マークXのグレード

トヨタの高級スポーツセダン「マークX」。
残念ながら2019年12月に生産が終了したものの、そのスタイリッシュさと高い走行性能から、今もなお中古車市場では人気が高いクルマです。

マークXは、2004年に発売した初代マークXと、2009年に発売した2代目マークXがあり、それぞれいくつかのグレードをラインアップしています。

そこで今回は、2代目マークXのグレードの違いを初代との比較を交えながら詳しくご紹介!
マークXの魅力をはじめ、各グレードのデザインや機能、スペックの違いから、エンジンや乗り心地など走行性能の違いまで、詳しく解説します。

マークXのグレードの選び方もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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目次

マークXのグレードの違いを徹底比較!まずは基本の特徴から

マークXは、トヨタのセダン車です。

初代マークXは、高級セダンであるマークIIの後継車として、2004年に販売開始。
スポーツカーの躍動感と高級セダンの品格をあわせ持った初代マークXは、その近代的な外装も相まって、発売当初から高い人気を誇りました。

また、トヨタの高級セダンとしては初となる、バンパーとマフラーのテールエンドが一体化した「ディフューザー構造」を採用。
トランク部分に厚みのある大胆で上品なデザインは、高級セダンらしい風格を感じさせます。

マークXは小回りが利きやすく、ハンドル操作性や加速性に優れており、高い走行性能を誇ります。

さらに、安全装置も充実しており、衝突の可能性が高いとセンサーが反応してブザーでドライバーに注意喚起をする「プリクラッシュセーフティシステム」を搭載。

また、路面状況に合わせて走行モードを変更できる「走行モード制御スイッチ」を装備しているので、雪道などの悪路も快適に走行できます。

そして、2009年にフルモデルチェンジを行い、2代目マークXが誕生しました。

2代目は基本的な仕様の変化はないものの、より洗練された外装や最新のエンジンを導入。

2代目マークXは、「大胆で魅力的」「近代的な技術」という言葉を組み合わせた、「glam tech(グラムテック)」がコンセプト。
そのコンセプト通り、吊り上がったような形の3連プロジェクター式ヘッドランプの採用や張り感を持たせたデザインなど、アグレッシブな外観にチェンジしました。

また、エンジンは2.5L V型6気筒エンジン3.5L V型6気筒エンジンの2種をラインアップ。
2.5L V型6気筒エンジンは高い燃費性能を、3.5L V型6気筒エンジンはパワフルでスピーディーな走りを実現しました。

歴代のマークXの魅力については、下記のコラムでもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
マークXの歴代の魅力を徹底解説!賢く購入する方法もご紹介

 

初代と2代目マークXの各グレードの特徴を比較

初代マークXと2代目マークXでラインアップしている、各グレードのスペックやデザイン、機能、装備、価格などを比較していきましょう。
今回は、初代マークXの通常モデルとして最後に発売された2006年10月発売モデルと、2代目マークXで最後に発売された2019年10月発売モデルの比較をご紹介します。

 

初代と2代目マークXのグレード

まずは、それぞれのグレードのラインアップを見ていきましょう。

 

初代マークXのグレード

初代マークX(2006年10月発売モデル)のグレードは次の通りです。

  • 300Gプレミアム
  • 300G Sパッケージ
  • 300G
  • 250G Lパッケージ
  • 250G Sパッケージ
  • 250G
  • 250G Fパッケージ
  • 250G Four Lパッケージ
  • 250G Four
  • 250G Four Fパッケージ

 

2代目マークXのグレード

2代目マークX(2019年10月発売モデル)のグレードは次の通りです。

  • 250Sファイナルエディション(特別・限定)
  • 250S Fourファイナルエディション(特別・限定)
  • 350RDS GRスポーツ
  • 250S GRスポーツ
  • 350RDS
  • 250RDS
  • 250S
  • 250G
  • 250G Fパッケージ
  • 250S Four
  • 250G Four
  • 250G Four Fパッケージ

 

初代と2代目マークXの各グレードのスペック

マークXのスペックの違いについて見ていきましょう。

初代も2代目も同じNプラットフォームを採用しています。
それぞれ、グレードごとに若干サイズや重量が異なりますが、大きな差はありません。

 

初代と2代目マークXの各グレードのデザイン

外装の違いは次の通りです。

初代マークXは、近代的な外装が印象的。
トランクの厚みなど大胆で上品なデザインは、高級セダンらしさで溢れています。

一方、二代目マークXは大胆な魅力と近代的な精密さを両立した外装
どっしりと構えたような印象が、初代に比べて強くなっています。

では、内装や装備はどのような違いがあるのでしょうか。

初代マークXのリヤシートはリクライニングが可能で、同乗者もリラックスしてドライブを楽しめます。
トランクスルー機能も備わっており、幅のある荷物も積み込むことが可能ですよ。

いくつかグレードがある中で、他グレードとの違いが大きな箇所は次の通りです。

  • 300Gプレミアム:インテリジェントAFS(ヘッドランプコントロールシステム)やサイドエアバッグ&カーテンシールドエアバッグなど先進装備
  • 300G Sパッケージ/250G Sパッケージ:専用メタル調のセンターコンソールパネル&パワーウインドウスイッチベースや、専用本革巻き3本スポークステアリングホイールを採用
  • 250G Lパッケージ/250G Four Lパッケージ:盗難防止システムや本革巻き+木目調ステアリング

一方、2代目マークXは、あえて過度な装飾をせず、スポーツセダンらしいシンプルさが魅力

また、トランクは初代マークXよりも広く設計されているので、レジャーなど荷物が大多いおでかけもより快適になっています。

2代目マークXではシート素材が3種類あり、グレードによって異なります。

  • 専用スポーティシート(ウルトラスエード®️+合成皮革):350RDS GRスポーツ/250S GRスポーツ
  • アルカンターラ®️+合成皮革:350RDS/250RDS
  • ファブリック:250S/250G/250G Fパッケージ/250S Four/250G Four/250G Four Fパッケージ

なお、350RDSと250RDS、250S、250S Fourはオプションで本革シートを選ぶこともできます。

2代目マークXでは全グレードで左右独立温度コントロールフルオートエアコンを装備。
エアコンが運転席と助手席で独立していてそれぞれで温度を調節できるので、乗車する誰もが快適に過ごせるでしょう。

 

初代と2代目マークXの各グレードの価格

マークXのグレード別のメーカー希望小売価格は次の通りです。

【初代マークX】

  • 300Gプレミアム:3,622,500円
  • 300G Sパッケージ:3,486,000円
  • 300G:3,202,500円
  • 250G Lパッケージ:3,097,500円
  • 250G Sパッケージ:2,971,500円
  • 250G:2,751,000円
  • 250G Fパッケージ:2,478,000円
  • 250G Four Lパッケージ:3,412,500円
  • 250G Four:3,066,000円
  • 250G Four Fパッケージ:2,793,000円

※2008年時点 税込価格(5%)

 

【2代目マークX】

  • 250S ファイナルエディション(特別・限定):3,393,500円
  • 250S Fourファイナルエディション(特別・限定):3,554,100円
  • 350RDS GRスポーツ:4,510,000円
  • 250S GRスポーツ:3,879,700円
  • 350RDS:3,921,500円
  • 250RDS:3,498,000円
  • 250S:3,267,000円
  • 250G:2,970,000円
  • 250G Fパッケージ:2,706,000円
  • 250S Four:3,516,700円
  • 250G Four:3,219,700円
  • 250G Four Fパッケージ:2,955,700円

※税込価格

このように、初代も2代目も価格はグレードによって大きく異なります。

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マークXのグレードの走行性能の違いも比較!

マークXのグレード 運転席

続いて、マークXのグレード別の走行性能についてご紹介します。

こちらでは、先ほどもご紹介した2代目マークX(2019年10月発売モデル)について解説。
まずはそれぞれのスペックについて見ていきましょう。

このように、グレードによるエンジン性能や燃料消費率の多少の違いがあります。

2代目マークXでは、2.5L V型6気筒エンジン3.5L V型6気筒エンジンの2種類のエンジンを採用しています。

250シリーズでは、燃費性能に優れた2.5L V型6気筒エンジンを、350シリーズでパワフルな3.5L V型6気筒エンジンを装備。

3.5L V型6気筒エンジンは2代目マークXから新たに搭載されたエンジンで、レクサスに採用しているエンジンを改良したもの。
質の高い走りを実現しながらも、改良されたサスペンションにより、揺れが少ない快適な乗り心地となっています。

マークXの乗り心地については、下記のコラムでもご紹介していますので、あわせてチェックしてみてくださいね。
マークXの乗り心地は快適!短距離と長距離の違いは?

 

マークXのグレードはどれを選べばいい?選び方やおすすめも紹介!

ご紹介したように、マークXにはさまざまなグレードをラインアップしています。
それぞれデザインや走行性能などさまざまな面において違いがありますが、自分にぴったりのグレードを見つけるのは難しいですよね。

中古車市場での流通台数の多い2代目マークXについて、選び方のポイントを見ていきましょう。

 

スポーティーなスタイルが好きな方

スポーティーなクルマをお探しなら、スポーツタイプの「350RDS GRスポーツ」または
250S GRスポーツ」を選んでみてはいかがでしょうか。

ほかのグレードにはない専用装備が随所に施されたGRスポーツシリーズは、スポーティーなスタイルや爽快な走りを楽しみたい方にぴったりです。

 

氷雪路など悪路を走行する機会がある方

雪が降る地域にお住まいの方やアウトドア好きの方など、悪路を運転する機会が多い方は駆動方式が4WDの車種がおすすめです。

マークXの4WDは「250S Four」「250G Four」「250G Four Fパッケージ」の3種です。

 

価格を重視したい方

マークXはグレードによって価格に非常に差があります。
お手頃な価格でマークXを手に入れたいという方は、スタンダードな「250G」や、よりシンプルな「250G Fパッケージ」がおすすめ。

なお、こちらの2種は2WDなので、4WDが良いという場合は「250G Fパッケージ」を選んでみてはいかがでしょうか。

マークXの選び方に迷ったら、実際に乗っている人の評価や口コミが参考になります!
下記のコラムで詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。
マークXの評価・口コミを調べて徹底解説してみた

なお、マークXはすでに新車販売を終了しているため、マークXを購入するのであれば、中古車のみとなっています。
マークXは豊富なグレードが揃っているので、ぜひ理想の一台を探してみてくださいね。

 

まとめ

トヨタのセダン車「マークX」。
初代マークXは、高級セダンであるマークIIの後継車として登場し、スポーツカーの躍動感と高級セダンの品格をあわせ持ち、発売当初から高い人気を誇りました。

2代目マークXは、「大胆で魅力的」「近代的な技術」という言葉を組み合わせた、「glam tech(グラムテック)」がコンセプト。
エンジンは2.5L V型6気筒エンジンと新たに3.5L V型6気筒エンジンをラインアップ。
2.5L V型6気筒エンジンは高い燃費性能を、3.5L V型6気筒エンジンはパワフルでスピーディーな走りを実現しました。

惜しくも2019年12月に生産が終了してしまいましたが、中古車であれば豊富なグレードの中からとっておきの一台を見つけることができますよ!

 

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