人気があり、確かに便利そうなハイエースですが、「大きくて持て余すかも」「駐車スペースに入るかな?」と心配になるのではないでしょうか。

職人さんが仕事で乗る車のイメージが強かったハイエースですが、近年では「家族で出かけるのにちょうどいい」「趣味の道具を全部載せられる」と、個人や家族での利用に人気となっています。

使い方や載せたいものによって、車両タイプやサイズが選べるのは嬉しいですが、貨物タイプがいいのかワゴンタイプがいいのか、ボディーサイズは?と悩みが尽きません。

ハイエースのサイズを、外から中からマルっとご紹介します。

ハイエースのサイズについて

まずは、車両全体のサイズを見ていきましょう。ここで紹介するのは、車検証に記載されるサイズと同じ、車体の一番外側のサイズです。

ロング

(標準)

ロング

(ワイドボディー)

ロング

(ハイルーフ)

スーパーロング
全長 4695mm 4840mm 4965mm 5380mm
高さ 1980mm 2105mm 2245mm 2285mm
横幅 1695mm 1880mm 1695mm 1880mm

サイズ自体は、大きく分けて「ロング」と「スーパーロング」の2種類で、用途に合わせてさらに高さのあるハイルーフや幅の広いワイドボディーが選べます。

ワゴンタイプでは、車内の座席数と配置が異なりますが、サイズはほぼ同じです。

全長

車両の標準的な全長は4695mmです。

「ハイエースは大きい」と感じている方が多いかと思いますが、実はヴォクシーやノアと言った3ナンバーのミニバンとほぼ同じサイズです。

大型のワゴン車というイメージの強いアルファードは4950mmなので、ワイドボディのハイエースでも、少しコンパクトなのです。

エンジンルームは運転席の下にありますから、ボンネットのような飛び出したデザインは無く、目視で車体の状況がわかりやすいため、同じサイズのワゴン車と比べて駐車や運転がしやすい車体と言えます。

高さ

標準サイズの車高の高さは1980mmです。

自動販売機の高さが1830mmと言われていますから、ハイエースの高さは少し高めと言えます。

しかし、荷物を運ぶ事を目的とした車両ですから、この高さが、四角く使いやすい空間を実現しています。運転の際にも、目線が高くなり疲れにくいので、長距離の移動にもおすすめです。

ご自身で洗車をするのであれば、少し高めの梯子が必要です。

横幅

車両の標準的な横幅は1695mmです。

先ほど、全長を比較したワゴン車と比べ、少しスリムで、スッキリとしたフォルムとなっています。
後ろはスライドドアですから、駐車の際にも、安心です。

突出した物が無く、シンプルな車体ですから、走行や駐車の時だけでなく、洗車・ワックスがけといった日ごろのメンテナンスもしやすく、扱いやすいデザインと言えます。

ハイエースの室内サイズとその特徴

続いては、標準ボディーの車内のサイズのご紹介します。まずは、運転席を含めた1列目とセカンドシートの「乗車空間」を見ていきましょう。

ハイエースの室内サイズ

高さは1320mm、横幅1520mmで、リアシートの空間は1145mmです。室内はシンプルで、壁面を最低限の厚さにしていて、広々としています。

室内に、仕切りのバーが付いていますが、不要な時は外しても大丈夫です。ただし、 無くしてしまうと車検に通らなくなってしまうので、管理には気を付けましょう。

ハイエースの室内特徴

リアシートを折りたたむことができ、荷物の量や乗りたい人数に合わせて対応できるフレキシブルな仕様です。

乗用車と違い、車高が高く、運転席の位置も高いので、広い視野でゆったりと運転できますから、長時間でも疲れず走れます。

シートの仕様選択やアレンジ次第で、ゆったり横になる事も出来ますから、単に移動手段としてだけでなく、生活や仕事さまざまな場面で、あなたの希望にピッタリの使い方が出来ます。

ハイエースの荷室サイズとその特徴

ハイエースの大きな魅力である「荷室」のサイズを見ていきましょう。
ここでも、目安として標準ボディーのサイズをご紹介します。

ハイエースの荷室サイズ

リヤシートあり:1855mm
リヤシートなし:2470mm

荷室サイズは、リヤシートの有無で変わりますが、このフレキシブルさが、ハイエースの大きな魅力です。

テーブルを置いて、コワーキングスペースに。棚やネットを上手に配置すれば、自転車やサーフボード、釣り道具なども安心して運ぶことができます。

シートを折りたたんで走行する際には、走行中に倒れてしまわないように、しっかり留めておきましょう。

リヤシートの格納は、運転席の後ろに折りたたんでしまうので、シートの厚み分は必ず場所を取ることになります。

6人乗りでは1列分、8~9人乗りでは2列分のシートがありますから、その分場所を取ります。
また、リヤシートの無い3人乗りタイプであれば、運転席を含む1列目以外は全て荷室となります。

ハイエース荷室サイズの特徴

床面、壁面、屋根も平らで、常に積み込んでおく物が決まっている方は、棚を備え付けることもできるほど、広々とした空間となっています。

四角く平らである事は、荷物を載せる際には有効です。

デッドスペースが出来にくくより多くの荷物を積むことができますし、荷室を加工し、ベッドを備え付けたり、机を置いたりとキャンピングカー仕様にする事もできます。

床面も、乗せるものを傷つけないモケットにするのか、汚れを落としやすいゴムマットにするのか、あなたの工夫とアイディア次第で更に使い勝手の良さを引き出せます。

注意したいのは、タイヤハウスのふくらみです。

荷室内の後方に、高さ210~230mm、幅230mm~250mm程度のでっぱりが左右にあります。へこみやすいので、硬い荷物をぶつけないように気を付けつつ、上手に活用しましょう。

ハイエースは駐車場に入るのか

サイズの大きな車を検討する場合、駐車スペースがあるのかは、大きな心配ごとですよね。

立体駐車場と平面駐車場、両方の場合をご紹介します。

立体駐車場

立体駐車場には、駐車する目的の階まで自分で運転して行く「自走式駐車場」と、エレベーターのような機械に乗せる「機械式駐車場」の2種類があります。

自走式駐車場

駅ビルやデパートのような施設に併設されている事が多いのが、自走式駐車場です。

建築基準法など、その地域の法令によって建物自体のサイズが決まるため、サイズが統一されている訳ではありません。

入口に高さ制限のバーが出ていますから、必ず確認しましょう。

屋根には、消火設備が張り巡らされていることが多いので、ちょっと擦っただけでも、修理代が高額になることも多いようです。

機械式駐車場

平面駐車場や自走式の駐車場に比べ、制約が多いのが「機械式駐車場」です。縦・横・高さだけでなく、車両の重量にも制限があります。

最も多いと言われている機械式駐車場のサイズは、横幅1850mm高さ1550mmと言われていますから、ハイエースの入庫は難しいでしょう。

繁華街や駅の近く、大型マンションの駐車場など、土地の狭い場所にあることが多いため、限られたスペースを有効活用すべく、コンパクトな作りとなっています。

平面駐車場

一般的に駐車場を作る際、1台分に必要なサイズは「2500×6000」と言われています。

冒頭でご紹介した通り、ハイエースの全長は4695mm横幅は1695mmですから、軽自動車や小型車専用でなければ、駐車可能ですから、コインパーキングでも、ショッピングセンターのような商業施設の駐車場でも、安心して駐車できます。

屋根がある場合は、高さに注意しましょう。

ハイエースの先代モデルとサイズ比較

ハイエースが誕生したのは昭和42年です。現在流通しているデザインのハイエースは、5代目となります。

救急車や介護車両のベースとして使用されたり、マイクロバスやジャンボタクシーにも使用されるハイエースの歴史は、働く車として知られてきました。

発売当初は、トヨエースの小型版として誕生し、全体が丸みのあるデザインでしたから、現行デザインの車体と比べると少々小さく、室内も狭い印象です。

エンジン性能の向上に力を入れた2代目までのモデルチェンジに加え、高級感や乗り心地にも注力し、サンルーフを付ける、ロングサイズが選択できると言ったカスタムが可能となった3代目、さらにエンジン性能などのマイナーチェンジを加えた4代目と進化を遂げました。

平成16年にフルモデルチェンジし、現在の形となった5代目は、薄く頑丈なボディーを実現できる技術が進み、四角い見た目に薄いボディーで、室内を最大限活かした使用ができるようになっただけでなく、高級感や安全性、乗り心地、どの面から見てもトヨタの自信作といえます。

まとめ

元々は、仕事のためにより多くの人と物を運ぶ事に特化した車両として親しまれていたハイエースは、運転に関する操作性だけでなく、乗る人全ての利便性や多様性を楽しむ事ができるよう、進化を続けています。

働き方や、外出の多様化が進む今、仕事用だけでなく、家族での利用や趣味、仕事スペースとしても人気のハイエースについて、サイズをご紹介しました。

今回ご紹介したのは

  • ハイエースの車体サイズ
  • 室内のサイズ
  • 荷室のサイズ

そして、

  • 合わせて知っておきたい駐車場事情
  • 歴代ハイエースとの比較

せっかく所有するのであれば、できるだけたくさん乗りたいですから、行く先を選ばず、使い勝手の良いものがいいですよね。

思いっきりカスタムして、高級感のある車両に乗るのも良いですし、上手にDIYをしてキャンピングカーとして日本一周している方もいます。

今回ご紹介したサイズを、あなたの用途に最大限に活かすことができるアイディアを沢山考えてみてくださいね。