ハイラックスはトヨタのSUVで最大500kgの荷物が積載可能なラゲージルームが特徴的な車です。
見た目からも感じ取れるようにアウトドアに最適な車です。
防錆鋼板やサビや腐食に強い素材をボディに採用しているので、風や雨にも強くアウトドアな方にはおすすめの1台と言えるでしょう。
本記事では、ハイラックスの内装について詳しく解説していきます。ハイラックスのことを詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
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目次
ハイラックスの内装
外観が特徴的なハイラックスですが、実際に購入するとなったら内装がどのようになっているかは気になるのではないでしょうか。
ここからは、運転席周りやシートの材質、収納、グレードごとの内装の特徴など、ハイラックスの内装について細かく説明していきます。
ハイラックスが気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
運転席周り
まずは、ドライバーにとっては最も重要である運転席周りの装備について説明します。運転席周りが自分の好みに合うかどうかで、ドライブするときの高揚感も変わってくるのではないでしょうか。
運転席周りは、見た目だけでなく操作性も重要になってきます。快適なドライブを楽しむために参考にしてみてください。
ステアリングホイール
ステアリングホイールと聞いてどの部分かわからない人がいるのではないでしょうか。簡単に言うと、ハンドルのことを指します。ハンドルとステアリングホイールの違いは、ハンドルが和製英語で、ステアリングホイールは正式な英語といった違いです。
ハイラックスのステアリングホイールはグレードによって変わります。
「Z」のステアリングホイールは、色はブラックの本革巻きでシルバー加飾が施されています。「Z “GR SPORT”」では、同じタイプのステアリングホイールで所々に赤が使われており、下の部分にはGRエンブレムが付属しています。
「X」は、ブラックでシルバー加飾のステアリングホイールです。
ステアリングスイッチ
ステアリングスイッチは、ステアリングホイールについているスイッチでハンズフリーなどの機能を利用することができます。3つのグレード共に使える機能は同じです。
ハンズフリーでは、走行中に電話を受けることもかけることもできます。音量の調整も手元で行えるので走行中の電話が不自由なく行えます。
シフト
ハイラックスのシフトは、運転席の左側についています。ハイラックのシフトはグレードによってシフトノブの色が異なります。
通常グレードである「X」では、ブラックのシフトノブ、「Z」ではブラックが基調で本革巻き+シルバー加飾、「Z “GR SPORT”」では、「Z」の内容にGRエンブレムが付属しています。
パーキングブレーキ
ハイラックスのパーキングブレーキは、シフト同様運転席の左側についています。パーキングブレーキよりもサイドブレーキと呼ぶ人が多いかもしれません。
「Z」と「Z “GR SPORT”」では、パーキングブレーキノブにメッキ加飾が施されています。
ディスプレイ
ハイラックスのディスプレイは3つのグレード共に4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが付いています。
大型液晶ディスプレイに平均燃費や瞬間燃費、航続可能距離などの情報や外気温をメーターに表示します。「Z “GR SPORT”」では、専用のオープニング画面が設定されているので、ハイグレードを選択した人の楽しみになるでしょう。
パワーウインドゥ
運転席右側にパワーウインドゥが設置されています。「X」では、運転席のみワンタッチ式が採用されており、「Z」と「Z “GR SPORT”」では、全席でワンタッチ式が採用されています。
全席の窓を運転席からワンタッチで操作できるのは、楽ができて良いシステムといえるでしょう。
シート
ハイラックスでは、3つのグレードで異なるシートを使用しています。シートの材質によって、内装の印象がガラッと変わるのです。
また、シート素材は肌に触れる部分ですので、人によって好みが異なります。気になるシートを見つけたらぜひ試乗車や展示車で質感を試してみてください。
ファブリックシート
ファブリックシートを採用しているのは、通常グレードである「X」です。ファブリックとは生地や布地、織物のことです。ファブリックシートは、難燃性化学繊維でできた布地が採用されています。
特徴は、ファブリックシートは機能性が高いことです。耐久性が高く、通気性も良いので、蒸れにくいというメリットがあります。また保温性が高く、冬場にシートから冷えを感じることがない便利なシートだといえるでしょう。
上級ファブリックシート
上級ファブリックシートは、「Z」のグレードで採用されています。機能面では、ファブリックシートと同じですが、見た目が違います。
シートにストライプの模様が入り、高級感が演出されています。また、ファブリックシートは劣化が少ないため、手間を少なくしたい人にはおすすめです。
合成皮革シート
合成皮革シートは、「Z “GR SPORT”」に採用されています。このシートの特徴は、高級感溢れる見た目です。内装を高級感で漂わせたい方なら、皮のシートを選択することをおすすめします。
また、皮以外にはブランノーブという繊維が細いファブリックを使用しています。弾力性があり、ソフトで心地よく、上質な肌触りです。
運転席・助手席
運転席や助手席の機能は、ドライブの快適さに大きな影響を与えます。
ハイラックスではグレードごとにシートに搭載された機能が異なりますので、必要な装備がどのグレードに搭載されているかを確認してみてください。
シート調整
ハイラックスはグレードごとにシート調整機能が違います。
各グレードの調整機能は以下の通りです。
グレード | 調整機能 |
X | 運転席4ウェイ&助手席4ウェイシート(前後スライド・リクライニング) |
Z | 運転席6ウェイ(前後スライド・リクライニング・シート上下)&助手席4ウェイシート(前後スライド・リクライニング) |
Z “GR SPORT” | 運転席8ウェイパワー(前後スライド・リクライニング シート上下・座面前端上下)&助手席4ウェイシート(前後スライド・リクライニング) |
助手席はどのグレードもウェイシート(前後スライド・リクライニング)となっています。運転席は、グレードが上がるごとに動かし方のバリエーションが増えていきます。
助手席サンバイザー
助手席にはサンバイザーが付いています。「Z」と「Z “GR SPORT”」には、バニティミラーとチケットホルダーがついていて便利です。
助手席にチケットホルダーがついていると、置き場に困る駐車券を入れて置くスペースとして活躍するでしょう。
後部座席
後部座席には、チップアップリヤシートが取り入れられています。「X」のグレードでは、一体型のチップアップリヤシート、「Z」と「Z “GR SPORT”」では、6:4分割チップアップリヤシートが採用されています。
6:4分割チップアップリヤシートは片側だけを持ち上げることができるので、荷物の量と乗車人数のバランスが取りやすいでしょう。
また、「Z」と「Z “GR SPORT”」では、リヤセンターアームレスト(カップホルダー2個付)がついています。後部座席の人が困るドリンクの置き場所を提供してくれるのは非常に助かります。
ラゲージルーム
ハイラックスはラゲージルームが広いことが特徴的な車です。ラゲージルームのサイズは「994L」と、数字に表してもとても大きいことが分かります。
994Lもの大きさがあれば、アウトドアに出かける時にも荷物が乗らない心配をする必要はありません。また、各部位の寸法を表にまとめたので、確認してみてください。
測定位置 | 寸法(mm) |
バックパネル~テールゲート(長さ) | 1,565 |
タイヤハウス~テールゲート(長さ) | 750 |
サイドゲート間(横幅) | 1,380 |
タイヤハウス間(横幅) | 1,105 |
フロア面~ゲート上面(高さ) | 480 |
タイヤハウス上面~ゲート上面(高さ) | 270 |
収納
車内には、小物が多く収納場所が多ければ多いほど助かるのではないでしょうか。ハイラックスはラゲージルームが大きいだけでなく、車内の収納も多く快適な車内空間を演出できます。
ここでは、ハイラックスの収納装備について紹介します。
アッパーボックス
助手席の前方にアッパーボックスがついています。アッパーボックスには、メイクポーチを入れたりティッシュボックスを入れたりと小物だけでなく、様々なものが収納可能です。
グレード「Z」と「Z “GR SPORT”」には、冷却効果はありませんがエアコン送風機能付です。
グローブボックス
グローブボックスは、アッパーボックスの下についています。大きさはアッパーボックスよりも大きいです。グローブボックスには、車の説明書など置き場に困る場所を取るものを収納するのが良いでしょう。
グローブボックスは取り外し可能ですので、エアコンのフィルター清掃の際には、活用してみてください。
コンソールボックス
コンソールボックスは運転席と助手席の間にあります。溝が深く高さがあるものも収納が可能です。「Z」と「Z “GR SPORT”」には、シルバー加飾が施され、ソフトリッドがついています。
シートバックポケット
シートバックポケットは運転席・助手席の後部についています。書類を差したりペットボトルを差したりと、後部座席で置き場に困る手荷物を収納できます。
「Z」と「Z “GR SPORT”」では、買い物フックが付属します。フックがつくと広い用途で利用できるようになり、使い勝手が良くなるでしょう。
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加装パーツ
ハイラックスはラゲージルームが特徴的な車ですので、ラゲージルーム用の加装パーツが多く展開されています。ハイラックスのカスタマイズをするなら、ラゲージルームから手を加えてみてはいかがでしょうか。
ここでは、ラゲージルームをより使いやすくする加装パーツを紹介します。
ソフトトノカバー
トノカバーは荷台全体を隠し、荷物を直射日光などから守ります。また、荷物を上から蓋ができることは、走行中に荷物を落とす心配もなくなりますので安心材料のひとつだといえるでしょう。
値段は187,000円 (税込)で少し高めの設定ですが、荷物を守るためと考えれば妥当な金額だといえるのではないでしょうか。
ゲートプロテクター
ゲートプロテクターは、荷台サイド上面の傷つきを防止します。材質は樹脂素材でプロテクターとしての機能を十分に果たします。
ハイラックスを利用する人は、大きい荷物を乗せる機会が多いのではないでしょうか。そこで荷台のサイドを荷物で擦って傷つけてしまわぬ前にゲートプロテクターが欲しいところです。
値段は8,800円(税込)ですので、傷つけて修理代を払うことになる前に買っておきたい商品ですね。
ベッドライナー
荷台の床部分の傷つき防止のために取り付けるカバーで、荷台の中でも1番取り付けるべきかもしれません。ベッドライナーを取り付けるかどうかで荷台の傷つき具合が大きく変わるでしょう。
また、雨で濡れたものを積んだ際や、アウトドアで汚れた荷物を積む際の防止にもおすすめです。
テール部がカバー付きのタイプとカバー無しのタイプがあります。値段はカバー付きが105,600円(税込)で、カバー無しが102,300円(税込)です。値段が3,000円程度しか変わらないので、カバー付きタイプを購入するのをおすすめします。
その他の装備
これまでは用途や場所を合わせて紹介してきました。ここでは、用途や場所はバラバラですが、ハイラックスを紹介する上でぜひ紹介したい部分となっています。
ますますハイラックスに乗ってみたくなるのではないでしょうか。
グリーンガラス(フロントドア・リヤドア・バックガラス)
ハイラックスはグリーンガラスを搭載しています。グリーンガラスとは、名前の通り緑色に色付けされたガラスのことです。 車内に入り込む日光を緑色に変えて落ち着きを与えてくれます。紫外線カットの効果があるのが、ドライバーや同乗者にとってありがたいのではないでしょうか。
各部位のガラスの紫外線カット率は以下の通りです。
部位 | 紫外線カット率(JIS規格) |
ウインドシールドガラス(フロント) | 99 |
ドアガラス(フロント) | 65以上 |
ドアガラス(リヤ) | 75以上 |
フィックスガラス※1(リヤ) | 75以上 |
バックガラス | 65以上 |
※1 フィックスガラスはリヤドア部の小さな三角ガラスです。
スピーカー
ハイラックスのスピーカーは、グレードによって数が変わります。「X」では4スピーカー、「Z」と「Z “GR SPORT”」では6スピーカーの作りです。
スピーカーの数が増えると、音質が良くなったり、より重低音を感じ取れたりします。ドライブをしながら良い音を楽しみたい方は6スピーカーを選ぶと良いでしょう。
アンテナ
内装ではないですが、ハイラックスは屋根の部分にアンテナがついており、「X」と「Z」にはショートポールアンテナ、「Z “GR SPORT”」にはシャークフィンアンテナが取り付けられています。
ショートポールアンテナは名前の通り、短い棒状のアンテナで、一目でアンテナだと分かります。シャークフィンアンテナはサメやイルカのような形をしているアンテナです。ぱっと見ではアンテナだと分からずオシャレな見た目をしています。
内装のオプション装備
続いては、ハイラックスの内装オプションを紹介します。ハイラックスをより快適な車にするためのオプション部品ですので、ぜひ取り付けてみてください。
フロアマット
車を清潔な状態に保つためには、フロアマットは重要です。外で汚れた靴や雨で濡れた足元や傘から汚れを防いでくれます。
ハイラックスのフロアマットの値段は36,300円(税込)で、特徴は毛足が長く、足元に高級感を醸し出してしてくれます。汚れから守るだけでなく高級感アップに繋がりますのでぜひ取り入れてみてください。
ランバーサポートクッション
ドライバーの腰や背中、お尻への負担をやわらげてくれる、サポート商品です。運転中は同じ姿勢が続くので、腰や背中へのダメージが大きく、疲れやすくなっています。
そこで、ランバーサポートクッションを使用すると、優れた体圧分散性と衝撃吸収性によって体への負担をやわらげます。
長時間のドライブには、大活躍すること間違いないでしょう。値段は32,450円(税込)です。
アシストクリップ
ハイラックスは、乗車中の不安定な姿勢を支えてくれるアシストクリップが3種類あります。
後部座席に乗っている人も、長時間のドライブは疲れてしまいがちです。アシストクリップを使用すると、ドライブ中に姿勢を変えることができ疲れを分散させて疲れにくくすることができます。
アシストクリップのタイプ別の値段は以下の通りです。
アシストクリップタイプ | 値段(税込) |
シンプルタイプ | 6,270円 |
つり革タイプ | 4,840円 |
ヘッドレスト取り付けタイプ | 16,500円 |
グレードごとの内装
Xの内装
通常グレードの「X」では、ブラックを基調としていて、シンプルで落ち着いた内装です。「Z」にグレードを上げると、シルバー加飾が施されている部分が増えるので、ブラックでまとまっているのが好きな人にとっては、「X」の内装が刺さるのではないでしょうか。
運転席・助手席に4ウェイシートが装備されていたり、収納の数も十分な数装備されたりと通常グレードでも満足いく内装になっているといえるでしょう。
Zの内装
「Z」の内装は、「X」の内装がベースになっています。「Z」にグレードを上げると内装の高級感が増します。
シートが上級ファブリックシートになったり、所々にシルバー加飾が施されていたりと、高級感溢れるデザインが好みの人にとってはたまらないのではないでしょうか。
機能面でも、6:4分割チップアップリヤシートやリヤセンターアームレスト(カップホルダー2個付)、アッパーボックス(エアコン送風機能付)など「Z」と「Z “GR SPORT”」で同じレベルの機能なものがたくさんあります。とてもバランスの取れたグレードといえます。
Z “GR SPORT”の内装
最上級グレードである「Z “GR SPORT”」は、所々に赤を取り入れたり、GRエンブレムがついていたりと特徴的な内装となっています。
シートはハイラックスの中で唯一、合成皮革を使用しており高級感の溢れる内装です。
見た目の高級感だけでなく「Z “GR SPORT”」にしかない機能もあります。8インチのディスプレイオーディオや音声認識マイク、ナビゲーションなど最上級グレードとしてふさわしい内装と機能を取り揃えています。
まとめ
外観がかっこいいハイラックスですが、内装の良さも伝わりましたでしょうか。994Lものラゲージルームを持つ車はなかなかないと思います。荷物が多いお出かけをする人や家族にはハイラックスは魅力的なのではないでしょうか。
ハイラックスはグレードによって搭載装備や内装が異なり、グレードごとの特徴も分かりやすいです。どのグレードにどんな装備が付いているのかを確認し、自分に合ったグレードを選んでハイラックスでのドライブを楽しんでください。
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