1997年に初代が発売されたハリアーは、2020年にフルモデルチェンジを行い4代目になりました。

現行モデルの新車販売価格は、299~443万円と比較的高めの価格になっています。購入して運転するとなれば、気になるのは維持費です。

車を動かすためのガソリンを購入しないとならないのはもちろん、保険費用や車検費用もかかります。この記事で、年間維持費はどれぐらいになるのか解説します。

ハリアーの新車販売価格

1997年に初代が発売され、クロスオーバーSUVの元祖です。2020年に発売されたハリアーの4代目は、スタイリッシュな高級SUVとなり、ガソリンモデルの他とハイブリッドモデルがあります。

4代目の新車販売価格は、以下の通りです。

ガソリンモデル

S : 2,990,000円(税込)~
G : 3,410,000円(税込)~
Gレザーパッケージ : 3,710,000円(税込)~
Z : 3,930,000円(税込)~
Zレザーパッケージ : 4,230,000円(税込)~

ハイブリッドモデル

S : 3,580,000円(税込)~
G : 4,000,000円(税込)~
Gレザーパッケージ : 4,300,000円(税込)~
Z : 4,520,000円(税込)~
Zレザーパッケージ : 4,820,000円(税込)~

オプションをつければ価格は変わってきますが、ここではガソリンモデルとハイブリッドモデルのそれぞれのグレードでの、最低新車販売価格を掲載しています。

ハリアーの年間維持費で発生する費用

維持費用として発生するのは、以下の通りです。

維持費用
  • ガソリン費用
  • 自動車税
  • 自動車重量税
  • 車検代
  • 自動車保険費用

自動車税は4月1日時点の車の所有者に課せられる税金であり、車検証に所有者が記載されています。

車の重さに応じて課せられるのが、自動車重量税であり、経過年数に応じて課税額が変わります。車検は車を検査するために必要で、一定期間ごとに車検を受けます。

自動車保険は、強制加入の自賠責保険と任意で加入できる任意保険の2つです。

自動車税

毎年4月1日時点で、車を所有している方に課税されます。

排気量0.5リットルごとに税額が変化し、以下のような税額になっています。

排気量 税額
1リットル以下 25,000円
1リットル超~1.5リットル以下 30,500円
1.5リットル超~2リットル以下 36,000円
2リットル超~2.5リットル以下 43,500円
2.5リットル超~3リットル以下 50,000円
3リットル超~3.5リットル以下 57,000円
3.5リットル超~4リットル以下 65,500円
4リットル超~4.5リットル以下 75,500円
4.5リットル超~6リットル以下 87,000円
6リットル超 110,000円

ハリアーの自動車税

ハリアーのガソリンモデルとハイブリットモデルの総排気量は以下の通りです。

・ガソリンモデル : 1,986cc
・ハイブリッドモデル : 2,487cc

ガソリンモデルはの自動車税の区分は1.5リットル超~2リットルに該当し、税額は36,000円です。

ハイブリッドモデルの自動車税の区分は2リットル超~2.5リットルに該当し、税額は43,500円です。新型ハリアーのハイブリッドモデルならば、初年度は自動車税が75%減額されます。これはエコカー減税が適用されるためです。

車検費用

車を安全な状態で走らせるために必要な検査です。

通常は専門家の検査を受け、不具合があれば修理しメンテナンスし、車を万全の状態にします。法律で車検は受けないとならないと定められており、新車購入時は3年後、その後は2年ごとに車検を受けます。

車検で支払う費用は以下の通りです。

車検費用
  • 自賠責保険費用
  • 自動車重量税
  • 印紙代
  • 車検代
  • 自動車保険費用

最低限上記の3つの費用は発生しますが、修理箇所があれば車の修理費用や部品交換費用も発生します。

自賠責保険費用

自賠責保険の金額は以下の通りです。

12ヶ月 12,700円
13ヶ月 13,310円
24ヶ月 20,010円
25ヶ月 20,610円
36ヶ月 27,180円
37カ月 27,770円

契約期間が長いほど費用が割安になり、ハリアーの自賠責保険費用は、2年間契約ならば20,010円です。

2021年4月からは、自賠責保険の費用が変わったので注意してください。

車を保有すると強制加入しないとならない保険であり、自賠責保険未加入のまま車を運転すると、50万円以下の罰金または、1年以下の懲役です。

さらに6点の減点となり、免許停止処分になります。

自動車重量税

車の重量によって課税額が決まる税金です。

ハリアーのガソリンモデルとハイブリットモデルの重量は以下の通りです。

・ガソリンモデル : 1,530kg~1,750kg
・ハイブリッドモデル : 1,750kg~1,800kg

車両重量に応じた自動車重量税は以下の通りです。

車両重量 車検時の自動車重量税 1年の自動車重量税
1t以下 16,400円 8,200円
1t超1.5t以下 24,600円 12,300円
1.5t超2t以下 32,800円 16,400円
2t超2.5t以下 41,000円 20,500円

ハリアーのガソリンモデルは、1.5t超2t以下の区分に該当し、自動車重量税は32,800円です。

ハイブリッドモデルは、エコカー減税の対象なので、初回車検時は自動車重量税は発生しません。

ちなみに、自動車重量税は新車登録から13年経過すると課税額が増え、さらに18年経過すると課税額がより多くなります。

印紙代

自動車整備工場で車検を受けると、印紙代は1,8001.800円です。

しかし、指定工場で車検を受ければ、印紙代は1,100円と下がります。車検を受けるときに書類に貼る収入印紙であり、車検時に必要な費用です。

整備費用

車検通過のために、ハリアーに不具合があれば整備して直さないとなりません。その整備のための費用です。

交換部品や必要なメンテナンス内容によって費用は変化するので、整備費用は一概にくらとは言えません。

不要な部品交換はしない

整備費用を抑えるならば、不要な部品は交換しないようにします。

交換しないとならないのか、わからないまま消耗品の交換を進められるときもあります。車検では保安基準に適合すれば車検合格となるので、保安基準の部品以外は交換しなくとも車検に通過できます。

車検で検査する部分は主に以下の通りです。

車検検査部分
  • ブレーキ
  • ヘッドライトやテールライト
  • ワイパー
  • クラクション
  • スピードメーター
  • 下回り

下回りは、オイル漏れやボルトの緩み、ドライブシャフトブーツなどです。

これらのパーツに不具合があれば交換した方が良いです。

タイミングベルトなどは劣化していても交換せずとも車検通過はできますが、劣化しているならば、交換した方が良いでしょう。

ユーザー車検

整備工場やガソリンスタンドで行う車検の他に、車のオーナーが運輸支局に車を持ち込み行うユーザー車検があります。

ユーザー車検は車のオーナーが行う車検であり、点検費用や消耗品交換費用が発生せず、法定費用のみで良く、車検費用を抑えられます。

車検費用を抑えたいならば、ユーザー車検を検討してください。車検場での検査と点検整備の2つが車検ですが、車検場での検査ならば、車の知識のない素人でも行えます。

点検整備は、ブレーキパッドの摩耗チェックがあり、タイヤを外さないとなりません。

タイヤを外した経験のない方には、難しいかもしれず、点検整備はガソリンスタンドなどで行うのが良いでしょう。

ガソリン代

ハリアーを動かすためには、ガソリンは不可欠です。ガソリンモデルとハイブリッドモデルの燃費は以下の通りです。

燃費は、WLTCモードの値を記載しています。

・ガソリンモデル(2WD) : 15.4km/L
・ガソリンモデル(4WD) : 14.7km/L
・ハイブリッドモデル(2WD) : 22.3km/L
・ハイブリッドモデル(4WD) : 21.6km/L

ガソリン代が1リットル150円だとすると、年間走行距離によって発生するガソリン代金は以下の通りです。

走行距離10,000km 走行距離5,000km
ガソリンモデル(2WD) 97,402円 48,701円
ガソリンモデル(4WD) 102,040円 51,020円
ハイブリッドモデル(2WD) 67,264円 33,632円
ハイブリッドモデル(4WD) 69,444円 34,722円

任意保険費用

自賠責保険と違い、任意保険は強制加入ではなく、加入したい人のみ契約できる保険です。

万が一に備えて、自賠責保険でカバーできない範囲を補償してくれます。運転者の年齢や保障内容、車の等級によって保険料は変わります。

いくつかの条件で以下のように保険料は変化します。

・20等級
・ゴールド免許
・30歳
・年間走行距離3,000km以下

この条件の方の任意保険料(車両保険あり)は、34,300円です。

・15等級
・26歳
・ブルー免許
・年間走行距離11,000以上

この条件の方の任意保険料(車両保険あり)は、72,300円です。

任意保険は保険会社によっても保険料が違い、上記は一例です。一般的には、等級が低く年齢が高いほど、年間の走行距離が長いほど、保険費用は上がります。

これは、等級が低く年齢が高く、年間走行距離が長いほど、交通事故の確率が上がるからです。

相見積もりがおすすめ

任意保険の費用は保険会社ごとに違うので、保険料を安くしたいならば、数社相見積もりするのがおすすめです。

相見積もりで平均的な保険料が分かり、安い保険料の保険会社が見つかります。保険更新時には、他社に乗り換えると安くしてくれるケースもあります。

早めの申込みで割引、新しいプランができたなどと、各保険会社で毎年サービスやプランが違うので、満期が来たら、再度相見積もりを取ってみましょう。

また、保険に必要ないオプションがついていないかも確かめてください。

メンテナンス費用

車を運転していけばボディは汚れていき、オイルやウォッシャー液などの消耗品は交換しないとなりません。

メンテナンスしないでも車は動きますが、快適に安全に車を運転するならば定期的にメンテナンスした方が良いです。

洗車費用

車のメンテナンスでよく行うのが洗車です。運転して車が汚れれば洗車しますが、3週間に1回程度洗車すれば、ボディを綺麗な状態に保てます。

洗車方法は、ガソリンスタンドなどでの手洗い洗車や機械洗車、そして自分での洗車です。

それぞれの費用は以下の通りです。

・ガソリンスタンド(手洗い洗車) : 2,000~5,000円
・機械洗車 : 1,000~4,000円
・自分で洗車 : 水道代と道具や洗剤代

月1回洗車するとなれば年間の費用は、ガソリンスタンドでの手洗い洗車は24,000~60,000円、機械洗車は12,000~48,000円、自分で洗車すると年間数千円です。

消耗品費用

消耗品として、交換が必要な部品は以下の通りです。

消耗品
  • ウォッシャー液
  • エンジンオイル
  • ブレーキオイル
  • タイヤ
  • ワイパーゴム
  • ラジエター液
  • バッテリー
  • エアコンフィルター
  • エアクリーナー

ウォッシャー液とワイパーゴム

フロントガラスの汚れを洗いながすのに使うのが、ウォッシャー液です。

ガソリンスタンドで補充してもらえば1,000円程度であり、自分で補充するためにカー用品店などで購入すれば、200円程度です。

洗浄成分のみ配合の製品から、凍結防止効果や撥水効果のあるウォッシャー液もあります。

水道水で代用するのは、塩素がウォッシャー液タンクやフロントガラスに良くないので、使用しない方が無難です。

フロントガラスを綺麗にするには、ワイパーの性能も欠かせません。

ゴムの寿命は半年程度であり、ワイパーブレードの寿命は1年程度です。新車でハリアーを購入しても、1年に1回はゴムとブレードを交換した方が良いです。ワイパーゴムは2本で2,000円程度、ワイパーブレードは2本で4,000円程度です。

交換は自分でできるので、ガソリンスタンドなどで交換を依頼しなくても大丈夫です。

ちなみに、ガソリンスタンドなどで交換を依頼すると、工賃も発生します。

エンジンオイルとラジエターオイル

エンジンオイルはエンジンを動かすための潤滑油であり、人で言えば血液のような役割を果たします。

交換しないとオイルが汚れていき、そのままにするとオイルが固まりエンジンが焼き付きます。エンジンオイルは5,000kmまたは半年で交換するが良いです。

ただし、車の運転状況により、エンジンオイルの寿命は短くも長くもなります。

エンジンオイルの中の汚れを取り除くのが、オイルフィルターです。フィルターなので、使用していけば汚れます。エンジンオイル交換と一緒にオイルフィルターも交換するのが普通です。

エンジンオイルは1Lあたり1,000円程度で、オイルフィルターも1,000円程度です。

自分で交換することも、ガソリンスタンドなどで交換してもらうこともできます。自分でオイルを交換するなら、廃油処理を行います。

タイヤ

タイヤの寿命は3~5年程度ですが、新車のタイヤの寿命は短いので、1年か2年で交換した方が良いです。

空気圧チェックを行ったり、スリップサインの確認やひび割れの確認を行い、交換時期を見極めてください。

タイヤにはいくつか種類があり、インチ数によっても違いますが、1本の価格は8,000円程度です。自分で交換すると32,000円ぐらいになります。

ガソリンスタンドでも交換してもらえますが、その場合は工賃として4,000~20,000円程度かかります。

寒い地域で運転する方は、冬場にスタッドレスタイヤに交換しないとなりません。

スタッドレスタイヤの費用もノーマルタイヤと同じぐらいであり、ガソリンスタンドでも交換してもらえます。

ラジエター液

冷却水の役割を果たすのがラジエター液であり、エンジンを錆びさせない役割もあります。2年に1回程度の割合で交換してください。

ラジエター液は交換しないと汚れていき、ラジエターやエンジン内部に錆が発生します。錆がラジエターやエンジンを詰まらせ、最悪の場合はエンジンがオーバーヒートします。

2年に1回なので、車検と同時に交換するのが良いでしょう。ラジエター液は1,000円程度ですが、素人が交換するのは難しく、ガソリンスタンドや整備工場で交換してもらいます。

その場合の工賃は8,000円程度かかり、ラジエター液よりも高いです。

バッテリー

エンジンのセルやカーナビ、空調などに電気を送っているのがバッテリーです。

電圧が下がったり、エンジンがかかりにくくなったり、ヘッドライトが暗くなると交換の目安です。バッテリーの費用は4,500円~50,000円と製品ごとに費用が違います。

自分の車に適合するバッテリーならば、どの価格の製品を選んでも構いません。

ガソリンスタンドやカー用品店で交換してもらうときは、工賃として2,000円程度かかります。

一般的にバッテリーの寿命は2~5年であるために、ハリアーを新車で購入したその年の交換は必要ないのでしょう。

エアコンフィルターやエアクリーナー

エアコンで外気を車内に取り込むときに、埃や砂などの汚れを取り除くのがエアコンフィルターです。

エアコンフィルターも使用すれば汚れていき、劣化したフィルターを使うと燃費が悪くなります。

1年または、10,000kmでの交換です。エアコンフィルターの価格は1,000~4,000円程度であり、ガソリンスタンドなどで交換してもらうと2,000円程度の工賃が発生します。

エアクリーナーは、エンジンに取り込む空気の汚れを取り除くフィルターです。

エンジンに粉塵のようなゴミが入らないようにする役割を持ちます。

50,000kmで交換するのが目安です。

自分での交換は難しいので、ガソリンスタンドなどで交換を頼むと、クリーナー費用が3,00円程度、工賃が1,500円程度です。

カーコーティング費用

車のボディは自然と汚れていき、油汚れや水垢が発生します。

汚れるたびに洗車しても構いませんが、カーコーティングすれば、汚れがつきにくくなり、汚れが落ちやすくなるので、汚れても洗車が楽です。

また、コーティング皮膜によって紫外線からボディを守り、色あせを防ぎます。

コーティングは、ワックスやガラスコーティングがあり、それぞれで費用が違い持続効果も違います。

コーティング種類 持続性 価格
ワックス 1週間 1,000~2,000円
ポリマーコーティング 1~3ヵ月 10,000~30,000円
ガラス系コーティング 6~12ヶ月 50,000~70,000円
ガラスコーティング 3~5年 70,000~100,000円
セラミックコーティング 5~7年 100,000~150,000円

ガラス系コーティングはガラス成分の含まれるコーティングであり、ガラスコーティングはガラス成分のみのコーティングです。

しかし、区別せずに使っている業者もいます。専門業者にコーティングを依頼すると上記の費用がかかります。

自分でもコーティングでき、コーティング剤を買ってくれば、自宅の駐車場などでコーティングを施せます。

この場合の費用は、コーティング製品費用として数千円程度かかります。

費用が安く持続性の短いコーティングをこまめに行うか、費用が高く持続性の長いコーティングを行うかは考え方次第です。

番外編 : オートローンの月々の返済額

新車のハリアーをローンで購入したら、月々返済しないとならず、毎月の支出が発生します。

こちらは、年間の維持費ではないですが、ハリアーに関する費用なのでご紹介します。

37回払いと61回払いでの計算です。

37回払いの月々の返済額

・ハリアー本体価格 : 3,930,000円
・頭金 : 930,000円
・割賦元金 : 3,000,000円
・年利 : 4.7%
・初回支払金額 : 30,806円
・2回目以降の月々の支払額 : 30,100円

61回払いの月々の返済額

・ハリアー本体価格 : 3,930,000円
・頭金 : 930,000円
・割賦元金 : 3,000,000円
・年利 : 4.9%
・初回支払金額 : 36,316円
・2回目以降の月々の支払額 : 31,600円

まとめ

ハリアーを購入すると、ガソリン代から車検費用、自動車税などの税金が維持費として発生します。

運転していけば消耗品を交換するために費用も発生し、洗車費用もかかります。場合によっては、ローンの支払いやカーコーティング費用もあります。

これらは、全てのハリアーオーナーに発生する費用ではなく、人それぞれ必要に応じて年間維持費が違います。

様々な維持費をご紹介したので、一例として参考にしてください。