1966年に初代が販売され、その後50年以上にわたって幅広い支持を得ているカローラシリーズ。全世界での累計販売台数は、5,000万台以上となっています。

カローラシリーズですが、2022年に人と時代・社会に合わせてセダンの「カローラ」・コンパクトの「カローラスポーツ」・ワゴンの「カローラツーリング」・SUVの「カローラクロス」・スポーツの「GRカローラ」の5つのスタイルに進化しました。

このように新しくなったカローラシリーズですが、やはり人気はセダンの「カローラ」なのではないでしょうか。

低重心で安定性が高く、運転しやすい車として定評があります。また、トヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準装備しているため、安全性が高いことも魅力のひとつです。さらに、室内空間も広々としており、ラゲージも広く確保されています。

このように魅力のある車であるため、購入を考えている人も多いかと思います。車を選ぶポイントとして、やはりサイズは気になるところです。

そこで本記事では、カローラのサイズ(高さ・長さ・横幅)や、室内環境の特徴・駐車場に入ることができるのか・先代カローラとのサイズの違いなどについて、詳しく紹介していきます。

カローラを購入しようか迷っているという方はぜひ本記事を参考にしてみてください。

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目次

カローラのサイズについて

カローラのサイズは以下の通りです。

カローラ
全長
4,495mm
ホイールベース
2,640mm
全高
1,435mm
最低地上高
130mm
全幅(横幅)
1,745mm
最小回転半径
5.3m
室内長・室内幅・室内高
1,830mm×1,510mm×1,160mm
荷室サイズ
429L
タイヤのサイズ
(グレード別のタイヤサイズ)
195/65R/15
205/55R/16
215/45R/17

【長さ】ホイールベース・全長

ホイールベースとは、前輪の中心と後輪の中心の間の長さのことです。ホイールベースが長いと直進で安定しやすく、居住空間も広く取りやすいといったメリットがあります。一方、ホイールベースが短いと小回りが利きやすく、車体の強度も強くしやすいといったメリットがあります。

また、全長は車両全体の長さのことです。具体的にはフロントバンパーからリアバンパーまでの長さとなります。全長が長いことによるメリットは、車内スペースを大きく取れることです。ただし、デメリットとしては、取り回しが悪くなることでしょう。

さまざまな車の中で、一般的に標準的な大きさの車はトヨタのプリウスといわれています。プリウスは全長4,575mm、ホイールベースは2,700mmです。プリウスと比較すると、カローラは全長・ホイールベースとも若干コンパクトになっています。

そのため、小回りが利きやすくなっていて、細い道でも走行しやすく、運転もしやすいです。一方、室内空間が若干狭いという点がデメリットとなります。

【高さ】全高・最低地上高

全高とは、タイヤの下面から車両のいちばん高いところまでの高さを指します。最低地上高とは、水平な地上面から自動車のもっとも低いところまでの垂直距離のことです。

スポーツカーの車体が低いことからもわかるように、基本的には車高が低いと走行性能が上がるといわれています。車体が低いと重心が低くなるためカーブでの安定性が増したり、空気抵抗を抑えられることから、高速走行が安定します。

一方、車高が低いと乗り心地が悪くなるといったデメリットがあります。車高を低くするためには、サスペンションのセッティングを硬めにする必要があります。セッティングを硬めにすると、走行中の路面の継ぎ目や段差などの衝撃があまり吸収されなくなってしまうのです。

車高が高い車のメリットとしては、ドレスアップ効果が得られる点が挙げられます。車高を高く上げることにより、ノーマルよりも大きなタイヤを取り付けることができます。その結果、見た目の迫力が増すことになるのです。

また、車高を高くするとドライバーの目線も高くなり、運転がしやすくなるといったメリットもあります。これは、先々の交通状況まで把握することができるようになるためです。

車高を高くすることによるデメリットとしては、スピードを出したときなど挙動が不安定になりやすくなることが挙げられます。これは、風の影響を受けやすくなるためです。また、場合によっては車高の高さ制限を受けて、駐車できない駐車場などが出てくる可能性もあります。この点もデメリットといえるでしょう。

プリウスの全高は、1,490mm・最低地上高は140mmです。カローラは全高・最低地上高ともプリウスよりは、やや低くなっています。そのため、走行性能は比較的良いといえます。

【横幅】全幅

全幅とは、ドアミラーを除いていちばん広い車体の幅のことを指します。全幅が広いときのメリットとしては、以下のようなものがあります。

車内を広く使える
走行時の安定性がよい

具体的に詳しくみていきましょう。車幅が広いと室内空間も広くとることができます。そのため、居住性がよくなります。また、運転席も広くなることから、適切なドライビングポジションを確保することが可能です。

助手席と運転席の間にも余裕が生まれます。シフトレバーなどの配置もゆとりが出てくるため、居住性のよさ以外にも運転しやすさも向上するでしょう。

車幅が広いとタイヤの装着位置も外側になり、結果的にトレッド幅が広くなるため、走行時の安定性が向上します。また、強風時なども風の影響を受けにくくなるため、車幅が狭い車より比較的安定した走行が可能となります。そのため、安全性といった観点でもメリットがあるといえます。

一方、デメリットもいくつかあります。細い道や裏道の場合、特に対向車とすれ違う際には運転がしづらいかもしれません。また、立体駐車場などでは全幅制限があるため、駐車に適した駐車場をみつけにくいといったことがあるでしょう。

カローラの全幅は、プリウスと同じ1,745mmであるため、標準的なサイズといえます。そのため、細い道や裏道などでも運転が快適にできるでしょう。

タイヤのサイズ

カローラのタイヤサイズは、グレードごとに3パターンあります。

  • 195/65R/15
  • 205/55R/16
  • 215/45R/17

サイズの見方ですが、タイヤ幅/偏平率(厚み)+タイヤの構造/金属部分の直径(インチ)となっています。

車を選ぶ際に、タイヤの大きさも重要なポイントとなります。タイヤが大きい場合は、走行時のタイヤのたわみが少なくなり、安定度が増し操作性が高まるといったメリットがあります。

また、タイヤの幅も広くなることから、接地面が増えグリップ性能が高くなります。またタイヤの黒いゴム面が薄くなり、アルミホイールが目立つことになるため、見た目が向上するといったメリットもあります。

タイヤが大きい場合のデメリットとしては、たわみが少なくなることで衝撃を吸収する効果が少なくなってしまいます。そのため、段差などの路面からの衝撃が大きくなり、乗り心地が悪くなります。

さらに、接地面が広くなることによって、路面から拾う音も大きくなり、走行音が大きくなってしまいます。また、接地面が広くなるため抵抗が増えてしまい、燃費が多少悪化するといったデメリットもあります。大きいタイヤの方が高価であるため、コスト面でもデメリットがあるといえるでしょう。

一方、タイヤが小さい場合、タイヤの厚みが増すためクッション性が大きくなります。そのため、乗り心地が良くなるといったメリットがあります。また、タイヤの価格も安価になるため、コスト的にもメリットはあるといえるでしょう。

しかし、グリップ性能がタイヤが大きい場合より低くなるため、アイスバーンなどの際に滑りやすくなるといったデメリットがあります。また、ホイールサイズが小さくなることにより、見た目が良くないというデメリットもあります。

カローラのタイヤのサイズ(直径)は、15〜17インチとなっています。このサイズはプリウスのタイヤサイズとほぼ同じですので、標準的といえるでしょう。見た目を重視するならば17インチ、乗り心地やコストを優先する場合には15インチ、バランス重視であれば16インチを選ぶと良いでしょう。

最小回転半径

運転性に関わることから、車のサイズの中で最小回転半径も重要となります。ここでは、最小回転半径について確認していきましょう。

最小回転半径とは?

最小回転半径とは、ハンドルを最大限に切った状態で旋回したとき、いちばん外側のタイヤの中心が描く円の半径のことです。つまり最小回転半径が小さいほど、小回りが利きやすいです。また、最小回転半径が小さいほど曲がりやすく、Uターンや車庫入れもしやすいといえます。

一方、最小回転半径が大きいと、逆に小回りが利きにくいです。また、曲がりにくいため、Uターンや車庫入れする際に切り返しが多くなってしまいます。

カローラの最小回転半径

カローラの最小回転半径は、5.3mとなっています。一方、プリウスの最小回転半径は、5.2mです。そのため、若干小回りが利きにくいのかもしれません。しかし、一般的には最小回転半径が、5.5m以下であれば、問題ないといわれているので、それほど気にすることはないかもしれません。

カローラの室内サイズとその特徴

乗り心地の良さを考えると、室内はなるべく広い方が良いのではないでしょうか。そこでカローラの荷室サイズはどのようになっているのでしょうか。ここでは、カローラの室内サイズ及びその特徴について、詳しく解説します。

カローラの室内サイズ

カローラの室内サイズは、以下の通りです。

室内長
1,830mm
室内幅
1,510mm
室内高
1,160mm

中古車をさらにおトクに買うならモビリコ!

  • モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
  • 面倒な作業が多くなりがちな車の個人売買ですが、面倒な作業はすべてディーラーにお任せできます。

カローラの室内の特徴

ここでは、カローラの室内の特徴について、ご紹介します。

特徴①視界良好なコックピット

カローラの荷室の1つ目の特徴は、良好な視界と最適なドライビングポジションを実現したコックピットです。フロントピラーのスリム化とドアミラーの取付位置を最適化することで、優れた前方視界を実現しています。さらにリヤガラスを拡大し、後方の視界も広げました。

また、最適なドライビングポジションがとれるよう、調整範囲の広いチルト&テレスコピックステアリングを全車に標準装備しています。

さらに、ステアリングから手を離さずに、さまざま操作ができるよう工夫がなされています。マルチインフォメーションディスプレイ内の表示切り替えやオーディオなどの操作を、ステアリングから手を離さずにおこなうことができます。

運転席にある、カラーマルチインフォメーションディスプレイも魅力のひとつです。4つのテイスト(Casual/Smart/Tough/Sporty)と、3つのレイアウトの中から好みに合わせた表示に変えられるメーターとなっています。

特徴②室内が快適

2つめの特徴は、ドライブの快適性を高める使いやすい室内ユーティリティです。車内電源が使いやすい位置に配置されています。電源は、スマートフォンやタブレットの充電ができるUSB端子(Type‐C)のほか、アクセサリーソケットまで用意されています。

豊富な収納も魅力のひとつになっています。具体的にはつぎのような収納エリアがあります。

  • グローブボックス
  • フロントカップホルダ(2個)
  • フロントコンソールトレイ
  • サンバイザー(バニティミラー(運転席・助手席)、チケットホルダー(運転席・助手席))
  • センターコンソールボックス(開け)
  • センターコンソールボックス(リヤボックス付)
  • 助手席シートバックポケット
  • リヤセンターアームレスト(カップホルダー2個付)
  • フロントドアポケット(ボトルホルダー(1本付))
  • リヤドアポケットボトルホルダー(1本付))

 

このように、室内にさまざまな収納が準備されており、使い勝手も良いです。

また、メーカーオプションとなりますが、便利な充電機能も用意されています。これは、スマートフォンや携帯電話を、フロントコンソールトレイ内に設置した充電エリアに置くだけで充電がおこなえるというものです。

なお、カローラにはコンセントをセンターコンソールボックス背面と、ラゲージサイド左側に設置されています。非常時給電システムを使用することで、災害などにより非常時に電力が必要となった場合、車両の走行機能を停止した状態で、AC100Vで消費電力の合計が1500W以下の電気製品を使用することができます。

さらに、こちらもメーカーオプションとなってしまいますが、運転席・助手席のシートヒーターや、ステアリング部分を温めるステアリングヒーター・空気清浄機ナノイーXなども準備されています。これらを取り付けることによって、さらに快適な車内環境を演出することができるでしょう。

カローラの荷室サイズとその特徴

お出かけや旅行・趣味・買い物・キャンプやアウトドアなどでは、どうしても荷物が多くなってしまうものです。そのため、荷室もできるだけ広いものが欲しくなってしまいます。カローラでは広々とした荷室を用意しているため、荷物が多くなってしまっても安心です。

ここでは、カローラの荷室サイズとその特徴について、解説します。

カローラの荷室サイズ

カローラの荷室サイズは429L(VDA方式)となっています。ゴルフバッグが3個収納できるほどのゆったりしたサイズになっているため、旅行や買い物での利用にも十分なスペースがあるといえるでしょう。

プリウスの荷室サイズは約360L(VDA方式:リヤシート使用時)となっています。標準的な大きさであるプリウスより、カローラの方が荷室サイズが大きいため、よほどのことがない限り荷室に荷物が入らないということはないでしょう。

また、リヤシートを前倒しにすると、トランクスルーが可能となり、長くかさばるものまで車内に載せることができます。リヤシートは、左右別々に倒すことができるので、かさばる荷物を載せても後部座席は利用可能となっています。

カローラは駐車場には入るのか?

カローラは、標準的なサイズであるプリウスよりもサイズが若干コンパクトであるため、駐車場に入らないということはないでしょう。ここでは、立体駐車場と平面駐車場にわけてさらに詳しく解説していきます。

立体駐車場

立体駐車場には、目的の階までスロープを自走して駐車する「自走式駐車場」と、エレベータのように駐車装置を操作して入出庫をおこなう「機械式駐車場」の2つに大きく分かれます。ここでは、より制約の多い「機械式駐車場」について、解説していきます。

立体駐車場には、統一された規格がないため、駐車場のサイズはまちまちとなっています。そのため、利用する前に必ず管理会社に規格や利用可能な車のサイズの確認をしておきましょう。

立体駐車場によっては、全幅1,900mm以下の規格でも、全幅1,850mmの車が入らなかったというようなこともあるかもしれません。これは、全幅は問題なくてもタイヤ外幅のサイズが、オーバーして入りません。

先述したように、立体駐車場はサイズがさまざまありますが、一般的な立体駐車場のサイズの目安は以下のようになっています。

  • 全長: 5,000mm未満
  • 全幅: 1,850mm未満
  • 全高: 1,550mm未満

 

カローラの全長は4,495mm、全幅は1,745mm、全高は1,435mmです。特に問題なく標準的な立体駐車場を利用することができるでしょう。

平面駐車場

平面駐車場のサイズは、国土交通省の「駐車場設計・施工指針について」によって、車両ごとに指針が出されています。カローラは普通乗用車になりますので、普通乗用車の指針を紹介します。普通乗用車の平面駐車場の指針は以下の通りです。

  • 全長: 6,000mm
  • 全幅: 2,500mm

 

なお、この指針で示されているサイズは、あくまでも最低限必要な大きさとなります。そのため車種や生活環境によって、必要な広さは変わってきます。一般的な普通自動車の大きさを考慮して計算すると、車の大きさに幅0.8m・長さ1.3m以上の余裕があれば、駐車場を安心して利用できるといわれています。

カローラのサイズですと、この指針の大きさの駐車場であれば、問題ないといえるでしょう。なお、駐車場の広さに関しては以下のような点が見落としていることが多いです。駐車場を選ぶ際には、これらのポイントも確認した方が良いでしょう。

  • 駐車場の前のスペースが狭く、切り返しが難しい
  • 車庫入れに不安がある
  • 車のドアを開閉するためのスペースが足りない
  • 荷物の出し入れがしにくい
  • 車の両側から乗り降りできない

カローラを先代モデルとサイズ比較

最新のカローラは先代のモデルに比べて、サイズ的にはどのような違いがあるのでしょうか。主要な部分のサイズについて、先代と最新のカローラを比較してみましょう。

カローラ
先代のカローラ
全長
4,495mm
4,640mm
ホイールベース
2,640mm
2,700mm
全高
1,435mm
1,460mm
全幅
1,745mm
1,780mm

このように、全長・ホイールベース・全高・全幅とも、最新のカローラは先代のカローラに比べて、若干コンパクトになっています。そのため、先代に比べて取り回しがしやすく、走行性も安定しており、細い道や裏道などでも運転がしやすくなっています。

まとめ

幅広い世代に人気があるカローラシリーズの、セダンタイプの「トヨタカローラ」について、そのサイズ(高さ・長さ・横幅)を中心にご紹介してきました。

サイズ的には、標準的な大きさであるプリウスより、若干コンパクトなサイズになっています。また、室内環境についても充実しており、運転性の向上を意識した使いやすい室内ユーティリティが実現できています。収納も広く使い勝手も良くなっていて、さまざまな場面で活躍するでしょう。

本記事を見てトヨタカローラの優れた特徴などに、興味を持ったという人もいるのではないでしょうか。カローラに興味を持った人は、カタログ請求や実際に試乗してみてください。

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  • モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
  • 面倒な作業が多くなりがちな車の個人売買ですが、面倒な作業はすべてディーラーにお任せできます。