実際にクルマを利用していくうえで、最も多く見て触れるのが内装・インテリアです。

数多く存在するクルマの中から目的にかなうものを選ぶときには、燃費性能・走行性能・エクステリアなど、チェックするポイントはたくさんあります。

その中で、内装・インテリアがもつ視覚的・触覚的な印象や、収納の便利さなども見過ごせない部分であるといえるでしょう。

今回は、ワンランク上の上質な雰囲気を纏うミニバン、エスクァイアの内装・インテリアについて確認していきましょう。

目次

エスクァイアのグレード・スタイル


エスクァイアには複数グレードがあり、それぞれスタイルが異なります。まずは、エスクァイアのグレードごとのスタイルをチェックしていきましょう。

インテリアカラーの選択が可能な「Gi」

「Gi」グレードでは、高級感のある、新しく開発された感触の良い合成皮革が座席に用いられ、夏はさわやかでありながら冬も冷たさを感じない昇温降温抑制機能が装備されています。

材質がもつイメージにより視覚的・触覚的な印象を高めながら、メンテナンスしやすい合成皮革素材を使うことで、本革を使うよりも価格を抑えつつ上質感を効果的に見せることに成功しました。

室内を装飾する色はブラックとバーガンディ&ブラックの2種類から選べ、特にバーガンディ&ブラックは深い赤を使うことで個性を演出しています。

また、いたるところにシルバー塗装がうまく取り合わせられています。さらに、本革巻きのステアリングホイールやシフトレバーのグリップ部には黒木目調の装飾的要素が追加されています。

ピアノブラックが採用されたセンタークラスターパネルや、フロントドアスイッチベースは都会的なセンスを感じさせる室内空間です。

ブラックとメッキのきらめきが粋な特別仕様車「Gi“Premium Package・Black-Tailored”」


カスタムメイドのように高品質なブラックが使われた、豪華でハイセンスな特別仕様車が「Gi“Premium Package・Black-Tailored”」です。

ブラックとメッキが効果的に使われたエクステリアとインテリアが非常に秀逸です。スモークメッキで整えられたエクステリアと調和するように組み合わせられたインテリアはブラックでまとめ上げられています。

ブラックレーザーラインの装飾的要素が追加されたセンタークラスターパネル・フロントドアスイッチベースと、ブラックサイバーカーボン調の装飾的要素が追加されたステアリングホイール・シフトレバーのグリップが採用されました。

それぞれ異なったブラックを使用して、エネルギッシュな感じを表現しています。シート素材にはビロードのような質感をもたせた「ブランノーブ」と合成皮革の組み合わせとなっています。

ダークシルバー塗装がいたるところに加わり、ブラックのインテリアの印象を強めることで、エクステリアとひとつにまとまった印象を実現しています。

エスクァイアの内装・インテリアの特徴


ここからは、エスクァイアの内装・インテリアの特徴をより詳細にみていきましょう。

内装・インテリア色

運転席側のダッシュボード・インストルメントパネル部分・車内の内装シートの色と素材です。

ブラック(ブランノーブ)

ブラック(ブランノーブ)
内装色:ブラック
シート表皮:ブランノーブ®+合成皮革

独自のカラー設定で非常に洗練されたブラックは特別仕様となっており、Gi“Premium Package・Black-Tailored”だけに通常の装備として含まれています。

ブランノーブ®について
ブランノーブ®は、最も高級な品質のビロードのような質感をもたせた表皮

インストルメントパネル周りについては、ステアリング上部・シフトノブ周りに、他にはない上質なブラックサイバーカーボン調が取り入れられており美しいです。

バーガンディ&ブラック

バーガンディ&ブラック
内装色:バーガンディ&ブラック
シート表皮:合成皮革

ハイブリッドGi・ガソリンGiのメーカーオプションで、シートは合成皮革となっています。

昇温降温抑制機能が装備されています。これにより、暑い時には熱気がこもりにくく、寒い時には温度が下がりにくくなるなど車内環境の快適さを保つことができます。

インストルメントパネルの周囲は、ステアリングの上の部分とシフトノブ周りに黒木目調が追加されたシルバー塗装です。

ブラック

ブラック
内装色:ブラック
シート表皮:合成皮革

ハイブリッドGiとガソリンGiに標準装備されているカラーで、シートも昇温降温抑制機能となっており、シーズンを問わず気持ちよく快適に過ごすことができます。

バーガンディ&ブラック同様、ステアリングの上の部とシフトノブ周りは黒木目調が追加されたシルバー塗装です。

室内空間の特徴


2014年10月に発売されたエスクァイアは、スライドドアでの乗り込み時の高さを360mmにするとともに、車内まで連なる床面が低く作られたフラットフロアが採用されました。

クラス最大級の余裕のある室内空間を確保しています。全高は1,825mmに抑えながらも室内高は1,400mmを確保し、車内での移動がスムーズにできるようヘッドクリアランスに余裕を持たせました。

さらにホイールベースを広く取ることで、セカンドシートの形状にも工夫が施されています。

セカンドシート・サードシートでもひざ周りにゆとりがあるので、どの席に座ってもゆったりとくつろぎを感じられるのが特徴です。

インストルメントパネル・センターコンソール周りの特徴


上質な印象をセールスポイントとしているエスクァイアのミニバンとしてのセンスはヴォクシー・ノアゆずりです。

ユーザーへ気遣いのこもった取り計らいを最優先に、運転席まわりの装備においてもドライバーへの配慮がすみずみまで追求されています。

インストルメントパネル

一目で見通すことのできる広々とした範囲に、上面はフラットなデザインが採用され、メーターはドライバーの正面に配置されています。

運転席から助手席側のボンネットフードまで広く眺められるので、狭い道であっても車幅の感覚がつかみやすいです。フロントピラーを縮小して三角窓を広げて大きくすることで、左右の視界もしっかりと確保されています。

オプティトロンメーター

メーターの照度を調節できるオプティトロンメーターは日中でもくっきりとして見やすく、ハイブリッド車では左側にエネルギー出力・回生状態が表示されるハイブリッドシステムのインジケーターが配置されています。

ガソリン車では、左側のメーターがエンジン回転計となり、右側の燃料計もハイブリッド車とは異なるカラーリングが採用されています。

マルチインフォメーションディスプレイ

インストルメントパネル中央には、様々な情報をひとつの画面(4.2インチTFT液晶)に切り替えて表示するシステムが配置され、情報を簡単に同乗者と共有できるよう配慮されています。

また、エコ運転をサポートするため、ハイブリッド車ではエンジン・モーター・バッテリーのエネルギーの流れや稼働状況が、ガソリン車ではエコドライブインジケーターが表示されるようになっています。

シフトレバー

ハイブリッド車のシフトレバーは軽い力で動かせる電子式で、動かした後は中立の位置にもどり、ボタンの操作でパーキングのポジションを選択可能です。

ガソリン車のシフトレバーは、シフトゲートに沿って位置を変える鋸刃のようなスタッガード式で、ドライブのポジションから右側に倒すと、レバーを前後に動かしてシフトのアップ・ダウンができるマニュアルモードとなります。

エアコンスイッチ(センターコンソール部)

エアコンはこのクラスではなかなか目にしない左右独立温度設定式です。ガソリン車は蓄冷エバポレーターが採用されていて、交差点などでの停車時に自動車のエンジンを止める機能が働いても、車内へ冷たい空気を送風することができます。

ハイブリッド車にはエンジンが停止していても普段と変わらずに機能する、電動のコンプレッサーが用いられています。

エスクァイアの収納・荷室の特徴


エスクァイアでは、5ナンバーというボディサイズが制限される中でも、細部までよく作りこまれた工夫や気遣いのこもった取り計らいが多く見られます。

ラゲージスペース

ファミリーユーザーの場合、子供の成長にあわせて行動範囲も広がるので、外遊びの道具やキャンプ・釣りの道具などの荷物も増えることがあるでしょう。

そんな子育て世代にとって、ミニバンのラゲージスペースは大きな魅力です。早速その広さを見ていきましょう。

7人乗り仕様のラゲージスペース(サードシート使用時)

ラゲージスペースの地上高は500mmと低く設定され、左右に広々とした開口部も荷物を積んだり下ろしたりすることを容易にしています。また、シートの下に釣竿・スキー板など通常のトランク内には収納できない長さのものも収納することができます。

7人乗り仕様のラゲージスペース(セカンドシート前方スライド時)

セカンドシートの動作は7人乗り仕様と8人乗り仕様では若干異なり、最大積載容量は8人乗りのほうが大きくなります。

サードシート跳ね上げ操作

アシスト機能が内蔵されている支柱のおかげで、サードシートを跳ね上げる操作は片手で簡単に行うことができます。上げ下ろしと一緒に、シートレッグを自力で出し入れできることも便利なポイントです。

サードシートを跳ね上げる場合には中央座席のヘッドレストを取りはずす必要がありますが、ヘッドレストの収納スペースがラゲージスペース左側に用意されています。

床下収納スペース(ガソリン車)

134リットルと容量が大きいガソリン車のスーパーラゲージボックスは、最深部で20cm程度あるので、車内の整理整頓に役立つスペースといえるでしょう。

床下収納スペース(ハイブリッド車)

111リットルの容量があるハイブリッド車の床下収納スペースは、分割式になっているため、両面あるうちの一方の側だけをあけ広げて、補機バッテリーだけにアクセスすることも可能です。

センターコンソール

センターコンソール周辺をたしかめていきましょう。

インパネ一体型センターコンソールボックス(アッパートレイ・リアボックス・運転席サイドポケット付き)


コンソールボックスにはアクセサリーコンセントと、セカンドシートからもスマートフォンを充電できるUSB端子が取りつけられています。

センターマルチトレイ(カップホルダー2個付き)


センタークラスターには収納式のカップトレイ2個付きのマルチトレイが取りつけられています。カップホルダーやトレイとして利用でき、利用しないときには収納しておけるので邪魔になりません。

折りたたみ式サイドテーブル(7人乗り)・格納式センターボックス(8人乗り)


7人乗りのセカンドシートにはカップホルダー2個がセットになったサイドテーブルが取り付けられています。使用しないときに折り畳んでしまっておくことが可能です。


8人乗りは格納式オープンボックスになり、カップホルダー2個と物を引っかけられるフックが付属しています。ボックスはティッシュケースを中に入れてしまっておけるサイズです。

座席周辺

まるで部屋のように豊富な収納も、ミニバンの大きな特徴であるといえるでしょう。エスクァイアの小物収納も、必要なものが十分に備わっています。

操作性の良いサードシートを採用し座席アレンジも豊富



サードシートには、軽い力で簡単にホールドできるワンタッチスペースアップシートが採用されています。セカンドシートは580mmもロングスライドできるので、荷物の量や大きさに応じて多種多様のアレンジが可能です。

セカンドシートを限度いっぱいまでスライドすれば、多くの荷物や自転車も中に積むことができます。すべてのシートを倒せばフラットになり、横になって休めるようにもなっています。

助手席大型オープントレイ


大きなオープントレイが助手席側に用意されており、車内で使うものは十分に置ける広さです。トレイの下部にはグローブボックスも取り付けられています。

助手席アッパーボックス


ふたの付いた助手席アッパーボックスはオープントレイの上部にあり、貴重品を入れておくのに重宝しそうです。

運転席カードホルダー&ロアボックス


ステアリングの右側にはカードホルダーとロアボックスがあります。ロアボックスはそれほど大きくないので小物置きとして使うといいでしょう。

助手席シートバックテーブル


助手席の後方にはカップホルダーが2個組み合わされたテーブルがセットされ、停車中の食事などにも役立ちます。

シートバックポケット(運転席・助手席)


運転席と助手席の双方に雑誌などを入れておけるシートバックポケットがあり、左右のドアにはボトルホルダーなどが取り付けられています。座席周辺の収納は必要なものが十分に備わっている印象です。

その他注目の装備


エクステリアや内装・インテリアの高級感もユーザーの心をひきつけるものとして挙げられますが、エクスファイアに取り入れられている機能は運転のしやすさにつながるものも多くあります。

スマートロック操作で予約ロック


スマートロック操作を利用すれば、ドアが閉まった際に自動で施錠される予約ロックができます。

スマートキーを持ったまま、ドア部分でワンタッチ予約ロックを操作するだけで、降りてすぐに出かけられるようになるので、子どもの面倒を見なくてはいけない時などにも便利な機能です。

スムーズで低燃費な走行ができるハイブリッドシステム搭載


エスクァイアはハイブリッドシステムが組み込まれており、23.8km/Lの燃費性能や滑らかに加速できる走行性能に加え、静粛性も妥協していません。

ドアミラーにフォルム・ダッシュサイレンサー・高遮音性ガラスが採用されていることで、空気の流れによって発生する騒音・ロードノイズなどが大幅にカットされています。

運転時のストレスが少なく、いつまでも乗っていたくなるような快適さが特徴となっています。

安全性能が充実!


エスクァイアは、政府によってセーフティ・サポートカーS〈ワイド〉に認定された豊富な運転支援システムによって、危険を察知・回避できるようになっています。

主な安全性能は以下の通りです。

安全性能 主な機能
インテリジェントクリアランスソナー 静止物を検知して自動ブレーキ作動
レーンディパーチャーアラート はみだしを検知して警報でお知らせ
プリクラッシュセーフティ 歩行者や先行車を検知して警報ブザー・ディスプレイで注意喚起
オートマチックハイビーム 自動でハイビームを作動し視界確保
ドライブスタートコントロール 急発進・急加速を抑制
ヒルスタートコントロール 坂道発進をサポート
VSC 横滑り時に車体を制御

上記の安全性能以外にも、LEDランプ・センサー付インナーミラーなど目で見たときの確認のしやすさを高める装備も充実しています。

瞬間的に大きな力が歩行者に加わることを和らげるボディや、むち打ちを防ぐ効果のあるシートなど、万が一事故に遭遇した場合に歩行者・運転者の双方を守る機能が備えられています。

エスクァイアとは


エスクァイアは、ノアやヴォクシーの兄弟車として位置づけられています。

中でも高級感のある印象に作り上げられているのがエスクァイアで、ヘッドライトの切れ味や大きいフロントグリルなど、威風堂々たるエスクァイアの姿につい心を奪われてしまう方もいるのではないでしょうか。

エスクァイアは運転席の位置が高めに設計されていることで、女性でも運転しやすいという特徴があります。目で見通すことのできる範囲も広く、長い道のりの運転でも負担が少ないです。

小さな子どもを連れて出かけたり、レジャーや買い物を楽しんだりと、幅広い用途で活用できます。さらに、積載性も抜群で、安全面のサポートも充実しているため、ミニバンの中でも人気の車種となっています。

現在は販売終了しているため、新たに購入を考える場合は中古車から探してみてください。

まとめ


上質な素材を取り入れ内装・インテリアに高級感を持たせながら、ミニバンとしての利便性もしっかりと追求されているのがエスクァイアの魅力といえるでしょう。

シート素材やメッキ加飾など、内装・インテリアはグレードによって異なるため、グレードごとの装備をしっかりとチェックして、予算や好みのタイプに応じたエスクァイアを探してみてください。

高級感のあるミニバンに乗りたいけれど、3ナンバーサイズだと駐車場での取り回しが不安という方にとっても、ぴったりと条件に合う一台といえるでしょう。