トヨタの「ライズ」は、クロスオーバーSUVの中でもコンパクトでありながら、迫力あるデザイン、高い走行性を兼ね備えた人気の高い一台。
また、利便性が高く大容量の荷室があるのも人気の理由です。
コンパクトなわりに室内空間が広いのも特徴で、「後部座席も座り心地が良いのでは?」と期待される方も多いのではないでしょうか。
後部座席の広さだけでなく、シートアレンジやシートの機能性・デザインについても気になりますよね!
今回はトヨタの「ライズ」の後部座席について、具体的にどのくらいの広さで、乗り心地や機能性はどうなのか、荷室の使い勝手なども含めて詳しく解説していきます!
また、前席についてもあわせてご紹介しますので、ライズを購入しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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目次
ライズの後部座席の広さやシートについて詳しく解説!
ライズは全長4mを切るコンパクトSUVでありながら、広々とした室内が魅力のクルマです。
実は、トヨタのコンパクトSUVの中で一番大きいCH-Rよりも、室内のサイズが広いのをご存じでしょうか?
サイズの大きいCH-Rとも比べながら、ライズのサイズを見てみましょう。
※2023年2月時点
ライズはトヨタの中だけでなく、国産のコンパクトSUVの中でも小さめのサイズです。
ただし全高が高く、フロントマスクが大きいため、エクステリアはSUVらしい迫力のあるデザインになっています。
ホイールベースが長いので室内長は2m近くもあり、後部座席は頭上の高さとも相まって、外観からは想像できないほどのゆったりとした空間です。
前席と後部座席との間は「カップルディスタンス」として、なんと90cmも距離を取っており、膝まわりの余裕が十分にあるため、長時間のドライブもくつろいで過ごせます。
また、後部座席はチャイルドシートやジュニアシートにもばっちり対応しています。
シートベルトで固定する基本的なセット方法のほか、チャイルドシート専用のISOFIXを使った固定方法も可能です。
ちなみにトヨタでは安心安全なチャイルドシートも販売しているので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!
ライズは全てのグレードで5人乗りになっていますが、このサイズ感であればファミリーカーとしても申し分ないでしょう。
ライズの後部座席のシートの特徴は?
パイピング加工がされた後部座席のシートは、ファブリック素材も相まってアクティブな印象に。
ファブリック素材は通気性・耐久性に優れているため、夏は蒸れにくく冬は冷えにくい、柔らかで触り心地が良い、というメリットがあります。
ライズには、「X(※ガソリン車のみ)」「G」「Z」の3つのグレードが展開されており、グレードごとにシートのカラーも異なります。
「X」はシンプルでスタイリッシュなブラック、「G」「Z」はブラック×レッドを採用。
アクセントカラーのレッドは、よりスポーティなイメージを与えます。
ライズの内装に関しては「ライズの内装・インテリアについて余すことなく徹底解説」でも詳しくご紹介しています。
シートは、ホールド感に優れた新形状シートを採用しており、3席ともヘッドレストが装備されているので、座り心地も十分でしょう。
センター席までフラットな点、リクライニング機能がある点も座りやすく好評です。
後ほどご紹介しますが、シート周りには収納もたっぷりあるため利便性もばっちりですよ。
ライズのシートアレンジもチェック!
気になるシートアレンジですが、リヤシートは「6:4分割可倒式」。
両側を前倒しにすれば、前席の後ろからバックドアまでフラットにすることができ、片側だけを前倒しすれば後部座席に座ったまま長めの荷物も積むことができます。
また、後部座席を完全に前に倒して車中泊をすることも可能なので、キャンプなどアウトドアでも楽しめるクルマです。
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ライズの座席周りの装備もチェック!
後部座席の広さやシートアレンジ以外にも、室内にどんな装備が備わっているのか機能性も気になりますよね。
まず注目したいのが、窓ガラス。
リヤガラスやバックドアガラスはかなり大きめになっていて、リヤクォーターガラスもあることで、広い室内空間と相まって、さらに開放感がアップしています。
左後方の視認性もばっちりなので、バックで駐車をする際にも安心と、ドライバーにとってのメリットもあります。
前席には紫外線を約99%、ジリジリとした日射しのもとである赤外線をカットするUV・IRカット機能付きのガラスも採用しています。
さらに高遮音性のガラスを採用しており、静粛性を確保。
ドライブ中の会話も邪魔しません。
そして、充実の収納面も魅力のひとつ。
後部座席には助手席シートバックポケット、フロントドアポケット&ボトルホルダー、リアドアポケットがあり、「G」「Z」には助手席シートアンダートレイも備えられています。
シートアンダートレイは助手席の座面下に付いており、引き出し式のトレーに靴や清掃グッズをしまうなど、さまざまな用途に使えて大変便利です。
前席にはカップホルダー、運転席グローブボックス、LED照明付きのセンターオープントレイ、センターコンソールボックス、センターコンソールサイドポケット、リアドアポケット、デッキフックを装備。
さらに、グレードごとに「X」「G」のガソリン車にはセンターコンソール小物入れ、「G」のハイブリッド車と「Z」にはセンターコンソールカップホルダーが付いています。
USB端子も、前席用にセンターコンソールへ1つ、後部座席用にコンソールボックスの後方に2つ設置されているのは嬉しいポイントです。
後部座席周りはもちろん、前席も収納が充実したクルマです。
ライズの運転席周りの装備もチェックしておこう
ライズの運転席周りの装備は、グレードによって異なるものもあります。
例えば「X」はエアコンがマニュアルでオーディオは2スピーカーですが、「G」「Z」はLEDデジタルスピードメーター、マルチインフォメーションディスプレイ付きの7インチTFTカラー液晶ディスプレイを標準装備し、スピーカーは6スピーカー。
さらにオートエアコンも装備しています。
デジタルのメーターは「先進」「ワクワク」「シンプル」「アナログ」の4種類から選ぶことができる楽しい機能付きです。
さらに「G」のガソリン車と「X」はレバー式のパーキングブレーキ、「Z」と「G」のハイブリッド車は電動パーキングブレーキを搭載していたり、車内照明は「Z」と「G」はホワイト、「X」はレッドアンバーの照明になっているという差もあります。
ライズの最上級グレード「Z」は、グリップ感があり吸汗性にも優れた本革巻きのステアリングを採用していたり、ステアリングスィッチでは「マルチインフォメーションディスプレイ操作」「ドライブモード操作」「全車速追従機能付ACC操作」が対応可能であったりと、装備面は十分に揃っています。
また、運転席と助手席にはシートヒーターも内蔵しているため、寒さの厳しい冬も快適に過ごすことができるのは嬉しいですね。
ライズの荷室についてもチェック!
ライズの荷室の収納は、なんと369L!
コンパクトSUVクラストップレベルを誇る容量です。
荷室長755mm、荷室幅1,000mm、荷室高865mmと広さは十分あり、後部座席に3人乗っていても、多くの荷物を積むことができます。
リアシートを倒したり、デッキボートを活用することでさらにスペースは広がります。
デッキボードは「2段デッキボード」を採用しており、上段を使うとフラットで積荷がしやすく、下段を使うとスペースがさらに広く使えるため、乗せる物や量によって使い分けが可能です。
また、全て外すと床下のようなスペースができるため、自転車や椅子など、高さのあるものが積みやすくなります。
シートアレンジのお話でも触れましたが、後部座席は6:4分割可倒型リアシートとなっており、片方だけ倒すということも可能。
スノーボードやスキーなど長い物を載せつつ後部座席にも乗車したい時に便利です。
そして災害時に安心なアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)も、ハイブリッド車のオプションで荷室に付けることが可能。
非常時給電システムで、停電により家庭で電力が使えない時にはガソリンを電力に変えて、電気を使うことができます。
もちろん普段も、最大消費電力1,500Wまでの電化製品を使用できるため、キャンプなどアウトドアのシーンで大活躍です。
ライズの魅力を再確認!多い口コミもご紹介
ライズの後部座席について先にご紹介しましたが、ライズとはどんなクルマなのか、基本の特徴や魅力についても再確認していきましょう。
トヨタのライズは2019年11月に販売開始され、トヨタ自動車とダイハツ工業の共同開発された待望のコンパクトSUVです。
製造はダイハツですが、デザイン設計やダイナミックコントロール4WDにはトヨタ自動車の技術が使われています。
最小回転半径は4.9〜5.0と小回りが利き、狭い道路や駐車などでスムーズに動けるコンパクトさを持ちながら、迫力のある堂々としたボディと存在感が魅力のライズ。
広い室内空間やクラストップレベルの荷室容量であることだけでなく、ターボエンジンに低排気量・高トルクのパワートレインが用意されているのも魅力です。
1.5Lクラス相当のトルクを幅広い回転域で発揮し、SUVならではの力強い走行感が叶います。
SUVは燃費があまり良くないイメージがありますが、エンジンの軽量化の追求と燃焼技術の向上で、低燃費なのも大きな特徴。
とくにハイブリッド車はWLTCモード28.0km/Lと、クラストップレベルの低燃費になっています。
広々とした室内を持ちながら5ナンバーであるライズは、税金や維持費もお得なのでコストカットも可能です。
安全性能ももちろん充実しており、予防安全機能「スマートアシスト」を装備。
クルマや歩行者との衝突回避を行う「衝突警報機能・事前ブレーキ」「被害軽減ブレーキアシスト・緊急ブレーキ」、発信遅れ防止の「先行車発信お知らせ機能」、高速時などの加減速をサポートする「全車速追従機能付きACC」など、さまざまなサポートが備わっています。
そして、ライズはリーズナブルな価格であることも人気の理由です。
※2023年2月現在、税込
トヨタのSUVの中で、170万円台からの価格設定は、最もリーズナブルです。
ライズは中古車も魅力!
2019年にデビューしてから現在に至るまで、販売台数の上位に位置するライズは、中古車に至っても幅広い年代に人気です。
中古車であれば、さらにお得にライズを購入することが可能です。
価格が安いこと、中古であることに不安がある方もいるかもしれませんが、ライズの販売スタートは2019年。
状態の良い新車に近い車両も多くあります。
選ぶ際には、走行距離や見た目だけでなく、エアコンなどの設備は問題なく使えるか、ボディパーツの隙間はないか、ドアや窓の開閉がスムーズにできるか、という部分をチェックしておくと安心です。
「事故」「水没」の履歴がないかもしっかり確認しておきましょう。
ライズの中古車については、以下のコラムでおすすめのグレードなど詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
中古車のトヨタ「ライズ」を徹底解説!おトクな買い方や注意点は?
ライズに多い口コミもチェック
ライズに実際乗っているドライバーの口コミで多いものをまとめてみました。
- 圧倒的におしゃれな外観が気に入った
- 座席が柔らかくて座り心地が抜群
- 室内が広くてゆったり使える
- 山道や道幅の狭い道路でもスムーズに運転できる
- 安いのにアシスト機能や装備が充実している
- 視認性が良いので運転・駐車がしやすい
- 低グレード車はシートリフターがない
- 後部ドアがスライドドアではないのは残念
SUVらしいダイナミックな見た目、力強いフロントグリルでありながら、コンパクトにまとまっている外観に惹かれて購入した!という方も多い印象です。
険しい道でもグングン走り抜いてくれるという口コミも多く、悪路や峠道などアクティブな走行が多い人にもおすすめできます。
視認性が良いという意見の中では、運転席と後方の視界が広いので、運転歴が浅い・運転が苦手な初心者でも運転や駐車がスムーズにできるという声もありました。
ライズの装備に関してはグレードによって差があるため、悩んだ末低いグレードにしたけれど、やはり装備にこだわれば良かったという声もあるようです。
価格の差で上級グレードをあきらめようとしているなら、中古車でお得に買うのも良さそうですよね!
まとめ
トヨタのライズは、SUVならではの力強さと操作性、快適な室内空間、高い走行性能と、非常にバランスの良いクルマといえます。
後部座席はホイールベースが長いので、コンパクトSUVであることを忘れるくらい、ゆとりのある空間が広がります。
前席と後部座席との間は90cmも距離があり、膝まわりも余裕があるため長時間の移動も安心です。
シートはグレードごとに異なり、「X」はシンプルなブラック、「G」「Z」はブラック×レッドを採用しています。
ヘッドレストが装備されたホールド感のあるシートであることに加え、センター席までフラットなこと、リクライニング機能があることも、快適な乗り心地につながっています。
リヤシートは「6:4分割可倒式」で、両側を前倒しにすれば、前席の後ろからバックドアまでフラットにすることができ、片側だけを前倒しして長めの荷物を積むことも可能です。
チャイルドシート・ジュニアシートも、ばっちり載せることができるため、ファミリーカーとして選ぶのも良いでしょう。
また、収納も十分に装備されていたり、最大消費電力1,500Wまでの電化製品を使用できるアクセサリーコンセントも後方に付けることができるので、アウトドアが好きな方にもおすすめのクルマですよ!
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