ワゴン・バンの中でも最大クラスの荷室サイズを誇るハイエース。
商用車や大人数が乗れるワゴンとしてだけではなく、アウトドアやキャンプでの車中泊、スポーツ、旅行など幅広いシーンで活躍できるクルマです。
仕事からプライベートの利用まで、多くのファンに支持されてきたハイエースについて、今回は荷室に焦点を当ててご紹介していきます。
具体的な荷室のサイズや仕様、アレンジ方法を確認して、ハイエースの使い勝手を詳しくみ見ていきましょう。
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目次
ハイエースとはどんなクルマ?
トヨタのハイエースは、かつてはビジネスカーとしてのイメージが強かったのですが、最近はレジャーや趣味に合わせて利用する人も増え、幅広い層から人気を集めています。
ハイエースで最も特徴的なのは、ワンボックス型の形状とその室内の広さです。
広い室内スペースは、荷物をたくさん積み込むことや大人数の乗車が可能であり、用途に合わせて車種を選択することができます。
ハイエースの車種は「ハイエース バン」「ハイエース ワゴン」「ハイエース コミューター」の3車種。
それぞれ、特徴を簡単にご紹介します。
ハイエース バン
ハイエース バンは、元々は荷物を運ぶことが主な目的のクルマのため、座席面積より荷室面積の方が広く設計されており、荷室を広く機能的に使えることが特徴です。
ハイエース バンのグレードは、「スーパーGL」と「DX」の2種類があり、「スーパーGL」は、上質なインテリアや装備を充実させたグレードで、「DX」はベーシックで価格を抑えたシンプルなタイプです。
ハイエース ワゴン
ハイエース ワゴンは、人を乗せる目的で設計されているため、乗車定員が最大で10名も乗車できる車種です。
ハイエースの乗車人数については、下記のコラムもあわせてご参考ください。
ハイエースは何人乗り?グレードごとの人数の違いや特徴を紹介
ハイエース ワゴンのグレードは、全長を長めに取り十分な荷室空間を設けた「グランドキャビン」と、装備が充実していて実用性を高めた「GL」、必要最低限の装備で価格を抑えた「DX」の3種類から選ぶことができます。
ハイエース コミューター
ハイエース コミューターは、14人乗りができるマイクロバスです。
ハイエースシリーズの中では唯一、普通免許では運転ができません。
運転には、「中型免許(8t限定解除)」、もしくは「大型免許」が必要になります。
主に送迎用のクルマとして使われることが多いです。
今回は、普通免許で運転可能な「ハイエース バン」と「ハイエース ワゴン」を中心にご紹介していきます。
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ハイエースの荷室サイズはどのくらい?
荷室の広さが魅力のハイエースですが、実際の荷室サイズがどの程度あるか気になる方も多いでしょう。
また、サイズだけでなく荷室のアレンジ方法など、具体的な活用事例も知りたいですよね。
荷室のサイズやアレンジ、積み込める荷物の事例など詳しくご紹介していきます。
ハイエースの荷室サイズ
ハイエースの荷室ですが、ハイエース ワゴンは大人数を乗せる目的の車種のため、ミニバンなどにある一般的な荷室はありません。
一方のハイエース バンは、元々が荷物を積み込んで運ぶ目的のバンということもあり、大容量の荷室が備わっています。
ハイエース バンの荷室サイズ(通常時)は以下の通りです。
※2023年6月時点
ハイエースの荷室は、グレードやボディの長さ、ボディ幅によりサイズが異なります。
上表の通り、ボディの幅が「ワイド」タイプでは荷室幅が、ルーフ形状が「ハイルーフ」だと荷室高が大きくなります。
ボディ長が「スーパーロング」のタイプは、ハイエース バンの中で最も大型となるため、荷室サイズでのすべての寸法で最長です。
また、上表に記載はしていませんが、乗車定員の違いによっても荷室の寸法が変わるケースがあります。
特に、荷室長(リヤシートまで)は、乗車定員の違いでシート配列が異なる場合や、シートアレンジによって荷室長が変わる場合があります。
スーパーGL(標準ボディ)の例で、各アレンジによる荷室長の変化をご紹介します。
- リヤシートまでの荷室長(通常時):1,855mm
- リヤシートを前方にスライドしたとき:1,975mm
- リヤシートを折りたたんだときの長さ:2,470mm
リヤシートを前方にスライドした場合は、その分荷室に奥行きができるイメージです。
シートを折りたたむ場合も同様で、リヤシートで使っていたスペース分を荷室用に確保する形です。
ハイエースのシートアレンジの種類
ハイエースの荷室は、シートアレンジによって、通常時よりさらに広く使うことができます。
具体的なシートアレンジをいくつかご紹介していきますが、その前にシート配列を知っておく必要があります。
ハイエースのシート配列は、以下の通り3種類に分かれています。
- 1列シート車(3人用)
- 2列シート車(2/5人乗り・3/6人乗り)
- 3列シート車(3/6/9人乗り)
当然、1列シート車が最も荷室長を長く取れるのですが、2列・3列シート車も、アレンジすることで荷室を広く確保できます。
まず、最も簡単なアレンジが、2列目シートの前方へのシートスライドです。
寸法として約120mm前方へスライドすることができるので、その分荷室に奥行きが生まれます。
次に可能なアレンジは、リヤシートを折りたたんで荷室スペースの容量を増やす方法です。
2列目のリヤシートは、折りたたんで前列シート側に寄せることができ、シートスライド以上の荷室容量が確保できます。
積荷が多い時や長尺の荷物、サイズにもよりますが自転車などの積み込みも可能となるでしょう。
また、ハイエースの荷室は、フラット部分が広いため自分用のカスタマイズがしやすいメリットがあります。
オプションのパーツやアクセサリによるカスタマイズや、施工を依頼して自分オリジナルの荷室を作ることも可能です。
例えば、荷室に棚を設けて各段毎に工具を収納したり、インナーキャリアの設置で高い位置に荷物を置くなどアレンジは多種多様。
荷物は、仕事用からプライベートまで幅広く積載ができます。
商用では、工事で使用する工具類から小規模な資材などがあり、プライベートでは、旅行用のスーツケースやキャンプグッズ、自転車、バイクなども積載が可能です。
積み込める量の目安としては、120サイズの段ボール(3辺計120cm)が約80個積み込めるとの情報もあり、大容量の積載が期待できるでしょう。
荷物が少ない場合は、引っ越しでハイエースが利用されるケースもありますよ。
ハイエース バンの積載重量(2WD)は乗車定員により異なり、最大850kg~1,200kgの範囲で設定されています。
ハイエースの荷室の使い勝手をチェック!車中泊はできる?
ハイエースの荷室が十分な広さであり、目的に応じてシートアレンジができることも確認できたかと思います。
では、実際の使いやすさはどうなのでしょうか。
荷物の積みやすさや収納スペース、装備、車中泊ができるかなどを詳しく解説していきます。
ハイエースの荷物の積みやすさ
荷物の積みやすさは、積載性の高さが重要なポイント。
荷室容量や荷室サイズ以外では、特に荷室開口のサイズや床面地上高が影響します。
ハイエース バンでは、荷室開口高が1,270mm、荷室開口幅が1,310mmあり、荷物の積み込みや積み降ろしがスムーズに行える寸法です。
また、地面から荷室底面までのサイズは620mmであり、作業する人の負担に配慮した設計となっています。
ハイエース バンの荷室は、フラットで奥行きがある上に高さもあるため、荷物を荷室の奥まで積み込む場合など、荷室内での作業も負担なく行えます。
ハイエースの収納スペースや装備
ハイエースの荷室には、荷物を積み込む際に便利な収納スペースや装備が付いています。
ハイエースのスライドドアにはボトルホルダー、リアシートのサイドにリヤクォータートリムポケットが付いています。
トリムポケットは、特に仕事での利用時など、書類やノートを一時的に保管しておきたい場合に便利です。
前席シートの真ん中にあるセンターコンソールは、28枚分のCD類の収納や、カード類、スマートフォン、メモ帳、A4サイズの書類やパンフレットなどツールごとに分けて収納でき、特にビジネス利用時に活躍する収納ツールです。
このコンソールには、リヤシート用のカップホルダーが2個付いており、リヤシートに乗車する人にとっても嬉しい収納です。
また、荷室のフロアについて、通常は床面を低く抑えた標準フロアで、左右の後輪部分までがフラットな状態ですが、後輪部分の張り出しがないジャストローも選択肢にあります。
ジャストローでは、床が二重構造となるため、床下にも収納スペースが設けられます。
床下収納の寸法は以下の通りです。
【スライドドア側寸法】
- 高さ:120mm
- 幅:280mm
- 奥行き:1,150mm
【バックドア側寸法】
- 高さ:120mm
- 幅:820mm
- 奥行き:1,990mm
装備については、インストルメントパネル部と、一部の車種タイプではリヤクォータートリム部にもアクセサリーコンセントが付いています。
荷室には、バックドアインサイドハンドルが装備されており、荷室内からでもバックドアを開閉することができます。
ハイエース バンには、タイダウンフックが標準装備されており、バイクや自転車を積み込むときなど、荷室内で荷物を固定する際に使用します。
ハイエースでの車中泊
ハイエースは、リヤシートまでの荷室長が通常時でも1,855mm、荷室幅は最小で1,520mmあり、車中泊には十分な広さです。
さらに、荷室がフラットであるため、荷室にマットレスを広げるだけで複数人が寝ることも可能。
キャンプなどのアウトドアシーンで利用する機会が多い人は、荷室をカスタマイズして、常時寝室として利用できる仕様に仕上げるケースも。
このように、自分オリジナルのカスタマイズがしやすい点も、ハイエースの魅力の一つです。
ハイエースの室内空間やボディサイズをチェック
ハイエースの荷室を中心にご紹介してきましたが、最後に室内空間全般やボディサイズも解説していきます。
ハイエースの室内は、全体的にゆとりある広さで設計されています。
前列シートでは、運転席間と助手席間のウォークスルーができ、運転席のドアが開けられない場合などは助手席側から乗り降りができるようになっています。
また、シートはフルリクライニングを可能とし、体を横にして休憩したいときなどに便利です。
リヤシートや荷室空間の広さは、ビジネス、レジャー利用ともに申し分ない広さで、アレンジなどにより目的に応じた利用ができる点も嬉しいポイントです。
ボディサイズについては、全長が4,695mm~5,380mm、車幅が1,695mm~1,880mm、全高が1,980mm~2,285mmです。
ハイエースは、室内空間が広く大容量の荷物を積載できる点に加え、ミドルサイズで運転のしやすさが魅力のワンボックスカーです。
ハイエースのサイズについては、下記のコラムも合わせてご参考ください。
購入前に知りたいハイエースのサイズ【高さ・長さ・横幅】
まとめ
トヨタのハイエースは、ビジネスとプライベートどちらの利用においても利便性が非常に高いクルマです。
最も特徴的なのは、その荷室の広さと使い勝手の良さです。
広さについては、1,800mmを超える荷室長と十分な荷室幅・荷室高により、工具や資材、キャンプ用品、バイクなど、幅広い種類の荷物を積載できるのが最大の魅力です。
また、リヤシートのアレンジにより、荷室スペースを通常時からさらに広げることができ、荷物が多い場面やサイズが大きい荷物にも対応できる柔軟さがあります。
荷室開口の各サイズも広いので、荷物の積みこみや積み降ろしの作業もしやすく、利用する人の負担軽減を考えられた設計となっています。
申し分ない荷室の広さと、利便性の高いフラットな床面により、車中泊の利用や荷室のカスタマイズがしやすい点もハイエースの魅力といえるでしょう。
ビジネス利用だけでなく、プライベートでの趣味や用途に合わせた使い方ができるハイエース。
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