プリウスαは、プリウスの特徴である「低燃費」や「環境性能」を継承しつつ、広い室内空間を備えた車です。ラインナップには、UVカット機能のついた高遮音ガラスを装備した「S」や、本革巻きステアリングを標準装備した「G」などがあります。
広い室内が売りなだけに、「快適に過ごせるのか」「荷物はどのくらい乗るのか」ということが気になるのではないでしょうか。
そこで本記事では、プリウスαのサイズを知りたい方に向けて、高さや長さ、幅以外にも、最小回転半径などについて紹介していきます。
プリウスαの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
プリウスαのサイズについて
早速、プリウスαのサイズを紹介します。
プリウスα G/S(5人乗り)のサイズは以下の通りです。
全長 | 4,630mm |
全幅 | 1,775mm |
全高 | 1,575mm |
ホイールベース | 2,780mm |
トレッド(フロント) | 1,540mm |
トレッド(リア) | 1,545mm |
最低地上高 | 145mm |
室内長 | 1,910mm |
室内幅 | 1,520mm |
室内高 | 1,220mm |
プリウスα G/S(7人乗り)のサイズは以下の通りです。
全長 | 4,630mm |
全幅 | 1,775mm |
全高 | 1,575mm |
ホイールベース | 2,780mm |
トレッド(フロント) | 1,540mm |
トレッド(リア) | 1,545mm |
最低地上高 | 145mm |
室内長 | 2,690mm |
室内幅 | 1,520mm |
室内高 | 1,220mm |
各項目について、詳しく見ていきましょう。
【長さ】ホイールベース・全長
ホイールベースとは、前輪の中心から後輪の中心までの長さのことです。ホイールベースの長さによって、「運転の安定性」や「室内空間の快適さ」に影響が出ます。
プリウスαは、ホイールベースが長い「ロングホイールベース」です。ロングホイールベースの車は、小回りが利きにくくなります。しかし、「広い室内空間を確保できる」、「乗り心地が安定する」というメリットがあります。
プリウスαのホイールベースは、全ラインナップで2,780mmです。全長は、ツーリングセレクションでは4,645mm、それ以外では4,630mmになっています。
全長とは、車の前端から後端までの距離のことです。正確にいうと、フロントバンパー前端からリヤバンパー後端までの距離を指すことが多く、バックカメラは含まれません。
プリウスαは全長が長いので、ゆったりとした室内空間を楽しむことができるでしょう。
【高さ】全高・最低地上高
全高とは、車体の高さのことです。タイヤの下面から、車両の1番高い部分までの距離のことを指します。全高が高い車は、「頭上のスペースが広く取れる」、「見晴らしが良くなる」といったメリットがあります。
プリウスαの全高は、どのグレードでも1,575mmです。
最低地上高とは、車体の最も低い部分と地面との距離の下限のことです。最低地上高が高い車は、悪路を走行しやすいというメリットがあります。一方、最低地上高の低い車は、走行性能が上がり安定性が増すでしょう。
プリウスαの最低地上高は、145mmです。これは平均的な高さなので、車止めやコンクリートブロックなどが車に接触する心配はありません。
【横幅】全幅
プリウスαの全幅は、全ラインナップで1,775mmです。全幅とは、ドアミラーやアンテナを除いた、車体で1番広い幅の長さのことです。
プリウスαは全幅が広めに取ってあります。そのため、室内空間が広くなり、運転席にゆとりが生まれます。また、タイヤの装着位置が外側になるので、走行が安定するでしょう。横風を受けた時の安定性が高くなるので、安心して運転することができます。
一方、全幅が広いと住宅街や駐車場など、狭い空間での運転がしづらいことがデメリットです。プリウスαの全幅は1,800mm以内と大きすぎないので、そこまで不便さは感じないでしょう。
タイヤのサイズ
車のタイヤサイズは、タイヤの側面にある記載を見ると分かります。記載してあるサイズと同じサイズを装着すれば、問題は起こりません。
プリウスαのタイヤサイズは以下の通りです。
タイヤサイズ(前) | 205/60R16 92V |
タイヤサイズ(後) | 205/60R16 92V |
タイヤに「205/60R 16」と記載されている場合、「205」はタイヤ幅が205mmであることを表しています。「60R」は、扁平率が60%であることをあらわし、「16」は16インチであるということです。
扁平率とは、タイヤの断面幅に対する高さの比率のことです。ゴムの厚みをあらわしている、と考えると分かりやすいのではないでしょうか。
一般的に、扁平率が60%〜80%のタイヤを高扁平タイヤと呼びます。高扁平タイヤは、「燃費が良い」、「乗り心地が良くなる」というメリットがあります。一方、「運転性能が落ちる」、「タイヤの消耗が激しい」といったデメリットもあるので注意が必要です。
扁平率が55%以下のものは、低扁平タイヤと呼ばれます。スタイリッシュな見た目で、スポーツグレードの車によく使用されていました。「快適に運転できる」、「見た目が良い」というメリットがあります。一方、「燃費が悪い」、「地面の影響を受けやすい」といったデメリットがあります。
自分がどのような使い方をしたいかによってタイヤを使い分けましょう。
最小回転半径
最小回転半径とは、車のハンドルの角度を最大にした状態で曲がった時に、1番外側のタイヤが描く円の半径のことです。ホイールベースやタイヤ切れ角、トレッドやタイヤの幅が最小回転半径に影響します。
最小回転半径が小さいほど、小回りがきき、曲がりやすいです。そのため、車庫入れやUターンがしやすいです。
プリウスαの最小回転半径は、5.5mです。一般的に、最小回転半径が5.5m以上の車は、小回りがききにくいといわれています。
プリウスαは小回りのききやすさの代わりに室内空間を広く取っています。「小回りの利きやすさ」と「室内空間の快適さ」のどちらを優先したいかが車を選ぶときのひとつの基準となるでしょう。
プリウスαの室内サイズとその特徴
次は、プリウスαの室内サイズについて紹介していきます。室内が広い車は、長時間の移動でも快適に過ごすことができます。また、座席も使えば、多くの荷物を載せることも可能です。
プリウスαの室内サイズは以下の通りです。
室内長(mm) | 室内幅(mm) | 室内高(mm) | |
プリウスα G(5人乗り) | 1,910 | 1,520 | 1,220 |
プリウスα G(7人乗り) | 2,690 | 1,520 | 1,220 |
プリウスα S(5人乗り) | 1,910 | 1,520 | 1,220 |
プリウスα S(7人乗り) | 2,690 | 1,520 | 1,220 |
カスタマイズによっては、長さが変化することがあります。
プリウスαの室内サイズ
プリウスαの室内サイズは、プリウスと比べると室内幅、室内高が長いです。そのため、プリウスより快適な空間になっています。
座席のサイズは以下の通りです。
長さ(mm) | 幅(mm) | 高さ(mm) | |
運転席 | 800 | 500 | 1,100 |
助手席 | 800 | 500 | 1,100 |
2列目 | 900 | 1,300 | 1,100 |
3列目(7人乗りのみ) | 800 | 900 | 900 |
プリウスαの室内の特徴
プリウスαの室内は、「シートアレンジが豊富」、「落ち着ける広さ」が特徴です。
シートアレンジが豊富
プリウスαは、後部座席が独立してスライドし、リクライニングにできます。シートをアレンジできるので、いつでも快適に過ごせます。
落ち着ける広さ
プリウスαは、広い室内空間を実現した車です。広さに余裕があり、車で過ごす時間を快適にすることができます。
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プリウスαの荷室サイズとその特徴
続いて、プリウスαの荷室サイズを見ていきましょう。プリウスαの荷室のサイズは以下の通りです。
長さ(mm) | 幅(mm) | 高さ(mm) | |
5人乗り | 985 | 995 | 810 |
7人乗り(シート3列使用時) | 190 | 995 | 810 |
7人乗り(シート2列使用時) | 985 | 995 | 810 |
プリウスαの荷室サイズ
プリウスαの荷室は、プリウスと比べると大幅に広くなっています。そのため、荷物がたくさんある時でも安心です。
7人乗りの場合、シートを3列使用すると、荷室の長さは190mmと狭いです。しかし、シートの使用を2列にすれば、5人乗りと同じ広さの荷室になります。
プリウスαの荷室の特徴
プリウスαの荷室の特徴は、「積み下ろししやすく」、「大容量」であることです。
積み下ろししやすい
プリウスαのリヤゲートは垂直に近い角度で、荷室の開口部が広いです。そのため、大きな荷物でも楽に積み下ろしができるでしょう。
プリウスαは、プリウスと比較すると、使い勝手が良くなっています。
大容量
プリウスαの荷室は、プリウスに比べ、とても広くなっています。
長さ(mm) | 幅(mm) | 高さ(mm) | |
プリウスα | 985 | 995 | 810 |
プリウス | 860 | 950 | 720 |
また、容量は以下の通りです。
通常時(L) | 2列目前倒し時(L) | 3列目前倒し時(L) | |
5人乗り | 535 | 1070 | ― |
7人乗り | 200 | 505 | 1,035 |
上記の容量は、VDA方式で計測した値です。
最大まで荷室を広げると1,000Lを越えるという大容量になっています。これだけあれば、キャンプや旅行などで荷物が増えても大丈夫でしょう。
プリウスαは駐車場には入るのか?
ここまで、プリウスαの様々なサイズについて見てきましたが、駐車場に入るかどうかも見ていきましょう。ここからは、立体駐車場と平面駐車場に分けて紹介します。
立体駐車場
立体駐車場は、少ない面積に多くの車を駐車できますが、その分高さの制限が厳しいこともあります。制限を越えたサイズの車を駐車してしまうと、機械や車の故障に繋がるので危険です。
場所によって多少の違いはありますが、一般的な立体駐車場は、全高1,550mm以下という制限のものが多いです。プリウスαは全高が高く、1,575mmあるので、立体駐車場に入れる際は事前に確認しましょう。
平面駐車場
平面駐車場の場合は、幅と長さの制限だけです。一般的な平面駐車場は、幅の制限が2,500〜2,800mmです。
プリウスαの幅は1,775mmなので、一般的な平面駐車場には問題なく停めることができます。
プリウスαを先代モデルとサイズ比較
次は、これまで紹介してきたプリウスαの2020年モデルと、1つ前のモデルである2019年モデルを比較していきましょう。サイズの差は以下の通りです。
2020年モデル | 2019年モデル | |
全長 | 4,630mm | 4,630mm |
全幅 | 1,775mm | 1,775mm |
全高 | 1,575mm | 1,575mm |
ホイールベース | 2,780mm | 2,780mm |
トレッド(フロント) | 1,540mm | 1,540mm |
トレッド(リア) | 1,545mm | 1,545mm |
室内長 | 1,910mm | 1,910mm |
室内幅 | 1,520mm | 1,520mm |
室内高 | 1,220mm | 1,220mm |
プリウスαは、2020年モデルと2019年モデルのサイズに違いはありませんでした。見た目に違いはありませんが、カラー展開や環境仕様が異なるので、選ぶときはそのあたりを考慮すると良いでしょう。
まとめ
この記事では、プリウスαのサイズについて紹介してきました。サイズが異なることで、運転のしやすさや乗り心地が変化するので、サイズは車選びの重要な要素となります。
「どのくらいの広さが必要なのか」、「荷物はどのくらい積み込むのか」、「小回りと快適さのどちらを優先するか」などを、購入する際には考えてみてください。
また、住んでいる場所にある駐車場が立体駐車場の場合、入庫できないこともあります。購入する際に停める予定の駐車場に停めることができるかどうか事前に確認しておきましょう。
サイズは実際に乗ってみないと分からないものです。購入を検討している方は一度プリウスαに試乗してみてはいかがでしょうか。
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