子育て世代におすすめの車は、コンパクトミニバンです。
なぜならコンパクトミニバンは室内の空間を広く確保しつつ、街中での運転も楽にできるコンパクトな見た目、さらには力強いエンジンを持っているため。
コンパクトミニバンの中でも、特に子育て世代におすすめなのが、トヨタのシエンタとホンダのフリードです。
2024年6月28日には、ホンダで新型フリードが発売され、さらにライバル争いが白熱しています。
今回は、シエンタと新型フリードそれぞれのおすすめポイントや特徴を比較します。
シエンタとフリードの購入で迷っている人、コンパクトミニバンのおすすめの車を知りたい人はぜひ参考にしてください。
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目次
トヨタのシエンタとは
シエンタは、トヨタ自動車が2003年9月29日に発売開始したコンパクトミニバンです。
シエンタの魅力は、モデルチェンジごとに変わる見た目。
初代シエンタは可愛らしいデザインが特徴的だったものの、2代目シエンタにはスポーティな印象が加わりました。
さらに、2022年8月に登場したシエンタは2代目と比べてやや丸みを帯びた見た目に変化しています。
3代目シエンタには、トヨタ最新の安全機能が搭載されているため、運転時のサポートも充実しています。
ホンダのフリードとは
フリードは、本田技研工業株式会社が2008年5月30日に発売開始したコンパクトミニバンです。
「This is サイコーに ちょうどいい Honda!」というキャッチフレーズのもと、街中での運転から大人数で遠方をドライブするシーンまで幅広くこなせるボディサイズと燃費性能が魅力。
2023年7月現在は、2代目フリードが販売されています。
そんなフリードですが、2024年6月28日にはフルモデルチェンジされました。
2016年のフルモデルチェンジから約8年。
新たな機能やデザインが登場して、さらに注目が集まるでしょう。
シエンタとフリードは人気を争ってきたコンパクトミニバン
まずはシエンタとフリードの販売台数から人気の高さを比較します。
2019年から2024年にかけての、シエンタとフリードの販売台数はこちらです。
販売台数(台) | シエンタ | フリード |
2020年 | 72,689 | 76,283 |
2021年 | 57,802 | 69,577 |
2022年 | 68,922 | 79,525 |
2023年 | 132,332 | 77,562 |
2024年5月 | 8,820 | 4,280 |
引用:[一般社団法人 日本自動車販売協会連合会]
フリードとシエンタの人気は、2020〜2022年までは、ややフリードが優位になりつつも同じくらいの人気だったことが分かります。
両者の人気に大きな差をつけたのは2023年です。
シエンタはフルモデルチェンジを発表したのが2022年の8月だったことから、発売から人気が伸び、2023年の販売台数の差に繋がりました。
2024年6月28日には、新型フリードが発売されました。
新型の登場で、フリードとシエンタの競争が加速するかもしれません。
【カテゴリ別】シエンタとフリードを徹底比較
ここからはシエンタとフリードを以下の観点から徹底的に比較します。
- シエンタとフリードの比較ポイント
-
- 車体サイズ
- エクステリア
- 室内空間の居心地の良さ
- 荷室スペース
- 走行性能
- 燃費性能
- 新車価格
- 中古車価格
それぞれ詳しく見ていきましょう。
シエンタとフリードを徹底比較①車体サイズ・室内空間の広さ
次に、シエンタとフリードの車体サイズや室内空間の広さを比較します。
【シエンタの車体サイズ】
X | G | Z | |
全長(mm) | 4,260 | ||
全幅(mm) | 1,695 | ||
全高(mm) | 1,695~1,795 | ||
室内サイズ(長×幅×高)(mm) | 2,030~2,545/1,530/1,300 |
引用:[トヨタ自動車]
【新型フリードの車体サイズ】
AIR | AIR EX | CROSSTAR | |
全長(mm) | 4,310 | ||
全幅(mm) | 1,695 | 1,720 | |
全高(mm) | 1,755〜1,780 | ||
室内サイズ(長×幅×高)(mm) | 2.645×1.470×1.260〜1,270 | 1.935〜2.645×1.470×1,190〜1,270 |
引用:[ホンダ フリード]
外側から見た車体サイズを比較すると、シエンタと新型フリードのサイズはほぼ同じです。
ボディサイズでの比較よりも、インテリア・エクステリアのデザインや機能性を比較するのが良いでしょう。
シエンタとフリードを徹底比較②室内空間の居心地の良さ
室内の居心地の良さは、シートタイプや室内サイズで決まります。
フリードとシエンタを比較すると、シートタイプのバリエーションに違いがあります。
シエンタ | フリード |
ベンチシート:7人乗り | セパレートシート:6人乗り
ベンチシート:7人乗り |
フリードは7人乗りと6人乗りによってシートタイプを選べる点が魅力です。
セパレートシートは、乗車定員が減るというデメリットがありますが、それ以上にシートが独立しているため2列目に座る人の快適度が上がり、3列目から2列目への移動が楽というメリットがあります。
室内空間の居心地のよさで見ると、6人乗りを求める人にとってはフリードの方が魅力的です。
シエンタとフリードを徹底比較③荷室スペース
室内空間だけでなく、荷室スペースも比較すべきポイントのひとつです。
ここではシエンタとフリードの、3列目をそのままにした状態での荷室スペースと、3列目を倒した状態での荷室スペースの違いを比較しました。
【2列シート車】
シエンタ | フリード | |
開口部高さ | 1,055mm | 1,260mm |
開口部地上高 | 565mm | 335mm |
開口部最大幅 | 1,265mm | 1,080mm |
ラゲッジスペース高さ | 1,070mm | 1,355mm |
【3列シート車】
シエンタ | フリード | |
開口部高さ | 1,105mm | 1,110mm |
開口部地上高 | 505mm | 480mm |
開口部最大幅 | 1,265mm | 1,080mm |
ラゲッジスペース高さ | 1,070mm | 1,255mm |
開口部高さで見ると、フリードの方がやや高く2列目シートでは、超低床フロアを利用して開口部高さに差をつけている点がポイントです。
しかしシエンタの方が開口部最大幅の広さやラゲッジスペースに高さがあることがわかります。
開口部最大幅が広いということは、入り口の広さが十分にあるということなので、荷物の出し入れがしやすいメリットが。
さらにラゲッジスペースが高いことで、腰を曲げる角度を抑えられる点からも、シエンタの収納スペースは出し入れを踏まえた優しい設計をしていることが分かるでしょう。
シエンタとフリードを徹底比較④走行性能
シエンタとフリードには、ともにガソリン車とハイブリッド車の用意があります。
どちらの車種もミニバンとしての走行性能は十分にありますが、より細かい箇所を比較するとフリードの走行性能の方が動力を増しているといえるでしょう。
走行性能の違いは、フルモデルチェンジしたタイミングです。
新型フリードは新型シエンタよりも後の2024年6月にフルモデルチェンジが発売されたことで新世代プラットフォームの差がでています。
シエンタとフリードを徹底比較⑤燃費性能
ここからは、シエンタとフリードの燃費性能を比較してみましょう。
それぞれの燃費性能は下記のとおりです。
【シエンタ】
ハイブリッド車 | ガソリン車 | |||||
グレード | X | G | Z | X | G | Z |
WLTCモード(km/L) | 28.5~28.8 | 28.2~28.4 | 18.3~18.4 | |||
市街地モード(km/L) | 27.5~27.9 | 27.1~27.5 | 14.1~14.2 | |||
郊外モード(km/L) | 30.3~30.7 | 29.8~30.2 | 19.1~19.2 | |||
高速道路モード(km/L) | 27.9~28.1 | 27.6~27.8 | 20.3~20.5 |
引用:[トヨタ自動車]
【新型フリード】
ハイブリッド車 | ガソリン車 | |||||
グレード | AIR | AIR EX | CROSSTAR | AIR | AIR EX | CROSSTAR |
WLTCモード(km/L) | 25.6 [21.3] | 25.4 [21.2] | 25.0~25.5[21.1~21.3] | 16.5 [14.5] | 16.3~16.3 [14.4] | 16.2~16.4 [14.4] |
市街地モード(km/L) | 25.9 [21.4] | 25.7 [21.3] | 25.4~25.8[21.2~21.4] | 12.1 [11.0] | 12.0~12.1[11.0] | 12.0~12.1 [11.0] |
郊外モード(km/L) | 27.8 [22.7] | 27.4 [22.6] | 26.9~27.6[22.5~22.7] | 17.4 [15.0] | 17.1~17.3 [15.0] | 16.9~17.3 15.0[] |
高速道路モード(km/L) | 24.2 [20.5] | 24.0 [20.4] | 23/7~24.1[20.3~20.4] | 18.8 [16.3] | 18.6~18.7[16.2] | 18.4~18.7 [16.2] |
引用:[ホンダ フリード]
燃費性能を比較すると、シエンタの方が燃費の良い車ということが分かります。
特にハイブリッド車を検討する人は、シエンタの燃費性能の高さが決め手になるかもしれません。
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シエンタとフリードを徹底比較⑥新車価格
ここからはシエンタとフリードの新車価格を比較します。
それぞれのグレード別新車価格は以下のとおりです。
【シエンタ】
ハイブリッド車
グレード | 駆動 | 乗車定員 | 新車価格(税込) |
HYBRID X | 2WD | 5 | 2,380,000円 |
7 | 2,420,000円 | ||
E-Four | 5 | 2,578,000円 | |
7 | 2,618,000円 | ||
HYBRID G | 2WD | 5 | 2,650,000円 |
7 | 2,690,000円 | ||
E-Four | 5 | 2,848,000円 | |
7 | 2,888,000円 | ||
HYBRID Z | 2WD | 5 | 2,870,000円 |
7 | 2,910,000円 | ||
E-Four | 5 | 3,068,000円 | |
7 | 3,108,000円 |
ガソリン車
グレード | 駆動 | 乗車定員 | 新車価格(税込) |
X | 2WD | 5 | 1,950,000円 |
7 | 1,990,000円 | ||
G | 5 | 2,300,000円 | |
7 | 2,340,000円 | ||
Z | 5 | 2,520,000円 | |
7 | 2,560,000円 |
引用:[トヨタ自動車]
【フリード】
ハイブリッド車(フリード)
グレード | 駆動 | 乗車定員 | 車両本体価格(税込) |
e:HEV AIR | FF | 6 | 2,857,800円 |
4WD | 6 | 3,088,800円 | |
e:HEV AIR EX | FF | 6 | 3,047,000円 |
7 | 3,091,000円 | ||
4WD | 6 | 3,278,000円 | |
e:HEV CROSSTAR | FF | 5 | 3,162,500円 |
6 | 3,206,500円 | ||
4WD | 5 | 3,393,500円 | |
6 | 3,437,500円 | ||
e:HEV CROSSTAR スロープ | FF | 5人乗り(車いす乗車時6人乗り) | 3,295,000円 |
ガソリン車(フリード)
グレード | 駆動 | 乗車定員 | 車両本体価格(税込) |
AIR | FF | 6 | 2,508,000円 |
4WD | 6 | 2,739,000円 | |
AIR EX | FF | 6 | 2,697,200円 |
7 | 2,741,200円 | ||
4WD | 6 | 2,928,200円 | |
CROSSTAR | FF | 5 | 2,812,700円 |
6 | 2,856,700円 | ||
4WD | 5 | 3,043,700円 | |
6 | 3,087,700円 | ||
CROSSTAR スロープ | FF | 5(車いす乗車時6) | 2,977,000円 |
CROSSTAR リフトアップシート(助手席) | FF | 6 | 2,995,000円 |
引用:[ホンダ フリード]
シエンタはハイブリッド車で2,380,000円〜3,108,000円という価格帯、ガソリン車では1,950,000円〜2,560,000円という価格帯になっています。
手頃な価格で新車を手に入れたいという人は、シエンタがおすすめといえるでしょう。
シエンタとフリードを徹底比較⑦中古車価格
次に中古車価格を見ていきます。
シエンタ(2022年8月~生産中) | フリード(2016年9月~生産中) | |
カーセンサー | 190~418万円 | 76~330万円 |
グーネット | 189.8~390万円 | 75.8~303.9万円 |
中古車価格を比較すると、フリードの方が安く購入できることが分かります。
フリードはフルモデルチェンジから7年以上経っており、中古車市場に在庫が十分にあります。
そのため、フリードはシエンタと比べて安く購入できるのかもしれません。
ただ、シエンタの旧型の中古車であれば、場合によっては表の価格よりも安く購入できる可能性もあります。
まずは中古車サイトを複数比較しつつ、気になる車を見つけてみてください。
シエンタをお得に購入したい人はモビリコがおすすめ
シエンタとフリードを比較する中で、シエンタが欲しいと思った人は車の個人売買サービス「モビリコ」がおすすめです。
モビリコとは、トヨタの正規ディーラーであるウエインズトヨタ神奈川が運営する車の個人売買サービスです。
車の個人売買のメリットは、中古車販売店などの業者を介さないことで、消費税を払わずに車の取引を進められる点。
その代わりに書類作成や申請などの手続きが発生するのですが、モビリコを利用すればディーラーによる専門のサポートが受けられます。
さらにモビリコでは、審査に合格した車しか掲載されないため、車の状態に関する不安も解消しながら利用が可能。
モビリコの公式サイトには、今回紹介したシエンタはもちろん、ルーミーやヴォクシー、ヤリスクロスも多数掲載しています。
初めてでも利用できるサービスなので、まずは公式サイトから気になる車を見つけてみてください。
まとめ
今回は子育て世代におすすめの車として、トヨタのシエンタとホンダのフリードを比較しました。
どちらの車もコンパクトミニバンとして人気の高い車種で、広い室内空間や燃費性能の高さが魅力です。
購入を検討する場合は、グレード別の機能を比較するのはもちろん。新車価格だけでなく中古車価格を確認するのもおすすめです。
できるだけ自分の条件に合った車を見つけられるよう、複数のサイトや販売店を比較すると良いでしょう。
本記事がシエンタとフリードの購入の参考になれば幸いです。
本記事を読んで、トヨタのシエンタが欲しいと思った人は、車の個人売買サービス「モビリコ」を活用しましょう。
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