トヨタを代表するカローラシリーズ。中でもカローラフィールダーは、ステーションワゴン型で、ボディに野暮ったさを感じさせないスタイリッシュなデザインが人気の車です。
カローラフィールダーはカローラ史上初のワゴン型車であり、その長めのボディによって荷物をたくさん積めるため、個人で乗用する他にも法人で取り入れられることが多い車です。
2000年8月に初代カローラフィールダーが登場してから、これまで何度もモデルチェンジを重ねてより利用者のニーズに応える改良が加えられてきました。
そんなカローラフィールダーですが、最新モデルの乗り出し価格をご存知でしょうか。車の見積もりは車のグレードが複数あるため、価格もまちまちで慣れていないとしっかりとした価格ビジョンが立てにくいです。
そこで、今回はカローラフィールダーの新車乗り出し価格についてご紹介していきます。グレード別の車体価格はもちろん、オプション、かかる諸経費についても解説していきます。
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目次
カローラフィールダーの乗り出し価格相場は?
まずはカローラフィールダーを購入する際にかかる費用の内訳と大体の金額を解説していきます。価格は状況によって前後することがあるため、目安として参考にしてみてください。
車体代
車体代は基本的にグレードによって変化します。グレードは車種によって段階がさまざまで、カローラフィールダーでは、最新モデルにおいて4段階に分かれています。
ハイブリッドまたはガソリン型、2WDまたは4WD、CVTまたはMT車の違いで分かれ、内装や車体のカラー展開には違いはありません。
以下にグレード別の性能と価格をまとめました。
グレード別の価格と性能
車体価格 | エンジン形式 | 駆動 | ギア | 燃費 | |
EX(5MT) | 1,709,400円 | ガソリン | 2WD FF | MT | 17.2km/L |
EX | 1,829,300円 | ガソリン | 2WD FF | CVT | 19.8km/L |
EX(4WD) | 1,973,400円 | ガソリン | 4WD | CVT | 15.6km/l |
HYBRID EX | 2,292,400円 | ハイブリッド | 2WD FF | CVT | 27.8km/L |
グレードの違いだけで車体価格に約60万円の差が出ることがおわかりいただけます。ハイグレードの方がより性能は高いですが、必ずしもご自身に合うとは限りません。走行状況や環境に合わせてグレードを選ぶ必要があります。
オプション費用
より快適に乗用できるよう、車体にさまざまなオプションを付けることが可能です。トヨタ公式オプションとしては以下のようなオプションがカローラフィールダーに付けられます。
- オプションの例
-
- ルーフレール(33,000円)
- ガラス UVカット機能付きプライバシー(16,500円)
- スペアタイヤ 応急用(11,000円)
- パーキングサポートブレーキ(28,600円)
- 寒冷地仕様(18,700円)
- オーディオレス(11,000円)
これらはオプションなので、好みによってカスタマイズ可能です。
また、この他にも個別でカーナビやETC、ドライブレコーダー、エンジンスターターなどを取り付けられます。
これらの装備は機器のメーカーや性能によってピンからキリまで価格があるため、具体的な価格は割愛しますが、安くて1万円、高いものでは20万円近くするものもあります。
車体のグレードと同様に、ご自身に必要な機能を無駄なく選択して装備することが大切です。
手続きなどの諸経費
車を購入する際には、車体費用とは別で「法定費用」と「手続きにかかる費用」があります。
法定費用
法定費用とは主に車を走行させるために必要な税金や保険金になります。例えば以下のような内容です。
- 法定費用の例
-
- 自動車税(34,500円 ※排気量1,500CCで通常エンジンモデルの場合)
- 自動車重量税(36,900円 ※通常エンジンモデルの場合)
- 自賠責保険料(3年間で36,780円)
- リサイクル料(10,000円前後)
- 消費税(値段に応じて変化)
税と名前が付くものはいずれも国や都道府県などに納める税金で、記載の金額はカローラフィールダーの場合かつ通常モデルにおける金額です。ハイブリッド車かどうかや排気量によって金額が変わります。
さらに、万が一の事故を考えて自賠責保険への加入も行い、それに加えて任意で追加の保険に入る方は別途費用がかかります。
またリサイクル料とは車を解体する際に必要となる料金で、原則新車購入時に支払うことになっています。
手続き費用(ディーラー代行手数料)
車を購入する手続きにも費用が発生します。これらの具体的な手続きはディーラーが代行してくれるため、ディーラー代行手数料とも呼ばれます。主に以下の3つの費用がその内訳です。
- 手続き費用の例
-
- 納車費用(10,000~)
- 登録手続き費用(15,000円~)
- 車庫証明費用(5,000円~)
ディーラーによって若干前後することがありますが、全ての手続きを代行してもらうと少なくとも3万円はかかります。
つまりどんなに必要最低限に抑えたとしても、車体価格にプラスして、法定費用やディーラー代行手数料をあわせて15万程度かかってしまう計算になります。
ニーズ別の購入パターン
ここまでカローラフィールダーを購入する上でかかる費用について説明してきました。続いては実際にさまざまなパターンを想定してシミュレーションしてみます。また諸経費については先に述べたように、目安の15万円として計算します。
最安値パターン
まずは快適さなどは考えず、必要最低限の性能のみを装備した場合の価格をシミュレーションしてみましょう。
内訳 | 金額 |
EX(5MT) | 1,709,400円 |
諸経費 | 150,000円 |
合計 | 1,859,400円 |
オプションを全く付けなかった場合、車体代と諸経費のみで約185万円になります。しかし、万が一の装備としてスペアタイヤや快適性を考えると、カーナビなどは必要になる可能性が高いです。最安値パターンはあまり現実的ではないかもしれません。
バランスパターン
価格と性能のバランスを考えて、1番人気のあるグレードと一般的によく装備されるオプションを付けた場合のシミュレーションを行います。
内訳 | 金額 |
EX(4WD) | 1,973,400円 |
諸経費 | 150,000円 |
カーナビ(純正) | 148,500円 |
バックモニター(純正) | 29,700円 |
サイドバイザー(純正) | 24,200円 |
ガラス UVカット機能付きプライバシー(純正) | 16,500円 |
ドライブレコーダー(純正) | 63,250円 |
合計 | 2,405,550円 |
1番人気のEX(4WD)モデルの車体ではカーナビやドライブレコーダー、バックモニターといったオプションの他、サイドバイザーや窓ガラスの加工などが人気のオプションです。
これらのオプションを加えると金額は約240万円です。必要な一般的オプションを入れたとすると最低この価格と考えていただいて問題ないです。
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- モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
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寒冷地仕様パターン
寒い地域では気温の低さや降雪の影響を考慮に入れなければなりません。雪があまり降らない地域では必要ないオプションも必要になることがあります。それらを踏まえてシミュレーションしていきましょう。
内訳 | 金額 |
EX(4WD) | 1,973,400円 |
諸経費 | 150,000円 |
寒冷地仕様 | 18,700円 |
カーナビ(純正) | 148,500円 |
バックモニター(純正) | 29,700円 |
サイドバイザー(純正) | 24,200円 |
ガラス UVカット機能付きプライバシー(純正) | 16,500円 |
ドライブレコーダー(純正) | 63,250円 |
リモートスタート(純正) | 66,000円 |
合計 | 2,490,350円 |
雪が降る地域では雪に埋まることを想定して4WDの方が安全といえます。またトヨタでは寒冷地仕様というオプションがあり、寒い地域の方はこのオプション装備をおすすめします。
寒冷地仕様オプションは気温が低いことで起こる影響を防ぐものになっています。例えば、気温による電圧低下を防ぐためにバッテリー容量を大きくしたり、エンジン内の冷却水が凍らないように濃度を濃くしたりしています。
また、エンジンが十分温まっていない状態で走行することはエンジンに負担を掛ける上に、ガソリンの消費を増加させます。そのため、走行の5分前くらいにアイドリングを行いエンジンを温めるとよいです。
しかし、毎回外へ出てエンジンを掛けるのは大変です。そのためリモートスタートを用意しておくと楽になります。
燃費重視パターン
もし燃費を重視する場合はハイブリッド型の車体を選ぶのが1番よいです。その場合のシミュレーションをしていきます。
内訳 | 金額 |
HYBRID EX | 2,292,400円 |
諸経費 | 150,000円 |
カーナビ(純正) | 148,500円 |
バックモニター(純正) | 29,700円 |
サイドバイザー(純正) | 24,200円 |
ガラス UVカット機能付きプライバシー(純正) | 16,500円 |
ドライブレコーダー(純正) | 63,250円 |
合計 | 2,724,500円 |
カローラフィールダーのうち唯一のハイブリッド型グレードである「HYBRID EX」を購入すると車体価格が高めになります。
しかし、仕事やプライベートでたくさん走行させる予定がある方は、ガソリン代との兼ね合いを考えるとHYBRID EXを購入する方が将来的にかかる費用が安く抑えられる可能性が高いです。
ここまでの例はあくまで一例であり、他にも豊富なオプションが存在します。またこれらのオプションはトヨタ純正のものもあれば、カー用品店で購入できるものもあります。ご自身に合わせた装備をチョイスしていきましょう。
より安く購入するためのポイント
車はとても高価な買い物です。新車であればなおさら値段は高くなります。高くてもできるだけ車を安く購入できるに越したことはないですね。より安く購入するために、一度これからご紹介する内容を確認してみてください。
オプションの見直し
オプションの見直しは意外と重要なポイントです。どうしても新車を買うならたくさん性能を付けよう!と考えがちですが、付けたはいいけど思いのほか使わない機能がある…となってしまうことも多いです。
本当にこのオプションは必要なのかというのをもう一度イメージしてみましょう。
ローンによる諸経費の確認
もし車をローンで購入する場合、利息が発生することを忘れてはいけません。金利はローンを組む場所によって変わるため、車レベルのローンとなると金利の数%の違いが大きな差額となります。ローンを組む際は金利をよく確認するようにしましょう。
まとめ
今回はカローラフィールダーの新車乗り出し価格についてご紹介してきました。乗り出し価格内の諸経費は必ず発生するため大きな差はありませんが、車体のグレードとオプションによってかなり金額に差が生じます。
価格は最も安くても185万円〜、一般的な装備で250万円程度、高いものになると300万近くまでかかります。
これらは
- 車体のグレード
- オプション
によって変化するため、予算と希望する装備のバランスを考えることが購入時の重要ポイントになります。
中古車をさらにおトクに買うならモビリコ!
- モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
- 面倒な作業が多くなりがちな車の個人売買ですが、面倒な作業はすべてディーラーにお任せできます。