子育てファミリーから支持されるミニバンの中でも、ひときわ高い人気を誇るエスクァイア。

一方でデザイン面での品質も高く、いわゆる高級車といわれるような側面もあります。

本体価格は無理のない設定となっているので、いろいろなオプションをつけてみるのも良いでしょう。

オプションをつければ、他の人と差別化して自分だけの車を作れるだけではなく、車自体の性能が上がり運転のしやすさも向上します。

しかし、「どのようなオプションをつけるのがいいのかよくわからない」と悩む方も多いでしょう。

そこで本記事では、エスクァイアのオプションについて詳しく紹介していきます。エスクァイアのオプションに迷っている方だけではなく、エスクァイアを購入しようか迷っているという方にも参考になるかと思いますので、ぜひ 最後まで読んでみてください。

目次

オプションでエスクァイアを自分好みにカスタマイズ!

エスクァイアはシートの構造が素晴らしく、車内空間の高さもしっかりと確保されています。

車内での時間をより快適に過ごせるオプションを選べば、自分にとって最高の一台になるでしょう。

デザイン・スタイル

ここからはエスクァイアのデザイン・スタイル関係のオプション装備について確認していきましょう。

ツインムーンルーフ( フロントチルト&リヤ電動スライド・サンシェード+挟み込み防止機能付)

ミニバンの2列目・3列目の居心地はきわめて大切なものですが、このツインムーンルーフはエスクァイアを一層上質で高級感のある雰囲気にしてくれます。

フロント側は手動で傾けることで内部の汚れた空気を排出し、外の新鮮な空気と入れかえるのに非常に役立ちます。

リア側は電動でルーフを開閉することが可能で、思い切り風を感じられるだけではなく、挟み込みを防止する機能も備えられているので安心です。

ガソリン車のGi・Gi“Premium Package”にオプション設定されていますが、ハイブリッド車には設定されていませんので注意してください。

フロントグリル&フロントスポイラー(LED付)

フロントグリルはエスクァイアを象徴するシンボルとなるので、装着しておきたいオプションです。

このオプションを装備することで、地上高がオリジナルより約14mmダウンします。さらに、フロントが角ばったデザインへと変わるので、さらに迫力が増すことになるでしょう。

リアスポイラー

リアスポイラーも人気がある外装オプションで、エスクァイアの軽快で活動的な印象が一変します。

LEDが装着されたスポイラーであるため、後方からの視認性が上昇して安全にクルマを走らせられるようになるというのもメリットのひとつです。

小さなパーツですが、装着すると印象がガラリと変わりますので、自分だけの一台を作りたい場合はおすすめです。

ガーニッシュセット

ドアミラーカバー・ピラーガーニッシュ・バックドアガーニッシュのセットで、エスクァイアの魅力を引き立たせるオプションとして人気があります。

内装・インテリア

続いては、内装・インテリア関係のオプション装備です。

イルミネーションオプション

イルミネーションオプションは、足元やインパネ周りを照らし、室内を光で演出するものです。

LEDバルブセットはプラズマクラスターが組み込まれ、アロマブライトはアロマの香りを印象付けるための工夫が加えられています。

フロアマット(ラグジュアリータイプ)

毛足の長い上質なマットで、やわらかな足触りを実現しています。さらに、臭いや細菌の発生・増殖を抑制、吸遮音機能も合わせ持っているので、気持ちの良い室内空間を演出します。

高級路線のエスクァイアということで、マットも上質なものを選択してみるのもいいのではないでしょうか。

安全装備

安全装備関係のオプション装備についてもたしかめていきましょう。

SRSサイドエアバッグ(運転席・助手席)+SRSカーテンシールドエアバッグ(フロント・セカンド・サードシート)

標準装備にはToyota Safety Sense Cが含まれていますが、さらにこのエアバッグ類をすべてのグレードにメーカーオプションで取りつけることができます。

高速道路などの長距離ドライブをする機会の多いミニバンユーザーには、付けておくと安心なオプションとなるでしょう。

特にカーテンシールドエアバッグは、後部座席の人にとってたったひとつのエアバッグで、側面衝突や横倒しになった場合の危険から守ってくれます。

ガラスが車内に飛散するような最悪の場合には、壊れたガラスのかけらが目に入って失明ということも考えられるので、このオプションは装着すべきだといえるでしょう。

ドライブレコーダー

ドライブレコーダーは最近では多くのクルマに装着されています。事故に遭遇してしまったときの事実を明らかにする根拠ともなりますので、自分のクルマを守るためにも装着しておいたほうがいいでしょう。

カメラ別体型ドライブレコーダー(スマートフォン連携タイプ)は優秀で、アプリを介し、スマートフォンで録画画面を見ることができます。それ以外にもナビ上で確かめられるものもあり、価格も大きく変わらないので用途に合わせて検討されるといいかと思います。

バックガイドモニター

バックモニターも最近では多くのクルマに装着されていて、特にミニバンであるエスクァイアでは装着しておくとうれしいオプションとなるでしょう。

雨滴除去機能が付いているマルチビューバックガイドモニターがおすすめで、ナビ画面に映し出された雨のしずくを指で軽く触れるとエアーで払いのけてくれます。

少し遊び心がありながら直感的で分かりやすく、駐車の際に役立つのでおすすめです。

後方確認セット

後方確認セットは、電子インナーミラーに後部座席を目視できる専用のミラーが付け加えられたおすすめのセットです。

デジタル補正されているので、バックドアガラスの内面に設置されたカメラからの画像の確かめやすさも向上して、後方視野角も広がっています。後部座席に同乗者がいても後方を確かめやすくなっています。

ITS Connect 対応ユニット

こちらも安全装備に属する機能で、赤信号や近づいてくるクルマを知らせてくれます。ITS Connectへの送受信に対応している信号や車でないと反応しませんが、これからどんどんサービスが普及していくでしょう。救急車が通る時には距離と位置をナビ画面に表示することなども可能になっています。運転中の周辺把握が不安な方にはおすすめなオプションです。

ブラインドコーナーモニター

遠くまで一目で見通しにくい交差点やTゾーンの映像をナビ画面に映し出してくれる機能です。

Tの字となっている道で、からだを前にぐっと出しながら左右を確かめていると、近距離の歩行者に気づきにくくなってしまうことがあります。このモニターがあればそういった場合の事故も防げるでしょう。

コーナーセンサー

コーナーセンサーは前方に壁などの障害物があった場合に反応して音で通知してくれます。どれくらいの距離でぶつかるのかなどを把握し事故防止につながるため大変便利です。

快適装備

車内空間を快適にするオプション装備についても見ていきましょう。

ナビキット

すべてのグレードで装着したいものが純正カーナビです。純正カーナビの特筆すべきメリットとしては、バックモニターとの連携が簡単であることです。エスクァイアは大きめのボディーサイズであるため、カーナビの画面でバックモニターも使えるとかなり利便性が上がります。

タブレット端末と同じ操作感なので簡単に操作ができて、素早く目的地を設定することができます。さらに、ブルーレイに対応し、美しい映像が楽しめるのもメリットです。

ディーラーで取り付けられるT-Connectナビには、10インチモデル・9インチモデルがあり、さらにDCMパッケージというネットワーク機能が付いたナビもあります。

特にDCMパッケージが組み込まれているナビはおすすめで、マップオンデマンドやマイカーSecurityのサービスを受けられます。

マップオンデマンドはマップを自動的に更新するものです。マイカーSecurityというのは、万が一クルマが盗難に遭遇しそうな場合にオペレーターや警察によってクルマの状況を確かめてくれるサービスです。

DCMパッケージは初年度無料で2年目以降は12,960円/年がかかりますが、エスクァイアが盗まれるようなことを防げる、純正ならではのサービスだとといえるでしょう。

寒冷地仕様

寒冷地仕様は、氷点下クラスの地域であってもバッテリー上がりを防止したり、ガラス・ドア・ワイパーが凍りつくことを防止する機能を集めたものになります。

これは、住んでいる地域が寒くない方にもおすすめです。というのも、このオプションをつけることでバッテリーの容量が増えるからです。

車は電気の力で起動させることでエンジンが動き始めます。

この時に使われる電力もそうですが、特にハイブリッドであれば電気容量が少ない状態でEV走行ばかりをしていては、バッテリー上がりとなる事例も見受けられます。

また、ハイブリッド Gi“Premium Package”・ハイブリッド Giは、フルオートエアコンが通常の装備として含まれていますが、その他のグレードには標準装備されていません。

寒冷地仕様にする場合はフルオートエアコンがセットになります。価格も妥当なもので、付けておいて損はないおすすめオプションとなっています。

ETC2.0ユニット

ETCは高速道路を走行する際に必要となり、高速料金を普通に支払う場合とでは価格に差が生まれます。ETCのほうが料金も安く、さらに料金所で停止する必要もなくなるので便利です。

ETCも種類が豊富に存在しますが、その中でもETC2.0ユニット・ビルトイン・ナビ連動タイプ(光ビーコン機能付)がおすすめです。このETCは、何といっても圏央道の料金水準が約2割引となるので、経済的です。

特に都内に居住されている方には便利で役に立つでしょう。

リアオートエアコン

車内の温度が変わることのないように保ち、風量も自動で過不足なくバランスのとれた状態にしてくれるリアオートエアコンは欠かせないオプションです。

エスクァイアは車内空間に余裕があるので、リアエアコンが装着されていないと座席の位置によって、快適さに違いが出てしまうことがあります。

特に夏や冬などの暑さ寒さが強い季節は、このオプションの有無で後部座席の快適さが変化してくるといえるでしょう。

後で入れておけば良かったと思うことも多いため、事前に検討しておくと良いでしょう。

フリップダウン

フリップダウンは子供がいる場合には必ずといって良いほど装着しておきたいオプションです。後部座席の子供にDVDなどを視聴させたい場合、ナビと併用すると大変なので、遠出の時などのためにつけておきましょう。

おくだけ充電

おくだけ充電も装着しておくと便利なオプションの一つです。

スマートフォンはソケットからコードを接続して充電すればいいと考えている方もいるかもしれません。

しかし、充電するコードやソケットが邪魔になってしまう時もあり、ソケットを異なる使い道で利用できなくなってしまいます。そういった場合にソケットのみではなくおくだけ充電が装着されていれば便利でしょう。

スターター

スターターを装着しておくことで、冬季は車内を暖められ、夏季は室内空間を冷やせるのでとても便利です。

スモーク

スモークは日避けにもなり、日光が入ってきても運転の邪魔になりません。運転のしやすさにも直結するため、スモークは貼っておいたほうがいいかもしれません。

見ての通り、オプションにはいろいろな種類があるので、自分のスタイルにあっているものを選ぶことが大切です。

お得にカスタマイズ!セットオプション

お得にカスタマイズできるセットオプションについてもチェックしておきましょう。

運転サポートパッケージ

運転サポートパッケージは駐車が得意でない初心者の方はもちろんのこと、運転に慣れている方にもおすすめできるオプションです。

駐車することに慣れていて、自信があるという方でも、目で見通すことのできる範囲が限られてしまう夜間は、思いもよらないところに擦ってしまうことがあります。

そういった時に運転サポートパッケージが装着されていれば、センサーによって音で知らせてくれますので無駄な擦り傷などを付けずにすむのです。

ドライブサポートにはイルミネーションオプションもあり、ドアがあいた状態になった時やクルマが走っている時など、イルミネーションでドライバーにさまざまな情報を知らせてくれます。

運転している時に安心感を与え、色々な情報を視覚的に認識できるものになっています。

子育てパッケージ

お子様がいるご家庭におすすめできるオプションが子育てパッケージです。

その名の通り、子供が車内を汚してしまっても、時間や手間がかからずに洗えてきれいにできるパッケージとなっています。

セカンドシートアンダーマットはセカンドシートの足元を汚れから保護するとともに、簡単に水洗いや拭き掃除ができるので、スポーツ帰りのお子様のお迎えで汚れてしまってもすぐに綺麗にできるのがメリットです。

セカンドシートカバーは表面で水をはじくので、ジュースやお菓子をうっかりひっくり返しても、すぐに汚れを取り除いて綺麗にできます。

レジャーパッケージ

ハイブリッドで野外活動やアウトドア活動におすすめできるオプションとして、レジャーパッケージがあります。

光を遮る機能が付いた室内カーテンは、外で着替えなくてはならない場合など非常に役立ち、車内でちょっとした眠りにつく際も外からの視線が気になりません。

暑い日ざしから守ってくれる網戸がついているサンシェードは、夏の間は虫などが入り込むことを防ぎながら、風を取り込める便利なアイテムです。

荷物の積み下ろし時は傷付けやすいものですが、フレキシブルラゲージマットがあればリアバンパーを守れます。さらに、助手席のシートバックテーブル用の滑り止めシートやマルチボードといった便利なオプションが付いたパッケージとなっています。

同乗者向けのパッケージ

同乗者向けのパッケージも提供されています。これはドライバー以外に多人数が乗車できるエスクァイアならではのパッケージです。

安心ドライブパッケージはオプション価格としても、リーズナブルですがその効果は非常に高いオプションとなっています。

アシストグリップは持ちやすいグリップとなっていて、後部座席に乗っている方の姿勢を支援して、長い時間の乗車でも使いやすくなっています。

ヘッドレストに取り付けるタイプもあり、こちらはさらにしっかりと体を支えてくれます。

座席が回転するクッションは体の向きを簡単に変えられるため、特に高齢者などに向いている座布団型のクッションで、助手席やセカンドシートどちらにも取り付け可能になっています。

エスクァイアとはどのような車?

エスクァイアは2014年の10月から発売されているトヨタのミニバンで、周囲に感じさせる贅沢なムードは高級モデルというイメージをはっきりと示しています。現在は販売終了していますが、その人気から、中古車市場では今でも需要は高いです。

エスクァイアを強く印象づけるフロントの大型メッキグリルをはじめとして、窓枠やリヤゲートにまで多く使用されたメッキパーツに上質さが感じられるでしょう。

すべてのグレードにアルミホイール・LEDフロントフォグランプが通常の装備として含まれ、インテリアもあか抜けして落ち着いた雰囲気のみごとな出来映えです。

まとめ

エスクァイアのオプションについてまとめました。特におすすめしたいのは純正ナビで、その他については用途にあわせて検討、運転に慣れていない方は安全面の強化を考えてオプションを装備すると良いでしょう。

エスクァイアのオプションでは、ナビ・バックモニターなどの装備のほかに、リアオートエアコンのニーズが高いようです。

もとから必要な装備が十分に備わっているクルマですので、より快適に時間を費やせるオプションを選択すれば、弱点のない最高の一台へと生まれ変わるでしょう。

オプションをつけると以下のようなメリットを享受することができます。

  • 自分のスタイルに合った車になる
  • 車内がより快適になる
  • 安全性の向上を見込める
  • 事故軽減に繋がる
  • オプションを装着するとお金がかかってしまいますが、そのお金に見合った恩恵を受けられることは間違いありません。

より良い車のある生活を過ごしていくためにも、自分に合ったオプションを装着して、自分だけのエスクァイアを作り上げていきましょう。