都会向けSUVという位置付けのトヨタ自動車の「ハリアー」。

1997年に初代が発売されて以降、スポーティーなデザインや高い走行性能、ゆとりのある室内空間など、さまざまな面から人気の高いクルマです。

ハリアーには複数のグレードがあり、さらに特別仕様車もラインナップしています。

そこで今回は、ハリアーの特別仕様車について詳しくご紹介！
ハリアーの特別仕様車の種類や特徴、特別仕様車を選ぶポイントなどについても解説しますので、ぜひチェックしてくださいね。

 

トヨタ「ハリアー」の魅力からチェック

ラグジュアリーSUVとして長きに渡って人気を誇っている、トヨタ自動車の「ハリアー」。

現行モデル（※2023年2月現在）は2020年6月に発売した4代目ハリアーで、スポーティーかつ高級感のある上品なデザインに加え、快適な走行性能やハンドリングの良さ、静寂性など、さまざまな魅力を持っています。

初代10系ハリアーは、1997年に「高級クロスオーバーSUV」というコンセプトのもと販売を開始。
高級SUVがまだ普及していなかった当時は、ハリアーは新しい形態の車として大きな注目を集めました。

その後、2003年に2代目30系ハリアーを発売、2013年に3代目60系ハリアーを発売してモデルチェンジを繰り返し、現在の4代目80系ハリアーに至っています。

ハリアーの歴史については、「ハリアーの歴史と魅力を徹底解説！賢く購入する方法もご紹介」でもご紹介していますので、あわせてご覧ください。

 

ハリアーの特徴と魅力

現行モデルのハリアーのグレードは、大きくわけて「S」「G」「Z」の3種類。

 

ベーシックモデル：「S」

ハリアーの中で最もリーズナブルなモデル。
エクステリアには、「S」グレード専用にデザインされた「3灯式LEDヘッドランプ」とシルバー塗装の「17インチアルミホイール」を採用しています。

 

スタンダードモデル：「G」

エクステリアには、メッキのアウトドアハンドルや、メッキガーニッシュのフロント・リアバンパー、ダークグレーメタリック塗装の「18インチアルミホイール」を採用しています。

 

上級モデル：「Z」

エクステリアには高輝度シルバー塗装が施されているほか、「19インチのアルミホイール」を採用するなど、高級感あふれる贅沢なハリアーです。

 

3つのグレードについて、それぞれハイブリッド2WDのスペックを例に比べてみましょう。

 

それぞれガソリン車とハイブリッド車があり、駆動レイアウトは2WDと4WDから選べるので、暮らしや使用シーンなどにあわせて選ぶことができるでしょう。

プラットフォームにTNGAプラットフォームを採用することで、ハンドリングの良さと静粛性を生み出しています。

ハリアーのグレードごとの詳しいスペックについては、「ハリアーのグレードの違いは？特徴や選ぶポイントをチェック！」でも詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

 

ハリアーの代表的な特別仕様車を徹底紹介！

ハリアーでは、現行モデルはもちろん、過去にも多くの特別仕様車が発売されています。
代表的なハリアーの特別仕様車は、次の通りです。

• Z“レザーパッケージ”
• L パッケージ・アルカンターラ プライムバージョン
• プレミアムスタイルモーヴ
• プレミアムスタイルアッシュ
• プログレススタイルブルーイッシュ
• プレミアムスタイルノアール

それぞれの特別仕様車について、詳しく見ていきましょう。

 

Z“レザーパッケージ”

現行モデル「Z」グレードでは、本革シート装備の「Z“レザーパッケージ”」の設定があります。

内装色はブラックとブラウンの2色で、どちらも落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

ボディカラーには、プレシャスブラックパール、センシュアルレッドマイカ、ブラック、ダークブルーマイカ、スレートグレーメタリック、プラチナホワイトパールマイカ、スティールブロンドメタリックをランナップ。

運転席には、エンジンスイッチ作動時やシートベルトの着脱時などを自動的に感知してスライドしてくれる「オートスライドアウェイ」を標準装備。
さらに、運転席と助手席の両方に、ドライビングポジションを記憶してくれる「ポジションメモリー」や、シート自体を温める「快適温熱シート」、背もたれと座面との間に風を送り込んで体温を調整してくれる「シートベンチレーション」も装備されています。

なお、Z“レザーパッケージ”の助手席では、前後スライドとリクライニングができる4ウェイパワーシートも標準装備されているなど、「Z」よりもさらに快適な空間となっています。

エクステリアでは、スーパークロームメタリック塗装の19インチアルミホイールを採用。
さらに、リヤルーフスポイラーやメッキのアウトサイドドアハンドルなど、随所に高級感が漂う一台となっています。

 

L パッケージ・アルカンターラ プライムバージョン

2008年1月に発売されたのが、2代目ハリアーの特別仕様車「L パッケージ・アルカンターラ プライムバージョン」。

上位グレード「Lパッケージ」の特別仕様車で、車体のカラーはブラック、シルバーメタリックのほか、特別色としてライトブルーマイカメタリックをラインナップしています。

本革仕様の専用シートやLEDハイマウントストップランプ付リヤスポイラー、さらに専用車検入れなども設定されています。

 

プレミアムスタイルモーヴ

2013年にフルモデルチェンジされた3代目ハリアーの特別仕様車として、2015年に登場したのが「プレミアムスタイルモーヴ」です。
モーヴ（藤色、紫）をテーマにした特別仕様車で、インテリアはテーマカラーで統一されています。

ボディカラーには、レッドマイカメタリックを特別設定色に。
標準色にブラック、メーカーオプションにブラッキッシュアゲハガラスフレーク、ホワイトパールクリスタルシャイン、スパークリングブラックパールクリスタルシャインをラインナップしています。

18インチアルミホイールが標準装備されているグランドをベースとしたモデルで、ピアノブラック調の本革巻き3本スポークステアリングホイールも選ぶことができます。

専用内装色に高級感のある「スティールモーヴ」を採用したほか、アルカンターラのシート表皮やダークバイオレットのシートベルトが搭載、シフトパネルとドアスイッチベースにはファシネイトブラック加飾が施されるなど、ほかにはない上質なインテリアを楽しめるクルマです。

タイヤは235/55R18タイヤ、特別仕様車のホイールはブラック塗装＋切削光輝を採用し、ドアミラーには足元照明やレインクリアリングミラーなどを搭載した、サイドターンランプ付電動格納式を採用しています。

安全性能においては、クルーズコントロールを標準装備しているほか、T-Connect SDナビゲーションシステムやレーダークルーズコントロール（ブレーキ制御付）、インテリジェントクリアランスソナー、プリクラッシュセーフティシステム（ミリ波レーダー方式）をオプションで搭載できます。

 

プレミアムスタイルアッシュ

3代目ハリアーの最上級グレード「プレミアム」をベースとした特別仕様車「プレミアムスタイルアッシュ」は、2016年6月に発売。

エクステリアは、プレミアムと同じく迫力ある18インチアルミホイールを装備し、ボディカラーには、ブラックと特別設定色のブルーメタリックをラインナップしています。

また、インテリアにはグレーを基調とした滑らか素材のウルトラスエードのシート表皮と合成皮革を組み合わせた専用シートを採用し、上質な心地良さをプラス。
専用内装色のウォームグレーをインストルメントパネルやドアトリムなどに採用したり、随所にライトグレーのステッチを施したりと、特別感のある内装となっています。

また、運転席に8ウェイパワーシート、助手席に4ウェイパワーシートを設定し、運転席と助手席の双方に快適温熱シートを搭載しているので、快適で心地良いドライブを楽しめるでしょう。

 

プログレススタイルブルーイッシュ

3代目ハリアーで2018年9月に発売されたのが「プログレススタイルブルーイッシュ」は、「プログレス」をベースにした特別仕様車。
ボディカラーには、特別設定色のブラックマイカと、メーカーオプションのスパークリングブラックパールクリスタルシャインをランナップ。

インテリアにブラックとブルーを用いたシートやブルーステッチ、ブルーの木目が美しいドアスイッチやシフトパネルなど、ブルーをテーマにしたクルマとなっています。

エクステリアには迫力ある18インチアルミホイールを採用したほか、スモーク調メッキ加飾のヘッドランプエクステンションや漆黒メッキのフードモール、サイドプロテクションモールなど、シンプルながらも上質さを感じさせます。

 

プレミアムスタイルノアール

2019年7月に発売の特別仕様車「プレミアムスタイルノアール」は、3代目ハリアーの「プレミアム」をベースにした一台で、ガソリン車のみ設定されています。
ノアールとは、フランス語で「黒」を意味する言葉で、黒の美しさ、上質さを最大限に引き出した大人のクルマに仕上がっています。

ボディカラーは、特別設定色のブラックマイカと、メーカーオプションのスパークリングブラックパールクリスタルシャイン、ホワイトパールクリスタルシャインをラインナップしています。

エクステリアは、ブラック塗装に切削光輝を施した18インチの専用アルミホイールを標準装備。
さらに、漆黒メッキのフードモールやサイドプロテクションモール、スモーク調のメッキ加飾のヘッドランプエクステンションが、高級感と力強さを演出しています。

インテリアは、ダークシルバー塗装を施したインストルメントパネルやドアトリムが印象的。
内装に施されたシルバーステッチが、高級感の中にワイルドかつスポーティーな印象をプラスしています。
さらに、ドアスイッチベースやシフトパネル、オプティトロンメーターにはピアノブラックの加飾を施し、シックで豪華な空間に仕上げています。

安全装備面では、メーカーオプションだったパーキングサポートブレーキ「インテリジェントクリアランスソナー」が、「プレミアムスタイルノアール」では標準装備となっていますよ。

 

ハリアーの特別仕様車はどう選ぶ？中古車もおすすめ！

前述したように、現行そして歴代のハリアーには、次のような特別仕様車があります。

• Z“レザーパッケージ”
• L パッケージ・アルカンターラ プライムバージョン
• プレミアムスタイルモーヴ
• プレミアムスタイルアッシュ
• プログレススタイルブルーイッシュ
• プレミアムスタイルノアール

しかし、これだけ種類があると、どのクルマが自分に合うのか悩んでしまいますよね。

 

こんな方にはこの特別仕様車がおすすめ！

そこで、ここでは「こんな方にはこの特別仕様車がおすすめ！」というポイントをご紹介していきます。

 

最新・最上級グレードのクルマを選びたい方

最新かつ最上級グレードのクルマを求めるなら、現行ハリアーの最上級グレード「Z“レザーパッケージ”」を選んでみてはいかがでしょうか。

本革シートや「オートスライドアウェイ」を標準装備した運転席、運転席と助手席の双方に装備された「ポジションメモリー」や「快適温熱シート」など、乗る人すべてが快適なドライブを楽しめる魅力が満載のクルマです。

 

インテリアにこだわりたい方

インテリアにこだわりたいなら、「プレミアムスタイルモーヴ」や「プレミアムスタイルアッシュ」など、他にはない特別なカラーを施したクルマを選んでみてはいかがでしょうか。
「プレミアムスタイルモーヴ」は紫を基調に、「プレミアムスタイルアッシュ」はグレー、「プログレススタイルブルーイッシュ」はブルーを基調にしたインテリアカラーとなっており、ほかにはない上質な空間が広がっています。

 

ほかにはない見た目を選びたい方

「他の方とかぶりたくない！」という方は、「L パッケージ・アルカンターラ プライムバージョン」や「プレミアムスタイルノアール」など、特別感のあるボディカラーを選ぶのもおすすめです。

「L パッケージ・アルカンターラ プライムバージョン」では特別色「ライトブルーマイカメタリック」を、「プレミアムスタイルノアール」では特別色「ブラックマイカ」をラインナップ。

特別色のボディカラーを選べば、より特別感がプラスされるでしょう。

 

中古車を選ぶメリットとは？

これまでご紹介したように、ハリアーは現行ハリアーも含めて4代目。
歴代の特別仕様車を購入する際は、新車ではなく中古車を購入することになります。

中古車には、新車にはないさまざまなメリットがあります！

• 過去のモデルを購入できる
• コストが抑えられる
• 納車が早い

まず、現在生産が中止されている過去のモデルは、基本的に新車で購入することはできません。
しかし、中古車であれば過去に発売した希少なクルマも、すぐに見つけられることもあります。

また、中古車の最大のメリットともいえるのが、コストが抑えられるということ。

価格は車種によって異なりますが、現行モデルの場合は同じ車種・グレードで20～30％安く、過去モデルだとさらに安く購入できる場合もあるでしょう。

そして、中古車は納車までの日数が短く済むというのもメリット。
新車は人気の車種だと納車まで3カ月以上かかるケースも多々ありますが、中古車は2週間ほどで納車できますので、すぐに乗りたいという方には中古車がおすすめです。

ハリアーの中古車については、「中古車のトヨタ「ハリアー」を徹底解説！おトクな買い方や注意点は？」でも詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

 

まとめ

スポーティーなデザインや快適な走行性能、加速性能の良さ、静粛性など、さまざまな面で評価を得ている、トヨタ自動車の「ハリアー」。

ハリアーでは、現行モデルはもちろん、過去にも多くの特別仕様車が発売されています。

• Z“レザーパッケージ”
• L パッケージ・アルカンターラ プライムバージョン
• プレミアムスタイルモーヴ
• プレミアムスタイルアッシュ
• プログレススタイルブルーイッシュ
• プレミアムスタイルノアール

それぞれ特徴が異なるので、それぞれの特徴を知って、とっておきの一台を選んでみてくださいね。

 

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