エスクァイアはトヨタ自動車より2014年10月に販売が開始された、ミニバンタイプの車です。フロントの大きなグリルが特徴で、ノアやヴォクシーの兄弟車です。
トヨタが販売しているミニバンのラインナップの中でも目を引くデザインを持つエスクァイアが好みな方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、トヨタの「エスクァイア」の中古車について解説していきます。お得な買い方やおすすめのグレード、購入する際の注意点も含めて解説していきます。エスクァイアの中古車をお探しの方には必見の内容となっているので、エスクァイアが気になるという方はぜひ本記事を参考にしてみてください。
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目次
【中古車】エスクァイアおすすめのモデルは?コンパクトミニバンの中でもひと際目立つデザインで魅力的!
エスクァイアは人気車種であるため、中古車市場には1400台ほど存在しています。そのため、中古車選びに困ることはないでしょう。またエスクァイアの中古車相場は120〜440万円と非常に手の届きやすい金額で推移しています。
また、車の特性上見た目のカスタムが施されたものも数多く中古車市場に出回っているので、自分の好きな車体を選ぶことが可能です。
エスクァイアは7・8人乗りのミニバンタイプの車で、ファミリー層からの支持を集めている車です。しかし、見た目の良さから男性からの支持もあり多様な層から人気を得ている車種といえます。
エスクァイアの中でおすすめのグレードは「ハイブリッドGi」です。ハイブリッドGiの最大の魅力はハイブリッドを採用したことによる燃費性能の高さです。カタログ燃費WLTCモードで19,8km/Lとボディサイズを感じさせない燃費の良さを誇っています。
また、「Gi」グレードは発売当初上級グレードに設定されていたので、装備も充実しています。「Toyota Safety Sense」を搭載しており安全面でも不安のない1台だといえるでしょう。さらに、見た目もメッキを使用した上質的な印象で、持っているだけで所有欲を満たせます。
「ハイブリッドGi」は特に家族連れにおすすめのグレードです。近年のガソリン価格の高騰は非常に厳しいものですが、ハイブリッド車のため燃費が良く、家計に優しい1台です。また、先進安全装備である「Toyota Safety Sense」を搭載しているため、子どもを連れてのドライブも安心感を持って楽しむことができるでしょう。
実はエスクァイアは2021年12月に生産が終了しました。そのため、現在購入できるのは中古車のみとなっており、今後の人気によっては値上がりする可能性もあります。
エスクァイアはノア・ヴォクシーと兄弟車であり、競合する車だともいえます。ノア・ヴォクシーと比べエスクァイアはフロントフェイスの押し出し感が強く、威厳のあるフロントとなっています。
そのため、好みは分かれますが好きな人はとことん好きな車だといえるのではないでしょうか。ノア・ヴォクシーと中古車相場を比較した結果、中古車相場に大きな差はなく同価格帯での購入が可能です。そのため、見た目の好みが最大の基準になるといえます。
エスクァイアのグレードごとのスペックを解説!グレードごとの価格や魅力は?
ここからは、エスクァイアの中古車をお探しの方に向けて、グレードごとの違いや価格、魅力を解説していきます。グレード選びはカーライフを送るうえでの快適性を決める重要な部分です。自分の望む装備がない場合は悔しい気持ちを持つことでしょう。
どのグレードを購入するか検討している方には非常に参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
エスクァイアのグレードは以下の通りです。
グレード | JC08燃費 | 駆動 | パワーユニット | 乗車定員 |
Xi | 16.0km/L(FF)
14.8km/L(4WD) |
FF・4WD | ガソリンエンジン | 7名・8名 |
Xiハイブリッド | 23.8km/L | FF | ガソリンエンジン+
モーター |
7名 |
Gi | 16.0km/L(FF)
14.8km/L(4WD) |
FF・4WD | ガソリンエンジン | 7名・8名 |
Giハイブリッド | 23.8km/L | FF | ガソリンエンジン+
モーター |
7名 |
Xi|発売当初には存在したベースグレード
Xiグレードは2014年のエスクァイアの登場時から2020年の4月まで製造・販売されていました。2020年4月にトヨタはすべてのチャネルですべての車の販売を行うようになりました。それに伴って複雑なグレード構成が整理され、Xiグレードは姿を消したのです。
Xiの特徴として、コストパフォーマンスの高さが挙げられます。室内空間はそのままに、装備を簡素化したモデルなので、価格が抑えられています。見た目に関しても、エスクァイアの中では控え目な印象なので、むしろこちらの方が好みという方も少なくないかもしれません。
ベースグレードとはいえ、BluetoothやWエアコン、スマートキーなど車を快適に使用するうえではなんの違和感もなく楽しめる装備が揃っています。しかし、先進安全装備がついていない個体もあるので、運転が不安な方やお子様連れの方は購入時に確認するようにしましょう。
グレード | Xi(FF) | Xi(4WD) | Xi(ハイブリッド) |
全長/全幅/全高(mm) | 4,700/1,700/1,830 | 4,700/1,700/1,870 | 4,700/1,700/1,830 |
室内 全長/全幅/全高
(mm) |
2,930/1,540/1,400 | 2,930/1,540/1,400 | 2,930/1,540/1,400 |
車両重量(kg) | 1,570 | 1,650 | 1,630 |
乗車定員(名) | 7名・8名 | 7名・8名 | 7名 |
ホイールベース(mm) | 2,850 | 2,850 | 2,850 |
駆動方式 | FF | 4WD | FF |
最小回転半径(m) | 5.5 | 5.5 | 5.5 |
燃費(km/L) | 16.0km/L | 14.8km/L | 23.8km/L |
Gi|充実した装備で快適な車内
Giは2014年の登場時から2021年生産終了になるまで、存在していたエスクァイアの上級グレードです。先進安全装備である、「Toyota Safety Sense」はもちろんですが、ペダル踏み間違い時にブレーキが発動するインテリジェンスクリアランスソナーも搭載されています。安全運転車の証明であるサポカーSワイドにも認定されています。
その他には、鍵を身につけていれば、ドアの開錠・施錠が可能なスマートエントリーシステムや両側のパワースライドドア、運転席・助手席のシートヒーターなど、あればカーライフがより快適になる装備も充実しています。
また、オプションとしてエスクァイア専用のアンプも存在しており、高音質な音楽が楽しめるでしょう。
Giにはさらに上質な要素が追加されたGi”Black-Tailored”という特別仕様車もあります。この特別仕様車には、通常のGiグレードの内外装にブラックとメッキの追加パーツが装着されています。フォグタンプやボンネットフードのモールなどがスモークメッキになっており、より引き締まった印象を与えるでしょう。内装も外装に合わせて変更されました。ブラックレザーの加飾が追加され、ダークシルバーに塗装されています。
グレード | Gi(FF) | Gi(4WD) | Gi(ハイブリッド) |
全長/全幅/全高(mm) | 4,700/1,700/1,830 | 4,700/1,700/1,870 | 4,700/1,700/1,830 |
室内 全長/全幅/全高
(mm) |
2,930/1,540/1,400 | 2,930/1,540/1,400 | 2,930/1,540/1,400 |
車両重量(kg) | 1,570 | 1,660 | 1,620 |
乗車定員(名) | 7名・8名 | 7名・8名 | 7名 |
ホイールベース(mm) | 2,850 | 2,850 | 2,850 |
駆動方式 | FF | 4WD | FF |
最小回転半径(m) | 5,5 | 5,5 | 5,5 |
燃費(km/L) | 16.0km/L | 14.8km/L | 23.8km/L |
エスクァイアの中古車ならではの魅力とは?
エスクァイアを中古車で購入するにはたくさんのメリットがあります。ここでは、中古車の魅力をご紹介します。
- エスクァイアの中古車ならではの魅力
- 高級感のあるミニバンが低価格で購入できる
- カスタム費用を抑えられる
- 豊富なグレードから選べる
魅力①高級感のあるミニバンが低価格で購入できる
エスクァイアはトヨタのコンパクトミニバンの中でも、ワンランク上の高級感をコンセプトにして設計されました。そのため、同クラスの他車種よりも内外装ともに充実した装備が特徴です。
「Toyota Safety Sense」や「インテリジェンスクリアランスソナー」などの先進安全装備が装着されたエスクァイアでも200万円台から購入可能です。
特にファミリー層の方で子どもを車に乗せるため、安全性が最重要という方も多いでしょう。しかし、安全装備が充実した車はどうしても高価になりますが、200万円台で購入できるエスクァイアは非常に賢い選択肢なのではないでしょうか。
魅力②カスタム費用を抑えられる
エスクァイアは高級感のある見た目を持つことから、カスタムを施す方も多いです。新車で購入後にカスタムを施すのは費用もかかりますし、少し気が引けるという方もいるでしょう。しかし、中古車のエスクァイアであれば、既にカスタムが施された個体が大勢で回っています。中古車であるため、カスタムも気軽に行えるでしょう。
注意点としては、自分の望むカスタムがされている個体が出回っているかはタイミングによるので、根気よく車を探す必要があることです。
また、自分が理想とするカスタムに近い個体を購入して、その後にさらにカスタムを加えるという賢い選択肢もあるので、ぜひ一度探してみてください。
魅力③豊富なグレードから選べる
エスクァイアは生産が終了していますが、人気車種であるため多くの中古車が流通しています。そのため、自分の希望するグレードを購入可能です。ベースグレードのXiから、上級グレードのGi、Giの中の特別仕様も流通しているので、自分が希望するグレードとオプションが装着された車を購入できます。
中古車だからこそ、オプションの吟味も可能です。もし、試乗させてもらえる中古車店であれば、自分が気になるオプションを一通り体感できるので、必要か否かをしっかりと判断できるでしょう。また、一度流通した後の車を購入することになるので、ネットにたくさんのレビューが出回っているので購入の参考にできます。
エスクァイアを中古で買うときの注意点!
エスクァイアを中古車で買う場合、いくつか注意すべき点があります。注意点は以下の通りです。
- エスクァイアの中古車の注意点
- 重大瑕疵のある車に注意する
- ハイブリッドモデルのバッテリーに注意する
- カスタムが多くされている個体に注意する
注意点①重大瑕疵のある車に注意する
「重大瑕疵」とは、修復歴のある車や冠水した車の事を指します。エスクァイアのみならず、すべての中古車で注意すべきポイントともいえるでしょう。特にエスクァイアは家族連れが乗ることも多いので、子どもを乗せる場合には特に気をつけたいポイントです。
「修復歴のある車」は車の骨組みに損傷があった車を指します。販売されている段階ではもちろん修理されていますが、人間で例えると、古傷がある状態なので、いつどんな問題が起こるか予想ができません。そのため、特に家族連れの方は修復歴のある車は避けた方が良いかもしれません。
また、「冠水した車」は電気系統に問題が起こりやすくなっており、独特の匂いがすることもあります。
注意点②ハイブリッドモデルのバッテリーに注意する
ハイブリッド車はエンジンとモーターで走っています。モーターにはバッテリーが付いていますが、年数がたつにつれ劣化してしまいます。もちろんバッテリーの交換は可能ですが非常に高価なため、中古車を安価で購入したメリットが薄れてしまうかもしれません。
モーターの状態を見分けるには、まず過走行かどうかを見ましょう。150,000km以上の場合などはバッテリーが劣化している可能性があります。次に走行していない期間です。こちらはエンジンも同様で、走行していない期間が長い車体はバッテリー・エンジン共に劣化している可能性があるので注意が必要です。
少しでも状態の良いものを見つけて、長く乗れるようにしましょう。
注意点③カスタムが多くされている個体に注意する
カスタムが施されている個体はかっこよくついつい憧れてしまいますが、カスタムされすぎている場合は注意が必要です。特に、車高をカスタムしている場合です。車高が大きく変わっている場合、ボディに設置されているセンサー類が正しく動作しない可能性があります。
また、カスタムが多い個体は運転の感覚も変わります。例えば、車高やタイヤがカスタムされていればハンドルに伝わる振動などの感覚が変わります。
また、ボディにカスタムが施されている場合、通常よりもサイズが一回りほど大きくなっている場合があるので、運転に慣れるまでは注意が必要です。
エスクァイアは先進安全装備がついている個体が多く流通しているので、カスタム車の場合は試乗などできちんと安全装備が動作するか確認するようにしてください。
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中古のエスクァイアをライバル車と比較すると?
エスクァイアはミニバンの中でも高級感にあふれるモデルです。他のミニバンの特徴も踏まえて、比較を行います。エスクァイアと他のミニバンで迷っている方は参考にしてみてください。
- 今回比較を行ったのは以下の3車種です。
- ノア
- ヴォクシー
- アルファード
ノアと比較
ノアはトヨタ自動車より2001年から発売されている車です。非常に長い歴史を持っており、街中で一度は見たことがあるのではないでしょうか。
ノアはエスクァイアの兄弟車の1台で、日本のファミリー層を支えている車の1つです。エスクァイアよりもマイルドなフロントフェイスで乗り手を選ばない万能さが特徴です。
ノアはエスクァイア以上に中古車市場に流通があり、自分の好みの車体が見つけやすい車だといえるでしょう。
また、2022年にはフルモデルチェンジをして、既に新型が多く走っているほど人気のある車です。
【中古車価格の比較】
エスクァイア | ノア |
120万円~440万円 | 95万円~454万円 |
【主要スペックの比較】
エスクァイア | ノア | |
燃費(JC08モード) | 22.8km/L | 23.8km/L |
全長/全幅/全高(mm) | 4,700/1,700/1,830 | 4,710/1,740/1,830 |
室内 全長/全幅/全高(mm) | 2,930/1,540/1,400 | 2,930/1,540/1,400 |
定員(名) | 5~8名 | 5~8名 |
ヴォクシーと比較
ヴォクシーもノア同様、エスクァイアの兄弟車です。ノアと同じタイミングで発売が開始されたため、こちらも歴史が古く街中でもよく走っています。
ノアよりも少しフロントフェイスに押し出し感があり、かっこいい印象を持ちます。室内空間も同じサイズなので、エスクァイアと同様の使い方が可能です。
中古車市場には3750台ほど流通しており、選択肢がかなりたくさんあるため、自分の理想の中古車を見つけることも可能だといえるでしょう。
特にヴォクシーには「煌」という特別仕様車があります。この特別仕様車はノーマル仕様と比べ、メッキパーツやエアロを装着するため、クールな印象を受けます。そのため「煌」は非常に人気があり、中古車市場にも多く出回っています。
【中古車価格の比較】
エスクァイア | ヴォクシー |
120万円~440万円 | 88万円~419万円 |
【主要スペックの比較】(ハイブリッドにて比較)
エスクァイア | ヴォクシー | |
燃費(JC08モード) | 22.8km/L | 23.8km/L |
全長/全幅/全高(mm) | 4,700/1,700/1,830 | 4,710/1,740/1,830 |
室内 全長/全幅/全高(mm) | 2,930/1,540/1,400 | 2,930/1,540/1,400 |
定員(名) | 5~8名 | 5~8名 |
アルファードと比較
アルファードはトヨタが販売するミニバンの中で最上級に位置するモデルです。サイズはもちろんですが、室内空間の質の高さや、高出力なエンジンなどあらゆる分野において一番高級感にあふれる作りとなっています。
そのため、価格帯はエスクァイアより高価です。
フロントフェイスはエスクァイアよりも存在感があり、かなり押し出し感の強い印象を受けるでしょう。また、近年のモデルではミニバンのくくりに入らず「高級車」として地位を築いています。
ミニバンといえばファミリー層に根強い人気を誇りますが、アルファードは少し異なります。「高級車」という側面からひとり身の男性からの人気があるだけではなく、経営者が移動用車として購入するなど、さまざまな層から人気を集めています。
【中古車価格の比較】
エスクァイア | アルファード |
120万円~440万円 | 203万円~2399万円 |
【主要スペックの比較】(ハイブリッドにて比較)
エスクァイア | アルファード | |
燃費(JC08モード) | 22.8km/L | 18.4km/L |
全長/全幅/全高(mm) | 4,700/1,700/1,830 | 4,940/1,850/1,900 |
室内 全長/全幅/全高(mm) | 2,930/1,540/1,400 | 3,210/1,590/1,400 |
定員(名) | 5~8名 | 4~8名 |
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サイト名 | mobilico | サイトA |
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年式 | 2019年式 | 2017年式 |
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車検 | 24年9月 | なし |
板金歴 | なし | なし |
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まとめ
本記事ではエスクァイアの中古車について紹介しました。高級感にあふれながらも手軽な価格帯でかつ先進安全装備がついている個体も多く、非常にコスパ良く楽しめる車です。
エスクァイアにはハイブリッドの設定もあり、燃費良く乗ることも可能です。しかし、中古車となるとハイブリッドはバッテリーの消耗が気になるところかもしれません。購入前には必ず確認するようにしましょう。
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