トヨタで今まで販売された車の中で一番歴史のあるランドクルーザー。シリーズの累計販売台数が2019年に1,000万台を超え、世界中で人気のある車となっています。

1951年に誕生したランドクルーザーは、2021年に70周年を迎えました。そんなランドクルーザーシリーズの中の1つである「ランドクルーザー プラド」は、1985年に誕生しました。30年以上経った今も、オンロードだけではなくオフロードでも人気を保ち続けています。

オフロードも走破する機能を持ち合わせながらも、普段使いも考慮されて作られているライトデューティーの車です。

そんなランドクルーザー プラドを購入した場合に、1年間でどのくらいの維持費がかかるのか気になる方もいるのではないでしょうか。車を保持するには維持費がかかりますが、大体どれくらいかかるかわからないという方も多いでしょう。

そこで、ランドクルーザー プラドを維持するために必要な費用を詳しく紹介をしていきます。ランドクルーザー プラドを購入しようか迷っているという方はぜひ本記事を参考にしてみてください。

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目次

ランドクルーザー プラドの維持費内訳

ランドクルーザー プラドを維持するためにかかる費用の内訳は以下のようになっています。

費用の内訳
  • 自動車税
  • 任意保険
  • 12ヶ月点検費用
  • 法定の費用
  • 車検の費用
  • ガソリンの費用
  • 洗車の費用
  • 消耗品の費用
  • カーコーティング費用

一覧で見てみると意外と数が多く、驚いたという方もいるのではないでしょうか。その他にも必要に応じてかかる費用として高速代や駐車場代、修理費、ローンの費用があります。

1年ごとにかかるものや数年ごとにかかるもの、故障しないように都度交換するメンテナンス費用など、維持するためにはさまざまな費用が必要です。ランドクルーザー プラドは「TX」「TX Lパッケージ(特別仕様車を含む)」グレードのガソリン車とディーゼル車、「TZ-G」グレードのガソリン車の展開となっています。

車の種類によって税金の額なども異なるため、一例としての紹介となりますが、実際に購入したときに必要となる金額の目安となるため把握しておきましょう。それでは税金や相場の金額などを1つずつ詳しく紹介していきます。

ランドクルーザー プラドの1年ごとにかかる費用

ランドクルーザー プラドを維持するのに1年ごとにかかる費用は3つあり、内訳は以下のようになっています。

自動車保険 50,000円
任意保険 160,000円
12ヶ月点検 10,000円〜20,000円
合計 220,000円〜230,000円

年間、22万円前後の金額が必要です。それぞれの金額を詳しく見ていきましょう。

自動車税

毎年、4月1日の時点で車の名義となっている方、車の使用者となっている方に課せられる税金が自動車税です。

車の排気量ごとに自動車税の金額は決められており、2022年は以下の通りです。

排気量 金額
1.0L以下 25,000円
1.0L以上1.5L未満 30,500円
1.5L以上2.0L未満 36,000円
2.0L以上2.5L未満 43,500円
2.5L以上3.0L未満 50,000円
3.0L以上3.5L未満 57,000円
3.5L以上4.0L未満 65,500円
4.0L以上4.5L未満 75,500円
4.5L以上6.0L未満 87,000円
6.0L以上 110,000円

ランドクルーザー プラドの排気量は、以下のようになっています。

ガソリン車 2.693L
ディーゼル車 2.754L

表に当てはめてみてみると、ランドクルーザー プラドは2.693Lと2.754Lは「2.5L以上3.0L未満」の排気量となるため、自動車税の金額は50,000円ということがわかります。

毎年、5月31日が納付期限となるため、納付書が届いたら早めに納付するようにしましょう。

任意保険

車に乗るための保険として、必ず加入しなければいけないのが自賠責保険と呼ばれる保険です。保険には自動車損害賠償責任保険料と所有者・使用者の意志で加入する任意保険があります。

任意保険は必ず加入しなければいけない保険ではないため、加入しない方もいますが、万が一のことを考えて加入する方が多いです。これらの2つは補償の対象や金額に大きな違いがあります。

事故を起こした際には、賠償の金額が億単位になるケースもあり、自動車損害賠償責任保険料ではまかないきれない部分が出てくることがあります。それらをカバーする保険として任意保険に加入している方も多いです。

任意保険の補償内容

任意保険は相手はもちろんのこと、自分自身のケガや車に対しても補償されることが特徴です。自動車損害賠償責任保険料と任意保険の補償の範囲は以下のようになっています。

補償の範囲 任意保険 自賠責保険
相手 ケガ・死亡
車・物 ×
自分自身 ケガ・死亡 ×
車・物 ×
その他 ロードサービス ×
示談交渉 ×

自動車損害賠償責任保険料の詳細な補償内容については後ほど紹介していきます。対象とならない補償の範囲を任意保険でカバーできるため、加入している方も多いです。

補償の金額や内容は保険会社ごとに異なりますが「特約」と呼ばれるオプションを付けて自分に合った補償内容にすることや補償を手厚くすることができます。

特約には、難航することもある示談の交渉を弁護士にしてもらうものや、同乗者にも補償ができるものなどさまざまな項目があります。加入する際にしっかりと確認しておくのが良いでしょう。

そんな任意保険料の全国の加入率は以下のようになっています。

保険の内容 全国の加入率
対人賠償保険 75%
対物賠償保険 75%
搭乗者傷害保険 25%
車両保険 46%

相手を怪我や死亡させてしまったときの「対人賠償保険」と物に対する「対物賠償保険」には75%の方が、自分の車両に対しての保険には46%の方が加入していることがわかります。

任意保険の中には、対人と対物の補償の上限がない「無制限」のタイプもあり、万が一の事故に備えておくことが可能です。

どんなに注意していても、事故に巻き込まれてしまったり事故を起こしてしまうこともあるため、任意保険に加入しておくことがおすすめです。

任意保険金額シュミレーション

任意保険を提供している会社はおよそ20社あり、代理店型とネット型の2つに分けられます。実際にいくらぐらいの金額が必要なのか、以下の条件でシュミレーションしてみました。

車の種類 TX

ディーゼル車

免許証 ブルー
マイカーの使用目的 通勤
年齢 35歳
運転する人 本人のみ
運転者の年齢条件 26歳以上
車両保険の有無 なし
等級 6等級
対人・対物賠償保険 無制限
車両保険 あり

相手への補償を無制限にし、自分の補償を3,000万円とした場合、月に14,000円ほど、1年に換算すると16万円ほどです。

年齢や運転する人の範囲、現在任意保険に入っているかどうか、保険会社や代理店型とネット型によっても金額が異なります。

契約前に複数の保険会社でシュミレーションを行い、どのくらいの金額になるのかを確認しておくのがおすすめです。

12ヶ月点検費用

12ヶ月点検費用とは故障を未然に防ぐために行う定期点検整備の費用のことで、1年に1回受けるように法律で定められています。12ヶ月点検の内容は以下の4箇所の全部で27項目です。

点検箇所 点検内容
エンジンルーム ・バッテリーの状態

・ベルト類の状態

・冷却水の漏れがないか

・排気ガスの状態

・パワーステアリングベルトの状態

・エアクリーナー・エレメントの状態

・エンジンのかかり具合

室内 ・ブレーキ類の効き具合
足まわり ・ブレーキパッドの状態

・タイヤのすり減り具合などの状態

下まわり ・オイル類の漏れがないか

・破損や損傷がないか

依頼をする車種やディーラーなどのお店によって金額が異なり、10,000円〜20,000円が相場となっています。

ランドクルーザー プラドの数年ごとにかかる費用

ランドクルーザー プラドの数年ごとにかかる費用として、法定費用と車検費用があり、数年ごとにかかる費用の目安は以下のようになっています。

自動車損害賠償責任保険料 20,100円
自動車重量税 61,500円
印紙代 1,200円〜1,500円
車検費用 100,000円〜150,000円
合計 182,800円〜233,100円

まずは、法定費用について詳しく見ていきましょう。

法定費用

以下の3つをまとめて法定費用と呼びます。

  • 自動車損害賠償責任保険料
  • 自動車重量税
  • 印紙代

自動車損害賠償責任保険料と自動車重量税は国が定めている費用のため、どのお店でも金額は異なりません。車検と同じタイミングで2年分を支払う形となっています。

自動車損害賠償責任保険

自動車賠償責任保険料は「自賠責保険料」と呼ばれています。先ほどシミュレーションをした任意保険とは異なり、車に乗るために必ず加入しなければいけない保険となっています。

車の購入時、車検時に次の車検までの期間の保険料を支払う形です。自動車賠償責任保険料は普通自動車と軽自動車で金額が異なり、普通自動車は新車購入時が27,180円、2年後の車検までは20,100円となっています。

自動車重量税

自動車重量税は、車の重さや区分によって課せられる税金です。重量税と車両の重さと金額は以下のようになっています。

車の重さ 自動車重量税の金額
500kg以下 12,300円
500kg以上1,000kg未満 24,600円
1,000kg以上1,500kg未満 36,900円
1,500kg以上2,000kg未満 49,200円
2,000kg以上2,500kg未満 61,500円
2,500kg以上3,000kg未満 73,800円

ランドクルーザー プラドは3つのグレードとガソリン車、ディーゼル車以外にも、5人乗りと7人乗りの展開があり、それぞれ車両の重量が以下のように異なります。

グレード エンジンの種類 車の重さ
TX 5人乗り ガソリン 2,050kg
TX 5人乗り ディーゼル 2,180kg
TX 7人乗り ガソリン 2,090kg
TX 7人乗り ディーゼル 2,220kg
TZ-G 7人乗り ディーゼル 2,330kg
TX Lパッケージ

(特別仕様車を含む)

 5人乗り

ガソリン 2,060kg
TX Lパッケージ

(特別仕様車を含む)

 5人乗り

ディーゼル 2,180kg
TX Lパッケージ 

(特別仕様車を含む)

7人乗り

ガソリン 2,100kg
TX Lパッケージ

(特別仕様車を含む)

 7人乗り

ディーゼル 2,190kg

2,050kg〜2,220kgの車両は「2,000kg以上2,500kg未満」に該当するため、どのタイプも自動車重量税は61,500円となります。

印紙代

印紙代は車検と証紙を発行するための手数料です。指定工場とそれ以外の認定されている工場で金額が異なっており、普通自動車の印紙代は以下のようになっています。

・指定工場:1,200円
・認定されている工場:1,800円

指定工場かどうかなどによって金額が異なるため、安く済ませたい方は指定工場で車検をするようにしましょう。

車検費用

新車で購入して3年目とその後は2年ごとに受ける車検時に必要となる費用が車検費用です。

車検基本料と法定費用を合わせた金額が車検費用となりますが、車検基本料はお店ごとに決めることができるため、金額が異なります。

ランドクルーザー プラドの車検費用は、10万円〜15万円がおおよその金額です。

ガソリン費用

車に乗る上で、ガソリンの費用も必須となりますが、ガソリン費用は燃費や走行距離によっても左右されます。

ランドクルーザー プラドの燃料は、ガソリン車がレギュラー、ディーゼル車が軽油です。それぞれ燃費が異なるため、まずはグレードごとの燃費を見ていきましょう。

ランドクルーザー プラドのグレードごとの燃費

ランドクルーザー プラドのグレードごとに燃費の違いがあるか気になるところです。グレードごとのカタログ燃費は以下のようになっています。

グレード 種類 人数 燃費
TX ガソリン車 5人乗り 8.3km/L
7人乗り 8.3km/L
ディーゼル車 5人乗り 11.2km/L
7人乗り 11.2km/L
TZ-G  ディーゼル車 7人乗り 11.2km/L
TX Lパッケージ

(特別仕様車を含む)

ガソリン車 5人乗り 8.3km/L
7人乗り 8.3km/L
ディーゼル車 5人乗り 11.2km/L
7人乗り 11.2km/L

ランドクルーザー プラドの燃費は、ガソリン車が8.3km/L、ディーゼル車が11.2km/Lと覚えておくのがおすすめです。

走行距離別ガソリン代シュミレーション

グレードごとの燃費がわかったところで、次は1年間の走行距離を「3,000km」「5,000km」「8,000km」「10,000km」と仮定してガソリンの費用をみていきましょう。

軽油が「140円」レギュラーが「160円」と仮定し、それぞれのグレードごとのガソリン代を紹介します。

1年間のガソリン代は以下の計算で出すことができるので、年間10,000km以上走る方は以下の計算式を使ってガソリン代を計算してみてください。

【1年間のガソリン代の計算式】

走行距離÷燃費×1L当たりのガソリン代

年間走行距離3,000kmの場合

「普段車を使用しない方」もしくは「週5日毎日15〜20kmほど走る方」は、年間の走行距離がだいたい3,000kmです。グレード、燃料ごとの燃費は以下のようになっています。

種類 燃費 年間のガソリン使用量 年間のガソリン代
ガソリン車 8.3km/L 361L 57,760円
ディーゼル車 11.2km/L 268L 37,520円

ガソリン車とディーゼル車では、年間で約20,000円の差が生まれることがわかります。

年間走行距離5,000kmの場合

「近場での使用が主な方」や「週5日15〜20kmほど走る方」が年間5,000km走る目安です。グレード、燃料ごとの燃費は以下のようになっています。

種類 燃費 年間のガソリン使用量 年間のガソリン代
ガソリン車 8.3km/L 602L 96,320円
ディーゼル車 11.2km/L 446L 62,440円

ガソリン車とディーゼル車では、年間で約26,000円の差が生まれることがわかります。

年間走行距離8,000kmの場合

「近場が中心で月に1度遠出をする方」や「週5日30kmほど走る方」が年間8,000km走る目安です。グレード、燃料ごとの燃費は以下のようになっています。

種類 燃費 年間のガソリン使用量 年間のガソリン代
ガソリン車 8.3km/L 963L 154,080円
ディーゼル車 11.2km/L 714L 99,960円

ガソリン車とディーゼル車では、年間で約54,000円の差が生まれることがわかります。

年間走行距離10,000kmの場合

「毎日使用する方」や「週5日毎日35〜40kmほど走る方」が年間10,000km走る目安です。グレード、燃料ごとの燃費は以下のようになっています。

種類 燃費 年間のガソリン使用量 年間のガソリン代
ガソリン車 8.3km/L 1,204L 192,640円
ディーゼル車 11.2km/L 893L 125,020円

ガソリン車とディーゼル車では、年間で約67,000円の差が生まれることがわかります。

年間走る距離が多ければ多いほど、ディーゼル車の方がお得に乗れるため、ガソリン代を少しでも抑えたい方はディーゼル車の方がおすすめです。

中古車をさらにおトクに買うならモビリコ!

  • モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
  • 面倒な作業が多くなりがちな車の個人売買ですが、面倒な作業はすべてディーラーにお任せできます。

メンテナンス費用

保険料や車検料金、ガソリン費用などの他に、普段の走行に影響が出ないようにメンテナンス費用も必要となります。

そこで、ここでは洗車費用と8つの消耗品費、カーコーティング費用について紹介していきます。

洗車費用

洗車費用は、洗車機に入れるのか手洗いをするのかによって費用が異なりますが、費用の相場は以下のようになっています。

洗車の方法 価格
洗車機 500円〜
洗車専門店やガソリンスタンドでの手洗い 3,000円〜
洗車場(自分で洗う) 300円〜

洗車専門店などの手洗い洗車は車のサイズによって値段が異なり、ランドクルーザー プラドはLLサイズに分けられることが多いです。

大きめの車に対応していないお店もあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。

自分で洗う場合には、足場台や伸縮式のスポンジがあると上の方もしっかり洗うことができます。

消耗品費用

タイヤやバッテリーなど、車を走らせる上で交換が必要となる消耗品費も必要となります。そこで、維持する上で重要な消耗品を8つ紹介します。

ウォッシャー液・ワイパーブレード・ゴム
タイヤ
エンジンオイル
バッテリー
ブレーキパッド
ラジエター液
エアコンフィルター・エアクリーナー
ヘッドライト

それでは、1つずつ見ていきましょう。

ウォッシャー液・ワイパーブレード・ゴム

ウォッシャー液やワイパーは、車を置いているのが屋内か屋外か、車を使う環境で交換頻度が異なります。交換頻度の目安としては、ワイパーブレードは1〜2年、ワイパーのゴムは半年ほどがおすすめです。

それぞれの費用の相場は以下のようになっています。

ワイパーブレード 1,000〜3,000円
ゴム 900円〜1,500円
ウォッシャー液 500円〜1,000円

ワイパーブレードなどをディーラーやカー用品店などで交換をする際には、工賃が別途必要となることもあります。商品の価格+工賃が必要となるため、安く済ませたい方は、自分で付け替えをするのもおすすめです。

ウォッシャー液は、無料で入れてくれる所もありますが、自分で補充することもできます。残量はバンパーを開けないとわからないため、定期的に確認をしておくのがおすすめです。

タイヤ

ランドクルーザー プラドのタイヤサイズは、265/65R17もしくは265/55R19です。GR-Zが19インチ、TXとTX Lパッケージは17と19インチとなっています。

タイヤは4年が交換の目安となっていますが、使用状況によっては4年よりも早い時期に交換が必要になることもあります。

4本セットで10万円前後が相場となっており、工賃を含めると10万円を超えることも少なくありません。

タイヤのメーカー、購入場所によっては相場よりも安いものもあります。すり減り具合も一人ひとり異なるため、使用頻度や使用状況に合ったタイヤを選ぶようにしましょう。

エンジンオイル

エンジンオイルは、交換しないと汚れがすごくなり、さまざまなトラブルに繋がる可能性もあり、「半年」もしくは「5,000kmごと」に交換をするのがおすすめです。

エンジンオイルの種類によって費用が異なり、相場は5,000円〜15,000円となっています。〇〇ccでいくらと量で価格が決まるタイプも展開されているため、使用状況でお得なものを選ぶのがおすすめです。

バッテリー

バッテリーも車を走らせていると劣化をしていくため、3〜5年で交換が必要になることが多いです。エンジンがかかりにくくなったり、エアコンが効きにくくなったりした場合にはバッテリーが劣化している可能性が高くなっています。

相場の費用は20,000円ほどですが、交換する際には工賃がさらに必要となるため、30,000円を超えることもあります。

ブレーキパッド

ブレーキパッドはブレーキをかけるたびに少しずつ減っていき、10,000kmで1mm減ると言われています。新品は10mmの厚さがありますが、3mmになったタイミングが交換の目安となっており、走行距離が50,000km〜70,000kmのときに交換が必要となることが多いです。

ブレーキをかけたときに「キー」「ゴー」という音やメーターに警告灯が点灯したときが交換のサインです。費用の相場は10,000円ですが、前後両方の交換が必要な場合には倍の金額が必要となることもあります。

ブレーキパットを交換しないとブレーキの効きが悪くなったり、ブレーキの部品ごと交換が必要になることがあるため、3mmになった時に交換をしておくと安心です。

ラジエター液

エンジンが熱くなりすぎないように冷却する役割を持っているのがラジエター液です。交換する目安は2年もしくは20,000km〜40,000kmで車検のタイミングで交換をすることが多いです。

費用の相場は2,000円〜3,000円ほどですが、別途工賃が必要となります。交換をしないでいると、ラジエーターごと交換が必要になる場合もあるため、定期的に交換をするようにしましょう。

エアコンフィルター・エアクリーナー

エアコンフィルター・エアコンクリーナーは、1年に1回もしくは10,000kmで交換することが多いです。費用の相場は3,000円〜4,000円となっています。フィルターを交換しないでいるとニオイが出たりエアコンが効かなくなったりするためエアコンフィルターとエアコンクリーナーを忘れずに交換するようにしましょう。

ヘッドライト

ヘッドライトには3種類あり、それぞれの交換目安と費用が異なります。相場は以下の通りです。

種類 交換目安 費用の相場
ハロゲンライト 1〜2年 数千円
HIDライト 3〜5年 10,000円〜30,000円
LEDライト 10〜15年 数千円〜20,000円

カーコーティング費用

車をキレイに保つためのカーコーティングですが、種類がいくつかあり費用も異なります。カーコーティングの種類は持続期間、費用の相場は以下の通りです。

種類 持続期間 費用の相場
ポリマーコーティング 1~3か月 8,000円
ガラス系コーティング 半年~1年 35,000円~70,000円
ガラスコーティング 3~5年 70,000円~100,000円
セラミックコーディング 5~7年 110,000円~150,000円

持続する期間やコーティングの特徴などが違うため、洗車をする頻度などで決めるのがおすすめです。

その他必要に応じてかかる費用

必要に応じてかかる費用として、以下の4つがあります。

  • 高速代
  • 駐車場代
  • 修理代
  • マイカーローン代

それぞれの詳細な金額を見ていきましょう。

高速代

高速道路1km当たりの料金が以下のように決められています。

東京や大阪などの大都市近郊区間 24,6円
普通区間 29.52円
長大トンネル区間 39.36円(ETC:24.6円)

ETCカードを使うと安くなる区間もあるため、ETCカードの深夜割引や休日割引の制度などを使ってお得に出かけましょう。

駐車場代

自宅に車を停めるスペースがない方は、別途駐車場代が必要です。費用は地域などによって異なります。

東京や大阪の都市部では2〜3万円かかり、地方では数千円〜1万円ほどが相場です。

修理代

修理代も車を維持する上で必要な費用の1つです。部品や修理する箇所によって異なりますが、数十万円の費用が必要になることもあります。

消耗品の交換をしないでいると余分な出費になることもあり得るため、日頃からしっかりとメンテナンスをしておくようにしましょう。

マイカーローン

毎月一定の金額を支払うマイカーローンで車を購入する方も多いのではないでしょうか。ここからは、オプションなしの以下の条件でどのくらいの支払いになるのか見ていきましょう。

  • TXグレード
  • 7人乗り
  • ディーゼル車

新車で購入する場合、車両の本体価格が4,488,000円(税込)、税金・保険料などが276,500円、総額4,764,550円です。

478万円と想定し、5年ローンの60回と10年ローンの120回の金額を紹介します。

60回払い

金利3%のローンを組み、5年で返済をする場合返済の金額は以下の通りです。

回数 60回
月々の返済金額 85,890円
1年間で返済する金額 1,030,680円
金利を含む返済の総額 5,153,400円

120回払い

金利3%のローンを組み、10年で返済をする場合返済の金額は以下の通りです。

回数 60回
月々の返済金額 46,156円
1年間で返済する金額 553,872円
金利を含む返済の総額 5,538,720円

ランドクルーザー プラドの維持費総額

1年ごとにかかる費用をはじめ、ランドクルーザー プラドを維持するために必要な維持費を紹介してきました。

実際に月ごと、年ごとでどれくらいの維持費がかかるのか、維持費の総額を見ていきましょう。

ランドクルーザー プラドの月ごとの維持費

ランドクルーザー プラドの月ごとにかかる維持費は以下のようになっています。

マイカーローン(10年) 46,156円
ガソリン代 62,000円〜96,000円
任意保険料 14,000円
月間の維持費 122,156円〜156,156円

1年間で5,000kmを走ると想定した場合、12万円〜15万円の費用が必要です。この金額に、洗車費用や駐車場代などの費用が必要となります。

ランドクルーザー プラドの年ごとの維持費

ランドクルーザー プラドの1年ごとにかかる維持費は任意保険をはじめ、以下のようになっています。

自動車保険 50,000円
任意保険 160,000円
12ヶ月点検 10,000円〜20,000円
合計 220,000円〜230,000円

3年もしくは2年に一度、上記の金額に法定費用と車検費用が必要となるため、30万円〜40万円が必要です。

ランドクルーザー プラドの維持費を抑えるためには?

月々10万円以上、年間20万円以上必要となるランドクルーザー プラドの維持費を安く抑えたいと思う方も多いのではないでしょうか。

そこで、以下の4つの維持費を抑えるポイントを紹介します。

  • 自動車保険
  • ガソリン代
  • メンテナンス代
  • 車検費用

自動車保険を抑える

自動車保険の金額を抑えたいときには、ネット型の保険を申し込みするのがおすすめです。インターネット割引があったり、代理店型よりも安く済むこともあります。

相手への補償はしっかりと自分の補償は最低限にしたり、特約を必要最低限にすると余分な費用がかかりません。

自動車保険料を抑えたいときには、ネット型で特約を必要最低限にするのが良いでしょう。ただし、自動車保険は万が一が起きてしまったときに役に立つものなので、必要なものを削ることは辞めましょう。

ガソリン代を抑える

年間で走行する距離によって負担が大きくなり得るガソリン代を抑えるためには、ディーゼル車を選びましょう。また、運転するときには以下のポイントに気をつけて運転するのがおすすめです。

ECOモードはエアコンとアクセルの駆動力を制御してくれるドライブモードです。上記を意識して運転するだけでもガソリン代を節約することができます。

メンテナンス代を抑える

車を維持する上で、メンテナンス代や修理代金を抑えることはあまりおすすめできません。メンテナンスをしないでいると事故や故障でお金がかかってしまう可能性があります。しかし、交換するときにかかる工賃を抑えることはできるため、工賃を比較し安いお店に交換を依頼するのがおすすめです。

また、ワイパーのゴムなど自分で交換ができるものもあります。自分で交換をしたり、インターネットで購入して持ち込んだりするのも費用を抑えるためのポイントとなります。

少しでも抑えるために、自分で交換したりインターネットで購入したりしましょう。

車検費用を抑える

車検費用については、法律で決まっている費用などもあるため、抑えるのは難しいです。しかし、手数料などに違いがあるため、以下の5つの車検ができる場所の値段を比較するのがおすすめです。

  • ディーラー
  • 自動車整備工場
  • ガソリンスタンド
  • 車検の専門店
  • ユーザー車検

購入後の初めての車検であれば、交換する部品は少ないケースが多いため、ユーザー車検などで費用を抑えるのもいいでしょう。

しかし、2回目以降の車検については、交換する部品も出てくる可能性を加味してディーラーや自動車整備工場に車検をお願いするのがおすすめです。

まとめ

ランドクルーザー プラドの維持費は、月ごとの維持費が10万円以上、年ごとに20万円〜40万円ほど必要です。しかし、メンテナンス代や車検費用などを抑えていくことが可能な費用もあります。

ガソリン車かディーゼル車によっても維持費が異なるため、維持費を安く済ませたい場合には燃費の良いディーゼル車を選ぶのがおすすめです。

中古車をさらにおトクに買うならモビリコ!

  • モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
  • 面倒な作業が多くなりがちな車の個人売買ですが、面倒な作業はすべてディーラーにお任せできます。