クルマを選ぶ際に重視するポイントとして、デザイン・排気量・サイズといったものがありますが、最近は安全装備についても重要視されるようになってきました。

最近注目を集めているカローラフィールダーですが、どのような安全装備が搭載されているか、紹介していきます。

さらに、安全装備だけではなく、安心につながるカローラフィールダーの特徴も紹介します。

カローラフィールダーが気になる方はもちろんのこと、トヨタの安全装備について知りたい方は必見ですので、是非とも最後まで御覧ください。

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目次

パーソナルユースに主眼を置いたカローラフィールダー

トヨタの典型的車種である「カローラ」は、販売が開始された1966年以来幾つもの派生モデルが登場しています。

「カローラフィールダー」はそのカローラの派生して発売されているモデルのうちのひとつで、2019年9月に後継の「カローラツーリング」が登場した後でも販売され続けている、トヨタの大人気モデルの車です。

2000年から販売が開始された9代目カローラのステーションワゴンに「カローラフィールダー」という名称が付けられました。

フィールダーは、「フィールド」と「人」が組み合わされたネオロジーで、「フィールドに飛び出して心から楽しむ人のクルマ」といった意味がこめられています。主にパーソナルユースを意識したモデルです。

それではいったいどのような魅力があり、ここまでカローラフィールダーは多くの人に愛されてきたのでしょうか。本記事では安全性能に目を向けて、カローラフィールダーの魅力を紹介していきます。

カローラフィールダーの安全性能

トヨタには予防安全技術パッケージ「Toyota Safety Sense」がありますが、車種ごとに検知する方式が異なっています。

カローラフィールダーの全車種に標準で搭載されているToyota Safety Senseは、単眼カメラとレーザーレーダーで先行車や車線を認識するシステムが採用されています。

Toyota Safety Senseの特徴

Toyota Safety Senseは、2種類のセンサーによって危険を感知することによって、複数のファンクションで偶発的事故への備えを万全にする安全機能です。

Toyota Safety Senseの各機能についての特徴が、動物を例として以下のように紹介されています。

Toyota Safety Senseの検知センサー

検知センサーを構成している要素である、ミリ波レーダーと単眼レンズそれぞれの特徴は下記の通りとなります。

ミリ波レーダー

ミリ波レーダーとは、波長が1mm〜1cm程度の電波であるミリ波をセンサーとして利用した技術のことです。

ミリ波レーダーは波長が短いことによって、最小で0.1mmまでの動きを検出することが可能であるため、雨・雪の耐環境性、さらには情報伝送容量が大きいといった特徴があります。

自動車運転においては、高速で走行している際の速度を自動的に制御・前方衝突被害軽減ブレーキシステム・周囲のモニターによる衝突の軽減・予防といったシステムに利用されています。

単眼カメラ

単眼カメラとは、モニター機能として使用されるオーソドックスなカメラのことです。判別できる対象が限定されてしまうといったデメリットがありますが、それとは反対にコストが抑えられ、サイズも小さいといったメリットがあります。

背後や側面のビューカメラ・アラウンドビューモニターの映像取得・道路標識を判別して、必要があれば警告をするような、ADAS(先進運転支援システム)でよく利用されています。

カローラフィールダーの「Toyota Safety Sense」の内容

カローラフィールダーに標準で搭載されているToyota Safety Senseにはどういった機能が含まれているのかについて詳しく見ていきましょう。

プリクラッシュセーフティ


プリクラッシュセーフティは先行車や昼間の歩行者をシステムが検知することによって、衝突する危険性があると判断された場合、警告音・ディスプレイ表示し、ドライバーに対して注意喚起を促します。

ドライバーがそれに反応してブレーキを操作すると、ブレーキアシストが作動し、ブレーキ踏力がアップするので制動力が高められ、衝突前に停止しやすくなるのです。

さらに、ドライバーがブレーキを操作しなかった場合、システムがブレーキを強力に作動させることで、衝突回避・被害軽減をサポートするので、安全性に配慮した便利な機能と言うことができます。

検知対象が車両の場合は時速10〜80km、対歩行者の場合は時速10〜65kmでブレーキが作動します。

レーンディパーチャーアラート


レーンディパーチャーアラート(LDA)は、自動車に搭載された単眼カメラによって、道路に引かれている車線を区別する白線や黄線を認識するため、もし運転者が方向指示器を出さないでこの線を逸脱しそうになったら、注意を喚起するシステムです。

レーンディパーチャーアラートが作動するフロー

レーンディパーチャーアラートが作動するフローは、走行中に単眼カメラが白線や黄線と自車のポジションを事前に認識することからスタートします。

ドライバーが方向指示器を出さない状態で、走行車線から逸脱しそうになった場合、警報ブザー・ディスプレイ表示で注意を喚起して、安全に走行車線へと戻れるようにサポートします。

ただし、急カーブ・かすれた白線(黄線)が引かれた場所・置石の場所・料金所や検札所の手前・交差点・トンネルの出入り口といった明るさが急激に変化する場所や、ヘッドライト(対向車)の光・太陽光が単眼カメラに入射する場合は、レーンディパーチャーアラートが作動しないことがあります。

オートマチックハイビーム

夜間に運転する場合は、暗いことによって生じる視界不良から、前方の目で見られる範囲が非常に狭くなるために昼間以上の注意が必要となります。このことを実証するように、歩行者死亡事故の約70%が夜間に発生しているというデータもあります。

参考:薄暮時間帯における交通事故防止-警察庁

このように、夜間は事故が起こりやすくなってしまいますが、そこで活用したいのがハイビームです。

遠方まで照らせるハイビームを利用して走行する頻度が高まることで、夜間に走行する際の視界が広がることによって、歩行者の早期発見につながるのです。

ヘッドライトはハイビームが基本

道路交通法では、夜間は「走行用前照灯」を点けなければならないと規定されています。この走行用前照灯とはハイビームのことで、前方100mの人や物を確かめられるライトのことです。

日常的に利用されているロービームは「すれ違い用前照灯」と呼称され、前方40mの人や物を確かめられるライトのことです。ハイビームを利用することによって、他車の交通を妨害することもあるので、対向車とすれ違う際などは、ロービームが利用されます。

その際、常時ロービームで走行したとしても違反とはなりません。

夜間に早い段階で人や物を確かめられることで衝突を回避できるため、ハイビームを積極的に利用して、衝突事故を未然に防ぐようにしましょう。

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オートマチックハイビームの特徴

オートマチックハイビームは、先行車・対向車のヘッドライトをカメラで認識することで、ヘッドライトのハイビームとロービームを自動的にチェンジします。

オートマチックハイビームの機能によって以下のような恩恵を受けることができるのです。まず、歩行者をいち早く見つけやすくすることができます。遠方まで照射できるハイビームで走行する頻度が高くなることによって、夜間に走行する際の視野が広がります。歩行者・障害物の早期の発見につながり衝突を回避することにつながるのです。

さらに、ヘッドライトを切り替えることが不要となります。前方の明るさに反応して自動でヘッドライトのハイビームとロービームを切り替えるため、切り替えを忘れてしまい、ハイビームのまま対向車とすれ違ってしまうようなことを防止すると同時に、手動で操作する煩わしさも軽減できるのです。

オートマチックハイビームの使い方

オートマチックハイビームは、ヘッドライトのスイッチがロービームの状態であった場合は作動しません。

ヘッドライトスイッチをロービーム、もしくはオートの状態からハイビームに切り替えて、オートマチックハイビームスイッチを押下することによってオートマチックハイビームが作動します。

自動的にハイビームを点灯させるためには以下のような条件があります「時速約30km以上」で「前方が暗い」「ランプを点灯している車両が存在しない」「街路灯の光量が少ない」

といった条件のすべてを満たしていない場合は自動的にロービームでの点灯となります。

また、単眼カメラで周囲の明るさを検知しているため、見通しの悪いカーブですれ違う際や、無灯火の対向車とすれ違う際などにおいては自動的に切り替わらない場合もあります。

「Toyota Safety Sense」以外の安全装備


カローラフィールダーに搭載される安全装備には、Toyota Safety Sense以外にどのようなものがあるのでしょうか。

パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)

カローラフィールダーでは全車にメーカーオプションとして、プリクラッシュセーフティと並んで先進安全技術の中核となる「パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)」が設定されています。

これはアクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和して、被害の軽減に寄与するシステムです。

車庫入れなどの運転時、静止物への接近を表示とブザーでお知らせします。

ソナーはコンビニエンスストアなどのガラスもしっかりと検知します。

低速走行時(時速15km以下)に進行方向にある静止物を検知している場合、エンジン/ハイブリッドシステム出力を抑制して、さらに距離が縮まると自動(被害軽減)ブレーキが作動するのです。

ドライブスタートコントロール

シフト操作時の急発進・急加速を抑制して、衝突時の被害軽減に寄与します。

例えば、後退時に衝突して慌てたドライバーが、アクセルを踏み込んだままシフトを「R」から「D」へ変更した際、表示で促すとともに、エンジン/ハイブリッドシステムを抑えてくれます。

充実したエアバッグシステム

カローラフィールダーではSRSエアバッグ(運転席・助手席)以外にも、側方からの衝撃から乗員を守るSRSサイドエアバッグ(運転席・助手席)とSRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)が全車に標準装備されています。

万が一事故が起きてしまっても、エアバッグが作動することで、乗員の命を守ることができるのです。

オプションの「パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)」の追加は必須

カローラフィールダーに搭載しているToyota Safety Senseだけでは、アクセルの踏み間違いや踏みすぎを抑制する装置にあたるパーキングサポートブレーキ(前後方静止物)が標準装備として設定されていません。

そのため、標準装備だけのカローラフィールダーは「サポカー」となりますが、パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)をメーカーオプションで追加することで「サポカーSワイド」になるため、オプションの追加は必須といえるでしょう。

よくある質問

カローラフィールダーには先進的な安全技術が搭載されていますか
カローラフィールダーには、レーザーレーダーと単眼カメラを検知に使用するトヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が全車に標準装備されています。
カローラフィールダーの「Toyota Safety Sense」にはどういった安全技術が含まれていますか
車や歩行者を検知して危険があればブレーキを作動させることで衝突事故の回避や被害軽減を図る「プリクラッシュセーフティ」、走行車線からはみ出してしまう危険があった場合に注意喚起する「レーンディパーチャーアラート」、自動でヘッドライトの切替えを行う「オートマチックハイビーム」が含まれています。
カローラフィールダーはどの「サポカー」に該当しますか
標準仕様のカローラフィールダーは「サポカー」に該当します。
なお、メーカーオプションとして設定されている「パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)を追加することで「サポカーSワイド」として認定されます。

まとめ

カローラフィールダーには「Toyota Safety Sense C」が搭載されているため、安全性の高い車ということができます。このような先進的な安全技術が、全車に標準装備されていることは嬉しい限りです。

また、サイドエアバック・カーテンエアバックも標準で装備されています。

こういった安全装備をオプション設定でなく、全車に標準で装備することを実現させたことから、安全意識の高さをうかがい知ることができます。

言うまでもなく、事故などの危険なシチュエーションに遭遇しないことが大切ですが、万が一のことを考えると、これらの安全安心装備があると心強いものです。

そういった点も考慮に入れて、自分のカーライフに最適なカローラフィールダーを選ぶようにしましょう。

素敵なカーライフを送るためにも、ぜひ本記事を自分に合ったグレードを探す参考にしてください。

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