カムリは、トヨタ自動車が30年以上も前に発売を開始したセダン車です。

トヨタ自動車が発売する車の中でも高級車路線を担うカムリは、世界100カ国で累計1,800万代以上を販売しているベストセラーカーとしても知られています。

そんなカムリは2017年にフルモデルチェンジを行い、10代目新型カムリとしてトヨタ自動車で今でも販売されています。

2023年11月14日(現地時間)には、米国のロサンゼルスモーターショー2023で、​​ミドルセダンの『カムリ』(Toyota Camry)新型のスポーティグレード「XSE」が世界初公開されました。

ただ日本で販売されているカムリは2023年12月に販売が終了と発表されているため、日本での販売はどうなるかは未定です。

今回は、新型カムリのグレードごとの特徴や米国で販売されている新型カムリの基本情報、新車価格や中古価格について紹介します。

カムリの購入を検討している人はぜひ参考にしてください。

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目次

米国トヨタで発売開始した新型カムリを徹底分析

トヨタ自動車の米国部門では、新型の「カムリ(Toyota Camry)」の発売を開始しました。

今回は、米国で販売されている新型カムリに関して以下のポイントを紹介します。

米国で発売予定の新型カムリ2024年最新情報
  • 新型カムリの改良ポイント
  • 米国で発表された新型カムリのグレード
  • 新型カムリのボディカラー
  • 米国で発売中の新型カムリの新車価格

それぞれ詳しく見ていきましょう。

新型カムリの改良ポイント

米国で発売された新型カムリと従来までのカムリとの大きな違いは、ハンマーヘッドをモチーフとしたフロントデザインを採用している点です。

機能性とデザイン性を両立しており、今までのカムリとは見た目が異なり、プリウスをイメージさせるようなスポーティな見た目が特徴です。

パワートレインは、2.5L 4気筒エンジンと第5世代トヨタハイブリッドシステム(THS 5)を採用しています。

米国で発表された新型カムリのグレード

新型カムリは、以下の5つのグレードが販売されています。

  • LE
  • XLE
  • SE
  • XSE
  • TRD

駆動は前輪駆動車(FWD)と全輪駆動車(AWD)の2種類を用意。

さらにガソリン車とハイブリッド車もそれぞれ用意しています。

SEとXSEはスポーツグレードと呼ばれており、ロアグリルやリップスポイラー、2本出しマフラーが特徴的です。

スポーティなデザインの外観を採用しており、カムリのカッコよさやアクティブな印象を伝えたい人に向いています。

一方で、LEやXLEはラグジュアリーグレードとして落ち着いた雰囲気のフロントマスクが特徴です。

TRDモデルはSEをベースとしてTRD専用のエクステリア・インテリアパーツを装備した特別グレードです。

グレードごとに標準装備の内容や見た目の印象が異なるため、それぞれの特徴を比較するのが良いでしょう。

新型カムリのボディカラー

新型カムリのボディカラーのレパートリーは以下のとおりです。

  • Midnight Black Metallic
  • Reservoir Blue
  • Cavalry Blue
  • Supersonic Red
  • Predawn Gray Mica
  • Celestial Silver Metallic
  • Wind Chill Pearl
  • Ice Edge
  • Ice Cap

引用:[Toyota]

ボディカラーが変わるだけで印象がグッと異なります。

カラーごとの特徴や、オプション加飾を検討する人は組み合わせを含めて検討するのがおすすめです。

米国で販売中の新型カムリの値段は?

米国トヨタの公式サイトにて公開されている、新型カムリの値段は以下のとおりです。

グレード エンジン 車両本体価格
LE 2.5L 4-Cyl. engine $26,420
LE Hybrid Hybrid 2.5L 4-Cyl. engine $28,855
XLE 2.5L 4-Cyl. engine $31,170
XLE V6 3.5L V6 engine $36,295
XLE Hybrid Hybrid 2.5L 4-Cyl. engine $33,745
SE 2.5L 4-Cyl. engine $27,960
SE Nightshade 2.5L 4-Cyl. engine $28,960
SE Hybrid Nightshade Hybrid 2.5L 4-Cyl. engine $31,390
XSE 2.5L 4-Cyl. engine $31,720
XSE Hybrid Hybrid 2.5L 4-Cyl. engine $34,295 
TRD 3.5L V6 engine $33,485

引用:[Toyota]

1ドルを150円と計算すると、新型カムリの価格は1番安いグレードのLEモデルで3,963,000円、1番高額なXLE V6モデルで5,444,250円であることが分かります。

日本での発売は未定ですが、新型が発売された際の価格の目安として参考にしてください。

最新情報|タイで販売開始した新型カムリの情報を公開

2024年10月16日に、トヨタ自動車はタイで新型カムリを販売開始しました。

現地価格は以下のとおり。

145万5000バーツ~178万9000バーツ(日本円で約652万円~802万円)

エクステリアのデザインには、「Energetic Beauty」のテーマを掲げたハンマーヘッドデザインや大柄なデザインが特徴的です。

選べるボディカラーは以下の4色。

  • セメントグレーメタリック
  • プレシャスメタルシルバー
  • アティチュードブラックマイカ
  • プラチナホワイトパール

米国で販売されているカムリよりはボディカラーのレパートリーは少ないですが、人気色を押さえています。

米国だけでなくタイでも販売が始まったことで、これからも販売先を増やしていくと考えられるでしょう。

カムリとは|前モデルとの違いや基礎情報

長い歴史のあるカムリですが、新型モデルは今までのモデルと何が違うのでしょうか。

ここでは新型カムリをはじめとしたカムリの基礎情報から、9代目カムリと新型カムリの違いまで細かく紹介します。

カムリとは
  • カムリは10代目モデルとして2017年に販売開始
  • カムリと9代目カムリとの違いを比較

それぞれ詳しく見ていきましょう。

カムリは10代目モデルとして2017年に販売開始

そもそもカムリがトヨタから発売されたのは、1980年のこと。

カムリが発売された当初は「セリカ・カムリ」という名前でした。

発売から2年でフルモデルチェンジが行われ、1代目から「カムリ」という名前での販売が始まっています。

その後数回のフルモデルチェンジを繰り返し、8回目のフルモデルチェンジではハイブリッド専用車となり、現在の新型カムリの形になりました。

カムリは2017年7月に販売が開始。

2023年12月まで、高級セダンとしてトヨタの人気車種の一つとして活躍していました。

カムリと9代目カムリとの違いを比較

直近のフルモデルチェンジは、9代目カムリと現在のカムリへの改良です。

9代目から10代目への改良で1番の変化は、フロントデザインです。

フロントデザインの変化は以下のとおり。

フロントデザインの変化
  • ヘッドライトが縦幅の薄い形状に変化
  • ロアグリルが横に拡大
  • フォグランプの小型化

見た目が大きく変わったことで、フルモデルチェンジを実感できているのではないでしょうか。

また走行性能などの機能面で、新型カムリにはTNGA(Toyota New Global Architecture)を採用。

TNGAによって低重心化が可能になり、走りやすさと乗り心地が向上しました。

歴代カムリの特徴を一覧でまとめ

ここでは、直近のカムリだけでなく、登場から2025年現在までのカムリの歴史を一覧にまとめました。

世代 型式 販売開始年 特徴
初代 A40/A50 1980年 「セリカ・カムリ」として登場

セリカのセダン版で、スポーティな4輪独立サスを採用

2代目 V10 1982年 正式に「カムリ」誕生

後輪駆動から前輪駆動に変更

小型高級FWDセダンとして発売

3代目 V20 1986年 ハイソカー的な外観に

V6「プロミネント」追加

北米向けにはレクサスESの原型も

4代目 V30 1990年 5ナンバーサイズに準拠しつつ、姉妹車「Vista」併売

広い車内を確保

5代目 XV10 1992年 クラス拡大でミッドサイズ化

グローバル展開を強化

6代目 XV40 2006年 北米中心の設計へ

2.4 L 4気筒と3.5 L V6を搭載し豪華化

7代目 XV50 2011年 デザイン刷新とハイブリッド化進展(国内でも販売開始)
8代目 XV70 2017年 GA-Kプラットフォーム導入

2.5 L+ハイブリッド

V6モデル継続

9代目 XV80 2023年11月 日本市場は輸出仕様に移行

ハイブリッド専用モデルに一本化

参考:[トヨタ自動車]

 

歴代のカムリを見ても、年を経て進化していることがわかります。

年式によって見た目や機能性も変わってくるため、購入時はどの年式・どの機能を求めているのか、事前に把握しておくのがおすすめです。

日本のカムリは2023年に生産終了|トヨタ自動車公式が発表

トヨタ自動車によると、日本で販売されているカムリは2023年12月下旬に生産が終了しています。

2024年8月現在、カムリは「現在 新車販売していないクルマ」としてトヨタ自動車で紹介されています。

詳細ページはこちら

ただし、これは新型カムリがこれ以上生産されないという、生産の一時停止のお知らせ。

その後フルモデルチェンジが行われ新発売されるか、カタログ自体が廃止になるかについては、トヨタ自動車からの公式の情報は入っていません。

ただ、上で紹介したように海外のトヨタ自動車ではカムリの最新モデルが発表されています。

国内市場の動向は、トヨタ自動車からの報告を待ちましょう。

カムリの基本スペックを紹介

ここからは日本で販売されていた、カムリの基本スペックを見ていきましょう。

カムリの基本スペック
  • グレード数
  • 燃費量
  • エクステリア
  • インテリア
  • 安全性能

それぞれ詳しく説明します。

カムリのグレードは全部で3種類

グレード別の基本スペックを確認する前に、カムリのグレードについて確認しておきましょう。

カムリのグレードは基本的に3種類です。

カムリの基本グレード
  • X
  • G
  • WS

 

さらにG、WSグレードには「レザーパッケージ」という本革シートが標準装備になったグレードも用意されています。

ここから紹介するスペックの比較では、この5つのグレードで見ていきます。

燃費性能|ハイブリッド専用車として高性能の燃費を実現

カムリのグレードごとの燃費は以下のとおりです。

グレード WS”レザーパッケージ” WS G”レザーパッケージ” G X
WLTCモード(km/L) 24.3 27.1
市街地モード(km/L) 20.1 22.9
郊外モード(km/L) 27.2 30.6
高速道路モード(km/L) 24.7 27.1
JC08モード(km/L) 24.6

引用:[トヨタ自動車]

Xグレードを除く4つのグレードの燃費量は同じでした。

ハイブリッド専用車ともあり、どのグレードでも燃費が良いのが特徴です。

Xグレードがやや燃費が良いことが分かります。

エクステリア|グレードによって異なるフロントデザイン

カムリのエクステリアの違いは以下のとおりです。

グレード WS”レザーパッケージ” WS G”レザーパッケージ” G X
フロントロアグリル スポーツ仕様 金属調加飾
フロントピラーガーニッシュ ピアノブラック ピアノブラック ブラック
プライバシーガラス UVカット機能付ソフトプライバシーガラス UVカット機能付ソフトプライバシーガラス UVカットグリーンガラス
ホイール 18×8Jアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装/センターオーナメント付) 17×7(1/2)Jアルミホイール(シルバー塗装/センターオーナメント付) 18×8Jアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装/センターオーナメント付) 17×7(1/2)Jアルミホイール(シルバー塗装/センターオーナメント付) 16×6(1/2)Jスチールホイール(樹脂フルキャップ[シルバー塗装+ダークグレー塗装]付)

参考:[トヨタ自動車]

フロントロアグリルは車の見た目を左右するデザインです。

スポーツしようか金属調加飾で見た目の印象が変わるため、どの装備が自分の好みかを確認しておきましょう。

インテリア|レザーパッケージがスペック高

カムリのインテリアの違いは以下のとおりです。

グレード WS”レザーパッケージ” WS G”レザーパッケージ” G X
シート素材 本革(デザインパーフォレーション付) 合成皮革×ファブリック 本革(デザインパーフォレーション付) ファブリック ファブリック
シートヒーター 運転席・助手席 運転席・助手席
パドルシフト 有り 有り
ディスプレイ カラーヘッドアップディスプレイ 9インチディスプレイオーディオ カラーヘッドアップディスプレイ 9インチディスプレイオーディオ 9インチディスプレイオーディオ
充電用USB端子 有り 有り 有り 有り

参考:[トヨタ自動車]

レザーパッケージの装備が他のグレードよりも多いことが分かります。

特にシートヒーターがついている点は、寒い日の運転に嬉しい装備です。

スマートフォンの利用が増えた今、USBの充電端子があるのも嬉しいポイントです。

グレードごとのインテリアを比較して決めてみてください。

安全性能|全てのグレードにToyota Safety Senseが標準装備

生産終了直後のカムリには、全てのグレードにToyota Safety Senseが標準装備されています。

【Toyota Safety Sense】

  • プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ / ミリ波レーダー+単眼カメラ方式) 
  • レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付) – カーブ速度抑制機能 
  • レーントレーシングアシスト[LTA] – ドライバー異常時対応システム 
  • オートマチックハイビーム[AHB]
  • ロードサインアシスト[RSA]

引用:[トヨタ自動車

さらにToyota Safety Sense以外にも、運転サポート機能として、以下の機能も装備されています。

  • 先行車発進告知機能[TMN] 
  • パーキングサポートブレーキ(前後方静止物) 
  • ブラインドスポットモニター[BSM] (Xグレードは設定なし)
  • パーキングサポートブレーキ(後方接近車両) 
  • 車両接近通報装置

特にパーキングサポートブレーキは、目では確認できない死角になりがちな箇所の確認や操作サポートができ、運転時だけでなく駐車時の事故も防いでくれるでしょう。

 

ただ、Toyota Safety Senseの対応機能や種類は、年式によって異なります。

中古のカムリを購入する際は、年式とそのグレードに装備されている機能などを必ず確認してください。

 

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カムリの中古車価格はどのくらい?|平均価格から価格帯まで

ここからはカムリの中古車価格について紹介します。

中古車サイトの情報を比較して、カムリの中古車価格の平均や価格帯をまとめました。

サイト名 平均価格 価格帯
グーネット 225.6万円 39〜487万円
カーセンサー 250.9万円 125.9~478 万円

引用:[グーネット],[カーセンサー](2025年6月9日時点)

データによると、カムリの中古車平均価格は250万円前後です。

価格帯は39〜487万円と幅がありますが、複数の項目を比較しながら条件に合った車を選びましょう。

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  • 違法改造/保安基準不適合(整備不良)箇所がないこと
  • 違反金未納車/自動車税滞納車ではないこと
  • 車の現状について虚偽登録をしないこと
  • ローン中の車両は残債を上回る出品価格とすること
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引用:[モビリコ]

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まとめ

今回は新型カムリについて、米国トヨタで発表されたフルモデルチェンジの情報やカムリの歴史、グレード別のスペックの比較は新車・中古価格の比較を行いました。

カムリはハイブリッド専用車になって、さらに燃費性能が向上しています。

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新車が高くて手が届かないという人は、中古車の購入も検討してみましょう。

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中古車の購入を検討する人は、車の修理歴や走行距離、装備などを細かく比較してください。

本記事が参考になれば幸いです。

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