基本となるような機能については、グレード間で異なることはありません。しかし、アクティブハイビームアシストはS-Zのみ、オプションで選ぶことが可能になります。

運転席だとマルチインフォメーションディスプレイに違いがあります。S-Zは7インチ・S-Gは4.2インチのTFT液晶カラーとなり、S-Zは一目でディスプレイの確認ができ、非常に便利です。

パワースライドドア機能については、S-Zにはデュアルパワースライドドアが通常の装備として含まれていますが、S-Gは助手席側のみパワースライドドア機能が標準装備されています。

S-Gに両側スライドドアのパワー機能を付けるとすると62,700円のオプションとなります。

シート表皮やエアコンなどの豪華装備

車内の装備でいうと、シート表皮がS-Zは合成皮革+ファブリック・S-Gは上級ファブリックで違いがあるのに加え、エアコンの仕様に違いがあります。

S-Zは左右が独立して温度調節ができるフロントエアコン+リヤオートエアコンで構成されています。さらにS-Zでは、快適温熱シート(運転席・助手席)、使用しないときに折り畳んでしまえる大型サイドテーブル、カップホルダー4個、ポケット、充電用USB端子2個、エコバッグフック2個が通常の装備として含まれているのです。

S-Gの場合、エアコンはフロントオートエアコン+リヤクーラーとなります。

S-Zのハイブリッド車であれば、車内外で家庭用電気機械器具の使用が可能です。非常時に給電システムも付いているAC100V/1500Wコンセントが用意されているので、いざというときに頼りになり、心強いです。

快適利便Cパッケージ(Mid)のオプションを取り付けることで、ハンズフリーデュアルパワースライドドア、左右独立温度コントロールフロントエアコン+リヤオートエアコン、快適温熱シート(運転席・助手席)、USB端子付き独立型センターコンソールボックスなどを組み合わせでセットとして揃えることが可能です。

オプション価格は172,700円(ハイブリッド車)〜178,200円(ガソリン車)になります。S-Gのハイブリッド車のAC100V/1500Wコンセントも44,000円のオプションで装備可能です。

以上が各グレードの違いになります。

オットマンやシートヒーターはS-Z用のオプション装備

新型ヴォクシーの2列目キャプテンシートにオットマンやシートヒーターが付いたと話題になっていますが、実はS-Z用にオプション設定されている装備です。

快適利便パッケージ(High)として、ハンズフリーデュアルパワースライドドア、パワーバックドア・左右両側に取り付けられたパワーバックドアスイッチ、ナノイーX、ステアリングヒーターを装備することが可能です。

また、キャプテンシート追加機能としてシートヒーター、オットマン(2WDのみ)、角度調整機能付きアームレスト(2WDのみ)のセット装備することができ、そのパッケージのオプション価格は126,500円~151,800円(ハイブリッド・ガソリン・2WD/4WDの各仕様による)となっています。

S-Zだけのオプションとなるカラーヘッドアップディスプレイ&デジタルインナーミラーは、99,000円です。

両グレードの価格差はハイブリッド車の7人乗り・2WDで比較すると、S-Zが3,740,000円・S-Gが3,440,000円で、その差は300,000円です。

オプション装備を追加することでS-GとS-Zの価格差は等しくなる

デュアルパワースライドドアに、より操作のしやすさが良くなったハンズフリー機能が付属しました。後席の独立したエアコンを温度調整することができます。

オプションではありますが、2列目キャプテンシートにシートヒーター・オットマンが付属します。2列目座席の居心地が十分に備わって、17インチタイヤが装備され、走行面でも安定性・走りの品質がより向上するでしょう。

ハイブリッド車に限れば、S-Gにはデュアルパワースライドドア(67,200円)、AC100V/1500Wコンセント(44,000円)のオプションがあります。さらに後席の快適性を重視して快適利便Cパッケージ(Mid:172,700円)を装備すると、それだけで283,900円のオプション料金が車体価格に追加されます。

使う際の便利さという観点では、デュアルパワースライドドアは運転席から後席の荷物を出したり入れたりするときに必要となるでしょう。ミニバンで最も快適となりうる後席の居心地、快適性、華やかさを重要なものとして考えるのであれば、S-Zの満足度をコスパ良く体感できるでしょう。

高機能ナビは全グレードにオプションとなるため、そのあたりの追加金額を含めて比較検討していただけると幸いです。

先代ヴォクシー(80系)のグレードを比較

ここからは先代ヴォクシー(80系)のグレードを比較していきます。

それぞれのモデルには、ガソリン車とハイブリッド車が設定されており、乗車人数は7人乗りと8人乗りが選択できます。

車種ごとにその特徴や装備が異なります。車種ごとに異なっている部分やその差異の程度などを確認していきましょう。

先代ヴォクシー(80系)のグレード一覧

先代ヴォクシーのグレードは、

以下の5つのグレードに分類されます。
  • X
  • V
  • ZS”GR SPORT”
  • ZS
  • ZS“煌(きらめき)Ⅲ”

モデルチェンジをしたあとは中古車価格も下がりやすいため、先代ヴォクシーはお手頃に購入することができるでしょう。

先代ヴォクシーのそれぞれのグレードについての特徴について、これからまとめていきます。

安価に乗るならベースグレード「X」

2001年〜2020年4月までのベースグレードモデルが「X」です。

Xは車両本体価格が他のグレードと比較して安価であることが特徴になります。安価で乗りたいという方に推奨できるグレードです。

2016年1月のマイナーチェンジ以降のモデルは、安全システム「Toyota Safety Sense C」が全車標準装備されています。特に安全性能に注視したいという方は、マイナーチェンジが実施された以降のモデルを選択することがおすすめです。

装備について強く思い入れがあるなら「V」

ベースグレードXの上位グレードが「V」で、Xや後述の「ZS」と比較して、Vは標準装備として豪華に取り揃えられていることが特徴です。

主な装備として、ポケットにキーを入れたままの状態でドアの解錠や施錠が行えるスマートエントリーや、踏み間違いをした場合にブレーキをサポートするインテリジェントクリアランスソナーなどがあります。

乗車人数はグレード関係なく、特別仕様車以外のガソリン車では、7人乗りか8人乗りを選択できます。

Xと同じく2020年4月に生産を終わらせているため、Vを購入した子という方は中古車販売店で探すと良いでしょう。

エアロパーツがかっこいい「ZS」

外観をこだわる方に特に推奨されるのが「ZS」です。

ZSはエアロボディにこだわり抜かれたシリーズで、Xより上位のグレードとして位置しています。

同様に上位グレードのVと対照し、内部の快適性ではVよりも少しばかり劣ってしまうと感じる方もいると思いますが、視覚的にはZSが上回っています。

ZSはボディの前方に装飾要素としてメッキで形の大きいフロントバンパーと後方にも形が大きいリアバンパーが取り付けられています。迫力ある外観が人の心をひきつけて夢中にさせる力を持っているのです。

燃費に優れるハイブリッドモデル「ハイブリッドX」

ヴォクシーではガソリン車とハイブリッド車がそれぞれ発売されています。

基礎となっているグレードのXはすでに生産を終えていて、中古車でハイブリッド車を探すのであれば、2014年2月以降のモデルが当てはまる車種なので、その年代のモデルで探しましょう。

「ハイブリッドX」の特徴は、ガソリン車と比較すると燃費が良いことが挙げられます。

ハイブリッド車の場合は、スマートエントリーや充電用USB端子4つが通常の装備として含まれています。ガソリン車のXと比較して必要な装備が十分に備わっていることも特に目立つ特徴だといえるでしょう。

装備が充実したハイブリッドモデル「ハイブリッドV」

ハイブリッドXと共に発売された「ハイブリッドV」は、他のグレードでは寒冷地仕様として組み合わせて一揃いのオプションになっています。リヤオートエアコンが通常の装備として含まれているのが特徴です。

リヤオートエアコンが組み込まれていると、後部座席を暖める効果がより顕著にあらわれます。

Vのガソリン車との違いとして、ツインムーンルーフ・メーカーオプションナビセットが設定できないことが挙げられます。

デザイン性が他よりぬきんでる「ハイブリッドZS」

エアロモデルの「ハイブリッドZS」は、ガソリン車ZSと同じく16インチアルミホイールが採用されていますが、デザインに違いがあります。

多くの中から目的や基準にかなうハイブリッド車を選択するときには、どのグレードを選択しても7人乗りの2WD仕様であるということを覚えておきましょう。

ZSの特別仕様車「ZS”GR SPORT”」

2017年9月から発売をスタートしたのが「ZS”GR SPORT”」です。

TOYOTA GAZOO Racingが手掛けるスポーツブランドの「GR」シリーズのひとつです。ミニバンでありながら軽快で活動的な乗ったときの気分を思いどおりに実現させることができるのが特徴で、ガソリン車のみ選ぶことができます。

ヴォクシーのガソリン車は、7人乗りと8人乗りが選べますが、ZS”GR SPORT”は7人乗りの2WDのみです。

高級感あふれるガソリン「ZS”煌Ⅲ”」

2014年11月から特別仕様車として発売されているのが「ZS煌(きらめき)」シリーズです。

黒艶で塗装されたフロントロアグリル、メッキ加工されたアウトサイドドアハンドルが取り付けられ、ラグジュアリーな外側から見た感じも人の心を鷲掴みにするでしょう。

シートには音を吸収して、反響を少なくすることに優れているパーフォレーション付ブランノーブが採用されていて、室内の快適性が高いことも他と比べて特に目立ちます。

通常のZSモデルではオプション設定となっているスライドドアをあけたりしめたりすることが運転席で行えるパワースライドドアも通常の装備として含まれています。

高級感ある「ハイブリッドZS“煌Ⅲ”」

特別仕様車のZS“煌Ⅲ”からはハイブリッド車も売り出されています。

ガソリン車のZS“煌Ⅲ”は7人乗りと8人乗りが選べるのに対して、ハイブリッドZS“煌Ⅲ”は7人乗りの2WDが標準仕様です。

ヴォクシーのハイブリッドZS“煌Ⅲ”は、環境性能割・エコカー減税・グリーン化特例などの対象となる車です。

環境性能割は中古車であっても適応される優遇制度のため、購入のときは販売店に確かめてみましょう。

おすすめのグレード

ファミリーで日常においてよく使用するときにはZSがおすすめです。

スマートエントリーシステム、左右で独立した調整機能が付いているフルオートエアコンが標準装備として含まれていて、装備が充実していることがポイントです。

独特の個性をもっているミニバンを希望している方には、ZS“煌”シリーズやZS”GR SPORT”が良いでしょう。

見た目にも素晴らしいデザインで、走りの快適性が他と比べても遜色ないため、運転する方の満足感が高いグレードです。

まとめ

本記事では、新型ヴォクシーのS-GとS-Zを比較してみました。

中でも、
  • 17インチアルミホイール(2WD)
  • 左右独立温度コントロールフルオートエアコン
  • 内装の質感

などは、利便性を強化したS-Zの良さが感じられるポイントです。

なお、178,200円のオプションになりますが、S-Gでも左右独立温度コントロールフルオートエアコンを追加することが可能です。

本記事を参考に、ぜひヴォクシーを選んでみてください。

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