トヨタのGRヤリスはヴィッツから進化したスポーツカーをモデルとした車です。普通乗用車でありながら、スポーツカーのようなたたずまいをしていてかっこいい見た目から多くの男性を中心に人気を集めています。
トヨタのGRヤリスの年間維持費はどれくらいなのか気になっている方は多いのではないでしょうか。ガソリン代や税金、保険料など、維持費として必要なお金は多いです。自動車は購入してお支払いが終わる訳ではなく、購入後も支払いがあるので注意してください。
そこで本記事では、GRヤリスのことを気になっている方のために、年間の維持費やガソリン代などを紹介していきます。GRヤリスは年間どれくらいの維持費なのか、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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目次
GRヤリスの維持費内訳
ここでは、GRヤリスの維持費の内訳をご紹介します。内訳は以下の通りです。
内訳 | 目安金額 |
車体 ローン代 | 月600,000円前後 |
ガソリン代 | 月10,000円前後(月500キロ走行した場合) |
任意保険 | 月6,000円ほど |
自動車税 | 月10,000~50,000円(車種によって異なる) |
メンテナンス費(タイヤなど) | 年15,000円前後 |
車検 | 100,000円 |
こちらが、GRヤリスの内訳です。あくまでも目安です。維持費は年間30万円ほどかかります。車種や使い方によって料金は異なるので、GRヤリスの維持費の一例として見てみてください。
GRヤリスの1年ごとにかかる費用
上記でも説明しましたが、GRヤリスは年間30万円ほど維持費がかかります。ここでは、もっと細かく1年ごとにかかる維持費をみていきましょう。
自動車税
まずは自動車税です。自動車税は、排出量によって異なります。2022年度の税額は以下の表の通りです。
排気量 | 自動車税額 |
660cc以下 | 10,800円 |
1,000cc以下 | 25,000円 |
1,000cc超1,500cc以下 | 30,500円 |
1,500cc超2,000cc以下 | 36,000円 |
2,000cc超2,500cc以下 | 43,500円 |
2,500cc超3,000cc以下 | 50,000円 |
3,000cc超3,500cc以下 | 57,000円 |
3,500cc超4,000cc以下 | 65,500円 |
4,000cc超4,500cc以下 | 75,500円 |
4,500cc超6,000cc以下 | 87,000円 |
6,000cc超 | 110,000円 |
速やかに納付しなければならない税金であるため、納付通知書が自宅に届いたら、すぐに提出するようにしましょう。ちなみに、GRヤリスは1000cc〜1500ccのため、自動車税は30,500円かかります。
任意保険
次は、任意保険です。以下に任意保険の補償内容や金額のシミュレーションを記載しておきますので、ぜひ参考にしてみてください。
任意保険の補償内容
任意保険では、自賠責保険のように対人の保険だけではなく、自分や対物も補償の対象になります。というのも、自賠責保険が事故の被害者の救済を目的にしているのに対して、任意保険は事故を起こしてしまった本人の補償を救済することを目的としているからです。
任意保険金額シュミレーション
保険には加入が必須の自賠責保険と、種類を自分で選べる任意保険があります。自賠責保険については新車購入時に年分39,120円を、車検の度に2年分27,840円をまとめて払います。
1年ごとに整理すると、最初の3年目は13040円です。4年目以降は、 13920円かかります。任意保険は、年齢の制限・保障の内容にもよりますが、平均年に、約65000円が目安の金額です。
12ヶ月点検費用
点検費用は人によって異なりますが、年間9万円ほどです。点検費用、ミッションオイル交換、トランスファーオイル交換、デフオイル交換、オイルフィルタ交換、エンジンオイル20Lキープなど、すべてあわせると、年間9万円はかかります。
もちろん、劣化の強度や交換の必要性の有無によって異なりますので、年間5万円しかかからない人もいます。12か月の点検費用も、人によって異なりますので、あくまでも年間9万円は目安です。
GRヤリスの数年ごとにかかる費用
次は、GRヤリスの数年ごとにかかる費用をご紹介します。数年ごとのお支払いなので、急に支払わないといけない場合に遭遇しないよう、今からでもお金の管理や計画をしておくことをおすすめします。
法定費用
まずは、法定費用についてご紹介します。法定費用とは、自賠責保険、自動車重量税、印紙税の3つを指します。詳細は以下に記載しておきますので、参考にしてみてください。
自動車賠償責任保険
自賠責保険は、任意保険ではなく、自動車を保有する人すべての人に加入義務があります。軽自動車と普通自動車によって、自賠責保険料は異なります。自賠責保険の料金は以下の通りです。
軽自動車 | 普通自動車 | |
12ヶ月 | 13,210円 | 13,410円 |
24ヶ月 | 21,140円 | 21,550円 |
37ヶ月 | 29,550円 | 30,170円 |
自賠責保険は、車検の際に更新されるため、24か月分(2年分)支払うのが一般的です。
自動車重量税
次は自動車重量税です。自動車重量税とは、自動車の重量によって決まる税金のことをいいます。税額が決まる基準は、以下の3つです。
・車種
・エコカー減税の対象車かどうか
・新規登録からの経過年数
自動車重量税は、500kg単位で税額が高くなります。ちなみに、軽自動車は重量における変動はありません。当然ですが、軽自動車のほうが税額が安くなります。そのため、軽自動車の税額は、普通自動車と比較すると安いです。
印紙代
次は印紙代です。印紙代は、車種・依頼先が、認定工場または指定工場によって異なります。
車種 | 認定工場 | 指定工場 |
軽自動車 | 1,400円(印紙代) | 1,100円 |
5ナンバーの普通自動車 | 1,700円(印紙代400円+証紙代1,300円) | 窓口:1,200円 |
3ナンバーの普通自動車 | 1,800円(印紙代400円+証紙代1,400円) |
上記は印紙代の一例です。指定工場を持つ店舗で車検を受けた方が印紙代が安く済む傾向にあります。
車検費用
車検は義務になっていて、必ず受けなければなりません。車検を受けていない自動車で走行することはできません。車検を受けないで走行すれば、ペナルティが発生します。
車検切れの車が公道を走行した場合、違反点数6点の加算、30日間の免許停止、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科されます。ペナルティを受けないためにも、絶対車検を受けるようにしましょう。
GRヤリスの車検費用は、約6〜8万円ほどです。法定費用やメンテナンスの料金は、車種や車の状態によって異なります。キャンペーンや割引サービスもあるため、一概に〇〇円かかるとは言い切れません。どこで受けるかによっても車検費用は異なるので、あらかじめ車検費用は確認しておきましょう。
ガソリン費用
ここからは、GRヤリスのガソリン代について紹介します。走行距離や燃費量によって異なります。それぞれの走行距離には、それくらいガソリン代がかかるのかシミュレーションしてみました。
GRヤリスのグレードごとの燃費
GRヤリスのグレードごとの燃費を以下の表に記載しておきますので、参考にしてみてください。
JO08モード | WLTCモード | |
RS | – | 18.2km/L |
RZ | – | 13.6km/L |
RZ“High performance” | – | 13.6km/L |
人によって異なってきます。車によく乗る人と乗らない人とでは、多少前後します。
走行距離別ガソリン代シュミレーション
それでは、走行距離別にガソリン代のシミュレーションを計算したいと思います。以下に、3000km、5000km、8000km、10000km 別にご紹介します。
年間走行距離3,000kmの場合
年間3,000kmの場合、1日10キロほど走行した場合を想定します。年間3,000キロ走行した場合、ガソリン代は約12,000〜25,000円ほどです。ガソリン代は、車種によって異なります。
年間走行距離5,000kmの場合
年間5000kmの場合、1日25キロほど走行した場合を想定します。年間5,000キロ走行した場合、ガソリン代は約16,000〜28,000円ほどです。ガソリン代は、こちらも車種によって異なります。
年間走行距離8,000kmの場合
年間8000kmの場合、1日40キロほど走行した場合を想定します。こちらは、会社に車で通学していれば往復20キロ走行しているケースだとも考えられます。年間8,000キロ走行した場合、ガソリン代は約20,000〜34,000円ほどです。ガソリン代は、こちらも車種によって異なります。
年間走行距離10,000kmの場合
年間10,000kmの場合、1日50キロほど走行した場合を想定します。年間10,000キロ走行した場合、ガソリン代は約32,000〜40,000円ほどです。ガソリン代は、こちらも車種によって異なります。
メンテナンス費用
次は、GRヤリスのメンテナンス費用をご紹介します。タイヤやオイル、ライトなど、交換頻度や費用などの詳細を知れますので、参考にしてみてください。
洗車費用
洗車費用は、約1,500〜2,500円です。車の大きさや汚れの大きさによって、洗車費用は異なります。車の大きさは、大きな車よりも小さい車の方が安く済みます。
また、汚れが多いと洗車するのに手間がかかります。そのため、洗車時間が長引くため、料金が高くなるケースもありますので、注意が必要です。
消耗品費用
次は、消耗品の費用を紹介します。タイヤやオイルなど、交換すべき頻度やその費用など、以下に詳しく紹介しています。
ウォッシャー液・ワイパーブレード・ゴム
まずは、ウォッシャー液・ワイパーブレード・ゴムです。ウォッシャー液は、フロントガラスを清掃する際に活用する液体です。フロントガラスをウォッシャー液で掃除していれば、いずれなくなります。なくなりそうになったら、交換することをおすすめします。
ワイパーブレードやゴムも、長年使っていると消耗します。これらの交換の目安は、1〜2年です。ワイパーブレードの費用は、約2,000〜5,000円、ゴムに関しては、約1,000〜3,000円です。
そして、交換費用がプラス1,000円かかります。ワイパーやゴムは、あまり意識を向けないため、劣化に気づかないケースもあります。定期的に、ワイパーやゴムの状況がどうなっているのかを確認しておくことをおすすめします。
タイヤ
タイヤは、約4〜5年の頻度で交換することがおすすめです。タイヤは、丈夫なせいか、頻繁に交換する必要はありません。タイヤの交換費用は、普通自動車の場合、5,000〜15,000円ほどです。
エンジンオイル
エンジンオイルの交換頻度は、約3か月〜6か月です。これは、まったく自動車を利用しない場合も、3か月〜6か月でオイル交換するのが推奨されています。交換費用は、2,000〜5,000円ほどなので、それほど高くはありません。低価格であるため、定期的にエンジンオイルを交換する方がよいでしょう。
バッテリー
車には、バッテリーがついています。バッテリーも長年使っていれば、劣化していきます。バッテリーの寿命は約2〜5年なので、この目安に交換することをおすすめします。
動作が悪い、ライトの明るさが暗いなど、違和感を感じたら交換した方がいいでしょう。バッテリーの料金は、安いもので4,000円、高いもので40,000円です。
ブレーキパッド
ブレーキパッドは、減りが早くなったり、おかしな音がでてきた場合、交換することをおすすめします。交換の目安は、新しいブレーキパッドを使ってから、走行距離が30,000キロ以上になってからです。ブレーキパッドの料金は、7,000円ほどです。
ラジエター液
ラジエターの寿命は、約6〜13年です。頻繁に交換するものではありませんが、異常だと気づいた場合はすぐにでも交換してください。オーバーヒートを起こし、エンジンのトラブルになるため、ラジエター液はとても重要なパーツになります。
エアコンフィルター・エアクリーナー
エアコンフィルターやエアクリーナーは、汚れが酷くなる前に、交換することをおすすめします。交換の目安は、新しいエアコンフィルターを使ってから、走行距離が30,000キロ以上になってからです。ブレーキパッドの料金は、2,000〜5,000円ほどです。
ヘッドライト
ヘッドライトの寿命は、約3年です。オンオフの使用回数にもよりますが、目安は3年ほどで交換するのをおすすめします。交換費用は、工賃も含め、最低30,000円、最高でも100,000円ほどです。
カーコーティング費用
カーコーティングとは、車の塗装の上に油脂や樹脂やガラスなどの成分で覆って、傷などがつかないようにすることです。
塗装されたままの状態では、問題があります。汚れやごみが付着し、また紫外線の影響を受け、劣化する場合があります。
劣化させないようにするためには、カーコーディングを行い、外部からの刺激を受けないよう防止し、車の塗装を綺麗な状態に保てるようにしてください。
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その他必要に応じてかかる費用
ここまで、保険料やガソリン代、消耗品の交換費用などの詳細を紹介しました。他にも、高速代や駐車料金など、かかる費用はありますので、以下に紹介します。
高速代
高速道路を使う人は、高速道路を走行したときに高速道路料金が発生します。走行距離が長ければ長いほど、料金は高くなります。自動車を使って、遠くに移動したい場合、高速道路を使うケースは多いのではないでしょうか。よく高速道路を使う人は、高速代のことも考慮しておいてください。
駐車場代
アパートに住んでいる人や駐車場を借りている人は、駐車場代を支払っているかと思います。都道府県によって、相場は異なりますが、月6,000〜9,000円ほどかかります。自動車を購入すれば、駐車場代がかかるケースがありますので、覚えておいてください。
修理代
そして、修理代です。車は物ですので、突然なにかしらの症状が出て修理が必要になるケースもあります。ライトを点灯できなくなる、ウィンカーが上手く作動しないなど、故障するかもしれません。万が一の時に備え、お金を貯金しておくことをおすすめします。
マイカーローン
一括で自動車を購入しなかった場合、マイカーローンの支払いもあります。
240回払い
GRヤリスの場合、マイカーローンを240回払いであれば、月34,000円で乗ることが可能です。自動車の料金を400万円ほど想定した場合です。頭金はありません。
GRヤリスの維持費総額
GRやリスの維持費はどれくらいなのでしょうか。月ごとと年ごとにまとめた維持費を計算しましたので、以下参考にしてみてください。
GRヤリスの月ごとの維持費
GRヤリス月ごとの維持費を以下の表にまとめました。
駐車場代 | 燃料代 | 高速代 | |
料金 | 6,000~9,000円 | 5,000~10,000円 | 走行した場合 |
GRヤリスの月の維持費は、合計すると、11,000〜20,000円ほどです。高速を使った場合や、走行距離が長ければ、維持費は高くなるでしょう。
GRヤリスの年ごとの維持費
GRヤリス年ごとの維持費は以下の表の通りです。
トヨタ GRヤリス 1.5 RS | |
ガソリン代
(レギュラー140円/L) |
32,967円
(燃費12.74㎞/L) |
自動車税 | 30.500円
(1,000cc超~1,500cc以下) |
自動車重量税 | 7,500円
(1t超~1.5t以下) |
自賠責保険 | 12,915円 |
任意保険 | 72,000円(初心者の場合) |
車検(自動車重量税・自賠責保険を除く) | 49,585円 |
駐車場代(10,000円/月) | 12,000円 |
合計 | |
325,467円 ※上記合計額に車体購入額+メンテナンス代などが加算されます |
目安ですが、年33万円ほど必要になります。修理代や高速料金などの出費もあれば、もっと料金は高くなります。
GRヤリスの維持費を抑えるためには?
GRヤリスの維持費をおさえるためには、以下の4つをおさえることができれば、かなり出費が減ると思います。それは、自動車重量税保険、ガソリン代、メンテナンス代、車検費用です。それぞれ、費用の抑え方を詳しく紹介していきます。
自動車保険を抑える
無駄に自動車保険を支払っていませんか。この無駄な自動車保険を抑えることができれば、かなり出費が緩和すると思います。ただし、義務の保険である自賠責保険は、退会しないようにお願いします。
任意保険で、無駄に支払っている保険はありません。必要であれば、加入したままで問題ありませんが、もっと安い保険や必要でないのであれば、今加入している保険を脱退することをおすすめします。少しでも出費を抑えたいのであれば、ぜひ検討してみてください。
ガソリン代を抑える
ガソリン代を抑えることは、実際は簡単です。月5,000〜10,000円ほどの出費はとても大きいはずです。例えば、車を使わない日をあえて作る、必要出ない限り車を利用しない、他の交通手段で外出すれば、ガソリンを消耗することなく、ガソリン代を抑えることができます。
メンテナンス代を抑える
メンテナンス費用を抑えるには、普段から丁寧に自動車や自動車のパーツを扱うことです。丁寧に扱っていないのであれば、消耗・劣化する品が増えるため、交換するのにお金がかかってしまいます。そうならないためにも、普段から自動車を使う際は、丁寧に扱うよう意識することをおすすめします。
車検費用を抑える
車検費用を抑えるためには、車検をする場所が大切です。ガソリンスタンドやデューラーなどありますが、複数の店舗を比較することをおすすめします。料金が表示されますので、自分にあっているものを選択してください。消耗品や交換費用は、どれくらいの値段なのか、知ることができます。
車検は、車の点検です。当然、異常な部分があれば、交換を要求されます。先述しましたが、普段からメンテナンスをしておくことが非常に重要です。メンテナンスをきちんと行っていれば、無駄にお金がかかることはないはずです。普段から、車のメンテナンスを行っておくことも、車検を抑える方法の一つです。
まとめ
今回は、GRヤリスの年間維持費を詳しく紹介しました。ガソリン代や税金、消耗品など、車種によって異なりますが、ある程度の目安になる料金をお伝えしました。
GRヤリスを購入したい方にとって、この記事が有益だと思っていただければ幸いです。
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