高級感の溢れるエクステリアと徹底的にこだわり抜かれたインテリア、そして先進装備が採用されているヴェルファイア。

多岐にわたるオプションを選ぶことで、全く違ったものへカスタマイズできるので、特に車が好きな方にとっては、オプションが豊富に揃っているということは大きなメリットになるのではないしょうか。

しかし、オプションを付けすぎてしまうと予算をオーバーしてしまうことになりかねない一方、必要なものまで諦めてしまうとやはり付けておけばよかったと後悔することもあるかもしれません。

そこで人の心を惹きつけて夢中にさせる、プレミアムミニバンであるヴェルファイアで人気のオプションを調査していきます。ヴェルファイアには便利なオプションが多数用意されているので、選択によってさらに楽しいカーライフを演出してくれるかもしれません。

目次

より快適に運転できる|T-Connect SDナビゲーションシステム

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オプション設定としてラインナップされているナビゲーションシステムには、それぞれに異なった魅力があります。

価格帯も様々ですが、T-Connect SDナビゲーションシステムがおすすめです。これは通信情報サービス「T-Connect」に対応している10.5インチナビゲーションシステムと、オーディオメーカーの名門であるJBLで開発されたプレミアムサウンドシステムがセットされているオプションです。

AV機能として、ブルーレイ・DVD・TVを高音質12チャンネルアンプ+17スピーカーで再生可能となっており、スマートフォン連携・ブルートゥース対応といった必須の機能はもちろん、ETC2.0ユニットも付属しています。

その他、車線変更をアシストする「ブラインドスポットモニター」、バックで出庫する際に、自動ブレーキを掛けて障害物との衝突回避を支援する「リヤトラフィックオートブレーキ」、上から俯瞰した映像などで周囲の安全を確かめることをサポートする「パノラミックビューモニター」、駐車時にステアリング操作などを支援する「インテリジェントパーキングアシスト2」といった装備もセットに含まれています。

T-Connect ナビゲーションシステムとは

トヨタで独自に開発されてしている、T-Connectと呼ばれる通信情報サービスに対応しているナビゲーションシステムです。

通常のナビゲーションシステムの機能を利用できるのはもちろんのこと、スマートフォンやタブレットと接続することで様々なサービスを利用できることが特徴です。

例えば、専用のオペレーターによるサポートを24時間365日受けることが可能で、何らかのトラブルに遭遇した場合や、渋滞に巻き込まれてしまった場合にサポートが受けられるようになっています。

また、クルマに異常が発生した場合のアラーム通知や、サービスセンターからの通知を受け取れることによって、盗難などに遭遇した際も追跡・緊急車両の手配ができるため、安心して車を利用できるのです。

そして、独自の機能として挙げられるのが、LINEなどのアプリケーションと接続することで、目的地の設定・ガソリンの残量をチェックできる機能です。これらの機能で車を普段利用することがさらにユーザビリティが高いものとなることは間違いないでしょう。

もちろん、本来の機能も優秀です。ナビゲーションとクラウドが連携することによって、最適なルートをリアルタイムで検索したり、到着予定時刻の推定もしてくれるため、初めての街であっても迷うことなく目的地に到着することができます。

このようにT-Connect ナビゲーションシステムは、スマートフォンやタブレットといった日常的に利用しているものと連携することによって、さらに便利に利用できる優れた機器となっています。

JBLプレミアムサウンドシステム(17スピーカー)

JBLプレミアムサウンドシステムは17個のスピーカーで構成されている、最高級仕様のスピーカーです。

JBLサウンドシステムは、トヨタ車では他のモデルにおいても採用されている例が増えているため、すでに馴染みのブランドとなっています。

ヴェルファイアにおいてはスーパーウーファーまでを含めると、17スピーカーとなっており、とにかく大規模なサウンドシステムが構成されているのです。

セダンモデルと比較すると格段に大きな容積となっているヴェルファイアの室内で、サラウンド効果を発揮するためにそれ相応の個数になっています。

オーディオにあまり金額をかけようとは考えていないが、純正品であってもそれなりの音質で音楽を聴きたいといったユーザーにとっては、オプションで装備して損はないといえるでしょう。

視認性が抜群の大画面

T-Connect SDナビゲーションシステムは、トヨタ純正のナビゲーションシステムで、大型の10.5インチワイドディスプレイが採用されています。

大きな画面サイズに加えてHD画質となっているため、地図の表示がとても見やすくなっており、地図上に表示されている小さな文字であっても見やすく、視認性が高く、見やすいディスプレイであるといえるでしょう。

さらに、ステアリングスイッチ・音声操作機能が採用されているため、運転中であっても視線をディスプレイに移動させることなく、安全に操作が可能です。スマートフォンをBluetoothで連携することでハンズフリー通話も楽しめます。

そして、基本性能だけではなく、オーディオ・ビジュアル機能も優れています。CD・SDカード・DVDといった多彩なメディア、それに加えてハイレゾ音源にも対応しているため、臨場感がある音楽を楽しむことができるでしょう。

さらに、後席会話支援機能と呼ばれる非常に便利な機能も備わっており、これはドライバーの音声が音声認識マイクによってキャッチされ、リヤスピーカーで後席に拡声される機能となっています。

コネクティッドサービスが最大の魅力

このように装着するだけで快適性が大幅に向上するT-Connect SDナビゲーションシステムですが、最大の魅力はトヨタの情報通信サービス「T-Connect」に対応していることです。

「DCM(Data Communication Module)」と呼ばれている車載通信機が搭載されており、トヨタスマートセンターとの間で通信して、知りたい情報をオペレーターに尋ねられるほか、緊急時には通報などもしてもらうことが可能となっています。

「本革シート&快適セット」で室内をさらにワンランクアップ

ヴェルファイアを購入するのであれば、高級感にあふれた室内で、なおかつ快適なものにしたいものです。

ヴェルファイアの特徴のひとつとして、本革のシートがオプションとして用意されています。豪華な車に乗りたいのであれば、思いっきり高級感に浸れる本革シートにするといいでしょう。

この本革シートはそれだけで車内が高級感に溢れた印象になりますが、それだけが本革シートにするメリットではありません。

本革シートは掃除が楽になる・AC電源がセットされている・革の持っている滑らかさとクッション性で運転の疲れが和らぐといったメリットもあります。

日々のメンテナンスを怠れないという面もありますが、革の性質上、これは仕方がないものといえるでしょう。

本革シートを利用した場合、夏は暑く冬は寒いともいわれていますが、前列と2列目シートにはエアコンが装備されているため、すぐに温度の調整が可能となっています。さらに、冬場はシートヒーターですぐに暖かくなるので、防寒対策は十分にできているといえるでしょう。

また、本革シートだけではなく、「快適セット」という室内空間を快適なものにしてくれるオプションも用意されています。

室内快適セットで用意されているものは、以下の通りです。

室内快適セット一覧
フロアマット
遮光機能付き室内カーテン

フロアマットはインテリアとして、他車とは一味違った印象が与えられるアイテムで、カラーも内装とマッチしたものが用意されています。

これには消臭効果・防ダニ・抗アレルゲン・抗ウイルスといった効果もあり、インテリアをドレスアップするというだけではなく、マットとしての機能性も優れています。

室内カーテンは室内をドレスアップするのと同時に、遮光性に優れた素材が使用されているので、日差しが強い日や紫外線を気にしている方にとっても重宝することは間違いないでしょう。

カーテンは特殊加工で作られており、広げても折りたたんでも常時綺麗な状態がキープされるため、子供を乗車させたときにも、カーテンがしわくちゃになるのではという心配をする必要がありません。

このように室内オプションは、特別な室内空間にしてくれると同時に機能面においても優れているため、まさに一石二鳥のオプションであるといえるでしょう。

バックガイドモニター&ブラインドコーナーモニターで事故から守る

ヴェルファイアのオプションとして安全なカーライフを楽しめるような様々な安全装備が用意されています。

車両の大きさにも関係してきますが、ミニバンの場合は後方の障害物が見えにくくなっており、物損事故などが発生しやすくなってしまいます。

バックガイドモニターは、このような後方の障害物・通行人が見えにくくなってしまうような大きな車体が持っている特性上つきものとなっている危険を避けるために用意されているのです。

駐車の際などに、よく見えない後方をしっかりとチェックしながら運転することが可能となっているため、運転にあまり自信がないと感じている方は必ずつけたほうがいいといえるでしょう。

バックガイドモニターは多く装備されていますが、ヴェルファイアのバックモニターは一味違っています。

というのも、雨粒除去機能が付加されているため、雨の日であっても問題なく使用できるのです。

狭い路地における運転やスペースがあまりない場所での駐車において、モニターを見ることが可能であれば安心感へとつながりますが、濡れてしまって見えにくくなっていると意味がないものとなってしまいます。

このような細かい部分にまで手が加えられているので、事故のリスクを極限まで減らすことができるでしょう。

また、ほとんどの場合ミニバンのフロント部分が邪魔となってしまうので、窓から顔を出したとしても、どうしても目視では確かめられないような死角が生じてしまうことは仕方がないものです。

このような死角を解消するために、ブラインドコーナーモニターというオプションが設定されているということも、ヴェルファイアが安全なクルマであるといえる理由のひとつです。

ミニバンであるがゆえに生じてしまう前方部分の死角についても、画面に映し出されるため、雑然とした市街地における歩行者・自転車の飛び出しにも気をつけながら発進することができます。

このような優れた機能がオプションに設定されており、車の運転に慣れていない方であっても安心して運転できるため、事故のリスクを最低限にしたい方には推奨できるオプションであるということができるでしょう。

できれば装着しておきたいオプション

ここからは、できれば装着しておきたいオプションについて解説していきます。

フロアマット

インテリアにおいても重要となってきますし、通常のカー用品ショップでは、すべての床を網羅できるようなフロアマットは見つけ難いでしょう。

色合いについても内装にしっかりとマッチしているものが提供されているため、フロアマットはオプションで装着しておくのが無難です。

フロアマットもラグジュアリーにしたいと考えている方には、ロイヤルタイプもオプション設定されています。

消臭・抗菌・防ダニ・抗アレルゲン・抗ウィルスと5つの機能を備え持っているPENTAGON STAR 5(R)機能とロゴもプレートとなっているため、とても豪華な設定で、非常に豪華な車内にすることができます。

シートカバー

まだ幼い子供がいる場合は、特にシートの汚れが気になってしまうものでしょう。

例えば、幼い子供を乗せる際には、食べ物のカスや飲み物をこぼしてシートが汚れてしまう確率も高くなってしまいます。

シート全体が覆われるようなカバーを付けておくことで、汚れたとしてもカバーだけを洗濯することができるので、室内を清潔に保つことができます。これはできれば装着しておきたいオプションだということができるでしょう。

寒冷地仕様

寒冷地仕様はコストパフォーマンスも高く、おすすめのオプションです。

ウインドシールドデアイザーはフロントガラスが凍結することを防ぐことができ、寒冷地用ウインドシールドワイパーは重い雪が取り除けるような寒冷地仕様のモーターを採用しています。

寒冷地仕様はメーカーオプションとなっているので、納車後に後付けができないため注意してください。

おすすめのディーラーオプション

ここからは、おすすめのディーラーオプションについて解説していきます。

13.3インチリヤシートエンターテインメントシステム

特に幼い子供が乗車する場合、後部座席における退屈をしのぐためにもテレビ・DVDを鑑賞することが可能な後席ディスプレイを取り入れておくといいでしょう。

後部座席で子供が大騒ぎしてしまうと運転にも集中できなくなってしまうため、安全面でもメリットとなり得ます。

後部座席専用のディスプレイとなっているため、好きな作品を鑑賞することが可能となっており、色飛びが少なくきれいな映像を実現する広視野角液晶が採用されていることによって、後部座席のどの位置からであっても、高品質な映像が堪能できます。

前部座席のモニターを使ってしまうとナビゲーションシステムを利用できなくなるため、特に長距離の旅行や移動する場合には必須となるでしょう。

おすすめのメーカーオプション

ここからは、特におすすめのメーカーオプションについて解説していきます。

ツインムーンルーフ

ツインムーンルーフとは、運転席・助手席側(前方座席)の天井と後部座席の天井に設置されている天窓のことです。

フロントにはチルトアップ機構が付いているため、小雨程度の降雨時であれば換気として利用することも可能です。

ツインムーンルーフによって、車内の換気性能を向上させることが可能になります。

側面に設置されている窓ガラスだけではなく、車体の上部からも空気を入れ替えられるため、空気の入れ替えが非常にスムーズとなるでしょう。

また太陽光を車内へと取り込むことが可能となっているため、乗車した際に広々とした開放感を体感できるといったメリットもあるのです。

少々贅沢なオプションとなってしまいますが、高原などにおいて森林浴を満喫しながらドライブする心地よさは、この装備がなければ決して得られないものとなりますので、是非とも装備したいところです。

デジタルインナーミラー

デジタルインナーミラーとは、バックドアに設置されているカメラ映像がインナーミラーに映し出されるといったオプションとなっています。

カメラ映像だけではなく、普通の鏡のようになる「鏡面モード」にも切り替えレバーでワンタッチで切り替えられます。

後席に人や荷物があることによって、後方を確かめることが難しい場合であってもデジタルインナーミラーで視界がクリアに確保されます。

ただし、デジタルミラーモードは、夜間には若干視認性が悪くなってしまうこともあるため、鏡面モードと使い分けるといいでしょう。

実際に運転してみると、車体が想像以上に大きく、後方の視界を確保し難いと感じてしまうこともあります。

デジタルインナーミラーをオプションで選んでおくことで、広々とした後方の視界を確かめられ、また時と場合によって使い分けることで快適なドライブを楽しめるでしょう。

モデリスタエアロ

非常に人気が高いモデリスタのエアロパーツが、グレードによって2タイプずつラインナップされています。

このオプションについては、好みで分かれるので、ほしい方は装着するといいでしょう。

高価なオプションとなっていますが、装着した際にヴェルファイアのカッコよさ・所有する満足感が得られるので、予算が確保できるのであれば、モデリスタのエアロはおすすめできます。

サイドバイザー

前部座席ドアと後部座席ドアのウィンドウ上部へ装着されるバイザーで、雨天時の換気に重宝するアクセサリーとなっています。

一般的に高速走行する際の風切り音が増加してしまうといった欠点もありますが、ヴェルファイアの純正品に関しては、風切り音を低減することにも配慮されており、メリットのみを享受できるため、非常におすすめできます。

メッキドアミラーカバー

おしゃれにエクステリアをドレスアップするために、さまざまなアクセサリーがラインナップされていますが、高価なものも多くなっています。

そういった中において、メッキドアミラーカバーはお手頃な価格設定でありながら、ヴェルファイアのエクステリアへアクセントを加えてくれるため、特に推奨できます。

リバース連動ミラー

シフトレバーを「R」にすることで、助手席側のドアミラー鏡面が下向きとなり、Rを解除することで、元の位置へと戻る装備です。

特に後輪付近にある障害物を発見しやすくなり、駐車スペースの白線が見やすくなるため、駐車が容易になります。

ボディコーティングは必要か

最近は新車を購入する際にボディコーティングすることが当然のことであるかのようになってきました。

安価なものではないため、必要であるかどうかについて考察していくことにします。

デメリット
初期費用が高め
洗車機を利用すると剥げてしまう
コンパウンドによる傷消しができない

以上のようなメリット・デメリットが存在します。

洗車をマメにすることが面倒であると感じている方や、クルマが劣化してしまうことを少しでも遅くしたい方であれば、コーティングはしておいたほうが後々役に立つといえるでしょうるでしょう。

まとめ

今回はヴェルファイアに設定されている、豊富で便利なオプションについて紹介してきました。

高級感を高めてくれるような内装のオプションから、安全安心な運転を実現できるオプションまで、多岐にわたって用意されていることが、ヴェルファイアに設定されたオプションの特徴となっています。

オプションは購入する際にしか設定できないものもあるため、取捨選択するときに頭を悩ましてしまうものです。

カスタムパーツ・内装オプションを充実させることで魅力を引き立たせたいとはいっても、費用をいくらでもかけられるという方は少ないと思います。

しかしながら、車が好きな方にとっては、自分の好みに変えられるカスタマイズはたまらないものといえるので、自分に合ったオプションをつけて自分だけのヴェルファイアを仕上げてみてください。