トヨタのミドルクラスミニバンの中でも、高級感漂うルックスが魅力のエスクァイア。特にフロントグリルは縦ラインのモールが印象的で、高級車と呼ばれるにふさわしい雰囲気を感じ取ることができます。

そんなエスクァイアは「取り回しがいいのか」「日常で便利なサイズ感なのか」など、気になっている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、エスクァイアのサイズについて様々な角度から見たメリット、デメリットを紹介していきます。

エスクァイアのサイズの購入を考えている方や、エスクァイアがどのようなサイズなのか気になっているという方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

エスクァイアのサイズは?

エスクァイアはトヨタのミニバンではミドルクラスサイズで、ノアやヴォクシーと同等のサイズになります。乗車定員は7乗りと8人乗りがあり、大人数で乗ってもストレスを感じにくいのが魅力です。

3列シート仕様になっており、快適な後席スペースも兼ね備えています。車体サイズでいえば、大型ミニバンのアルファードとヴェルファイアよりは小さく、シエンタよりは大きいという位置関係にあります。
エスクァイアは多くの人にとってちょうどいい大きさであることでも人気の高いミニバンです。

ではエスクァイアのサイズをカタログ数値から紹介していきます。

エスクァイアは2014年の販売開始から2021年の生産終了までに一度マイナーチェンジをしていますが、サイズに関しては年代で変わる点はありません。

エスクァイアのサイズ【高さ・長さ・横幅】

車のサイズで高さは「全高」、長さは「全長」、幅は「全幅」と呼びます。

全高・全長・全幅とは
全高:ルーフの頂上から地面とタイヤが接しているところまで長さ
全長:フロントバンパーの先からリアバンパーの端までの長さ
全幅:車を正面から見たときの、左端から右端までの長さ

エスクァイアのカタログでのサイズは以下です。

エスクァイアのサイズ
全高(高さ) 1,825mm
全長(長さ) 4,695mm
全幅(横幅) 1,695mm

※2WDでの数値

積載力、室内空間の確保に優れたミニバンなだけに、大きなサイズ感になります。

高さは成人男性の平均身長より高いので、自身での洗車には苦労することがあるかもしれません。車高が高いと横振りに弱いイメージがあるかもしれませんが、エスクァイアのプラットフォームは低重心を実現しているので、安定感があるという口コミもみられました。

全長も3列シートで余裕を持たせるために十分な長さがあります。全長が長いと小回りがききづらいイメージがありますが、エスクァイアの最小回転半径は5.5mと取り回しも悪くありません。

運転席が高く視野が広く、周りも見やすいので、数値以上に取り回しが良いと感じられることもあるようです。

全幅は5ナンバーということもあり、スリムなスタイルです。全幅1,700mmを超える3ナンバーでワイドな車であれば狭い道の通行に気を使うこともありますが、エスクァイアは全幅がスリムで、なんと新型アクアとも同じサイズです。狭い道や車とのすれ違いは問題なくクリアできるでしょう。

エスクァイアのサイズ【ホイールベース・タイヤサイズ・最小回転半径】

続いて、タイヤ周りのサイズについて確認していきます。

タイヤ周りのサイズを測る指標として以下のようなものがあります。

・ホイールベース
・タイヤサイズ
・最小回転半径

ホイールベースとは、前輪のホイールから後輪のホイールまでの距離を表す指標で、車の走行安定性などに関わってきます。

タイヤサイズとは、その名の通りタイヤのサイズを表す指標で、タイヤのサイズが大きくなるほど走行安定性と操作性が増します。

タイヤサイズが大きくなると通常、タイヤの横幅もそれに比例して大きくなるため、地面との接地面積が増えコーナリングなどもしやすくなります。
最小回転半径とは、右か左にハンドルを奥まで切った状態でゆっくりと旋回し、一番外側のタイヤの中心が描く円の半径のことをいいます。

この最小回転半径は、小さければ小さいほど小回りが効くということになり、車のUターンや角度のきつい右左折の際に動きやすいことになります。

エスクァイアのそれぞれの数値は以下の通りです。

エスクァイアのサイズ
ホイールベース 2,850mm
タイヤサイズ 195mm
最小回転半径 5,5m

※2WDでの数値

ホイールベースはかなり大きめの車と言えるでしょう。

ホイールベースの大きさは後部座席の座席幅などにもつながり、室内空間を充実させることにもなるため、ミニバンとしては大きければ大きいほうが良いといえます。

タイヤサイズについては、他のミニバンと比較すると少し小さな数値ではありますが、走行するうえでは問題ない数値を有しているといえるでしょう。

逆に、最小回転半径については他のミニバンより小さな数値なため、小回りを重視する場合ミニバンの中でもかなりおすすめできる車だといえます。

エスクァイアのサイズ【室内】

エスクァイアの室内は、ストレスのない快適なドライブをするために充実した広さをもっています。

3列シートのミニバンで7〜8人乗りと充実したスペックで子供がいるファミリー層からの支持が厚いエスクァイアは、縦横に余裕を持たせているのでその点も満足することができるでしょう。

ではカタログの数値からエスクァイアの室内長、室内幅、室内高を見ていきましょう。

エスクァイアの室内サイズ
室内長 2,930mm
室内幅 1,540mm
室内高 1,400mm
室内長、室内幅、室内高とは
室内長:車両中央部インストルメントパネルの最も出っ張った場所の先端から後部座席最後端部までの長さ
室内幅:シートよりも高い位置での車室内での最大横幅
室内高:車両の中心部で平坦な床面から天井内張りまでの垂直最大距離
※メーカーによって上記基準は異なる場合があります

室内長は十分といえる奥行きがあります。ホイルベースを2,850mmと長めに設計していることで3列シートの横幅と足元が快適なつくりとなっています。乗車員の膝前に十分なスペースを持たせる構造となっており、後席全体も窮屈さはありません。

また、サードシートを収納し、セカンドシートを最後部にスライドさせれば余裕たっぷりな2列シート仕様にも変身可能です。変幻自在の室内空間で、どのような状況にも対応できるでしょう。

室内幅もワイドにするための構造の工夫が見られます。車体全幅はスリムなのですが、全幅と室内幅の差が約155mmしかなくロスの少ないプラットフォームでできています。また、ミニバン特有のスクエアデザインなので、上部の傾斜が少ないことから、高いところに空間的余裕があるのがメリットといえます。

室内高が高い点でもミニバンのメリットを存分に生かすことができます。その高さは10歳の男の子の平均身長で車内で立ったときに天井に頭がつくかどうかという広さです。

7人から8人が乗れるスペックのため、特にファミリー層に支持されており、ロングドライブでも子供にストレスがかからないという声が多いです。もちろん窓も大きいので景色を楽しみながら遠出するのには最適ですね。

エスクァイアのサイズ【荷室】

エスクァイアの荷室(ラゲージ)は、座席の動かし方によって高い収納力を発揮します。

ミニバンなので座席と荷室がワンボックス化しており、3列目を格納するか、2列目を前方にスライドするかによってスペースが広くなります。高さと幅も十分なので趣味の道具もたくさん積むことができるでしょう。

開口部 最大高さ 1,240mm
最大横幅 1,200mm
最小横幅 1,010mm
地面から開口部下端 490mm
荷室 奥行き 490mm
最大横幅 1,260mm

※2WDでの数値

ハッチバックを開放した時の広さは驚くほどです。縦と横に大きなスペースがあるので、荷物の積み下しがしやすいといえます。さらに地面から低い位置に開口部の下端があるので、女性や高齢の方にも優しい設計だといえるのではないでしょうか。

サードシート使用時の奥行きは490mmですが、縦のスペースを生かして収納ボックスを積み重ねると多くのものを収納することができるでしょう。

後部座席に乗車しない場合は最大限に荷台を広くできます。まずサードシートをサイド上方に格納します。そしてセカンドシートを目いっぱい前方にスライドさせると広大な荷台が完成します。

最大1,500mmの奥行きがあるので、家電や家具などの大きな買い物のときにも活躍するでしょう。趣味の相棒として活躍しているという口コミも多数あります。

エスクァイアのサイズ【タイヤ】

エスクァイアのタイヤは15インチアルミホイールが純正装備で、彫が深いクールなデザインです。純正が高級アルミホイールというのもさすがはエスクァイアといえるでしょう。コンセプトがぶれない上級ランク車といったところです。

特殊な削り込みの「切削光輝」を施しており深みのある輝きを放ちます。アルミの色はダークグレーメタリックで落ち着きのある上品なカラーで、フロントグリルとマッチしたデザインです。

中古車をさらにおトクに買うならモビリコ!

  • モビリコは中間業者を通さない個人売買のため、中間コストは大幅削減、消費税がかかりません。なので、買う人は安く買えて、売る人は高く売れます。
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エスクァイアのサイズを兄弟車で比較【ノア・ヴォクシー】

エスクァイアは同一サイズのミニバンであるノア、ヴォクシーと兄弟車となっています。これらとエスクァイアとのサイズはどのように違うのでしょうか。

現在新車で販売されているのはノアとヴォクシーのみで、残念ながらエスクァイアは生産中止になってしまいました。今回はエスクァイアが販売されていた2014年から2021年までの3代目ノアと同ヴォクシーのサイズを比べていきます。

ちなみに現行のノアとヴォクシーはモデルチェンジで4代目となり、エスクァイアの高級感やデザインといった意匠を引き継いでいます。

ノア・ヴォクシーと比較【高さ・長さ・幅】

3車種の全高、全長、全幅は全て同一の数値です。グレードや装飾によって若干の違いはありますが、基本的に全て同じと考えて支障はありません。

【全高・全長・全幅の比較】

エスクァイア ノア(3代目) ヴォクシー(3代目)
全高 1,825mm 1,825mm 1,825mm
全長 4,695mm 4,695mm 4,695mm
全幅 1,695mm 1,695mm 1,695mm

※駆動は2WD

こちらの表の3車種ともに5ナンバーに収まるサイズになります。

3代目ノア・ヴォクシーとエスクァイアはプラットフォーム、昔でいうシャーシが同じなのでサイズが一緒です。3車の違いは主にデザインやコンセプトにあらわれています。

外観の印象はそれぞれ以下のような口コミがありました。

エスクァイア:上品で紳士的、ラグジュアリー
ノア:清潔感がある、シンプル、
ヴォクシー:男らしい、クール

なお、現行のノアとヴォクシーは全高と全幅が大きくなっており、3ナンバー仕様となっています。

ノア・ヴォクシーと比較【室内空間】

3車種の室内長、室内幅、室内高も全て同じでした。やはり骨格が同じなので室内サイズも同一となります。

【室内空間の比較】

エスクァイア ノア(3代目) ヴォクシー(3代目)
室内長 2,930mm 2,930mm 2,930mm
室内幅 1,540mm 1,540mm 1,540mm
室内高 1,400mm 1,400mm 1,400mm

※2WDでの数値

3車のどれを選んでも快適な広い室内空間を堪能することができます。主な違いはデザインにあるので、好みがエスクァイアを選ぶポイントになります。

エスクァイアの内装は合成皮革を使用した豪華な仕様で、オシャレなツートンカラーがあるなど兄弟車の中でも特別な存在感があります。注文時の設定シートカラーであるバーガンディ&ブラックはリッチな雰囲気があるのでおすすめです。

ノア・ヴォクシーと比較【値段】

3代目ノア・ヴォクシーとエスクァイアの新車価格を比べたときに、価格が一番高いのがエスクァイアです。高級志向なインテリアとエクステリアを持つということで兄弟車とは値段にも差があらわれています。こちらが新車購入時の最低価格です。

エスクァイア 259万円
ノア     224万円
ヴォクシー  224万円

中古市場でもこの値段差は変わらず、売却時にも利点となるでしょう。

サイズや使い勝手が一緒でも、好みの世界観やデザインは人それぞれです。他とは一線を画す特別感が欲しいといったときは、ぜひエスクァイアも検討してみてください。

エスクァイアのサイズをアルファードと比較

エスクァイアはノア、ヴォクシーと比べて高級志向な車ということがわかりました。そうなったとき頭に浮かぶのがトヨタミニバンの最高級車であるアルファードです。

フロントマスクの縦ラインを基調としたグリルが似ている両者ですが、その違いはどういったところにあるのでしょうか。

両者はラージサイズとミドルサイズという大きな違いがありますが、詳しく比べてみたいと思います。

アルファードと比較【高さ・長さ・幅】

【全高・全長・全幅の比較】

エスクァイア アルファード
全高 1,825mm 1,950mm
全長 4,695mm 4,950mm
全幅 1,695mm 1,935mm

※ガソリン車・2WD

両者は3ナンバーと5ナンバーというクラスの違いがあり、車体もアルファードが全てにおいて大きいです。アルファードは高級な装飾に加え、トヨタ車の中で最大クラスの迫力とインパクトがあります。

サイズ差は高さ125mm、全長255mm、全幅240mmということで、隣に並べるとその大きさの差がわかります。タイヤのインチが大きいアルファードは背が少し高いです。正面から見るとやはりエスクァイアがスリムボディーなのがわかります。

両者が横に並んだときの外観は大きな優劣はなく、どちらもラグジュアリーな風格がある良い車です。高級感においてはエスクァイアは引けをとらないといえるでしょう。

アルファードと比較【室内空間】

アルファードの室内は高級サルーンをコンセプトにしているのでリッチ感と余裕の広さがあります。その最上級室内空間を備えたアルファードとエスクァイアではどういった違いがあるのでしょうか。

【室内空間の比較】

エスクァイア アルファード
室内長 2,930mm 3,210mm
室内幅 1,540mm 1,590mm
室内高 1,400mm 1,400mm

室内空間のサイズ差は、室内長が280mm、室内幅が50mm、室内高が0です。実はそれほど室内空間のサイズは大きく変わらないのです。

室内高では数値が同じです。もちろんシートの素材や機能などスペックの違いはありますが、サイズにおいては大きな差はみられません。

エスクァイアのいいところ

近しいスタイルの他車種と比較した際、エスクァイアのいいところとしては以下のようなことが挙げられるのではないでしょうか。

【サイズ感】
・全幅がスリムで狭い道も通行しやすい
・狭い駐車場でも線からはみ出ない
・低重心でスタイリッシュ
・余裕のある室内空間
・小回りがきいて取り回しがいい

【その他】
・カラーラインナップが多い
・威圧感がない
・高級感のあるオプションを装着できる
・維持費が抑えられる

それぞれの車種で異なる魅力がありますが、エスクァイアにおいても選ぶメリットはたくさんあります。

サイズ、スペック、コンセプトやデザインなど、それぞれの魅力を把握したうえで自分に合った車を選ぶようにしましょう。

駐車場には収まるのか?立体駐車場も

エスクァイアは一般的な平面駐車場では十分な余裕を持って駐車することができます。しかし、古い仕様の立体駐車場は一部駐車できない場合があります。

平面駐車場の一般的なサイズは長辺5m、短辺2.5mです。エスクァイアは前後に15cm以上、左右に40cm以上のスペースが確保されます。前後にはみ出すこともなければ、ドアの開け閉めで神経質になる必要はありません。後席はスライドドアなので少々狭い駐車場でも乗り降りに支障がありません。

一方で、立体駐車場を使用するときは注意が必要です。特に古いタイプでは全幅1,700mm以下、全高1,550mm以下でないと使用できないところがまだあります。
立体駐車場を利用する場合はあらかじめ十分にサイズ規制を確認しておいてください。

まとめ

本記事では、エスクァイアのサイズ感をご紹介しました。

ファミリー車としても趣味車としても十分な車内スペースとポテンシャルを持っているので、広いユーザー層に支持されています。大人数乗っても閉塞感とストレスのない空間があり、取り回しもいい車です。

どのような用途でもちょうどいいサイズ感ということで、特に売れているサイズがミドルクラスミニバンです。その中でも高級車の様相があり、一味違った個性を出せるのがエスクァイアです。
生産中止となった今でも不動の人気を誇っているエスクァイアを一度体感してみてはいかがでしょうか。

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