トヨタのカローラスポーツは、ハッチバックタイプの中型の車でスポーティーな外観デザインが特徴的で幅広く人気を集めている車です。
ハッチバックタイプとはどのようなものなのかというと、一般的なタクシーのような独立したトランクルームがないような、荷室と車室を隔てている仕切りがない車のことを指します。
色々な用途としても利用できるカローラスポーツですが、実際購入する前にサイズ感を知っておきたいところですよね。
今回の記事ではカローラスポーツのサイズ「高さ・長さ・横幅」について徹底解説していきたいと思います。
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目次
カローラスポーツとは?
カローラは1966年に登場し、現在のシリーズが12世代目にあたります。カローラと言われたらセダンを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、カローラスポーツはハッチバックモデルとなっています。
現在トヨタでは多くのモデルが販売され、人気を集めていますが、その中でも特に長い歴史を持っているのがカローラです。
トヨタを代表する車として存在しており、同時に日本の大衆車の定番として幅広い世代から愛されています。
現在大衆車としてまず思い浮かべる車はコンパクトハッチバックのヤリスなどという方も多いと思いますが、カローラも依然としてトヨタの代表モデルとしてラインナップされ、その名を連ねています。
スポーツタイプのハッチバックは近年のトレンドの一つです。そんな中、2018年にカローラの名をもち誕生したスポーツハッチバック、カローラスポーツが登場しました。
ここからは購入前に知っておきたいカローラスポーツのサイズに関して徹底的に解説していきたいと思います。
カローラスポーツのサイズ・寸法や広さ・大きさについて
トヨタカローラはトヨタを代表する中型セダン車の一つで、ベストセラー車のうちの一つです。そのカローラをベースとしてスポーツハッチバックに設計されたのがカローラスポーツです。
欧州市場では中型のハッチバックカーを元にしたスポーティモデルが人気なモデルとなっています。カローラスポーツはその流れを受け開発され、主に欧州市場をターゲットにしていますが、日本でも導入され一定の人気を得ました。
原型はカローラのおとなしいデザインであり、外観デザインの各所はシャープな形になっています。見た目の印象はシャープでスポーティ、かっこいいデザインです。
カローラスポーツの外観・寸法
カローラスポーツの外観サイズは歴代のカローラシリーズとは異なり独特のサイズ感を演出しています。
項目 | スペック | |
全長 | 4,375mm | |
全幅 | 1,790mm | |
全高 | 1,460mm | |
ホイールベース | 2,640mm | |
トレッド(前後) | 1,530/1,530mm | |
最低地上高 | 135mm | |
車両重量 | 1,300~1,400kg (オプションによって異なる) |
車体の主なスペックは以上となります。以下はタイヤ、ウィンドウ、ミラー、エンブレムのサイズです。
項目 | スペック | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 195/65R15
205/55R16 225/40R18 |
リアタイヤ | 195/65R15
205/55R16 225/40R18 |
|
ウィンドウサイズ | フロントウィンドウ | 約1,300mm × 350mm |
サイドウィンドウ | 約1,700mm × 350mm | |
リアウィンドウ | 約1,100mm × 300mm | |
ミラー幅 | 2,100mm | |
エンブレムロゴサイズ | 100mm×100m |
カローラスポーツの内装・寸法
次はカローラスポーツの内装の寸法について見ていきましょう。
項目 | スペック | |
室内長 | 1,795mm | |
室内幅 | 1,510mm | |
室内高 | 1,155mm |
以上がカローラスポーツの社内の大きさになります。以下は座席やラゲッジルームの広さです。
項目 | スペック | |
運転席 | 高さ | 1,000mm |
幅 | 500mm | |
奥行き | 800mm | |
助手席 | 高さ | 1,000mm |
幅 | 500mm | |
奥行き | 800mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 770mm |
幅 | 980mm | |
奥行き | 800mm | |
後部座席 | 高さ | 1,000mm |
幅 | 1,300mm | |
奥行き | 900mm |
カローラスポーツは前席と後部座席の2列シートを持つ車であり、リアはハッチバック式で繋がっています。ラゲッジルームの奥行きは800mm程度確保されていますが、そのサイズは比較的あまり大きくないと感じる方もいるかもしれません。
日常的な買い物程度であれば特に問題ありませんが、ラゲッジルームの幅980mmを超える荷物は横方向に載せましょう。また、ラゲッジの高さも車高の低さからそこまで大きくないと感じる人がいるでしょう。
なお、カローラスポーツはシートアレンジにより前側に折り込むことができます。ある程度大きさのある荷物をどうしても積みたいとなった場合でも、後部座席を倒せば対応できそうです。
カローラスポーツの運転性能
次に、多くの方が気になるであろうカローラスポーツの運転性能についてまとめたので、見ていきましょう。運転性能とは主にハンドルサイズや最小回転半径がどのようになっているかなどを指します。
項目 | スペック |
ハンドルサイズ | 370mm |
最小回転半径 | 5.1m~5.3m |
カローラスポーツはスポーツ車のように設計されており、運転性については旋回性を追求しています。旋回性は車のハンドル左右どちらかを最大限に回し切った時の状態で最低走行し、その後360度旋回するのに要する半径のことです。
これは、最小回転半径を見ればわかります。数値が小さければ小さいほど小回りの効く車と言えます。軽自動車で平均4.5m、コンパクトカーで平均5m、普通車で5.5m程度が一般的なスペックです。
カローラスポーツはなんと最小回転半径は5.1m〜5.3mとなっています。この数値はグレードによって多少数値が変化します。カローラスポーツはコンパクトカー並みの最小回転半径となっており、十分小回りの利く車だと言うことができるでしょう。
カローラスポーツのサイズ感は駐車場に収まる?
カローラスポーツのサイズ感で駐車場に収められるのかについて見ていきたいと思います。あまり知られていませんが、駐車場のサイズは2つの種類に分かれています。
一般的な平置き駐車場
1つめは平置きの駐車場のタイプです。これはコンビニやショッピングセンター、自宅の駐車場、有料駐車場などに使われるサイズです。
平置きの駐車場のサイズは場所によって様々ですが、大体のサイズが「幅2.5m」「奥行き5m」となっています。このサイズに対してカローラスポーツは「幅1,790mm」「奥行き4,375mm」であるため、ゆとりを持って駐車することが可能と言えるでしょう。
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立体対駐車場タイプ
2つ目の駐車場は立体駐車場タイプです。駅前やあまり土地を取れない地域でよく見られるタイプの駐車場です。狭い土地に駐車場を作るためにビル型の駐車場やエレベーターで上下する駐車場がよく見られます。
このようなタイプの駐車場では長さや幅の制限により、車の高さに対する制限があります。その高さ制限は「1.57m」が平均です。このサイズ制限に対してもカローラスポーツは「1,460mm」であるため余裕を持って通ることができます。
近年は大型のミニバンやSUVの開発が盛んであり、高さ制限が緩和されている立体駐車場も増えてきています。その結果、カローラスポーツはもっとゆとりを持って駐車することが可能だと言えるでしょう。
カローラスポーツの外観サイズは3ナンバー
国産車の外観サイズは大きく分けて2つに区分されます。5ナンバーと3ナンバーです。5ナンバーは普通車として比較的コンパクトな車が属する区分です。つまり、小型乗用自動車に多いナンバーになります。
3ナンバーは普通乗用車で最も多い番号です。セダンやワゴン車、SUV、バンなど様々な車が3ナンバーに分類されます。サイズが少しでもオーバーすると5ナンバーとして分類される車種もあります。
それぞれの基準は以下の通りです。
項目 | スペック(3ナンバー) | スペック(5ナンバー) |
全長 | 4,701mm以下 | 4,700mm以下 |
全幅 | 1,701mm以下 | 1,700mm以下 |
全高 | 2.001mm以下 | 2,000mm以下 |
エンジンの排気量 | 2,001cc以上 | 2,000cc以下 |
この基準を基にカローラスポーツを見てみると、全長は4,375mmであり、全長は5ナンバーサイズに収まります。しかし、全幅が1,790mmと1,700mmを超えてしまっているため、カローラスポーツは3ナンバーになります。
なお、高さについても1,460mmといった数値は、セダン・ハッチバック車としては一般的なサイズであるといえるでしょう。
カローラスポーツは年間どのくらい税金(維持費)がかかる?
カローラスポーツに限らず車には年間の維持費がかかります。特に、税金はどの車にもかかりますが、その金額は車両のサイズによって変わります。
車の税金は大きく分けて「自動車税」「自動車重量税」「自動車取得税」の3種類です。
今回は維持費として継続して課せられる自動車税と自動車重量税について解説します。果たして、カローラスポーツのサイズではどのくらい税金がかかるのでしょうか?
自動車税
自動車税は地方税法に基づき登録された自動車に対してその自動車の主たる定置場の所在する都道府県においてその所有者に課される税金です。
自動車税は一律ではなく車の排気量によって細かく分類されます。
排気量 | 自家用車 | 事業車 |
1.0リッター以下 | ¥29,500 | ¥7,500 |
1.0〜1.5リッター | ¥34,500 | ¥8,500 |
1.5〜2.0リッター | ¥39,500 | ¥9,500 |
2.0〜2.5リッター | ¥45,000 | ¥13,800 |
2.5〜3.0リッター | ¥51,000 | ¥15,700 |
3.0〜3.5リッター | ¥58,000 | ¥17,900 |
3.5〜4.0リッター | ¥66,500 | ¥20,500 |
4.0〜4.5リッター | ¥76,500 | ¥23,600 |
4.5〜6.0リッター | ¥88,000 | ¥27,200 |
6.0リッター超え | ¥111,000 | ¥40,700 |
カローラスポーツは1.5〜2.0リッター以下に分類されるため自家用車の場合は年間で「39,500円」もかかることになります。
自動車重量税
自動車重量税は検査自動車と届出自動車に対して課される日本の租税です。揮発油税とともに田中角栄によって施行されました。
自動車重量税は4年目まで免税されます。新車で買った場合は3年目に車検が行われるので、4年目から自動車重量税がかかると考えてください。
カローラスポーツは2トン以下の重さなので約7,500円〜49,200円の税金が課税されます。
エコカー減税適用の場合は「75%:7,500円」「50%:15,000円」「25%:22,500円」で、本則税率の場合は「30,000円」エコカー減税適用なしの場合は「49,200円」です。
購入するグレードによっても変わります。ハイブリットにすることでエコカー減税が適用になるので年間の維持費(自動車重量税)は抑えられることができます。
まとめ
カローラスポーツはスポーティーな仕様になっているにもかかわらず、見た目はずっとおとなしいです。あまりスポーティーなイメージを持たれないこともありますが、実際見てみるとその印象は大きく変わります。小柄なサイズであるのにも関わらず、積載量や走行性能は満足のいくものとなっています。
また、ハッチバックということもあり、様々なシーンで活躍できる利便性や実用性があります。スポーツ車ならではのデザインが良いけど家族もいて運ぶ荷物が普段から多いというユーザーには非常におすすめと言えるでしょう。
自慢の走行性能で走る楽しさをしっかりと感じさせてくれるカローラスポーツですが、同時に十分な実用性も確保されています。日常の足としても使いやすいスポーツカーで非常に魅力的なモデルです。
これからスポーツ系のモデルやミドルサイズのハッチバックの購入を検討している方は是非チェックしてみてください。
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