燃費の良さや先進技術の搭載、使い勝手の良さで人気を集めるトヨタのプリウスですが、購入を検討している方の中には「自宅の駐車場に入るのか」「取り回しはできるのか」などサイズで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

またお車選びでは「荷物が乗るのか」「ゆったり過ごせるのか」など室内の広さも気になるポイントのひとつとなるでしょう。

本記事ではプリウスのサイズ感を知りたい方のために、高さ・長さ・幅はもちろん、ラゲッジや最小回転半径までプリウス・プリウスPHVのサイズを徹底解説します。

現在プリウスは4代目が販売されており、先代モデルと現行モデルの間にも寸法の違いがありますので、プリウスからプリウスへの乗換えを検討している方も是非参考にしてください。

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目次

プリウス・プリウスPHVのボディサイズ

世界初の量産型ハイブリッドカーとして世界でも認知度の高いプリウスと、外部からの充電が可能なプリウスPHV。

同じプリウスという名前が採用された車ですが、搭載装備が異なるためサイズには若干の違いがあります。

ここからは、プリウス・プリウスPHVのボディサイズとサイズ差、サイズが与える影響などを詳しくご紹介。

ボディサイズは運転のしやすさや駐車が可能かどうかにも影響しますので、事前に確認しておくことをおすすめします。

全長

全長はボンネットの先からトランクの後端までの長さを指します。

プリウス・プリウスPHVの全長とサイズ差は以下の通りです。

全長 サイズ差
プリウス 4,575mm
プリウスPHV 4,645mm +70㎜

プリウスとプリウスPHVは、全高・全幅に差はありませんが、プリウスPHVには航続距離を伸ばすために強化されたバッテリーが搭載されているため全長が70㎜長く設計されています。

プリウスの全長は他の国産車と比べて特別大きいわけではありませんが、全長が長くなるほど内輪差が大きくなるため、軽自動車やコンパクトカーからの乗り換えの場合には操作感覚に違いを感じるでしょう。

そのため運転に不安がある方は、購入前にディーラーの試乗などで感覚を確かめておくことがおすすめです。

全高

車の全高とは、タイヤの地面との接地面から一番高い部分までを指します。

プリウスとプリウスPHVの全高は以下の通りとなります。

全高 サイズ差
プリウス 1,470mm
プリウスPHV 1,470mm 0mm

立体駐車場などを利用する方にとっては「駐車場に入るかどうか」も車選びにおいて重要なポイントとなるでしょう。

一般的な立体駐車場の高さ制限は1.55mとなりますので、プリウスやプリウスPHVであれば問題なく入庫が可能です。

しかし、カタログに記載されている全高はあくまでも取り外し可能な付属品を除いた高さとなりますので、ルーフキャリアなどを取り付けた場合には入庫ができなくなる可能性が高くなります。

また高さ制限に合わせて付属品をつけたとしても、駐車場のパレッドの状態などによってはぶつかってしまう可能性も。

立体駐車場の利用をする方は、車の高さが変わるようなオプションや装備品には注意してください。

全幅

全幅とはドアミラーを除いた車体の幅のことを指します。

プリウスとプリウスPHVの全幅は以下の通りです。

全幅 サイズ差
プリウス 1,760mm
プリウスPHV 1,760mm 0mm

全幅も全高と同じく、機械式駐車場の利用可否に影響するポイントです。

一般的な機械式駐車場では、1,700㎜以下、1,800㎜以下、1,850㎜以下の車幅制限を設けているケースが多く、プリウスやプリウスPHVは1,700㎜の車幅制限がある機械式駐車場に止めることができません。

また、ほとんどの機械式駐車場では、制限サイズよりも多少余裕をもった設計がされていますが、カタログに記載されている車幅にはドアミラーのサイズは含まれていないため、制限がギリギリの場合は、入庫時やドアの開け閉めで駐車場と車体が干渉してしまう可能性もがありますので注意が必要です。

プリウスやプリウスPHVを機械式駐車場に止める予定がある方は、事前にサイズの確認をしておきましょう。

ホイールベース

ホイールベースは、車の前輪の中心から後輪の中心の長さを指します。

プリウスとプリウスPHVのホイールベースは以下の通りです。

ホイールベース サイズ差
プリウス 2,700mm
プリウスPHV 2,700mm 0mm

ホイールベースは、長いほど車内スペースを広く確保することができ、ホイールベースが短い車と比較すると直進時の走行が安定しますが、小回りが効きにくくなるというデメリットがあります。

参考として軽自動車のホイールベースは2,200~2,300㎜程度で、バンやセダンなどの大型車では3,000㎜を超えるものも。プリウスやプリウスPHVは車内スペースを確保しながら運転もしやすい平均的な長さといえるでしょう。

もちろん、ホイールベースだけで室内空間や乗り心地が決まるわけではありませんが、使いやすさに影響を与えるため、車選びでは是非注目していただきたい数値となっています。

トレッド比

小回りの効きやすさを測る指標のひとつとして、ホイールベースとトレッドを利用して数値を出す「トレッド比」があります。

トレッド比とは、左右のタイヤの距離を示すトレッドの前後の平均幅をホイールベースで割って算出するもので、プリウスとプリウスPHVは1.759(Wb/Tr比)です。

トレッド比が小さいほど小回りが効きやすく、大きいほど安定感が増す傾向があり、トレッド比を見てもプリウスの数値は平均的な数値のため、サイズや安定性を確保しながら、操作もしやすいサイズ感ということが分かります。

乗り心地や広さを重視したい方はこれらの数値も是非お車選びの参考にしてください。

最小回転半径

最小回転半径とは、ハンドルを最大まで切った状態で旋回した際に、一番外側のタイヤが描く円の半径を指します。

プリウスとプリウスPHVの最小回転半径は以下の通りです。

最小回転半径 サイズ差
プリウス 5.1m~5.4m
プリウスPHV 5.1m ー0m~0.3m

最小回転半径が小さいほど小回りが効きやすいため、細い道路や狭い駐車場での運転が楽になります。

プリウス・プリウスPHVともに最小回転半径は5.1mですが、プリウスには足回りを強化した「ツーリングセレクション」というグレードを展開しており、このグレードでは装着されるタイヤサイズが15インチから17インチに大きくなるため、最小回転半径にも影響が出ます。

一般的に最小回転半径が5.5m以下であれば問題なく取り回しができるとされていますので、プリウスとプリウスPHVならどちらを選んでも運転に困ることはないでしょう。

しかしツーリングセレクションで30cm最小回転半径が変わるだけで、操作感や小回りの効きやすさに差が生まれますので、運転に慣れていない方や不安がある方は、あらかじめ試乗などで車両感覚をつかんでおくことがおすすめです。

またタイヤサイズが変われば最小回転半径も変わりますので、タイヤの変更を検討している方は取り回しに違いが出ると考えておいた方が良いでしょう。

最低地上高

最低地上高は車体の一番低い部分から地面までの距離を指します。

プリウスとプリウスPHVの最低地上高は以下の通りです。

最低地上高 サイズ差
プリウス 130mm
プリウスPHV 130mm 0mm

店舗駐車場などを利用する際に、ボディの下を擦ってしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。

入出庫時の段差や車止めに擦ってしまう原因となるのがこの車高です。

車種によって最低地上高は様々ですが、プリウスのようなセダンタイプでは150㎜程度が平均とされており、130㎜のプリウスは同タイプの車よりも最低地上高がやや低く設計されていることが分かります。

また、駐車場に利用されている車止めは120㎜~130㎜程度です。つまり最低地上高が130㎜のプリウスでは、車止めのサイズによっては擦ってしまう可能性があるのです。

そのため、プリウスを駐車する際には段差や車止めの高さに注意して操作することをおすすめします。

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室内

これまでプリウスやプリウスPHVの車体サイズをご紹介してきましたが、お車選びでは「ゆったりと乗れるのか」「荷物はどれくらい積めるのか」など車内の広さを重視したいという方も多いでしょう。

ここからはそれぞれの車内サイズをご紹介します。

プリウスとプリウスPHVの車内サイズは以下の通りです。

長さ 高さ
プリウス・プリウスPHV 2,110㎜ 1,490㎜ 1,195㎜

プリウスとプリウスPHV の車内サイズは長さ・幅・高さともに同じです。

セダンのボディタイプを採用していることもあり、長さと幅が広めに設計されているため、大人でもゆったりと座ることができるでしょう。

また、近年人気が高まるコンパクトカーは、助手席や後部座席は広くても、後部座席のスペースが少ない傾向があり、大柄な人は窮屈に感じることもありますが、プリウスやプリウスPHVは後部座席にもしっかりとスペースを確保しているため、後席に座る人も快適にドライブを楽しむことも可能です。

ラゲージルーム

ゴルフやキャンプなど大きな荷物を乗せてお出かけをする機会がある方にとっては、ラゲッジルームの広さも気になるポイントとなるでしょう。

プリウスとプリウスPHVのラゲージサイズは以下の通りです。

プリウス プリウスPHV サイズ差
高さ 655mm~715mm 533mm ー122mm~182mm
1,390mm~1,410mm 1,366mm ー24mm~44mm
奥行き 865mm~890mm 854mm ー11mm~36mm
容量 502L~457L 360L ー142L

プリウスとプリウスPHVではラゲージルームのサイズに違いがあります。

サイズに差が生まれる理由は搭載品の違いにあり、プリウスPHVでは床下に駆動用バッテリーを搭載しているため、底面が高くなり、プリウスよりも容量が小さくなっているのです。

とはいえプリウスPHVでは荷物が乗らないというわけではなく、9.5インチのゴルフバック2個程度であればシートアレンジをしなくても積み込むことができるため、使い方によっては十分な容量といえるでしょう。

ちなみにプリウスには、9.5インチサイズのゴルフバックをシートアレンジなしで4つ程度まで積むことが可能なので大人数でのお出かけにもピッタリです。

また、プリウスの2WD車にはオプションとしてスペアタイヤを取り付けることが可能ですが、スペアタイヤは床下に設置されるため、標準装備品のタイヤパンク修理キットが搭載されているものよりもスペースが小さくなります。

ラゲージルームサイズを重視したい方は、オプションの取り付けに注意してください。

シートアレンジで様々な荷物に対応

プリウスとプリウスPHVは、独立して倒すことができる6:4分割可倒型リアシートを全グレードに標準装備しています。

後部座席に人を乗せない場合は、全てのシートを前に倒すことでラゲージ容量を広げることができ、人も荷物も乗せたい場合は、後部座席の片側シートだけを倒すことで座席スペースもラゲージ容量も確保することが可能です。

シートアレンジをした場合のラゲージの最大奥行きと容量は以下の通りとなります。

プリウス プリウスPHV サイズ差
奥行 1,690㎜~1,695㎜ 1,500㎜ ー190㎜~195㎜
両側倒し時容量 1,512~1,558L 1,200L ー312L~358L

プリウスとプリウスPHVでは「ラゲージルーム」の項目でご紹介の通り搭載装備が異なるため、シートを前倒しにした場合も容量に差が生まれます。

後部座席シートをアレンジすれば単純に容量が増えるだけでなく、尺の長い荷物や大型の荷物も積み込むことができるようになりますので、様々なサイズや形状の荷物に対応が可能となります。

先代モデルとのサイズ比較

現行プリウスの購入を検討している方の中には、先代のプリウスからの乗り換えを検討している方もいるでしょう。

3代目プリウスと現行の4代目プリウスではサイズが異なり、カタログ数値は以下の通りです。

3代目プリウス 現行プリウス 現行プリウスとの差
全長 4,460㎜ 4,575㎜ +115㎜
全幅 1,745㎜ 1,760㎜ +15㎜
全高 1,490㎜ 1,470㎜ ‐20㎜
ホイールベース 2,700㎜ 2,700㎜ 0㎜

先代モデルと現行モデルを比較すると、現行モデルの方がサイズが大きくなっていることが分かります。

同じプリウスからの乗り換えの場合も、モデルが違えばサイズが異なり、快適さや操作性に違いが生まれますので、事前に試乗などで乗り心地を試しておくことがおすすめです。

まとめ

低燃費とスタイリッシュな見た目が人気のプリウスと、外部充電が可能なプリウスPHV。

ベースとなる車体は同じですが、搭載装備が異なるためサイズにも違いが生まれます。

車のサイズは、乗り心地や操作、駐車場選びに影響を与えますので、お車選びの際にはぜひ参考にしてください。

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