ランドクルーザープラドは、1990年にトヨタから販売されたSUV車です。ランドクルーザーシリーズの中でもオフロード向けの車で、プラドの愛称で親しまれています。
プラドの前身、ランドクルーザーワゴンは先進的な一面を持っていたもののパワーに欠け、デザインも武骨で販売数も伸びませんでした。
マイナーチェンジしプラドに生まれ変わったランドクルーザーは、ワゴンの不評を活かし、デザインの変更やパワーアップをはかりました。その結果、現在では人気モデルの仲間入りを果たしています。
そんなランドクルーザープラドにはさまざまなグレードが存在し、どのグレードが自分に合っているのかわからず困っている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事ではランドクルーザープラドのグレードに関して解説していきます。ランドクルーザープラドにどのようなグレードがあるのかが分からない方や、自分に合うグレードが分からないという方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
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目次
ランドクルーザー プラドってどんな車?
ランドクルーザープラドは、1990年にトヨタから販売されました。オンロード・オフロード性能があり、どんな道でも楽々走行可能です。
大自然の中でも都会でも目を奪われるようなフォルムが特徴です。剛健性があり、室内は守られているかのような安心感があります。
座席を折りたたんでスペースを作れば、大きな荷物も収納可能です。広々とした空間になるので、くつろぐスペースとしても使用できます。
また、最新のテクノロジーを搭載し安全性能にもこだわりました。ランドクルーザープラドは走行性能に加えて、安心安全に運転できる車を追求しています。
ランドクルーザー プラドの基本情報は以下の通りです。
グレード | 価格 | 乗車人数 | サイズ(全長×全幅×全高) | 燃費 | ホイールベース |
特別仕様車 TX“Lパッケージ・Matt Black Edition” 2.8L クリーンディーゼル | 5,118,000円 | 7人 | 4,825mm×1,885mm×1,850mm | 11.2
km/L |
2,790mm |
特別仕様車 TX“Lパッケージ・Matt Black Edition” 2.8L クリーンディーゼル | 4,960,000円 | 5人乗り | 4,825mm×1,885mm×1,850mm | 11.2
km/L |
2,790mm |
特別仕様車 TX“Lパッケージ・Matt Black Edition” 2.7L ガソリン | 4,458,000円 | 7人乗り | 4,825mm×1,885mm×1,850mm | 8.3
km/L |
2,790mm |
特別仕様車 TX“Lパッケージ・Matt Black Edition” 2.7L ガソリン | 4,300,000円 | 5人乗り | 4,825mm×1,885mm×1,850mm | 8.3
km/L |
2,790mm |
TX“Lパッケージ” 2.7L ガソリン | 4,337,000円 | 7人乗り | 4,825mm×1,885mm×1,850mm | 8.3
km/L |
2,790mm |
TX“Lパッケージ” 2.7L ガソリン | 4,179,000円 | 5人乗り | 4,825mm×1,885mm×1,850mm | 8.3
km/L |
2,790mm |
TX 2.7L ガソリン | 3,834,000円 | 7人乗り | 4,825mm×1,885mm×1,850mm | 8.3
km/L |
2,790mm |
TX 2.7L ガソリン | 3,676,000円 | 5人乗り | 4,825mm×1,885mm×1,850mm | 8.3
km/L |
2,790mm |
TZ-G 2.8L クリーンディーゼル | 5,543,000円 | 7人乗り | 4,825mm×1,885mm×1,835mm | 11.2
km/L |
2,790mm |
TX“Lパッケージ” 2.8L クリーンディーゼル | 4,997,000円 | 7人乗り | 4,825mm×1,885mm×1,850mm | 11.2
km/L |
2,790mm |
TX“Lパッケージ” 2.8L クリーンディーゼル | 4,839,000円 | 5人乗り | 4,825mm×1,885mm×1,850mm | 11.2
km/L |
2,790mm |
TX 2.8L クリーンディーゼル | 4,488,000
円 |
7人乗り | 4,825mm×1,885mm×1,850mm | 11.2
km/L |
2,790mm |
TX 2.8L クリーンディーゼル | 4,330,000
円 |
5人乗り | 4,825mm×1,885mm×1,850mm | 11.2
km/L |
2,790mm |
ランドクルーザー プラドのグレード構成
ランドクルーザープラドのグレードは以下の4種類です。
- TX
- TX“Lパッケージ”
- TZ-G
- TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”
ランドクルーザープラドのグレードは一見種類が多く見えますが、ガソリン車・ディーゼル車、5人乗り・7人乗りがそれぞれあるだけで、グレードの構成はシンプルです。
グレードの種類が多いとどれを選んだらいいのか迷ってしまいますが、ランドクルーザープラドにその心配はありません。それぞれのグレードに5人乗りと7人乗りの車種がありますが、TZ-Gは7人乗りしかないので気を付けてください。
また、TZ-Gはディーゼル車のみとなります。特別仕様車 TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”は、2022年8月に発売された新しいグレードです。
ランドクルーザー プラドのグレード別の特徴
前述の通り、ランドクルーザープラドのグレードは全部で4種類あります。
グレードは以下の通りです。
- エントリーモデルの「TX」
- オプションが充実している「TX“Lパッケージ”」
- 走行性能が優れている「TZ-G」
- 特別仕様車の「TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”」
ここからは、各グレードの特徴について紹介していきます。
TX|シンプルな標準装備
TXの主な特徴は以下の通りです。
- オーソドックスな装備
- 花粉除去対応のオートエアコン搭載
- シンプルなインテリア
まずは外観について紹介していきます。
TXで標準装備されているホイールは17インチのシルバーメタリック塗装のアルミホイールです。
ワイパーには時間調整式ワイパーが搭載されています。時間調整式ワイパーとは、ワイパーの速さを自分の好みに調整できるワイパーです。
ドアミラーはほかのグレードと見た目は変わりませんが、電動格納式となっています。モーターが内蔵されており、運転席にあるスイッチを押すだけで収納可能です。
そのほか、LEDヘッドライトやLEDフォグランプ・サイドターンランプ・防眩インナーミラーなど、基本的なものは装備されています。
次はインテリアや内装について紹介していきます。
ステアリングはウレタンステアリング、シート生地はファブリック・インナードアハンドルはブラックです。この3点はほかのグレードと違う装備になっています。
TXは、クリーンエアフィルター付き左右独立温度コントロールフルオートエアコンを搭載しています。花粉除去対応になっているので、花粉症の方も安心です。
走行性能は基本的なものしか標準装備されていないため、性能を上げたい方はオプションを利用しましょう。
TX“Lパッケージ”|インテリアが充実
TX“Lパッケージ”の主な特徴は以下の通りです。
- TXよりもワンランク上の装備
- 花粉除去対応のオートエアコン搭載
- TXよりも質がいいインテリア
TX“Lパッケージ”で標準装備されているホイールは、TXと同じ17インチのシルバーメタリック塗装のアルミホイールです。
ワイパーには雨滴感知式を搭載しました。フロントガラスに水滴が付くと、センサーが感知し自動的にワイパーが作動します。
ドアミラーにはリバース連動機能付きオート電動格納式ミラーを採用しました。シフトレバーをRにすると、助手席側のドアミラーが下に動き、リアタイヤ付近を見やすくしてくれます。また、ドアのロック・アンロックに連動し、自動でミラーが格納・復帰するため、乗降時にいちいちミラーを操作する手間がいりません。
ステアリング・シフトノブ・パーキングブレーキレバーは本革巻きになっています。シートは本革の快適温熱シートとなり、運転席と助手席にはシートベンチレーション機能を搭載しました。快適温熱シートは、負担がかかりやすい肩や腰を効率的に温め、寒い時期の走行も快適にしてくれるシートです。
シートベンチレーションは、背もたれと座面の間に風を送ることで、暑い時期の体温管理をしやすくしてくれます。クーラーの風に直接当たるのが苦手だという方にもぴったりな装備です。
センタークラスターサイドニーパッドは本革にステッチが付いています。また、インナードアハンドルはTXと違いシルバーです。
走行性能はTXと同じで、基本的なものしか標準装備されていないため、性能を上げたい方はオプションを利用してください。
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TZ-G|走行性能がワンランク上
TZ-Gの主な特徴は以下の通りです。
- TX・TX“Lパッケージ”よりもワンランク上の走行性能
- 花粉除去対応のオートエアコン搭載
- TXよりも質がいいインテリア
TZ-Gで標準装備されているホイールは、19インチの切削光輝+ダークグレーメタリックのアルミホイールです。
ワイパー・ドアミラーはTX“Lパッケージ”と同じ装備を搭載しています。
ステアリングホイールは本木目+本革巻きになっており、シフトノブ・パーキングブレーキレバーはTX“Lパッケージ”と同じ本革巻きです。
シートはTX“Lパッケージ”と同じ本革シートで、パワーシートや快適温熱シート+シートベンチレーション機能を搭載しています。
上記2つのグレードと違い、インパネの真ん中に位置する、センタークラスターパネルには金属調ヘアラインが施されます。センタークラスターサイドニーパッドは本革+ステッチ付きです。インナードアハンドルはTX“Lパッケージ”と同じシルバー塗装されています。
TZ-Gには、クリアランスソナー&バックソナーが標準装備されており、駐車時に起こる接触や衝突被害をサポートしてくれます。
そのほかにも 上記2つのグレードには装備されていなかったAVS&リア電子制御エアサスペンション(パワーステアリング連動)・KDSS(キネティックダイナミックサスペンションシステム)・ドライブモードセレクト(COMFORT/ECO/NORMAL/SPORT S/SPORT S+)・リアLSDなどを標準装備しています。走行性能の質が上がったグレードです。
TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”|マットブラックを基調とした特別仕様車
TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”の主な特徴は以下の通りです。
- TX“Lパッケージに相当する装備
- 花粉除去対応のオートエアコン搭載
- マットブラック塗装をした個性的なインテリア
2022年8月に販売された、一番新しいグレードです。TXをベースにしていますが、TX“Lパッケージに相当する装備を備えています。
ほかのグレードと違う点は、フロントのラジエーターグリルとグリルインナーバー・ヘッドランプガーニッシュ・専用フォグランプベゼル・アルミホイール・バックドアガーニッシュ・サイドターンランプ付電動格納式リモコンドアミラーがマットブラックに統一されている点です。
また、LEDヘッドランプ(オートレベリング機構付)はブラックエクステンション、LEDフロントフォグランプには専用フォグランプベゼル、ルーフレールにはブラックを採用しました。
全体的にマットブラックを基調としたデザインになっている個性的なグレードです。ボディカラーはホワイトパールクリスタルシャイン・ブラック・アティチュードブラックマイカ・レッドマイカメタリック・アバンギャルドブロンズメタリックの全5色です。
TXのホイールは17インチでしたが、TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”は18インチにサイズアップしています。
各グレードでおすすめな方とは?
ランドクルーザープラドはグレードによって、標準装備やオプション装備・カラーなどが異なります。自分に合ったグレードがわからないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、ランドクルーザープラドの各グレードごとに、どのような方がおすすめなのかを解説します。
TXがおすすめなのはどんな人?
TXグレードがおすすめの方は以下の通りです。
- シンプルな装備で満足の方
- なるべく価格を抑えたい方
- 高級感よりも武骨さが好きな方
ランドクルーザープラドのTXは、もっとも低価格なモデルなので、なるべく価格を抑えたいという方におすすめです。
装備に物足りなさを感じるものの、基本的なものは装備されているので、シンプルな装備で満足できる方にもぴったりです。
ガソリン車とディーゼル車では、ガソリン車の方が低価格です。ディーゼル車はガソリン車よりも実燃費がいいといわれており、上り坂や渋滞でも楽々走行できます。しかし、音がうるさいので、静音性を求める方はガソリン車がおすすめです。
ただし、オプションで上位グレードと同じ装備にすることはできないので気を付けてください。高級感よりもワイルドなデザインがいい方はTXが向いています。
安全性能に関しては、全グレードで同じものが装備されています。
TX“Lパッケージ”がおすすめなのはどんな人?
TX“Lパッケージ”グレードがおすすめの方は以下の通りです。
- 走行性能はTXで満足だけど、装備に物足りなさを感じる方
- インテリアにこだわりたい方
ランドクルーザープラドで一番人気のあるグレードです。TXとTX“Lパッケージ”の違いは、なんといってもインテリアの質感です。TX“Lパッケージ”は各所に本革が使われており、高級感が感じられるデザインになっています。
TXのインテリアに物足りなさを感じた方におすすめです。
また、TXとは違い19インチのアルミホイールや、ブラインドスポットモニター+リヤクロストラフィックアラートがオプションで付けられるので、予算次第ではもっと快適かつ豪華な装備にすることができるでしょう。
TZ-Gがおすすめなのはどんな人?
TZ-Gグレードがおすすめの方は以下の通りです。
- 走行性能の良さを求める方
- 性能も装備も豪華にしたい方
- 悪路を走行する方
TX“Lパッケージ”の豪華な装備に、走行性能もプラスされたのがTZ-Gです。走行性能にこだわりたい方は、TZ-Gの購入を検討してみましょう。
走行環境に合わせて減衰力を制御するサスペンションシステムや、スイッチ操作で3つの車高から選べるシステムを標準装備しています。
リアのトルセンLSDやドライブモードセレクトが装備されているのはTZ-Gのみです。マルチテレインセレクトとクロールコントロールを組み合わせたオプションをつければ、さらに走行性能を高められます。
TZ-Gは一般道はもちろん、悪路での快適な走行を突き詰めたグレードといえるでしょう。アウトドアに行くのが趣味な方にもおすすめです。
TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”がおすすめなのはどんな人?
TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”グレードがおすすめの方は以下の通りです。
- 特別感が欲しい方
- 個性的な車が欲しい方
TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”は特別仕様車です。特別仕様車は、装備をメーカーがカスタマイズしており、標準装備にはない個性が魅力です。このプレミアム感は特別仕様車でしか味わえません。特別感がありながら価格を抑えているのもポイントです。
マットブラックという専用カラーはこのグレードでしか楽しめず、愛着も沸くことでしょう。安全性能もほかのグレードと同様のものが装備されていて安心です。
特別仕様車は期間や台数が限られている場合がほとんどですので、気になる方は早めにチェックしておくことをおすすめします。
まとめ
本記事では、ランドクルーザープラドのグレードについて解説してきました。ランドクルーザープラドは、グレードによって標準装備やインテリア・走行性能・付けられるオプションに違いがあります。
シンプルな装備で十分な方は、一番安価なTXを、インテリアに高級感を求める方はTX“Lパッケージ”を選びましょう。また、TX“Lパッケージ”と同等のインテリアに走行性能の良さを加えたい方はTZ-Gが、プレミアム感が欲しい方は特別仕様車のTX“Lパッケージ・Matt Black Edition”がおすすめです。
とはいえ、ランドクルーザープラドは基本的な性能がそもそも優れています。廉価グレードでも十分ドライブを楽しむことができます。自身の好みや予算に合ったグレードを選びましょう。
本記事を読んでランドクルーザープラドに興味を持った方は、ぜひ一度横浜トヨペットで試乗してみてください。
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