まるい形のヘッドライトなど、かわいらしく親しみが持てるエクステリアが評判のシエンタは、発売されてから安定してロングセラーのミニバンです。

コンパクトカーの大きさで3列シート×スライドドアのミニバンは、その便利さから、多くの人から人気を集めています。

いろどりが多く、心がひきつけられるような美しいカラーリングは、モノトーンカラー11色・ツートーンカラー3色の全部で14色です。

シエンタを購入すべきか悩んでいる方のなかには、モデル・グレードは決定したものの、ボディカラーをどれにしようかと迷っていてなかなか購入に踏み出せないという方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、シエンタのボディカラーについて徹底解説します。

車はたいていの場合購入してから何年も乗ることになるため、多くのボディカラーの中から自分の好きな色を選ぶことが大切です。あとになって「あの色の方が良かったかもしれない」と後悔しないようにしましょう。

ボディカラーの選び方

ボディカラーを選ぶ際に、気になるポイントは下記のようなものが挙げられます。

  • 日常的に乗っていて飽きることがないか
  • 人気の色を選ぶ際には黒と白ではどちらが良いのか
  • 車を買取りに出す場合に価格に差が生じるのか

ここからは、ボディカラーを選ぶのに迷った際に、チェックするべきポイントをたしかめていきましょう。

人気のボディカラー

購入したい車は決定しているが、ボディカラーを決めきれないという場合、その車種の人気のボディカラーをチェックしてみるといいでしょう。

将来的にその車を売却する際にも高値で取り扱われることが多いので、人気のボディカラーをしっかりと把握しておくと良いです。

人気のボディカラーの特徴としては、限定色やテレビで放送される広告に使われている色であることが多いです。そのような人気の色は当然売却する際にも高値で取り扱われるでしょう。

高価で売却できるボディカラー

車を売却する場合にも、ボディカラーで査定価格が変わることは珍しくありません。

生産台数で見比べてみると、白・黒・シルバーなどのシンプルな色が多く生産されていることが分かります。当然そのような人気の色は査定価格は高くなりがちです。

シンプルな色以外にも、車種ごとの人気の色や高く売却できる色があります。軽自動車は特にツートンカラーのような見た目が良いボディカラーが好まれます。セダン・商用バンなどは白・シルバーが人気です。

このような需要が高いようなボディカラーであれば、車の下取り価格にあまり影響が及ばないことが多いでしょう。

希少的なボディカラー

白や黒は世間での評価が高くなっていますが、なかでも希少カラーと称される色は高い値段で取引されていることが多くなっています。

希少カラーとはメタリック・パール塗装されたものを指します。このような特別なボディカラーは特に年齢の若い方に需要があるようです。

ボディカラーによる車内温度

車は構造的に外装と内装のすきまに層状の空気があるため、実際のところ黒い車でも、ボディ表面と車内を計測した温度差は発生しないようになっています。

白系統の車と比較すると黒系統の車の車内温度は、1°C〜5℃程度高くなることがあるようです。

真夏の焼けるような強い日差しの下に車を置きっぱなしにしておくと、白い車でも車内温度は50℃を超える場合もあるので、色による温度の差はそれほど大きくはないといえるでしょう。

ですので、熱を吸収しやすいかどうかは車の色を選ぶ際はあまり考慮しなくても良いと言えます。

シエンタのボディカラーは全14色!

コンパクトミニバンとして2003年に発売されたシエンタは、5ナンバーサイズでありながら、実際に利用する場合に価値があることから、子育て世代の興味が集まりました。

2010年8月にひとたび生産が取り止められましたが、2011年5月に再び販売が始まり、2015年7月に2代目シエンタが登場しました。

2015年にフルモデルチェンジした際、2色をひとまとまりにしたツートーンカラーも新しく登場しました。ツートーンカラーは単色よりも個性を効果的に表現できることからクローズアップされたのです。

ツートーンカラーは窓より上の部分が黒の色合いをしています。黒で強調されたボディー下部の色が全体をひきしめているため、自然な出来映えになっています。

1.ブラックマイカ

ブラックマイカは夜間の視認性は低下するものの、昼間は白色と同じくらい存在感があります。迫力のあるフロントフェイスと相まって力強いイメージの車に乗りたいという方におすすめです。

重々しく落ち着いている色から高級感を効果的に表現でき、流行に乗った落ち着いた雰囲気を与えられます。

マイカメタリックとなっているため、ソリッドの黒で傷や粉のような細かいちりも目につきにくいのでメンテナンス性は高いといえるでしょう。

黒は傷がつきやすくホコリがつくと際立って見えるといわれますが、洗車した時にきれいになったと感じやすい色になっています。

2.ホワイトパールクリスタルシャイン

ホワイトパールクリスタルシャインは真珠のような色で、他の色と比較しても目立つので、目立つ色の車に乗りたいという方におすすめです。

車・歩行者に注意を向けやすい色は、衝突事故の危険性を減らすことができます。多くの車が通りを行き交う道を頻繁に利用する人は、このボディカラーを選ぶといいでしょう。

ホワイトパールが、トヨタ車の中で特に人気が高いのは、調和がとれていて奥ゆかしさを感じられるだけではありません。

ホワイトパールはソリッドの白とは異なり、パールが成分として含まれていることで光り輝き、汚れた箇所が目につかないので、頻繁に洗車を行わなくても良いという点も人気である理由のうちのひとつだといえるでしょう。

3.エアーイエロー

シエンタのイメージといえばこの色でしょう。

街中の視線を集めるカラフルなエアーイエローは、2015年に新しく開発され付け加えられたボディカラーです。

活動的で気取らない印象を抱くエアーイエローは非常に目立ちます。雨が降っていて目で見通しにくくても、高い視認性で事故を回避しやすくなることは魅力のひとつでしょう。

エアーイエローはポップで通常のイエローとは違った配色で、抜群に目立つので乗るのが楽しく映えるカラーだと言えます。センターグリルメッキモールなどに配色されたブラックとも相性抜群で、ドライバーのセンスを認められることでしょう。

4.シルバーメタリック

全体的に躍動感のあるシルバーメタリックは、光沢がある色調が特徴で、なめらかな表面が光を受けて、心地よい輝きがあります。

傷や汚れた箇所が目立ちにくいため、配慮が細やかなメンテナンスがめんどうな人におすすめです。また、世代を問わず受け入れやすいボディカラーで、車の下取り価格が高くなりやすい利点もあります。

シエンタではセンターグリルメッキモール・フォグランプ周囲のフォルムが、シルバーメタリックとよく適合していることが分かります。

5.ヴィンテージブラウンパールクリスタルシャイン

ヴィンテージブラウンパールクリスタルシャインは、2005年に新しく追加された、落ち着きのある少しくすみがかった茶色で、飽きのこない色に仕上がっています。

パールが含まれているため、見る方向によって色の見え方が変化することが魅力的です。高品質な印象を抱かせる雰囲気もありますが、汚れた箇所はすぐに分かってしまうため、メンテナンスが必要です。

人気になりつつあるブラウン系とブラックのアクセントがかっちりした印象となっています。

6.スーパーホワイトII

車いす仕様車にのみ設定できるボディカラーのスーパーホワイトIIは、高級感のあるパールが含まれていないので、ホワイトパールクリスタルシャインとは違った印象を受けるでしょう。

スーパーホワイトIIはソリッドな白で、ホワイトパールクリスタルシャインよりも純粋に白い色調になっています。

傷や汚れが付着しやすいため、メンテナンスの時間を取ることが難しい人にはあまりお勧めできないかもしれません。

7.ベージュ

スモーキーで落ち着いた色合いのベージュは、シエンタをさらに愛らしく見せるボディカラーとしてクローズアップされました。

他メーカーの車ではなかなか目にしない、ユニークなボディカラーなので、好みは分かれるでしょう。

キャンプや遊びとよく合って、いかにもふさわしいカラーリングです。汚くなっても目立たず、アウトドアで利用することでさらに美しく見えるボディカラーが魅力です。

8.センシュアルレッドマイカ

センシュアル(sensual)とは「官能的」という意味合いで、奥深さが感じられる赤が、このボディカラーの魅力です。

深みのあるはっきりとした色彩は市街地の中を走っていても、視線を集めることでしょう。落ち着いたスタイリッシュな色ですが、派手であると感じる人もいるようです。

傷や汚れが目立ちやすいため、細かいところまで気を配ってメンテナンスできる人には適しています。また、好みが分かれるボディカラーなので、家族で利用する際は相談が必要になるでしょう。

9.アバンギャルドブロンズメタリック

アバンギャルドブロンズメタリックは、シルバーとは違い、じみであるが味わい深い色加減が特徴的で、2列シートの新しく追加されたグレード「FUNBASE G Cuero」で選ぶことが可能です。

落ち着いた雰囲気があるため、若い人より落ち着いた年代の人から注目を集めていて、渋いカラーが人気となっているようです。

10.ダークブルーマイカメタリック

はっきりとした色合いですが、主張しすぎないところが特徴的な色です。個性を出したいけれど奇抜すぎる色は選びたくないという方にうってつけです。

車いす仕様車でも選択することが可能です。ダークブルーマイカは陽の当たり方によって別の色合いになるため、見るごとにその印象は変わるでしょう。

色鮮やかながら深みのあるブルーが特徴のカラーリングで、マイカメタリックの艶や光沢がクールな人気のボディカラーです。

11.グレイッシュブルー

特別仕様車である「Sefety Edition II」に設定されているボディカラーのグレイッシュブルーは、他のグレードにはない色として注目が集まりました。

室内は黒をメインカラーとした重厚感のある内装でまとめられ、流行に乗っています。他の人とは異なったボディカラーを選びたい人におすすめです。

一気にアウトドア感が増すグレイッシュブルーは、目立つが主張し過ぎない色として最近人気のボディーカラーとなっています。

12.センシュアルレッドマイカ×ブラックマイカ

センシュアルレッドマイカとブラックマイカとのツートーンカラーで、

赤と黒とを取り合わせて、大人な印象を受けます。

黒が含まれていることで落ち着きのある雰囲気を与えるため、赤だけでは明るく派手で苦手という人にもおすすめできる組み合わせです。

13.ベージュ×ブラックマイカ

FUNBASE専用のベージュとブラックマイカのツートーンカラーは、上部に黒がアクセントとして加わることでモノトーンのベージュよりも落ち着いた印象になっています。

色彩が華やかで人目をひくことはありませんが、ベージュの車は普通とは違っていて目新しいです。飽きにくいボディカラーなので長く乗り続けたい人にもおすすめのツートーンカラーです。

14.エアーイエロー×ブラックマイカ

シエンタの代表色ともいえるエアーイエローとブラックマイカのツートンカラーは、黒が含まれることで、派手なだけではなく落ち着いた雰囲気を持つ印象になっています。

エアーイエローを選択したいけど、色彩が華やかすぎると感じてしまう方におすすめできる組み合わせです。シエンタを購入するならエアーイエローという方におすすめです。

ボディカラーによるオプション価格

全14色をみてきましたが、追加料金が必要なカラーがあるので最後に価格をたしかめておきましょう。

ボディカラー 追加料金
ブラックマイカ 0円
ホワイトパールクリスタルシャイン 33,000円
エアーイエロー 0円
シルバーメタリック 0円
ヴィンテージブラウンパールクリスタルシャイン 33,000円
スーパーホワイトII 0円
ベージュ 0円
センシュアルレッドマイカ 33,000円
アバンギャルドブロンズメタリック 0円
ダークブルーマイカメタリック 0円
グレイッシュブルー 0円
センシュアルレッドマイカ×ブラックマイカ 77,000円
ベージュ×ブラックマイカ 55,000円
エアーイエロー×ブラックマイカ 55,000円

シエンタの内装カラーは?

シエンタの内装カラーは、ブラックとフロマージュ×ダークブラウンから選ぶことが可能です。この組み合わせはグレードにより4パターンが存在します。

それぞれの色にはどのような特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。

標準設定のブラック×ブラック

ブラック×ブラックはシートの表皮が合成皮革×スエード調になっています。2本の糸で縫製されたステッチが単調な印象を強め、より印象に残る内装になります。

シートは腰を下ろす部分と背もの面がブラウンになっていて、穏やかな雰囲気が特徴です。ダッシュボードには差し色にオレンジを使っていて、助手席側のアッパーボックスの蓋から顔をのぞかせているのが非常におしゃれです。

汚れた箇所が目につきにくいため、子供を育てている家族におすすめです。インストルメントパネルも黒でガラスへの映り込みもありません。

上級ファブリックのブラック×ブラック

シートに上級ファブリックが使用されたブラック×ブラックは、インストルメントパネルもシートの腰を下ろす部分も黒で重厚感のあるデザインが特徴的です。

ステアリングホイールはサテンメッキで美しく装飾されており、シフトノブはピアノブラックで高級感のある印象を抱かせるでしょう。

フロマージュ×ダークブラウン

フロマージュ×ダークブラウンはインストルメントパネル下部・ドア側パネル・ラゲージスペース壁面がすべてフロマージュカラーでまとめられました。室内空間の色が華やかで開放的な印象となっています。

アームレストとシートにブラウンの上級ファブリックが差し色として使われ、シートの腰を下ろす部分はブラウンとなっているため、汚れることが気になってしまう人でも安心して選べるカラーです。

フロマージュ×フロマージュ

腰を下ろす部分が明るくなっています。室内空間に余裕があるので、暑い季節であっても蒸し暑くなりにくく、さらにさわやかなファブリックシートでべたつきません。

汚れの種類によってはブラックよりも目立ってしまうこともあるので、汚れが気になる方は別にカバーを取り付けたほうがいいでしょう。

グレード別内装色のまとめ

シエンタのグレード別内装色をまとめ上げました。ボディカラーのみではなく、内装色についてもこだわりがある方は、内装にも気にかけてみてください。

グレード 内装色 シート表皮
トリム シート
3列 G Cuero ブラック ブラック 合成皮革Xスエード調
(Wステッチ)
G ブラック ブラック 上級ファブリック
フロマージュ ダークブラウン
X ブラック ブラック ファブリック
2列 FUNBASE G ブラック ブラック 上級ファブリック
FUNBASE X ブラック ブラック ファブリック
車いす G ブラック ブラック 上級ファブリック
フロマージュ ダークブラウン
X ブラック ブラック ファブリック
フロマージュ フロマージュ

ボディカラーによっては選択できない内装色もあります。フロマージュ×ダークブラウン・フロマージュ×フロマージュはメーカーオプションです。

パールとマイカとメタリックの違いとは?

ボディカラーを選ぶ際に、違いがよくわかりにくいのがパール、マイカ、メタリックです。

光り輝いている塗装であるということは分かると思うのですが、何が違っているのかを確認しておきましょう。

メタリックは色を決定する塗料のほかに、光り輝かせるための光輝材が混ぜ合わされています。この混ぜられている光輝材によって名称が変わります。

パールは光り輝いていて、パールと名付けられましたが、実際に使われている光輝材はマイカ(雲母)です。つまり、パールとマイカは同一の塗料ということになります。

ボディカラー 光輝材
メタリック アルミニウム
マイカ マイカ(雲母)
パール マイカ(雲母)

これらの色はオプション料金となっている場合が多いです。その理由は塗装を進めていく順序にあります。

オプションで追加料金が必要となるボディカラーの大部分は、追加料金の必要が無いボディカラーと比較すると塗装が繰り返し行われていることが多いです。

ソリッドカラーとメタリックカラーの場合で、塗膜は次のようになっています。

ソリッド メタリック マイカ
上塗り3層目 クリアー
上塗り2層目 クリアー マイカ
上塗り1層目 ベースカラー
中塗り 中塗り塗料
下塗り 電着下地塗料

メーカーによって異なることはありますが、大体のところ上記のような順序で塗装していきます。多くの塗装が必要なマイカには追加料金が必要になるのです。

シエンタとはどのような車?

シエンタは豊富なカラーバリエーションだけではなく、広く感じられる室内空間・荷物を収容するスペースなどの機能性も高く評価されています。

色だけでなく機能性からも車を選びたいという方のために機能性の要点を説明していきます。

乗り降りしやすい低床フロアー

シエンタは地面からの高さが330mm(4WD:350mm)と床面を低く作られているのが特徴で、乗車する際の高低差がありません。

2列目のシート周辺には乗降する時に使えるアシストグリップがあるので、子どもや歳をとった方でも安心して乗り降りすることができるのです。

3列目のシートに乗車する場合は、2列目のシートを折り重ねて小さくして乗車口を大きくすることも可能で、外出する人数が多い時に役立ちます。

たっぷり荷物を載せられるラゲージスペース

ラゲージスペースの全高は、2列シートの場合は1,070mm、3列シートの場合は1,085mmで、ラゲージスペースの全幅は1,260mmです。

シートを収納するとラゲージスペースを広げることが可能です。全長が2列目シートの場合は2,065mm、3列シートの場合は1,430mmと余裕をもってスペースを利用することができます。

ベビーカーや自転車も直立させた状態で積み載せることが可能です。また、オプションのボード・バー・ネットなどを効果的に利用すれば、荷物が多くてもきちんと整えられるのです。

抑えられるランニングコスト

毎年支払わなければならない自動車税は排気量によって異なります。1,500ccを超えると税金の額は上がります。

しかし、シエンタはすべてのグレードの排気量が1,496ccであるため、1,500ccの車と排気量はそこまで変わりませんが、自動車税を抑えることができます。

最大で7人が乗車できる車は3ナンバーが多く、車両本体価格も高くなりますが、5ナンバーのシエンタは維持費も抑えられます。

長期間乗っていくのであれば、維持費が安く済むのもうれしいポイントだといえるでしょう。

まとめ

車を購入する時にボディカラーは一番最初に検討する部分になると思います。

ボディカラーによってメンテナンスの頻度が異なる場合もあります。黒だと汚れが落ちにくかったり、白は水垢が目立ちやすかったりとあらかじめ考えておきたいところです。

新車で購入する際の追加料金が必要となるボディカラーも存在しますが、どうせなら自分の乗りたい色の車に乗るのが一番いいです。自分の好きな色を選ぶことで毎日のドライブも楽しくなることでしょう。