アルファードとは、トヨタの販売する高級ミニバンです。広い車内空間と高級なインテリアが人気で、家族旅行などでよく利用されます。

そんなアルファードですが、燃費はどのようになっているのでしょうか。車を購入するうえで、燃費は毎年かかる維持費に直結するため、気になる方も多いかと思います。カタログに書いてある燃費は悪くなくても、実際の燃費とは違っている場合も多くあります。

本記事では、カタログ燃費と実燃費をグレードごとに紹介し、燃費に関する口コミもみていきます。また、年間維持費や燃費を向上させる方法なども詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

アルファードとは

アルファードとは、「大空間高級サルーン」をコンセプトとしたミニバンです。そのため、高級感にかけてはほかのミニバンとは一線を画し、よりラグジュアリーで上質な空間を演出しています。

最先端技術を利用した安全性能の向上・燃費性能を維持しながらもパワーを出すためのエンジン、走行中でもオペレーターが答えてくれるコネクティッドサービスなど、さまざまな機能も備わっています。

現行モデルの販売開始は2015年ですが、そのあとの2018年に1度、マイナーチェンジを行っています。また、2020年には特別仕様車が追加されました。

アルファードの燃費について

アルファードの燃費について気になる、という人も多いのではないでしょうか。「ミニバンの燃費は良くない」「期待できない」と聞いたことがある人は、なおさら不安に思うこともあるでしょう。

実際のところ、アルファードの燃費はミニバンにしては悪くはありません。また、アルファードには、燃費を推定できる燃費計が搭載されています。そのため、運転する人や車によって異なる”実燃費”の計算の仕方がわからないという人でも、簡単に燃費がわかるようになっています。実際の燃費とは若干の誤差がありますが、目安とはなるでしょう。
その他、燃費を計算する方法として、

燃費計算方法
①ガソリンを満タンにしてからトップメーターをリセットする
②実際に車を走らせて燃料を減らす
③再び満タンになるまで給油する
④トップメーターに記されている距離を、2回目の給油で入れたガソリンの量で割る

という手順で算出することができます。

アルファードの燃費を計算してみて、燃費が悪いと感じる場合は、後述する「燃費を向上させる方法」も試してみてください。

アルファードのグレードと燃費

ここからはアルファードの各グレードの燃費とアルファードで実際に走ってみた時の感覚について解説していきます。

ガソリン車グレード カタログ燃費 実際の燃費 ハイブリッドグレード カタログ燃費 実際の燃費
S TYPE GOLD 10.6km/L HYBRID S“TYPE GOLD” 14.8km/L
Executive Lounge 10.2km/L 6.56km/L HYBRID Executive Lounge・

HYBRID Executive Lounge S

14.8km/L 11.04km/L
Executive Lounge S 9.9km/L 6.56km/L HYBRID G“Fパッケージ” 14.8km/L
G 10.8km/L 7.63km/L HYBRID G 14.8km/L 11.04km/L
GF 10.2km/L 6.56km/L HYBRID X (7人乗り) 14.8km/L 11.04km/L
X 10.8km/L 7.63km/L HYBRID X (8人乗り) 14.8km/L 11.04km/L
SC 9.9km/L 6.56km/L HYBRID SR“C パッケージ” 14.8km/L
S“C パッケージ” 10.6km/L HYBRID SR 14.8km/L 11.04km/L
S 10.6km/L 7.63km/L HYBRID S 14.8km/L 11.04km/L

アルファードには、多くのグレードがあります。基本的には、パワーユニットの違いでグレードが異なります。そのほか標準ボディなのか、エアロボディなのかという見た目による違いも大きいといえます。

ただし、実燃費に関してはガソリン車かハイブリッドかくらいの差しかなく、グレードによって燃費が大きく変わるということもほぼありません。

実燃費は乗り方にもよるため、できるだけ燃費を抑えた走り方をするといいでしょう。今回の表を見比べてみるとわかることですが、ガソリン車の実燃費の平均は6.56km/L~7.63km/Lとなっています。

実際に運転した際にどこまでの燃費が出るかは環境により異なりますが、ハイブリッドでは11.04km/Lとかなり燃費が抑えられている印象です。

「市街地」「郊外路」「高速道路」

燃費は、「市街地」「郊外路」「高速道路」のどこを走るのかによって大きく違ってきます。実際にカタログ燃費を見てみると、ハイブリッドの場合は市街地モードで12.6km/L、郊外モードで15.6km/L、高速道路モードで15.4km/Lという数値になっています。

ガソリン車の場合は2.5リッターで、市街地モードで7.3km/L、郊外モードで11.7km/L、高速道路モードで12.8km/Lです。あくまでもカタログ上の数値ではありますが、購入の際の参考にはなるでしょう。

また、走り方によっても変わってくるので、燃費を抑える走り方をすることでカタログの燃費に近づけることができるでしょう。

実際に、アルファードのハイブリッド車に乗って、燃費が13km/Lとかなりカタログに近い数値を出している人もいます。燃費良く走りたいのであれば、道路の特徴を良く理解して、それぞれの道路に合った乗り方をする必要があります。

燃費は人それぞれ

燃費は、乗る人によって異なります。もちろん車の性能はありますが、乗り手が気を配ることでも大きく変わります。
実際に運転している人で、カタログ燃費に近い数字を出せる人も多くいるのは事実です。「燃費がいい」という人に共通するのは、燃費を向上させる運転、なるべくエコな運転を心がけているということです。

まずはアルファードの普段の燃費を把握して、さらに燃費が向上できるような運転を試してみてください。

燃費を向上させるには

「ミニバンのだから燃費は良くない悪いもの」と思っている人もいるでしょう。しかし、そのようなことはありません。燃費を向上させる方法がいくつかあるので、ぜひ試してみてください。

アイドリングに注意

「アイドリングストップ」という言葉を耳にしたことはありますよね。

現在は、自動車自体に「アイドリングストップ」機能がついているものも少なくありません。しかし、アイドリングストップとは、必ずしもメリットばかりではありません。もちろん信号待ちなど、停まってはいても車を稼働させたままでなくてはならないというときもあります。
一方で、アイドリングとは、エンジンに負担をかけることなく自動車を稼働させておくための方法です。エンジンには負担がかかっていないものの自動車が稼働していることには違いありません。

つまり、アイドリングストップをしているときにも、エンジンは動いていなくても燃料は消費されている状態なのです。そのため、無駄なアイドリングは控えることで、燃料を節約できるうえにエコにも貢献できるでしょう。

ブレーキのかけ方

実はブレーキのかけ方によっても、燃費が異なります。急発進や急加速・急停止などはエンジンに負担を掛けるだけでなく、燃費が大きく低下します。

もちろん、どうしても急停止しなければならないという場面もあります。そういった場合は、しっかりブレーキを掛けましょう。しかし、特に必要ない場面では、急発進や急加速・急停止などはやめておくほうがいいでしょう。

無駄に速度を出したり緩めたりといった行為も、燃費に関係するだけでなく、非常に危険な行為でもあります。事故が起こる確率も高くなるため、注意しておきましょう。

定期的なメンテナンス

定期的なメンテナンスも、燃費向上に役立ちます。車に悪いところはないか、劣化している部分はないかなどを半年ごとなどと期間を決めて定期的にみてもらいましょう。

もちろん車検はありますが、2年ごとなので、その間に劣化してしまうということもあります。劣化した部分は早めに交換など対処をすることで、車を長持ちさせることができます。
劣化した部品を交換すれば、燃費の向上にもつながります。

また、バッテリーの交換時期が来たのであれば速やかにバッテリーの交換をしておきましょう。
劣化したバッテリーでは、アルファードを支えることができないため、燃費が著しく下がるばかりかライトがつかなくなってしまうこともあります。事故にもつながってしまうため、早めの交換がおすすめです。

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  • モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
  • 面倒な作業が多くなりがちな車の個人売買ですが、面倒な作業はすべてディーラーにお任せできます。

アルファードの燃費に関する口コミ

購入を検討しているけど、「アルファードはどの程度の燃費なのか知りたい」「本当に燃費がいいの」という人もいるのではないでしょうか。ここでは、実際の燃費に関する口コミを集めてみました。

口コミ
・ミニバンなのに燃費がいい
・燃費は良いとは言えない
・車内が快適なので燃費は気にならない

口コミ①ミニバンなのに燃費がいい

見方によって燃費が良いとも良くないとも言えるのが、このアルファードの特徴です。
例えば、同じミニバン同士で比べるとアルファードの燃費は決して悪いわけではありません。ハイブリッドモデルなどに関しては、同じミニバンで比較するとかなり燃費は良いと言えます。もちろんハイブリッドモデルなので本体価格も高くなりますが、燃費はその分かなり良くなるため、燃費を気にする方はハイブリッドモデルを選択することをおすすめします。

口コミ②燃費がいいとは言えない

ミニバン以外の他の車と比較すると、やはりアルファードは燃費が良いとは言えません。
どうしても車体が大きく、最大級の室内空間を装備している分、コンパクトカーなどのような低燃費を実現するのは不可能になります。
また、ファミリーカーとしてなどのニーズが多いアルファードは、例えば車内でアイドリングをして子供にテレビを見せるといった使い方をする機会も多い車ですから、そういった意味でも低燃費を追求するのはなかなか難しい車といえます。

口コミ③車内が快適なので燃費は気にならない

また、車内空間の充実度ゆえに燃費をあまり気にすることなく利用されている方が多いのもアルファードの特徴です。視界も良くハンドルなども扱いやすいため運転手にとっても快適で、揺れが少なく室内空間も広いため同乗者にとっても快適なアルファードは、そのような室内装備に対して十分満足しているためそこまで燃費が良くなくても気にならない場合も多いようです。また、快適な室内空間を求めてアルファードを購入される方が多いため、冷房や暖房を切ったりテレビやオーディオをオフにしたりなど低燃費な走りをあまり意識されない方も多くいます。

アルファードの年間維持費を見てみよう

アルファードでは年間維持費がどの程度必要なのか、詳しくみていきましょう。

維持費①税金

自動車の維持費として必要なのが、税金です。税金は、自動車税と自動車重量税に分けられます。自動車税は、アルファードの場合はハイブリッド、2.5L車、3.5L車でそれぞれ異なります。まずは自分の車がどれに当てはまるのかをみてみてください。

ハイブリッドの場合は、自動車税は43,500円です。ガソリン車であれば、2.5L車で43,500円、3.5L車で57,000円となります。こちらは毎年5月末日までに支払う必要があるため、必ず準備しておきましょう。

また、購入から13年が経過すると、自動車税が高くなります。記載されている自動車税に、さらに15%が加算されるというもので、もしも乗り換えるなら13年が経過する前がおすすめです。

また、自動車重量税は、車検時に一緒に支払うもので、車の重量によって金額が細かく決められています。

アルファードの場合、重量税はハイブリッド車が18,700円、ガソリン車は重量にもよりますが49,200円か61,500円となります。

エコカー減税が適用される場合は0円になります。エコカー減税が適用されない場合はそれなりに金額がかかってしまうことを覚えておきましょう。ちなみに、車検とともに払うので、購入時には3年分、それ以降は2年分をまとめて支払う形になります。

維持費②車検

自動車を維持するために必要なお金として、車検代があります。車検は、自動車を所有していれば必ず受けなければなりません。

新車購入後初めての車検は3年後です。その後は、2年に1度受ける必要があります。車検を受けていない車で公道を走ることは認められていません。車によっても車検にかかる費用は異なりますが、アルファードの場合は15万円前後が相場と考えておくと良いでしょう。

これは大きな不具合がなく、特に傷などもなくて消耗品の交換が入っている車検での相場です。もしも車体に傷がある、重要な部品の交換が必要、修理が必要などがあれば、さらに費用が必要となります。

車検の費用の内訳は、自動車重量税、自賠責保険、印紙代、基本料金、消耗品代となっています。基本料金と消耗品代以外の自動車重量税、自賠責保険料、印紙代は法定費用と呼ばれていて、どこで車検を受けていたとしてもその価格は変わりません。

消耗品代には、ワイパーのゴム交換やバッテリー交換、オイル交換、エレメンタル交換などの費用が入っています。このうち、既に直近で交換していて交換の必要がないものに関しては費用が必要なくなるため、その分安く済む場合もあります。

維持費③保険

維持費としてほかに必要なのが、保険料です。車の保険には、自賠責保険と任意保険の2種類が存在します。車を購入した際に強制的に加入しないといけないのが、自賠責保険です。任意保険については、加入しなければ保険料を支払う必要はありません。しかし、加入しなければ、その分何かあったときの保証もないということになるため、おすすめはできません。

一方、自賠責保険は加入が強制となります。

料金も一律で決まっていて、アルファードの場合、「自家用乗用車」というくくりで購入するのであれば、自賠責保険は25,830円となります。これは2か月分の金額になり、購入するときには3年分を一括で納めることになります。

自賠責保険加入の目的は、自動車事故が起こったときの被害者救済であり、対人事故に関する最低限の保証しか入っていません。

つまり、自賠責保険だけでは、建物などの建造物を壊してしまったときや自分に対する保険金のお金は出ません。また、対人事故であっても自分がケガしても保証はなく、自分の車が大破しても保証がありません。

そのため、任意保険に加入して、自賠責保険で足りない部分を補う形になります。任意保険の場合は、対人保障、対物保障、自身のケガ、車両保障などいくつもの保証を選ぶ事が可能なので、無理のない範囲で加入しておきましょう。保険料はどれだけ保証をつけるかによって異なりますが、1年分で5万円〜7万円ほどかかると考えておくといいでしょう。

維持費④ガソリン代

維持費の中でも最も大きな割合を占めるのが、ガソリン代です。ガソリン代がいくらかかるのかは、その時のガソリンがどのくらいの料金がするのかにもよりますが、年間10,000キロ走行、燃費が13km/L、ガソリン代が175円として計算すると、約130,900円程度になります。

もちろんそれ以上走ればその分お金がかかりますし、年間5,000キロしか走らないのであれば半額で済むでしょう。どちらにしても、ガソリン代が維持費の大部分を占めるのは間違いありません。

アルファードの場合は、ハイブリットであれば13km/L前後の燃費、ガソリン車であれば9km/L前後の燃費です。アルファードのグレードを選ぶ際は、燃費と本体価格の折り合いをつけて購入しましょう。

維持費⑤そのほか

そのほかの維持費としては、駐車場代が必要なことがあります。駐車場代は土地がどれだけ地価が高いのかにもよりますが、多くの場合5,000円〜10,000円、平均相場は8,000円です。

また、3年から5年に1度くらいタイヤの交換が必要です。タイヤ交換の費用はどのようなタイヤを買うかにもよりますが、安いものであれば4本で50,000円程度、高ければ100,000円以上かかります。タイヤは、予算と相談してなるべく長持ちしそうな製品を購入しましょう。

そのほか、寒冷地であればスノータイヤが冬に必要になります。スノータイヤに変えてなければ、雪道を走る事ができません。

というのも、夏のタイヤでは、雪道では滑って進めなくなってしまうからです。スノータイヤも必要であれば夏用のほかに冬用、合わせて両方を購入しなければならないこともあるため、予算に余裕を持たせておくようにしましょう。

年間維持費を安く抑えるためには保険の見直し

保険をうまく選ぶことで、年間維持費を安く抑えることが可能です。というのも、任意保険はどの保証を付けるのかを自分で選ぶことができ、保険料も調節することが可能だからです。アルファードの場合は、車体本体も高額となるため、車両保険を付けるのも良いでしょう。

車両保険を付けると、3万円から5万円程度の保険料が加算されます。

保険料を安くしようと考える場合は、運転する人に制限を設けて、保険料を調節することをおすすめします。例えば、運転手を本人のみ、もしくは本人と配偶者のみと限定すると保険料が安くなります。

年齢でも制限を設けることができ、30歳以下などと条件を入れることで、保険料が下がります。条件が多ければ多いほど、保険料が下がることが多いです。しかし、あまり厳しくするといざというときに困るため、注意しましょう。

保険会社に選び方

保険会社は、代理店かネットかを選ぶ必要があります。代理店型に申し込むのであれば、店舗へ行く必要があります。

多少面倒ではありますが、プロから意見を聞きながら保険を選ぶことができるので、無駄を省いた適切な保険の組み合わせができます。

また、ネット型であればスマホやパソコンがあれば申し込みから契約までインターネット上で完結させることができます。手軽な反面、うまく保険を選ばないと高い保険料になってしまうということもあり得るでしょう。

もしも迷ったときには、サポートデスクなどに電話することで、ある程度保険の選び方などを教えてもらうことも可能です。

まとめ

アルファードを含め、ミニバンは居住性を優先して作られているため、車体が大きく華やかです。人数が多く、ファミリーで旅行に出かけるときなどは重宝する車種といえるでしょう。

一方で、アルファードは燃費が特にいいというわけではありませんが、普通に乗る分には十分といえる燃費性能を備えています。

居住性を最優先した車ですが、走行性や乗り心地などもモデルチェンジをするごとにさらにさまざまな部分が改善され、より向上しています。家族で遠出をしたい、車中泊を楽しみたいという人におすすめの車なので、ぜひ少しでも燃費を抑えて楽しくドライブしてください。

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