トヨタのカムリは1980年に販売が開始され、デビュー以来世界各国で愛されている車です。特に北米を中心に人気が高く、トヨタの高級セダン車の中でも直進安定性と乗り心地の良さを特徴としているロングセラーモデルです。

カムリのコンセプトは「前輪駆動セダン」。コンセプト通り、ゆったり快適に運転することができます。また、後部座席もこだわってつくられており、同乗者にも高い居住性を感じてもらうことができるでしょう。

そんなカムリにはさまざまなグレードが存在します。そのため、自分に合ったグレードがどれなのかわからずに困っている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、カムリのグレードについて解説していきます。そもそもカムリにはどのようなグレードがあるのかが分からないという方や、どのグレードが自分に合っているかを知りたいという方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

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目次

カムリってどんな車?

カムリは、全世界100カ国で1,800万台以上を売り上げているミドルクラスのセダンで、トヨタのベストセラーカーのひとつです。特に北米での人気が高く、スポーティー・華やかさなど、グレードにより特徴がさまざまです。それぞれのグレードで個性が引き立つようなスタイルを持っています。

カムリは、見た目で選ぶ人も多いといわれるほど、高いデザイン性が魅力の車でもあります。ボディーカラーはモノトーン5色とツートーン2色の計7色から選択することができます。グレードもさまざまあるので、周りと違う車に乗りたいという方にもおすすめの車種となっています。

また、ゆったりとした室内も大きな魅力で、特に後席の広さは特筆すべきポイントです。大人が3人並んだとしても、広々と快適に座ることができ、後席乗員にも心地よい空間を提供しています。

カムリのグレードや価格などは以下の通りです。

グレード 価格(税込) 乗車人数 サイズ(全長×全幅×全高) 燃費 ホイールベース
WS“レザーパッケージ” (E-Four) 4,682,000

5人乗り 4,910mm×1,840mm×1,455mm JC08モード

24.6

km/L

WLTCモード

21.6

km/L

2,825 mm
WS (E-Four) 4,145,000円 5人乗り 4,910mm×1,840mm×1,455mm JC08モード

24.6

km/L

WLTCモード

21.6

km/L

2,825 mm
G“レザーパッケージ” (E-Four) 4,572,000円 5人乗り 4,885mm×1,840mm×1,455mm JC08モード

24.6

km/L

WLTCモード

21.6

km/L

2,825 mm
G (E-Four) 4,002,000円 5人乗り 4,885mm×1,840mm×1,455mm JC08モード

24.6

km/L

WLTCモード

21.6

km/L

2,825 mm
X (E-Four) 3,693,000円 5人乗り 4,885mm×1,840mm×1,455mm JC08モード

24.6

km/L

WLTCモード

21.6

km/L

2,825 mm
WS“レザーパッケージ” (2WD) 4,484,000円 5人乗り 4,910mm×1,840mm×1,445mm 24.3

km/L

2,825 mm
WS (2WD) 3,947,000円 5人乗り 4,910mm×1,840mm×1,445mm 24.3

km/L

2,825 mm
G“レザーパッケージ” (2WD) 4,374,000円 5人乗り 4,885mm×1,840mm×1,445mm 24.3

km/L

2,825 mm
G (2WD) 3,804,000円 5人乗り 4,885mm×1,840mm×1,445mm 24.3

km/L

2,825 mm
X (2WD) 3,495,000円 5人乗り 4,885mm×1,840mm×1,445mm 27.1

km/L

2,825 mm

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カムリのグレード構成

カムリのグレードは以下の通りです。

たくさんあるように見えますが、基本は「X」、「G」、「WS」のみです。さらに、GとWSにのみ、「レザーパッケージ」が用意されています。この順で価格も高くなっていきます。

カムリは「パワートレイン」を搭載しており、グレードごとに設定された内装やシートはどれも質感の高い高級セダンらしいデザイン性に優れたものとなっています。トヨタの誇る広い室内と豊富な収納エリア、ファミリーでも使いやすく設計された広めのラゲッジスペースなど、カムリの内装はどのグレードでも見どころが多いです。

カムリのグレード別の特徴

上述のとおり、カムリのグレードは大別すると以下の4種類となっています。

ここからは、各グレードの特徴について紹介していきます。

Xグレード|エントリークラスのグレード

まずは「X」グレードについて紹介します。これはいわゆるエントリーグレードといわれており、カムリで最もリーズナブルに購入ができます。

トヨタの全車種に標準装備されている「Toyota safety sense」は、もちろんカムリにも搭載されています。サイドエアバッグやカーテンシールドエアバッグも標準搭載されているので、安全面は文句ないでしょう。

オプションとなりますが、「パーキングサポートブレーキ」と呼ばれるペダルの踏み間違いがあった際に加速を抑制してくれるインテリジェンスソナーもあります。

また、このグレードには、DCMというカムリ専用の車載器を搭載しています。さらに、ヘルプネットという、緊急時にオペレーターを通して警察や消防などに連絡をすることができる機能も備えています。レストランやホテルなどの予約ができるオペレーターサービスと呼ばれる機能も快適な運転をアシストしてくれるでしょう。

Bi-Beam LEDヘッドランプは、1灯でロービームとハイビームの切り替えが可能です。また、3層ライトであるLEDクリアランスランプも搭載されました。このランプで夜間や雨天などの視界が悪いときにも、その状況に合わせて明るさを調整して、安全に走行することが可能になるでしょう。

ディスプレイオーディオはスマートフォンとの連携も可能で、カムリのディスプレイから自分のスマホを操作して通話することもできます。

フロントガラスには黒のメタル塗装が施されており、フロントセンターには黒を基調としたピラーガーニッシュが装備されています。

最安グレードでありながら、カムリの高級感を感じさせてくれる全体的な質感の良さ、バブルタイプのリヤコンビネーションランプの採用によるプレミアムセダンの上品さが備わっています。

Gグレード|幅広いオプション

次にGグレードの紹介です。このグレードは幅広いオプションが大きな特徴のひとつです。

Gグレードはフロントロアグリルを金属調に塗装していたり、ピアノブラックのフロントセンターがピラーガーニッシュになっていたりと、Xグレードと比べてもさらに高級感の溢れるエクステリアとなっています。

オプションで追加することのできる「ブラインドスポットモニター」や「リヤクロストラフィックオートブレーキ」もGグレードならではのものです。

ブラインドスポットモニターは後ろの車が接近していることをセンサーが検知し、車線変更を安全にできるようアシストしてくれます。リヤクロストラフィックオートブレーキはバックで出庫するときに、後ろから接近してくる車があれば自動でブレーキをかけてくれる機能です。

リヤコンビネーションランプはLEDで、ソフトプライバシーガラスやUSB端子も標準搭載となっています。

また、オプションは以下のように複数選択できるようになり、このことからもXグレードとの差別化を図ることができるようになっています。

WSグレード|スポーツカーのようなエクステリア

WSグレードはGグレードと比べ、搭載されているスペックに関してはほぼ差がありません。WSとGの違いはエクステリアにあります。

WSグレードはXグレードやGグレードに比べると、圧倒的にスポーティーなデザインが特徴で、とにかく見た目がカッコいいです。前と後ろのバンパー、フロントグリルともに完全にスポーツ仕様で、マフラーカッターも搭載されています。

リヤスポイラーはWSグレード専用のエアロパーツで、明らかに他グレードとは異なり、スポーツカーを彷彿とさせます。

運転のしやすさにもこだわりが感じられるでしょう。WSグレード独自のサスペンションチューニングは、フラットな走りとドライバーのハンドリングを感度良くタイヤに伝える反応性の高いものとなっています。AT車でもマニュアル感覚を楽しめるパドルシフトを標準装備しており、日々の運転が楽しくなります。

レザーパッケージ|高級感溢れる本革シート

レザーパッケージは、GグレードとWSグレードにのみ設定されています。特徴は以下のとおりです。

通常グレードではシートは合成皮革ですが、レザーパッケージではその名のとおり本革が採用されており、この高級感こそが最大の特徴といえます。

しかし、レザーパッケージには本革以外にも便利な機能が複数搭載されています。

運転席と助手席にはシートヒーターが装備されており、走行をアシストしてくれる快適な装備として、カーラーヘッドアップディスプレイが標準装備されています。運転を快適にしてくれる工夫がたくさんあるため、長距離のドライブでも快適に運転することができます。

各グレードでおすすめな方とは?

カムリはグレードによって、標準装備やオプション装備・カラーなどが異なります。どのグレードが自分に適しているかわからないといった人も多いのではないでしょうか。

そこでここからは、カムリのグレードごとにどのような方におすすめなのか、詳しく解説していきます。

Xグレードがおすすめなのはどんな人?

カムリのグレードの中でも、比較的リーズナブルに入手できる「Xグレード」ですが、視認性や非視認性が高いことはもちろん、セダンらしい質感の高さが魅力のひとつです。

専用車載器としてDCMを標準装備しているだけではなく、車の状態を確認できる「マイカーサーチPlus」や緊急時に警察や消防に接続できる「ヘルプネット」など、便利な機能がたくさん利用できることも優れたポイントです。

トヨタの安全機能「Toyota Safety Sense」も搭載されており、エアバッグも標準装備のため、安全面でも優秀といえます。最安グレードながら、カムリの高級感を充分に味わうことができるため、予算を抑えたいけど高級セダンに乗りたいという方におすすめです。

Gグレードがおすすめなのはどんな人?

一般ユーザーには、カムリの標準モデルともいえる、「Gグレード」がおすすめです。Gグレードは理想的な標準装備が付いている上に、幅広いオプションで自由にカスタマイズができます。

このグレードはとにかくオプションを多数設定することができるため、まさに自分好みのカムリを作り上げて他の人と差別化を図ることが可能です。

充実した安全装備や機能が標準搭載されているので、街乗りでも安心して走行できます。

WSグレードがおすすめなのはどんな人?

車を走らせることが好きという方に対しては、文句なしに「WSグレード」をおすすめします。見た目がスポーツ仕様の外装をしているだけあって、非常にかっこいいです。

スペック面でもWSグレードにしかないチューニングが施されており、ドライバーの細かなステアリングのレスポンスもよく、柔軟に対応してくれます。レスポンスが良いため満足のいく走りをすることができるでしょう。

スポーティーな車であるにも関わらず、燃費も決して悪くないため、トータルで使い勝手がよく、運転面では非常に満足できるグレードといえるでしょう。

とにかく車の運転そのものを楽しみたい、安定して車を操作したい、という方におすすめのグレードです。

レザーパッケージがおすすめなのはどんな人?

「Gグレード」と「WSグレード」でのみ選択できる「レザーパッケージ」は、シートに本革シートを採用していることから、インテリアに高級感を求める方におすすめのグレードです。

インテリアだけでなく、運転を快適にする数々の装備を付けることも可能です。安定した走行に加え、安全性能にも充分配慮されており、気持ちの良い走りをさらにグレードアップしてくれること間違いなしです。

本革シートは内装の高級感もさることながら、長時間のドライブも快適にしてくれるというメリットがあり、乗り心地は最高級レベルです。

装備と機能を充実させ、高級感のあるデザインにもこだわりたいという方で、予算に余裕があるのであれば、ぜひレザーパッケージの設定を検討してみることをおすすめします。

「18インチのアルミホイール」が標準搭載されているのも人気の秘密です。

まとめ

カムリは高級セダンであり、どのグレードもインテリア、エクステリアともにハイクラスです。全グレードの安全装備も文句なしで、安心して車を走行させることができる工夫が詰め込まれています。

グレードによる差別化もされており、それぞれの特徴やコンセプトもしっかりと異なっていることから、自分のスタイルや趣味に合わせて最適なグレードを選択すると良いでしょう。

Xグレードはリーズナブルなのにカムリの高級感をしっかりと味わえます。Gグレードは標準装備が充実しておりオプションでさらなる差別化が図れるでしょう。

WSグレードは軽快な走りを実現してくれます。そしてレザーパッケージはさらに高級感のあふれる人気装備がお得に付けられるのです。それぞれで明確に魅力が異なっているので、この記事を読んで購入前に各グレードの特徴を把握しておきましょう。

今回紹介した、カムリのグレードの特徴を参考に、自分にピッタリのグレードはどれなのかを確認し、購入を検討してみてください。

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