トヨタ自動車が製造販売している高級クロスオーバーSUVのハリアー。
2020年に4代目が発売開始され、4代目はデザイン重視のクーペフォルムのSUVです。
グレードは、S、G、Zの3つのシンプル構成であり、本革装備などを追加したレザーパッケージがあります。
ハリアーの魅力はインテリアデザインにあることをご存知ですか?
乗った人しかわからないハリアーのインテリアデザインの良さを知れば、ハリアーが欲しくなるでしょう。
今回は、ハリアーの人気の秘密である内装・インテリアデザインの特徴を詳しく解説します。
車を購入しようと思っている人で、車のインテリアデザインにこだわりたい人はぜひ参考にしてください。
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目次
4代目ハリアーのグレードごとの内装
今や一般的になったジャンルの高級クロスオーバーSUVを生み出したのが、1997年に登場したハリアーです。
2020年6月に4代目が登場しましたが、初代のコンセプトは受け継がれており、乗ると包み込まれるような居心地になる空間が演出されています。
ハリアーは3つのグレードがあり、さらにレザーパッケージが設定されています。
- 3つのグレード
-
- シンプルな内装のS
- インテリアカラーを選べるGとZ
- 本革シートになるレザーパッケージ
それぞれのカラーやインテリアデザインの特徴を表にまとめました。
グレード | Z(PHEV車) | Z”Leather Package” | Z(ハイブリッド車・ガソリン車)/G | S | |||
内装色 | ブラック
レッド |
ブラック | ブラウン | ブラック | ブラウン | グレー | ブラック |
シート表皮 | 本革 | ファブリック+合成皮革 | ファブリック | ||||
シートステッチ | ダークレッド | ダークグレー | ブラウン | ダークグレー | ブラウン | ベージュ | ダークグレー |
パネル加飾 | メタルブラック | グレーウッド調 | メタルブラック | グレーウッド調 | ホワイトウッド調 | ブラック(パネル加飾なし) | |
パイピングオーナメント(メタルラッチ加飾付き) | ダークレッド | サテンブラック | サテンブラウン | サテンブラック | サテンブラウン | サテンベージュ | ブラック(メタルラッチ加飾なし) |
引用:[トヨタ自動車]
それぞれのグレードの内装を説明します。
加飾なしのシンプル内装のS
Sはエントリーグレードであり、ハリアーの中で一番新車販売価格が安い点が特徴です。
加飾はほとんど行わず、シンプルなインテリアとなっており、インテリアカラーはブラックのみ。
アクセントになるシートステッチはダークグレーですが、豪華ではないながらも、チープさを感じることもありません。
Sの魅力はドアロック解除すると室内照明がつく「イルミネーテッドエントリーシステム」を搭載している点。
クリアブルーの照明でエレガントに演出し、エントリーグレードながらも高級感を持たせています。
インテリアカラーを選べるGとZ
Sグレードではインテリアカラーはブラックのみでしたが、GとZではインテリアカラーを下記の3色からカラーを選べます。
- ブラック
- ブラウン
- グレー
インテリアカラーによって、室内の印象が変わるので、3つのカラーをそれぞれ比べてください。
シート素材は、ファブリックと合成皮革を使用したコンビネーションシートになっており、室内の質感がアップしています。
インパネやフロントドアのトリムには、パイピングオーナメントがあります。
インテリアカラーに合わせたメタルラッチ加飾を施しました。
カップホルダーやスイッチベースには、サテンメッキ加飾が。
これらの加飾により、ワンランク上のグレードとして、ラグジュアリーな印象を与える内装となっています。
本革シート装備のレザーパッケージ
GとZの2つのグレードには、レザーパッケージの設定があります。
レザーパッケージを選ぶと、本革シートが標準装備となり、ハリアーの高級感を際立たせることが可能です。
インテリアカラーは、ブラックとブラウンの2つのみです。
機能面としては、運転席と助手席はパワーシートがあり、ポジションメモリーのボタンがドアに設定されています。
さらに運転席と助手席の快適温熱シート機能に、ステアリングヒーターを快適に過ごせる機能が数多くあります。
車内での居心地の良さや高級感を求める人は、レザーパッケージのインテリアデザインが気にいるでしょう。
PHEV車には特別カラーを用意
新型プリウスには、プラグインハイブリッド(PHEV)のグレードも販売されています。
PHEV車は他のハイブリッド車・ガソリン車と比べて内装のカラーや加飾が異なる点が特徴のひとつ。
内装色とシートステッチのカラーはダークレッドを採用。
ブラックの高級感を出しつつ、レッドを加えることで大人な雰囲気を演出しています。
シート素材はレザーパッケージと同じく本革を使用。
レザーパッケージの内装色をみた上で、別の選択肢を探したい人はPHEV車を検討してみるのもおすすめです。
ハリアーの室内空間・インテリアデザインの特徴を解説
ここからはハリアーの室内空間の特徴やインテリアデザインを詳しく解説します。
車の内装にこだわりを持つ人は、ハリアーのデザインを比較して、どんな装備が必要かを検討してみてください。
- ハリアーの室内空間
- インパネ周辺のデザインや装備
- 広々としたラゲッジスペース
- 座席周辺の収納
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ハリアーの室内空間
4代目ハリアーは先代よりもホイールベースが30cm拡大し、後席が広くなっています。
もちろん前席は余裕あるスペースがあり、シートも上質で高級感があります。
4代目ハリアーの室内サイズは以下のとおりです。
室内長1,880mm×室内幅1,520mm×室内高1,215mm
後席に幅をとったことで、大人の男性でも後席でゆとりを持って座ることが可能です。
さらに後席を倒せば、ラゲッジスペースとして活用することも可能。
SUV車の後席が狭く感じるデメリットを解消しているといえるでしょう。
インパネ周辺のデザインや装備
馬の鞍をイメージしたセンターコンソールは、ソフトパッドで覆われており手触りが良いです。
センターコンソールは馬の鞍をイメージし、ボリュームあるインパネと合わさって、おおらかなイメージに仕上げました。
4代目ハリアーでは、インパネに12.3インチワイドディスプレイを採用しました。
ナビゲーションとして使用できるのはもちろん、スマホアプリの操作もでき、JBL製プレミアムサウンドシステムによって高画質で高音質な映像を映し出します。操作方式はタッチパネルとスイッチを採用し、スマホのように直感的に操作できます。
12.3インチの大型ディスプレイは、トヨタ車の中でもハリアーだけであり、使いやすさや見やすさは抜群です。
広々としたラゲッジスペース
先代よりも4代目ハリアーは全長と全幅が拡大し、全高が低くなっています。
これにより、先代よりも室内幅は40mm拡大しラゲッジスペースが広くなりました。安全のために、挟み込み防止機能と停止位置メモリー機能がついており、安全に荷物の出し入れを行えます。
スマートキーを使えば手を触れずに開閉でき、リアバンパーの下にセンサーがあるので、足を出し入れするだけでゲートを操作できます。
ラゲッジスペースの容量は通常は409L、リアシートを倒せば1,045Lまで広がります。リアシートは6:4分割可倒式です。
シートを倒さなくてもゴルフバッグが3つも入り、広々としたスペースを確保しました。
ラゲッジソフトトレイやトノカバーなどのオプションがあり、これらによってより便利に使用できます。
広々としたスペースがあり、買い物の時や旅行時など様々な場面で活躍します。
座席周辺の収納
座席周りの収納は、ドライブ時の快適さに影響を与えます。
ハリアーは、座席周辺の収納が多く、以下の収納が設置されています。
- 収納一覧
-
- コンソールカップホルダー(2個)
- オープントレイ
- センターコンソールボックス
- グローブボックス
- リアセンターアームレスト(カップホルダー2個付き)
- ドアポケット
ハリアーには、センターコンソールにカップホルダーが2個設置されています。運転席と助手席の間にあるので、どちらの席からも使いやすいです。
コンソールの前方にあるオープントレイは、スマートフォンやお菓子などを置いておけます。
コンソールボックスは合革皮革のソフトパッドとなっており、肌触りが良く高級感がある点も魅力のひとつ。
グローブボックスは車検証や説明書などの保管場所として便利ですし、ドアポケットはペットボトルを収納するのに最適です。
座席周りの収納が充実していることで、車をきれいに保つことができるでしょう。
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4代目ハリアー注目の内装の装備を解説
4代目ハリアーは、新しい装備が施されており、ここでは注目の装備を2つ紹介します。
- 調光パノラマルーフ
- デジタルインナーミラー
それぞれ詳しく見ていきましょう。
調光パノラマルーフ
ハリアーにオプションで設定されているサンルーフです。
トヨタ車初の装備として、ハリアーに設定されました。シェードの開閉で車内に入る光量を調節できるのはもちろん、ルーフの透明度を変えて光量の調節もできます。
これは、ルーフのガラスに液晶の膜を通して実現しました。従来のルーフは、日差し調整はシェードの開閉で行うしかありませんでした。
調光パノラマルーフならば、シェードを開けたままでも、ガラスの透明度を変化させ調光できます。ガラスの透明度を変えれば、障子のような柔らかな日差しが差し込むようにもできます。
透明度を変えるには頭上のスイッチの他に、音声でも操作可能です。
デジタルインナーミラー
こちらもハリアーに初めて搭載される装備であり、走行中の映像をマイクロSDに保存できます。前後どちらの映像も保存できるので、ドライブレコーダーに近い使い方ができます。
16GBのマイクロSDを使えば、約2時間映像を保存できます。
前方を映すカメラは120万画素、後方を映すカメラは51万画素であり、十分に綺麗な映像を保存できます。エンジンをかければ、すぐに録画が始まる仕組みです。
ミラーには、後方の映像のみ表示されます。映像を保存してマイクロSDカードの容量がいっぱいになると、古いデータから上書きされます。
録画した映像の保存もでき、ミラー下のボタンを押すと保存されます。
通常のミラーとして使う鏡面ミラーモードと、後方映像を表示するデジタルミラーモードの2つがあり、ミラー下のレバーでモードを変えられます。
まとめ
4代目ハリアーは、高級感あるインテリア素材を使用し、上質空間のモデルです。
高級SUVとしてイルミネーテッドエントリーシステムなどもあり、調光パノラマルーフやデジタルインナーミラーとハリアーで新しく採用した装備もあります。
グレードによってシート素材やインテリアカラーが違うので、それらの違いを見て、どのグレードにするか決めてください。
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