アクア

幅広い世代に人気のトヨタのクルマ「アクア」。
スタイリッシュなデザインやシンプルで上品な空間はもちろん、燃費性能の高さや、コンパクトで運転がしやすい点など、多くの魅力があります。

小回りがきいて運転しやすいことから、軽自動車から乗り換えられる方も多いです。
そのため、これからアクアを購入しようと考えている方は、「普通乗用車のアクアは、車検費用はいくらかかるのだろう?」と、不安に思っている方も多いかもしれません。

そこで今回は、アクアの車検費用を詳しくご紹介!
車検費用の内訳やグレードごとの相場、車検はどこで受ければ良いのかなどについても解説します。

すでにアクアにお乗りで、アクアの車検を控えている方も、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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目次

アクアの車検費用の内訳から解説!

アクアの車検費用は、公的な費用である「法定費用」と、車検業者に支払う「車検基本料」の2つが発生します。

なお、クルマの状態が悪く整備が必要な場合は、さらに「整備費用」が発生するケースもあります。
部品の劣化が進んでいる場合は、部品代などの交換費用がかかることもありますよ。

アクアの車検で発生する「法定費用」と「車検基本料」について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

アクアの車検でかかる「法定費用」とは?

法定費用とは、「自動車重量税」「自賠責保険料」「検査印紙代」のこと。
これらは国に納める税金や保険会社に納める保険料のため、車検業者を問わず車種や車両重量によって費用が一律に定められています。

 

自動車重量税とは?

自動車重量税とは国税で、車両重量用途区分などによって徴収される税額が変わります。
自動車重量税は同じ用途区分のクルマでも、車両重量が増えるほど費用も増額します。

なお、エコカー減税による減税措置があるため、エコカー基準を満たした車両はほかのクルマに比べて割安になります。

 

自賠責保険料とは?

自賠責保険は「強制保険」ともいわれ、クルマの所有者は加入が義務付けられています。
自賠責保険に加入せず一般道を走行すると、罰金や免許停止処分などが発生するので、加入もれのないよう注意しましょう。

自賠責保険料は車種保険期間によって変わります。
車種はナンバーによって区分されています。

ナンバーとはナンバープレートの上部にある3桁の分類番号のことで、300番台であれば3ナンバー500番台であれば5ナンバーとなります。

アクアは基本的に5ナンバーですが、2018年に発売した「アクア クロスオーバー」は3ナンバーとなっています。

  • 5ナンバー:小型乗用自動車
  • 3ナンバー:乗用自動車

なお、5ナンバー「小型乗用自動車」と3ナンバー「乗用自動車」は、どちらも「自家用乗用自動車」という区分になるため、自賠責保険料は同じです。

アクアの歴代モデルやサイズについては下記コラムで詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。
アクアの歴史と魅力を徹底解説!賢く購入する方法もご紹介
購入前に知りたいアクアのサイズ【高さ・長さ・横幅】

 

検査印紙代とは?

検査印紙代は、収入印紙や収入証紙の費用のこと。
検査費用や車検証の発行手数料を支払うための代金で、車種車検を受ける場所(指定工場と認証工場)によって多少異なります。

  • 指定工場(ディーラーや車検専門業者など民間車検場):すべての車種の費用は同一
  • 認証工場(地方運輸局長による認証を受けた整備工場):車種によって費用が異なる

検査印紙代は自賠責保険の区分と少し異なり、5ナンバーは「小型自動車」、3ナンバーは「普通自動車」と区分され、5ナンバーの小型自動車の方が安いです。

 

アクアの車検でかかる「車検基本料」とは?

車検基本料とは、車検を依頼するディーラーや業者に支払う費用のこと。
車検基本料の内訳は主に次の費用です。

  • 車検点検料
  • 検査料
  • 代行手数料 など

法定費用のように公的な費用ではないため、車検を受けるお店によって費用が異なります
車検基本料はサービス内容によっても異なるため、金額だけを見るのではなく、サービス内容もあわせて確認することが大切です。

 

クルマのナンバーで車検の有効期限が変わる!

車検はナンバーによって有効期限が異なります。

前述でご紹介したように、アクアは基本的に5ナンバーですが、2018年に発売した「アクア クロスオーバー」は3ナンバーです。
しかし、5ナンバーと3ナンバーのアクアの有効期限は、ともに初回車検3年継続車検2年で、有効期限に違いはありません。

車検費用を含むアクアの維持費については「アクアの年間維持費まとめ【ガソリン代・税金・保険料等】」のコラムでもご紹介しておりますので、あわせて参考にしてみてくださいね!

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アクアの車検費用はいくら?具体的な金額をチェック!

アクア

では、実際にアクアの車検費用はどれくらいを想定しておけば良いのでしょうか?

さまざまなグレードをラインナップしているアクアは、基本的には5ナンバーですが、2018年に発売されたアクアの限定車種「アクア クロスオーバー」は唯一全幅1,700mm超で3ナンバー。
ナンバーによって法定費用が異なるため、車検費用も変わります。

そこで今回は、アクアのエントリーモデル「B」アクアの限定車種「アクア クロスオーバー」の2つのグレードにおいて、どのくらい車検費用がかかるか目安を考えてみましょう。

 

アクア「B」の車検費用は?

アクア「B」は5ナンバーのため、初回車検3年、その後の継続車検が2年ごとになります。
継続車検を例に、法定費用からチェックしてみましょう。

  • 重量税:15,000円(1〜1.5t以下)
  • 自賠責保険:17,650円
  • 検査印紙代:1,600円/2,200円(指定整備の場合/持込検査の場合)

※重量税は、2年自家用・エコカー減税あり
※自賠責保険は、自家用乗用自動車・24ヶ月契約の場合(2023年4月1日以降に保険期間が始まる契約に適用)
※検査印紙代は、小型自動車の場合

アクアはエコカーに該当するため重量税の減税が受けられ、車検費用を抑えることができます。

車検基本料については、車検を実施するディーラーや業者によって異なるため、問い合わせや見積で確認しましょう。

上記の金額を合計すると、一度の車検にかかる法定費用の合計は35,000円前後からが一つの目安になります。

 

「アクア クロスオーバー」の車検費用は?

「アクア クロスオーバー」は3ナンバーですが、5ナンバーと同様に初回車検3年、その後の継続車検が2年ごとになります。こちらも継続車検を例に、法定費用からチェックしてみましょう。

  • 重量税:15,000円(1〜1.5t以下)
  • 自賠責保険:17,650円
  • 検査印紙代:1,800円/2,300円(指定整備の場合/持込検査の場合)

※重量税は、2年自家用・エコカー減税あり
※自賠責保険は、自家用乗用自動車・24ヶ月契約の場合(2023年4月1日以降に保険期間が始まる契約に適用)
※検査印紙代は、普通自動車の場合

「アクア クロスオーバー」もエコカーに該当し、重量税の減税が受けられます。

一度の車検にかかる法定費用の合計は35,000円前後からとなり、アクア「B」とほぼ同じ金額で車検を受けられるでしょう。

アクアにはさまざまなグレードがあります。
アクアのグレードごとの比較!違いとそれぞれがおすすめな人」で詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

 

アクアの車検はどこで受ければ良い?

アクアの車検は、自動車ディーラーや車検専門店、ガソリンスタンドなどさまざまな業者に依頼することができます。
しかし、業者には多くの選択肢があり、それぞれメリット・デメリットがあるため、どれを選べば良いか悩んでしまうでしょう。

アクアを車検に出すなら、自動車ディーラーでの車検がおすすめです!
車検専門店やガソリンスタンドなどの車検と比較しながら、ディーラー車検の特徴をご紹介します

 

自動車ディーラーでの車検の特徴

自動車ディーラーとは、各自動車メーカーのクルマを専門に販売している店舗のことです。
自動車ディーラーでは販売店だけでなく工場も併設しており、その工場で車検や修理を行ないます。

自動車ディーラーに依頼するメリットは次の通りです。

<自動車ディーラーのメリット>

  • サービスの質が高い
  • アクアの知識が豊富である
  • 部品交換を純正品で行う

自動車ディーラーでアクアを車検に出す最大のメリットは、サービスの質の高さでしょう。
必要最低限の検査項目で車検を行う車検専門店やガソリンスタンドなどと異なり、車検の整備項目が充実しています。
万が一修理が発生するなど不具合が起きても、しっかり対応してくれます。

車検専門店やガソリンスタンドなどの車検では、車検の合否に関わらない部分の検査は行われないケースが多く、自分での点検や整備が難しいという方にとっては、ディーラー車検の安心感がやはり大きいでしょう。

また、自社のクルマの知識が豊富な自動車ディーラーであれば、ほかの車検業者にはない専門の知識を用いた点検や提案なども行ってくれるでしょう。
部品交換が必要な場合も、アクアの純正品を使用してくれるという安心感がありますよ。

自動車ディーラーの中には、必要な整備をセットにしたサービスを提供しているところも。
本コラム「モビリコマガジン」を運営するトヨタの正規ディーラー「横浜トヨペット」でも、車検を含めた「お得な点検パック」をご用意していますよ!

<自動車ディーラーの注意点>

  • 車検費用が高い
  • 日数がかかる場合もある

自動車ディーラーはサービスが充実しているため、アクアの車検を依頼すると、車検専門店やガソリンスタンドよりも車検費用が高くなる可能性があります。

また、自動車ディーラーやクルマの状態によっては、車検完了まで日数がかかる場合も。
ディーラー車検でも、近年は1時間のクイック車検が主流ですが、急いでいる方や忙しい方は、よりスピード感のある車検専門店や、24時間車検を受け付けているようなガソリンスタンドなどを選ばれる方もいます。

 

アクアの車検費用を安く抑えるポイントもご紹介

アクア

アクアは初回車検3年、継続車検は2年ごとに必要となります。
一度の車検には法定費用だけでも35,000円前後かかるため、費用をできる限り安く抑えたいですよね。

アクアの車検費用を抑えるためのコツについて、いくつかご紹介します!

 

複数の業者を比較する

車検の費用は業者によって異なります。

できるだけ車検費用を安く抑えたいなら、車検業者を探すポータルサイトを利用したり、複数の業者に見積もりを依頼したりと、複数の車検業者を比較しましょう。

ただし、先ほどご紹介したとおり、車検業者によってそれぞれメリット・デメリットがあります。
クルマに調子が悪いところがあったり、相談したいところがあったり、自分でメンテナンスができないという場合は、サービスが充実している自動車ディーラーに車検を依頼するのがおすすめです。

費用面だけではなく、サービスや対応など複合的に比較して選ぶと良いでしょう。

 

日頃からメンテナンスをする

アクアの車検では、公的な費用である「法定費用」と、車検業者に支払う「車検基本料」のほかに、クルマの状態が悪く整備が必要な場合は、さらに「整備費用」が発生します。

整備費用は、整備が必要な箇所が多かったり、部品交換をしなければいけなかったりすると、その分費用が高くなります。

車検費用を抑えるためには、この整備費用を抑えるのが近道!

メンテナンスが不十分だと、大きな不具合を引き起こしやすくなるおそれも。
日頃からオイル交換や消耗品交換などを定期的に行い、不具合があった場合には早めに対処しておくことで、車検費用が安く済みますよ。

自分でメンテナンスが難しいという場合は、車検以外でディーラーの定期点検を受けてみるのもおすすめです。
半年ごとや一年ごとに1~2時間ほどかけて点検を行い、クルマの状態を判断してくれますよ。

もちろん点検費用はかかりますが車検代ほど高くはなりませんし、故障などにつながる不具合を早めに見つけることができれば、結果的にはお得です。

 

まとめ

アクアの車検費用の内訳は、大きく分けると「法定費用」と「車検基本料」の2つ。
クルマの状況によっては、さらに整備費用がプラスになります。

プリウスの車検にかかる法定費用の目安は、35,000円前後からですが、車検時の修理の有無や依頼先などによっても費用は変わってきます。

車検業者は、自動車ディーラーや車検専門店、ガソリンスタンドなどがあり、それぞれメリット・デメリットがあります。
費用と求めるサービスとのバランスを見ながら、ご自身に合った業者を選びましょう。
大切な人の安全を守るためにも、クルマをしっかりと点検・整備してくれる業者を選びたいですね。

アクアの車検費用を抑えるなら、整備項目の確認や複数の業者への見積もり依頼、定期メンテナンスもお忘れなく!

 

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