トヨタヤリス

1999年の発売以来、長きに渡り愛されてきた「ヴィッツ」の後継車として2020年2月に登場した「ヤリス」。

コンパクトで使い勝手の良いサイズ感、充実した安全性能が人気となり、一般社団法人 日本自動車販売協会連合会によると、2021年1月~6月には、売上ランキングでヤリスが1位を獲得しました。
*一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(http://www.jada.or.jp/data/month/m-brand-ranking/

多くの人に愛される「ヤリス」には「X」・「G」・「Z」の3グレードが設定されており、エンジンは1.5L・1.0Lガソリン車、ハイブリッド車から選択が可能です。(※1.0Lエンジン搭載車は「Z」グレードの設定なし)

「ヤリスを購入したいけれど、グレードごとにどんな違いがあるのか、どれを選べばいいか分からない」という方もいるでしょう。本記事ではそんな方の疑問にお答えするべく、ヤリスのグレード別の特徴やおすすめのグレードをご紹介します。

同じ車種といえど、グレードが異なるだけで見た目や機能に大きな差が生まれますので、自分に合ったグレードを見つける参考にしてください。

グレード別特徴

ヤリスの各グレードには次のような特徴があります。

ヤリスの各グレードの特徴
・装備を少なくし低価格を実現したエントリーモデルの「Bパッケージ」
・低価格ながら安全装備が充実した「X」
・メーカーオプションが豊富で自分好みにカスタマイズできる「G」
・充実装備でスタイリッシュな見た目の最上級グレード「Z」

ここからは、それぞれの特徴について詳しくご紹介します。

低価格のエントリーモデル「Bパッケージ」

【B】 燃費(WLTCモード) 価格
1.0L(2WD)ガソリン車 20.2km/L ¥1,395,000

Bパッケージは装備を最小限にすることで車両本体価格が140万円を切る低価格を実現したエントリーモデルで、1.0Lガソリン車(2WD)にのみ設定があります。

価格が安い分、歩行者検知や、走行時にステアリング操作の支援をしてくれる斜線逸脱防止機能(LTA)など先進の安全技術が含まれる「Toyota Safety Sense」は搭載がなく、メーカーオプションで後付けすることもできません。

またLEDヘッドライトなど人気装備のメーカーオプションも設定がないため、「安全装備にこだわりたい」「クルマを自分好みにカスタムしたい」という方は、安全装備が充実した「X」以上か、メーカーオプションの設定が豊富な上級グレードの「G」以上を選んだほうが良いでしょう。

装備や車内の充実といった面で見ると物足り差を感じる方もいるかもしれませんが、Bパッケージはこの価格でWLTCモードで20.2km/ℓの燃費を実現。

さらにヤリスは、”Bパッケージ”を含めた全グレードにスマートフォンと接続が可能なディスプレイオーディオを搭載されており、通常の使用に支障はありません。

そのため現在は、業務用やレンタカー用として多く利用されています。

安全装備が充実のベーシックグレード「X」

【X】 燃費(WLTCモード) 価格
1.0L(2WD)ガソリン車 20.2km/L ¥1,455,000
1.5L(2WD)6MTガソリン車 19.6km/L ¥1,543,000
1.5L(2WD)ガソリン車 21.6km/L ¥1,598,000
1.5L(4WD)ガソリン車 19.2km /L ¥1,831,000
1.5L(2WD)ハイブリッド車 36.0km/L ¥1,998,000
1.5L(4WD)ハイブリッド車 30.2km/L ¥2,241,000

「X」はヤリスのベーシックグレードという位置づけではありますが、最新の予防安全技術「Toyota Safety Sense」を標準搭載したグレードです。

スマホと連携できるAppleCarPlay・AndroidAutoが搭載されたディスプレイオーディオも搭載されているため、元々の装備だけでも十分、安心・安全で楽しいカーライフを楽しむことができるグレードとなっています。

しかし、上級グレードと比べると自分好みにカスタムできる幅が少なく、次のメーカーオプションはハイブリッド車・ガソリン車ともに「X」に取り付けることができません。

  • 15インチアルミホイール
  • LEDヘッドランプ
  • トヨタチームメイト
  • デジタルメーター
  • シートヒーター
  • ナノイーX

*上記は取り付けができないメーカーオプションの一例となります。

「X」は、標準搭載された装備だけで、快適に使用することができるグレードです。

しかし、「見た目をよりスタイリッシュにしたい」「取り付けたいオプションがある」という方は、オプション設定が豊富な「G」以上を選ぶことをおすすめします。

メーカーオプションが豊富な上級グレード「G」

【G】 燃費(WLTCモード) 価格
1.0L(2WD)ガソリン車 20.2km/L ¥1,630,000
1.5L(2WD)6MTガソリン車 19.6km/L ¥1,718,000
1.5L(2WD)ガソリン車 21.4km/L ¥1,773,000
1.5L(4WD)ガソリン車 19.2km/l ¥1,971,000
1.5L(2WD)ハイブリッド車 35.8km/L ¥2,130,000
1.5L(4WD)ハイブリッド車 30.2km/L ¥2,338,000

「G」はヤリスの上級モデルに当たるグレードです。

このグレードには、「Toyota Safety Sense」を初めとする安全装備はもちろん、スーパーUVカット・赤外線カット機能付きのフロントドアガラスが標準装備。

スーパーUVカットは99%以上の紫外線をカットしてくれるため、日差しが気になる夏の運転も安心です。

またディスプレイオーディオは「X」よりサイズの大きい8インチディスプレイを搭載しています。

大型画面は視認性や操作性が良く、AppleCarPlayやAndroidAutoでスマートフォンを接続すれば、まるでスマホを操作するかのように簡単に使用することが可能です。

「X」は、装備充実度の高さはもちろん、メーカーオプション設定が豊富という特徴も。

アルミホイールやLEDランプ、シートやシートヒーターなどに変更することができるため、見た目や機能を自分好みにカスタマイズすることができます。

車の乗り降りの際に足を広げにくいスカートや着物を着用する女性にとって非常に便利な機能なので、「ターンチルトシートを取り付けたい!」という方は、「G」もしくは「X」を選ぶことをおすすめします。

見た目も機能も充実!最上級グレードの「Z」

【Z】 燃費(WLTCモード) 価格
1.5L(2WD)6MTガソリン車 19.6km/L ¥1,888,000
1.5L(2WD)ガソリン車 21.6km/L ¥1,971,000
1.5L(4WD)ガソリン車 19.2km/L ¥2,169,000
1.5L(2WD)ハイブリッド車 35.4km/L ¥2,324,000
1.5L(4WD)ハイブリッド車 30.2km/L ¥2,522,000

「Z」はヤリスの最上級グレードです。

ブラック塗装のフロントグリル、サテンクロムのドアベルトモールディング、大型のリヤルーフスポイラーが標準装備されており、見た目も他のグレードよりもスタイリッシュにまとまっています。

もちろん上質なのはエクステリアだけではありません。ヤリスグレードの中で唯一「Z」には、メーカーオプションとしてカラーヘッドアップディスプレイの取り付けが可能です。

カラーヘッドアップディスプレイは、車速などの情報をフロントガラスに表示させ、運転者の視界移動を減らすことで安全を確保する機能ですが、安全だけでなく、見た目のかっこよさも格段に上がります。

また「助手席シートバックポケット」や「シートアンダートレイ」が標準装備されているため、車内の収納に困ることもないでしょう。

ただしヤリスで人気の「ターンチルトシート」は「Z」に取り付けることができません。そのためこのオプションを取り付けたい方は、設定がある「X」もしくは「G」を選択してください。

また荷物を助手席に置いていたら、ブレーキをかけた際に荷物が滑り落ちてしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。

ヤリス「Z」では、そのような荷物のズレを防ぐ「買い物アシストシート」を標準搭載しています。

空気をキレイに保つ「ナノイーX」も標準装備。ナノイーは菌やウイルスの除去にも効果があるので、クリーンな空気の車内でドライブを楽しみたいという方におすすめです。

このように「Z」は、基本的な安全技術や機能はもちろん、より快適なカーライフを楽しむための装備が詰まったグレードとなっています。

気になる方はぜひ一度、試乗や見積もりを試してみてください。

先進の安全予防技術「Toyota Safety Sense」

車の事故で誰かを傷つけたり、傷つけられることは誰もが避けたいものです。
安心して車を使うために、新車を選ぶ際には「安全性能が充実しているか」を重視する方も多いのではないでしょうか。

ヤリスには、”Bパッケージ”を除く全グレードに「Toyota Safety Sense」が搭載されています。

「Toyota Safety Sense」は、最新の予防安全技術のことですが、「名前は聞いたことがあるけれど、具体的にどんな機能なのか分からない」という方もいるでしょう。

ここからはそんな方に向けて、ヤリスに搭載されている5つの予防安全技術をご紹介します。

搭載されている「Toyota Safety Sense」は以下の通りです
  1. プリクラッシュセーフティ
  2. レーントレーシングアシスト
  3. レーダークルーズコントロール
  4. オートマチックハイビーム
  5. ロードサインアシスト

自動ブレーキで衝突を回避「プリクラッシュセーフティ」

プリクラッシュセーフティはカメラとレーダーからの情報を利用し、ブレーキ操作をアシストするもので、万が一衝突してしまった際の被害を軽減する機能です。

ヤリスには歩行者や自転車を検知する機能も搭載されているため、万が一運転中に危険があっても事故を未然に防ぐことができます。

【搭載グレード】
「Z」・「G」・「X」

車線中央を走行するようサポート「レーントレーシングアシスト」

長時間の高速道路走行でついウトウトしてしまったという経験がある人もいるでしょう。

レーントレーシングアシストはそんな危険なシーンに対応してくれる技術です。

この機能では、走行レーンの中央を走るようハンドル操作をサポートし、ふらつきやはみ出しを検知すれば音と表示で運転手に危険を知らせてくれます。

また先行車に追従する機能も搭載されていますので、車線がなかったり、見えにくい道路でも安心です。

【搭載グレード】
「Z」・「G」・「X」
※「X」1.0L(2WD)ガソリン車には車線検知のみの「レーンディパーチャーアラート」が搭載

適切な車間距離を自動で確保「レーダークルーズコントロール(全社追従機能付き)」

レーダークルーズコントロールは先行車と先行車までの距離を検知し、速度調整を行ってくれる機能です。

渋滞時など低速走行が続く際には、ブレーキとアクセルの回数が増え、速度調整や適度な車間距離の確保が難しくなります。

この機能では車間距離を保ったまま追従するだけでなく、先行車が停止すれば自動で停止まで行ってくれるため、衝突のリスクを軽減することが可能です。

【搭載グレード】
「Z」・「G」・「X」
※6MT車は「レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付き)」が搭載

ロービーム・ハイビームを自動切換え「オートマチックハイビーム」

オートマチックハイビームとは、夜間の走行時にハイビームとロービームを自動的に切り替えてくれる機能のことです。

運転者自らが切り替えを行っていると、本来はハイビームにした方が良い場面でもロービームのまま走行を続け、歩行者や障害物の発見が遅れてしまう危険性も。

この機能を使えば、適切なタイミングでライトの切り替えを行ってくれるため、視界が悪い夜でも安心して走行することができます。

また先行車や対向車も検知し切り替えを行うため、周りの車に迷惑をかける心配もありません。

【搭載グレード】
「Z」・「G」・「X」

標識の見落としを防止「ロードサインアシスト」

ロードサインアシストは、標識を検知し表示してくれる機能です。

夜間や初めての道を走行する際には、つい標識を見落としてしまうということがあるかもしれませんが、このような見落としが事故の原因となることもあります。

Toyota Safety Senseに搭載されているロードアシストなら、マルチインフォメーションディスプレーに検知した標識を表示。さらに速度をオーバーしている場合には点滅などで運転手に危険を知らせてくれます。

まとめ

燃費が良く、コンパクトながらキビキビとした走りを楽しむことができると人気の「ヤリス」には、「Z」・「G」・「X」の3グレードと、エントリーモデル「X”Bパッケージ”」が用意されています。

ヤリスのグレードにはそれぞれに特徴や良さがあります。素敵なカーライフを送るためにも、ぜひ自分に合ったグレードを探す参考にしてください。