雪の多い地方に住む人や、山道や砂道など悪路を走るようなアウトドアが好きな人にとって、どんな道でも走行性能を落とすことなく走れる4WD(四駆)は魅力的です。

トヨタ自動車では、2023年7月時点で30種類以上の4WD(四駆)の車種を販売しています。

どの車種を選ぶかによって、搭載されている4WD(四駆)の種類や特徴が異なります。

自分に合った車を選ぶには、4WD(四駆)の特徴やボディタイプの違い、価格を比較するのがおすすめです。

今回はトヨタ自動車が販売する4WD(四駆)を、ランキング形式で紹介していきます。

アウトドアが好きで4WD(四駆)の購入を検討している人、快適な走行を実現できる車を求めている人は参考にしてください。

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目次

トヨタが販売する4WD(四駆)の車種は30種類以上

2023年7月現在、トヨタ自動車が販売する4WD(四駆)はGRスポーツやビジネスカーを含めると30種類以上です。

ただ、今回は普通車と軽自動車に絞って特徴を説明するため、下記の25種を紹介します。

それぞれボディタイプ別にどんな車があるか確認してみてください。

【コンパクトカー】
  • ルーミー
  • ヤリス
  • GRヤリス
  • アクア
  • パッソ
【ミニバン・ワゴン】
  • シエンタ
  • アルファード
  • ヴェルファイア
  • ノア
  • ヴォクシー
  • ハイエースワゴン
【SUV】
  • ライズ
  • ランドクルーザー
  • ランドクルーザープラド
  • ハリアー
  • RAV4
  • C-HR
  • ヤリスクロス
  • カローラクロス
【セダン】
  • プリウス
  • カローラ
  • クラウン
  • カローラ アクシオ
  • カローラ フィールダー

ここで紹介した車の中から、人気上位TOP10や、カテゴリ別のおすすめランキングを見ていきます。

トヨタの4WD(四駆)総合ランキングTOP10を紹介

ヤリス

ここからはトヨタが販売する4WD(四駆)全25車の中で、特に人気の10種をランキング形式で紹介します。

順位 車種 ボディタイプ 販売台数(台)
1 ヤリス(ヤリスクロス・GRヤリスを含む) コンパクトカー

SUV

15,760
2 カローラ (カローラクロス・カローラフィールダーを含む) コンパクトカー

SUV

セダン

14,738
3 シエンタ  ミニバン 11,767
4 ルーミー コンパクトカー 8,645
5 ヴォクシー ミニバン 8,523
6 ノア ミニバン 8,518
7 アクア コンパクトカー 8,191
8 ハリアー  SUV 7,843
9 プリウス  セダン 7,681
10 RAV4 SUV 6,588

参考:[乗用車ブランド通称名別順位(2022年4月~2023年3月)|日本自動車販売協会連合会]

ランキングから、歴史が長く兄弟車の多いヤリスやカローラの人気が高いことが分かります。

車内空間の広さや車体サイズ、カラーバリエーションの豊富さなど、自分の基準を設けてから車を比較するのがおすすめです。

中古車の購入を検討している人におすすめなのが、「個人売買サービス」の利用です。

なぜなら個人売買サービスを利用すれば、消費税を支払わずにお得に車を手に入れることが可能だから。

その分、契約書の作成や書類集めなどの手続きが発生するのですが、面倒な作業は車の個人売買サービス「モビリコ」にお任せしましょう。

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トヨタの4WD(四駆)のボディタイプ別おすすめランキング

ここではトヨタ自動車が販売する4WD(四駆)の車を、ボディタイプ別に分けておすすめランキングにしました。

新車価格や中古車価格を比較しながら、自分の気になる車を見つけてみてください。

トヨタの4WD(四駆)のボディタイプ別おすすめランキング
  • コンパクトカー
  • ミニバン・ワゴン
  • SUVの人気ランキング
  • セダン

それぞれ詳しく説明します。

コンパクトカーの人気ランキング

トヨタ自動車が販売する4WD(四駆)の中で、コンパクトカーの人気ランキングは以下のとおりです。

順位 車種 4WDの新車価格(税込)
1 ヤリス 1,857,000〜2,548,000円
2 GRヤリス 3,960,000〜4,560,000円
3 アクア 2,195,000〜2,598,000円
4 ルーミー 1,742,500〜2,100,000円
5 パッソ 1,451,000〜1,913,000円

引用:[トヨタ自動車]

コンパクトカーは街中での運転が多い人や、小回りのきく車を求める人に向いているでしょう。

それぞれの車が気になる人はこちらの記事をご覧ください。

【ヤリス】

ヤリスクロスの実燃費・カタログ燃費を徹底調査!ハイブリッド・ガソリン車の燃費の違いや燃費向上のコツを解説

【GRヤリス】

GRヤリスのグレードの違いは?特徴や選ぶポイントをチェック!

【アクア】

アクアのグレードごとの比較!違いとそれぞれがおすすめな人

【ルーミー】

ルーミーの歴史と魅力を徹底解説!賢く購入する方法もご紹介

【パッソ】

【生産終了?】2022年にマイナーチェンジした新型パッソの変更点や魅力、基本スペックを徹底調査

ミニバン・ワゴンの人気ランキング

トヨタ自動車が販売する4WD(四駆)の中で、ミニバンやワゴン車のおすすめランキングは以下のとおりです。

順位 車種 4WDの新車価格(税込)
1 シエンタ 2,578,000〜3,108,000円
2 ヴォクシー 3,288,000〜3,960,000円
3 ノア 2,868,000〜3,890,000円
4 アルファード 5,598,000〜8,720,000円
5 ハイエースワゴン 3,214,600〜4,039,100円
6 ヴェルファイア 6,748,000円〜8,920,000円

引用:[トヨタ自動車]

ミニバンは、家族が多い人や広い車内空間を確保したい人におすすめです。

それぞれの車が気になる人はこちらの記事をご覧ください。

【シエンタ】

シエンタの内装・インテリアについて余すことなく徹底解説!

【ヴォクシー】

ヴォクシーの購入にかかる税金はいくら?新車や中古車の税金・維持費のシミュレーションを徹底解説

【ノア】

ノアはファミリーカーにおすすめ?家族に嬉しいポイントをチェック!

【アルファード】

アルファードは何人乗り?グレードごとの人数の違いや特徴を紹介

【ハイエースワゴン】

ハイエースはファミリーカーにおすすめ!その理由や選ぶ際の注意点も

【ヴェルファイア】

ヴェルファイアのグレードをご紹介!選び方やボディタイプの種類も

SUVの人気ランキング

SUVは4WD(四駆)の中でも人気が上昇しているボディタイプです。

それぞれのおすすめランキングは以下のとおり。

順位 車種 4WDの新車価格(税込)
1 ヤリスクロス 2,127,000〜2,936,000円
2 カローラクロス 2,799,000〜3,199,000円
3 ハリアー 3,328,000〜6,200,000円
4 RAV4 3,169,000〜5,633,000円
5 ランドクルーザー 5,100,000〜7,700,000円
6 ランドクルーザープラド 3,676,000〜5,118,000円
7 ライズ 1,994,800〜2,309,000円
8 C-HR 2,623,000〜2,923,000円

引用:[トヨタ自動車]

遠出のドライブや旅行が好きな人はSUVがおすすめです。

それぞれの車が気になる人はこちらの記事をご覧ください。

【ヤリスクロス】

ヤリスクロスの4WDの実力を徹底解説|雪道の突破性や乗り心地、2WDとの比較まで

【カローラクロス】

カローラクロスのグレードの違いは?特徴や選ぶポイントをチェック!

【ハリアー】

新型ハリアーの実燃費・カタログ燃費はどれくらい?グレード別の違いや燃費を良くする方法を徹底解説

【RAV4】

新型RAV4の魅力や旧型との違いを徹底解説│唯一無二のクロスオーバーSUV

【ランドクルーザー】

ランドクルーザー プラドのグレードごとの比較!違いとそれぞれがおすすめな人

【ランドクルーザープラド】

ランドクルーザープラドの新車乗り出し価格は398万円から!

【ライズ】

ライズのハイブリッド車の値段は?新車・中古車価格から納期、車の魅力まで詳しく解説

【C-HR】

C-HRのハイブリッド車の魅力とは?ガソリン車との比較や燃費性能、税金まで細かく分析

セダンの人気ランキング

最後に、セダン車のおすすめランキングを紹介します。

ランキングの結果は以下のとおりです。

順位 車種 4WDの新車価格(税込)
1 カローラ 2,578,000〜2,998,000円
2 プリウス 2,929,000〜3,640,000円
3 クラウン 4,350,000〜6,400,000円
4 カローラ アクシオ 1,875,600円
5 カローラ フィールダー 2,022,400円

引用:[トヨタ自動車]

セダン車は静音性の高さや安定した走行性能が特徴です。

車好きの人や、旅行好きの人におすすめの車といえるでしょう。

それぞれの車が気になる人はこちらの記事をご覧ください。

【カローラ】

カローラの燃費情報を徹底まとめ!カタログ燃費・実燃費も紹介

【プリウス】

新型プリウスの燃費を徹底比較!競合車や旧型との違いとは?進化した安全性能まで細かく分析

【クラウン】

クラウンのグレードの違いは?特徴や選ぶポイントをチェック!

【カローラ アクシオ】

カローラアクシオの燃費量を徹底比較|ガソリン車vsハイブリッド車や歴代モデルの燃費まで詳しく紹介

【カローラ フィールダー】

新型カローラフィールダーはハイブリッド車がお得!新旧比較の結果や新車・中古価格を徹底調査

そもそも4WD(四駆)って何?|4つのタイヤ全てにエンジンの力が伝わる仕組み

4WD(四駆)とは、車の駆動の種類を指します。

駆動の種類は2WDと4WDの2種類あり、両者の違いはタイヤに伝えるエンジンの力の数です。

4WD(四駆)であれば、4つのタイヤ全てにエンジンの力が伝わり、それぞれ自立して動くことが可能。

一方で2WDの場合は、前輪もしくは後輪のみエンジンの力が伝わります。

そのため、4WDと2WDで大きな差が出るのは、雪道や山道などの道路環境が悪くなる場合です。

4WDであれば、どんな道でも走行性能を落とすことなく運転できますが、2WDの場合はスタックやスリップが起こりやすくなるというデメリットがあります。

自分が運転する地域に雪が多い場合や、旅行で山道や砂利道などの悪路を利用する頻度が多い人であれば、4WD(四駆)を購入するのがおすすめです。

四駆の代表的なボディタイプはSUV|アウトドア好きにおすすめ

四駆の特徴としては4つのタイヤ全てにエンジンの力が伝わり、それぞれ自立して動くことでした。

つまり、未舗装の道路でも安定した突破性を有するため、アウトドア好きにおすすめの車です。

四駆の車の中でも、代表的なボディタイプはSUVです。

SUVとは、Sport Utility Vehicle(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)の略語。

SUVは雪道や泥道でもスイスイ進める突破性を持つ点や、荷室を広く確保している点から、スノーボードやサーフィンなどのアウトドアスポーツで活躍する車として普及してきました。

日本ではSUV車のことを「多目的スポーツ車」と訳すことも多いです。

つまりSUV車は旅行やアウトドアはもちろん、日常生活におけるお買い物や送迎でも利便性の高い車として利用できる車といえるでしょう。

現在、日本で販売されているSUV車は以下の2つのカテゴリに分類されています。

クロスカントリーSUV 本格的な未舗装路を走るオフロード車のこと

ラダーフレームと呼ばれるボディを採用していることが多い

トラックのような見た目をしている

クロスオーバーSUV 街乗りでの快適性とクロスカントリーSUVの未舗装道路の突破性を有するSUV

普段乗りから高速道路、悪路走行までバランスよく対応可能

さらに、ボディサイズによっては以下の4種類に分かれます。

フルサイズSUV 全長が4.8m以上のSUV車
ミドルサイズSUV 全長が4.5m〜4.7mのSUV車
コンパクトSUV 全長が4.4m以下のSUV車
軽SUV 軽自動車のSUV車

上で紹介したトヨタのSUV車をボディサイズで分類すると以下のとおり。

フルサイズSUV ランドクルーザー

ランドクルーザープラド

ミドルサイズSUV RAV4

ハリアー

コンパクトSUV カローラクロス

CH-R

ライズ

ヤリスクロス

軽SUV

SUVを検討する場合は、どのシーンでよく利用するかを把握したうえで自分の気になる車を選んでみてください。

トヨタが販売する4WD(四駆)は6種類

トヨタ自動車が販売する4WD(四駆)は、駆動の切り替え方法や仕組みによって6種類に分かれています。

トヨタが販売する4WD(四駆)
  • E-Four(電気式4WD)
  • パートタイム4WD
  • フルタイム4WD
  • ダイナミックトルクコントロール4WD
  • ダイナミックトルクベクタリングAWD
  • アクティブトルクコントロール4WD

それぞれの特徴を知った上で、どの4WD(四駆)を選ぶかを検討してみましょう。

トヨタが販売する4WD(四駆)①:E-Four(電気式4WD)

E-Fourとは、ハイブリッド車専用の駆動システムです。

前輪をエンジンとフロントモーター、後輪をリヤモーターで駆動し、FFから4WDへの切り替えを自動で制御します。

自動制御によって、走行中に手間取ることなく駆動の変更ができ、発進も加速も安定した走りを実現。

さらに、ハイブリッド車として燃費性能も高さを維持できる点は、4WD(四駆)の中でも大きなメリットといえるでしょう。

トヨタが販売する4WD(四駆)②:パートタイム4WD

パートタイム4WDとは、4WDと2WDを利用シーンによって切り替えるシステムです。

通常は2WDで走行し、山道や雪道の悪路を走行する場合にはドライバーが手動で4WDに切り替えます。

パートタイム4WDの注意点は、「センターデフ」(前後のタイヤの回転差を調整する装置)が付いていない点。

センターデフがないことで、路面でのカーブ走行時にタイトコーナーブレーキング現象が起こる危険もあるため、通常走行では2WDに切り替えておきましょう。

トヨタが販売する4WD(四駆)③:フルタイム4WD

フルタイム4WDとは、常に4WDを維持して走行するシステムです。

常に4つのタイヤそれぞれにエンジンの力が伝わっており、快適な走行性能を実現しています。

フルタイム4WDには、パートタイム4WDで注意点として説明した「センターデフ」が搭載されているため、普段の走行でも4WDを使った運転が可能。

雪の多い地方で運転する機会が多い人や、悪路を走行する機会が多い人はフルタイム4WDがおすすめといえるでしょう。

トヨタが販売する4WD(四駆)④:ダイナミックトルクコントロール4WD

ダイナミックトルクコントロール4WDとは、電子制御によって2WDと4WDを自動で切り替えるシステムです。

直進時には、低燃費を実現する2WD、悪路走行時には力を伝えやすい4WDに自動で切り替わります。

さらに旋回時には車の速度や舵角などの情報を察知して、ドライバーの運転を予測。

予測した情報に基づき、最適な駆動力を自動で配分することで、安定した走行を実現しています。

トヨタが販売する4WD(四駆)⑤:ダイナミックトルクベクタリングAWD

ダイナミックトルクベクタリングAWDとはタイヤに伝える力の配分を自動で制御するシステムです。

ダイナミックトルクベクタリングAWDには「トルクベクタリング機構」が採用されており、走行状況に応じて前輪と後輪の左右のタイヤのトルク配分を調整します。

トルク配分の調整により、旋回時の車両の安定性やトラクション性能が向上。

さらに、「ディスコネクト機構」によって、4WDが必要ない場面では自動的に2WDに切り替えることも可能です。

トヨタが販売する4WD(四駆)⑥:アクティブトルクコントロール4WD

アクティブトルクコントロール4WDとは、2WDと4WDを電子制御により自動で切り替えるシステムです。

直線走行や、舗装された道路での通常運転であれば、低燃費である2WDを選択し、4WDが活躍する場面である、発進・加速時や滑りやすい路面での走行時、旋回時には4WDに切り替わります。

自分で調整することなく、電子制御で走りやすい状態を保ってくれるため、高い走行性能を実現しています。

中古車の4WD(四駆)を購入する際の注意点

ヤリスクロス

中古車の4WD(四駆)を購入する際は、以下の3点に注意しましょう。

中古車の4WD(四駆)を購入する際の注意点
  • 点検記録を確認する
  • 前の使用者の住んでいる場所・運転していた場所をチェックする
  • 足回りの錆や故障を把握する

4WD(四駆)は、雪道や砂利道での走行に強いという特徴から、購入した人によって車の状態が異なる場合があります。

悪路での走行に強いからとはいえ、それぞれの部品は2WDと同じものを利用しているため、雨や雪に触れる時間が多ければ汚れや錆などで車自体が劣化する時間が早くなります。

購入してすぐに修理が必要になるなどのトラブルを防ぐためにも、4WD(四駆)の中古車を購入する場合は、車の状態や前の車の所有者のメンテナンス履歴を確認しておきましょう。

まとめ

今回はトヨタ自動車の発売する4WD(四駆)について、ランキング形式でおすすめの車種を紹介しました。

同じ4WD(四駆)でも、ボディタイプによってさまざまな種類があることが分かりました。

ライフスタイルや家族の有無、利用シーンによって、その人にあった車は異なります。

今回紹介したランキングを参考に、自分に合った車を見つけてみてください。

また4WD(四駆)の中古車購入を検討している人は、紹介した注意点を参考に比較してみましょう。

本記事が参考になれば幸いです。

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